青森県で結成され、謎に包まれたまま活動を続けるamazarashiというロックバンドを紐解いていきます。
「amazarashi」はグループなのかソロなのか、はたまたどんな姿なのかと、バンド名の由来や経歴と魅力も合わせてお伝えしていきますので、ぜひ、最後までご一読いただけると嬉しいです。
amazarashiはソロ?どんなグループなのか
amazarashiとは、一体どんな音楽グループなのか、不思議な存在の謎に迫っていきます。
amazarashiは2人組
amazarashiは、青森県を拠点に活動し始めた2人組で活動するロックミュージシャンです。
男女ペアでの絶妙なコーラスバランスや、メッセージ性の強いamazarashiの歌唱と口上は大変反響があります。
amazarashiによるベテランロックバンドのステージは、国内のみならず海外でもライブ活動を行い、世界中のファンがライヴを心待ちにしていることも明らかになっています。
amazarashiの経歴
2007年、amazarashiの前進となるバンドSTAR ISSUEを秋田ひろむさんが中心となり結成。
2007年中にバンド名をSTAR ISSUEから「あまざらし」に変更します。
FM青森で紹介された楽曲が、以前所属した事務所の担当者の耳に止まり、音楽活動のための契約を交わします。
2009年、青森県内のCDショップでインディーズデビューアルバム『光、再考』を発売。
2010年、バンド名をあまざらしから「amazarashi」に変更し、ソニーミュージックアソシエイテッドレコーズから『爆弾の作り方』というミニアルバムをリリースしてメジャーデビューします。
デビュー後は、毎年のようにCMやアニメなどメディア関連のテーマソングに楽曲が利用され、amazarashi自身の姿は見せずとも、amazarashiの音楽が世に広がっていきます。
人付き合いが得意ではないというボーカルの秋田ひろむさんは、デビュー後は公に顔出ししないことをモットーに、ライブでも顔出しなしでスクリーンをステージの前方に置き、表情は非公開で活動し続けています。
amazarashiがステージ前にモニタースクリーンを張り、映像を流しながら演奏するスタイルは確立され、今日も国内外でライブ活動を行うのです。
amazarashiの由来
amazarashiというバンド名は、「日常に降りかかる悲しみや苦しみを雨に例え、ぼくらは雨ざらしだがそれでも歌いたい」という気持ちから命名されています。
「アンチニヒリズム」をコンセプトに辛辣な歌詞を描くamazarashiは、ボーカル&ギターの秋田ひろむさんと同郷の作家である、太宰治や寺山修司の影響を大きく感じさせます。
amazarashiのメンバー
amazarashiの正式メンバーは二人ですが、ライヴ活動にはギター・ベース・ドラムスの三人のメンバーを加えて活動しています。
ミステリアスなロックバンド「amazarashi」のメンバーを、それぞれ担当別にご紹介していきます。
秋田ひろむ
秋田ひろむさんは、amazarashiのボーカル&ギター担当のメンバーです。
1980年3月25日生まれ、青森県上北郡横浜町出身で、活動当初はむつ市在住だったところ、2014年から青森市在住となっています。
amazarashiの前は別バンドを組み、7年間ほど東京で活動しましたがうまくいかず、青森に戻って音楽活動を続け、amazarashiとして成功しています。
秋田ひろむさんはamazarashiでの活動のほか、菅田将暉さんや中島美嘉さんに楽曲提供をしています。
豊川真奈美
豊川真奈美(とよかわまなみ)さんは、amazarashiのキーボードを担当するメンバーです。
時にコーラスも担当する楽曲もあります。
プロフィールは非公表なところが多い豊川さんですが、「秋田真奈美さん」でもあるのです。
2014年にファンクラブ限定の会報で、秋田ひろむさんとの結婚が発表されています。
ライブなどではサポートメンバーが参加している
amazarashiのライブ活動では、メインで活動するボーカル&ギターの秋田ひろむさんとキーボード&コーラス担当の豊川真奈美さんのほか、ギター・ベース・ドラムスの三人のメンバーが加わります。
また、amazarashiのツアーコンセプトにより、バイオリンやコントラバスなどの弦楽器奏者もサポートメンバーに迎え、バンドのリズム演奏に重厚感を増してステージパフォーマンスを行います。
amazarashiの魅力
amazarashiの魅力は、心のこもったライヴパフォーマンスが一番に上がり、歌唱だけでなく口上も圧倒的なメッセージ性を持ち、オーディエンスを勇気づけています。
アートと音楽が融合されたamazarashiのアニメーションMVも、実際に文化庁メディア芸術祭で優秀賞に輝くなどし、世界中のファンにも評価されるほどの人気ぶりです。
さらに、スガシカオさんやミスチルの櫻井さんなどの著名なアーティストや、俳優の横浜流星さんをはじめ、多くのタレントからもamazarashiの音楽やライヴが支持されています。
amazarashiの代表曲
青森発のロックバンド「amazarashi」を代表する3曲をご紹介いたします。
これまでにゆっくりamazarashiの音楽を聴いたことがなかった方も、今回を機会にぜひ、ご視聴いただけると幸いです。
空に歌えば
amazarashiの『空に歌えば』は、2017年にリリースされ、アニメ「僕のヒーローアカデミア」のオープニングテーマに起用された楽曲です。
空に歌えばのMVでは、amazarashiのルーツである故郷のシンボル的な建物のアスパムや、青森駅前公演などの風景も演出されています。
人生の苦悩などを嘆くメッセージ性の強い楽曲でありながら、「足掻け」という歌詞の独特なチョイスで、ヒロアカの主人公のイメージと重なり、独創性のあるアーティスティックな作品です。
季節は次々死んでいく
『季節は次々死んでいく』は、amazarashiが2015年2月にリリースしたファーストシングルです。
命に重きを置き描かれた歌詞に深みがあり、アニメ「東京喰種」のエンディングテーマにも起用された楽曲。
MVは、女性が一人で一心不乱に生肉を食べ続けるシーンが続き、刺激的であり衝撃的な印象が強いものです。
境界線
amazarashiの『境界線』は、TVアニメ「86ーエイティシックスー」の第2クールエンディングテーマソングです。
ハイテンポで疾走感のある曲調や歌詞が、「86」の世界観にもピッタリの楽曲です。
絶望の中にも希望が見えると感じられるメッセージを送る、amazarashi特有の癒し系音楽となっています。
まとめ
謎に包まれているロックバンドamazarashiについて、ご紹介してきました。
2人組のamazarashiですが、実は二人は2014年に夫婦となっていたことも明らかになりました。
絶妙なコーラスがとても魅力のamazarashiの歌唱は、実はウマが合うと本人たちが言うほどの夫婦による音楽となっていたのです。
今回の特集で、国内のみならず海外でもライブ活動が盛んなamazarashiの音楽と世界観を、お近くで公演予定があった際には是非、ご覧いただけるきっかけにしていただけると嬉しいです。
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