ヨルシカのメンバー・由来を紹介!人気曲・魅力・経歴を徹底調査

バンドサウンドに主軸を置いた楽曲が多いことで知られる男女2人組のロックバンド『ヨルシカ』。

「思想犯」や「晴る」などいくつかの代表曲がありますが、そもそもヨルシカとはどんなグループなのでしょう?

また、メンバーであるコンポーザーのn-bunaさんとボーカルのsuisさんの2人のプロフィール情報についても気になりますよね。

今回は以上のような内容に加えてヨルシカの人気の理由についても考察していきます。

目次

ヨルシカってどんなグループ

ヨルシカは2017年に結成し、その後2019年にメジャーデビューしたグループです。

特に表立ったメディア出演がないにも関わらず若者達の心を虜にしていますが、一体彼らはどんな奇跡を歩んできた人達なのか気になる人もいると思います。

そこで以下の各見出しでヨルシカの経歴と由来をまとめてみました。

ヨルシカの経歴

前述したようにヨルシカは2017年に結成されたグループですが、コンポーザーのn-bunaさんは元々ボカロPとして活動していました。

ニコニコ動画に次々と投稿された作品の評判は良く、ボカロP時代から人気と知名度のある人物だったようです。

そんなn-bunaさんがもう一人のメンバーであるボーカルのsuisさんと出会ったのは自身のライブでした。

suisさんはn-bunaさんのライブにゲストボーカルとして登場していて、それがヨルシカ結成のきっかけになっています。

ヨルシカはデビュー後の人気が凄まじくセカンドミニアルバム「負け犬にアンコールはいらない(2018年5月)」ではオリコン5位にランクイン。

2019年8月には「エルマ」というアルバムを発売していますが、壮大な世界観が多くの人の心を繋ぎ止めてLINEMUSICチャートなど複数のアルバムランキングで1位に輝きました。

2019年からはライブ活動がスタートし、2023年1月から2月には大阪城ホールと日本武道館で単独のライブを開催するという快挙を達成。

現在までヨルシカは名実ともに人気ロックバンドの一角を担う存在として活躍しています。

ヨルシカ由来

ロックバンド『ヨルシカ』のグループ名ですが、「雲と幽霊」という楽曲の歌詞から採用したものであることが分かりました。

「雲と幽霊」はn-bunaさんのミニアルバム「夏草が邪魔をする」に入っている楽曲です。

実際に歌詞を見てみると「夜しかもう眠れずに」という部分がありました。

「ヨルシカ」に該当する部分は他に見当たらないので、グループ名はここから取ったもので間違いないでしょう。

上のXにもURLが出ていますが「夏草が邪魔をする」は現在でもYou Tubeで視聴することができます。

グループ名の由来が分かると、「夜しかもう眠れずに」を聞けばすぐに「ヨルシカ」が連想されるのではないでしょうか?

歌詞から由来を取ったことで、より親しみが感じられますね!

ヨルシカのメンバー

繰り返しになりますが、ヨルシカにはコンポーザーのn-bunaさんとボーカルのsuisさんの2人のメンバーがいます。

人気ロックバンドを支える2人はどんな素顔を持っているのでしょうか?

ここでは簡単なプロフィールを交えて、彼らの詳細に迫っていきます。

n-buna(コンポーザー)

本名非公開
生年月日1995年8月17日
出身岐阜県
年齢28歳(2024年1月時点)

ヨルシカのコンポーザー担当のn-bunaさんは、作詞・作曲も手掛ける多才な人物です。

n-bunaさんが音楽に目覚めたのは中学2年生の頃で、エレキギターを購入したことがきっかけでした。

その後は更に母親からプレゼントされたノートパソコンでDTMを始めています。

ボカロPとしての活動をスタートしたのは2012年。

『アリストラスト』の動画投稿から始まり、2015年7月には初のメジャーアルバムをリリース。

『花と水飴、最終電車』という楽曲で90万近い再生回数を叩き出しました。

以下の動画の0:20分頃から曲が流れ出します。

更にボカロP時代はニコニコ動画のVOCALOIDカテゴリで1位に輝いたこともあるそうです。

ざっと経歴を見ただけでも音楽の才能に恵まれていることが分かりますね!

ちなみにn-bunaさんは顔を公開していませんが、ライブの最前列で顔を確認できた人はいます。

ライブはスモーク演出付きなので、最前列辺りでないとしっかりと顔を見れないのでしょう。

積極的に顔を公開しないのは、自分が前に出過ぎて先入観を持たれないようにするためのようです。

こうした要素もヨルシカが人気の理由に繋がっているのではないでしょうか?

suis(ボーカル)

次に紹介するのはヨルシカのボーカル担当のsuisさんです。

残念ながらsuisさんは詳しいプロフィールを明かしていないものの、幼い頃から歌が大好きで小学生時代はカラオケに夢中だったことが分かっています。

歌を口ずさんだり鼻歌を歌うこともありました。

またsuisさんはミュージカルの他に、ボカロの初音ミクと鏡音リンを好きなものとして挙げていました。

ここからも元々音楽に興味があったことが伝わってきますが、本人曰く歌手を目指そうと思ったことはなかったそうです。

n-bunaさんともう一人の友人に出会い、それがきっかけでヨルシカに誘われたことが明らかになっています。

suisさんが人気ロックバンドとして活躍できるようになったのは、まさに運命の導きによるものだと言ってもいいでしょう。

彼女もn-bunaさん同様に顔を公開していませんが、やはりライブ最前列では顔を見たという声が寄せられています。

ちなみにsuisさんはn-bunaさんのことを「君付け」で呼んでいますが、これは同じバンドで活動する仲間に対しての自然な呼び方です。

もしくはsuisさんのほうが年上の可能性も否定できません。

ヨルシカの人気の理由

美しい歌声と小説の作品世界を忠実に再現し、多くのファンが増えているヨルシカ。

今や次世代アーティストの代表格に進化した2人は何故こんなにも人気なのでしょう?

ヨルシカが人気の理由はいくつかあるので早速紹介していきます。

n-bunaさんの音楽と物語を融合させた作品

ヨルシカの楽曲にはそれぞれに物語性があります。

複数の楽曲が一つにリンクし、最終的には一つの壮大な物語を形作っていくのです。

そこにn-bunaさんが手掛ける音楽が加わることで、ヨルシカの作品はやっと完成します。

また、n-bunaさんの脳裏には鮮明に映し出された物語のストーリーがあるそうですよ。

彼が創造した音楽と物語が融合された作品は、多くの人の心をガッチリ掴んで離さないほどの魅力があると言えるでしょう。

若者が経験するような苦悩や葛藤が共感されている

ヨルシカの楽曲には、若者が経験するような苦悩や葛藤が物語として挿入されています。

そんな物語性に共感を抱く人が多いのも人気の理由の一つです。

例えばメンバーのn-bunaさんは商業的に売れる作品ではなく、自分達だけのための作品を作ろうとしていました。

しかし生活のためには商業的な音楽作品を作らなければなりません。

過去のインタビューではそんな自己矛盾を強く抱えながら、音楽に向き合ってきたことを明かしています。

彼がそれを強く感じたのは19歳や20歳の頃なので、まさに苦悩や葛藤に悩まされていたことになりますね。

こうした実体験が曲に反映されているからこそ、n-bunaさんの作る音楽に共感する人は多いのでしょう。

ボーカルsuisさんの透き通った声が人気

最後にもう一つヨルシカが人気の理由を挙げるなら、やはりボーカルのsuisさんの美しい歌声です。

suisさんはとても透き通った声を持つ人で、彼女を評価する人は後を絶ちません。

実際に本人が歌っている楽曲を聴いてみましょう。

You Tubeのコメント欄には「透明感えぐすぎた」「歌声にはまった」など、称賛する声が多数寄せられていますね。

ヨルシカの個性的な音楽にはsisuさんの感情たっぷりの歌声がピッタリです。

n-bunaさんの音楽と物語との融合は、人々の心を熱くさせています。

ヨルシカの代表曲

絶賛人気急上昇中のヨルシカには魅力的な楽曲が数多く存在します。

どの曲も独特な世界観があるので、何度も耳が痛くなるまで聴いてみたくなりますよね。

以下ではヨルシカの代表曲を3つ挙げていきます。

だから僕は音楽を辞めた

1stフルアルバム『だから僕は音楽を辞めた』はヨルシカの代表曲の一つです。

物語の主人公は音楽の道を諦めた青年「エイミー」。

彼は旅を続けつつも、音楽という目標がなくなり自暴自棄になっていて、将来への不安も抱えていました。

どうやら音楽家になる夢は叶わなかったにも関わらず、音楽への未練を断ち切れていないようです。

旅をするエイミーは自分の心情をエルマへの手紙(楽曲集)に綴っています。

本当に音楽を辞めて正解だったのかという若者・エイミーの苦悩と葛藤がよく分かる楽曲です。

思想犯

『思想犯』はヨルシカのアルバム『盗作』に収録されています。

タイトルにある『思想犯』は、ジョージ・オーウェルという作家が書いた『1984』という小説から持ってきたそうです。

1984はあらゆるものが監視された近未来の世界が舞台で、全体主義国家により統制された世界を危惧する内容になっています。

そもそも思想犯とは人とは異なる考え方や生き方を望む人のことを指しており、それがタイトルに込められた意味です。

肝心の歌詞の元ネタは、大正時代を生きた尾崎放哉という俳人の俳句と人生になります。

「漂泊の俳人」と呼ばれるほど著名な俳人の尾崎放哉は、元は東京帝国大学卒のエリートでした。

しかし現実社会に出ると複雑な人間関係などに悩まされ、会社を転々とすることになったそうですよ。

妻とは離婚し病にも犯され、絶望的に苛まれた尾崎放哉。

もう世の中に復帰するのは不可能だと思った彼にはまだ俳句というものがありました。

深い孤独や苦悩、世を忍ぶ無常感などを抱いていたものの、逆にそれを生かし飛躍的に俳句の才能を伸ばしていきます。

それこそ人とは異なる考え方や生き方を選択したことになりますね!

タイトルの意味合いを考慮すると、俳人・尾崎放哉は「思想犯」の要素を満たしていると言えるのではないでしょうか?

長くなりましたがヨルシカのアルバム『思想犯』からは、彼の生き様・俳句が連想されます。

ただし、歌詞中には自己解釈的な尾崎放哉を憑依させているようにも思えました。

この辺りがヨルシカとして、思想犯の独特な世界観を表現しているとも解釈できますね。

晴る

最後にヨルシカの楽曲として紹介するのは、1期第2クールの『葬送のフリーレン』OP曲となっている『晴る』です。

この『晴る』という楽曲には、躍動感溢れるリズムの中に強いメッセージが込められていました。

そこでここではXに投稿されていたファンの声を参考に、強いメッセージとは何かを考察していきます。

以下の投稿では「貴方の目はビイドロ」と「雨でさえ貴方を飾る晴る」の2つに触れていますが、まずビイドロというキーワードは歌詞中に複数散りばめられているようです。

ビイドロ=透き通った和ガラスなので、ビイドロを通して心の奥底に隠された心情が見れると解釈できるのではないでしょうか?

ただ、「貴方の目はビイドロ」の部分については、確かに涙がビイドロのように光を反射すると読み解くこともできます。

また「雨でさえ貴方を飾る晴る」については、雨=涙で貴方がビイドロのように眩しいとコメントしていますね。

雨が涙で悲しい気持ちになるなら、晴るは「晴れ」で晴れやかな気持ちを表現しているのでしょう。

やはりここでもビイドロというキーワードが出てくるので、ヨルシカはビイドロに重きを置いていることが分かります。

同じキーワードでも別の意味合いになっていることもあるので、歌詞の考察はやめられません。

まとめ

ヨルシカの魅力や人気の秘訣、代表曲などについて触れてきましたが、如何でしたでしょうか?

彼らには多くの人に支持される理由が複数あることが分かりましたね。

積極的に顔やプロフィールを公開していないとはいえ、独特な世界観や美しい歌声で人の心を繋ぎ止めるなんてなかなかできることではありません。

きっと今後も日本の音楽界を代表するような存在であり続けていくでしょう。

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この記事を書いた人

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