森鴎外『ぢいさんばあさん』江戸川乱歩『モノグラム』小泉八雲『雪女』
朗読タイムレスストーリーシリーズ⑦

イベント詳細
朗読タイムレスストーリーシリーズは、主に明治、大正、昭和時代の小説や随筆作品を、朗読を通して現在に描き出す朗読公演。山本周五郎『季節のない街』、森鴎外『最後の一句』、菊池寛『青洞門物語』という人間の葛藤や許し、たくましさと希望を描いた名作から、宮沢賢治『永訣の朝』、中島敦『山月記』、北原白秋『砂山』といった詩情と幻想に満ちた作品群を日本近代文学館にて上演。本作はその第七弾となる。
朗読を務めるのは、ヴァンニャ・ダルカンタラ監督『KOKORO』や、木村文洋監督『息衝く』などに出演する無名塾出身の俳優・長尾奈奈。声の仕事には、佐藤大介監督『狭霧の國』、オーディオブック声の書店「日本近代文学名作選」(audiobook.jpほか)などがある。
当日は日本近代文学館にて「教科書のなかの文学/教室のそとの文学Ⅲ―森鷗外「舞姫」とその時代」展覧会開催日。(受付一階/拝観料 一般300円、中学生・高校生100円)。
◉森鴎外「ぢいさんばあさん」
文化六年の春、ある邸に隠居所がつくられ、老夫婦が暮らし始めた。二人は仲睦まじく、「あれは夫婦ではあるまい兄妹だろう」という者もあった。そんな評判の夫婦には、実は三十余年の長きにわたり会うことも叶わず、それぞれに歳月を過ごしていた過去があった……。
◉江戸川乱歩「モノグラム」
失業時代に公園で、ある男から「どっかで御目にかかりましたね」と言われた老守衛の栗原。話をしても接点が見つからないが、ふとした瞬間に、見覚えがある様な気がしてきて……。
◉小泉八雲「雪女」
ある村に、茂作と巳之吉という木こりがいた。冬の日、いつものように森へ出かけた二人は、帰り道で大吹雪にあい、近くの小屋で夜を明かすことにする。ようやく眠りについた巳之吉であったが、顔に降りかかる雪で目を覚ますと、部屋の中に白装束の女がいて……。
出演者
【作】森鴎外、江戸川乱歩、小泉八雲
【出演】長尾奈奈
【会場】日本近代文学館
【日程】2025年 7月12日(土) 14時30分開演(14時開場)
【主催】ROUDOKU.TALKER.JP
【協力】株式会社 仕事
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