◇みどころ
緻密な音が幾重にも重なり合うことで果てしない宇宙を描くクセナキスの楽曲は、木・金属・皮など、この世界に存在する様々な素材の楽器を用いて奏でられます。その原始的なリズムが時を刻みつけて辿りつく先は、日本的な「間」にも似たミニマリズムの境地。生涯日本に憧れを抱いていたというクセナキスの名曲「ルボン」「プサッファ」を、加藤訓子のソロ+中所宜夫の能舞で上演するほか、世界的にも演奏される機会の少ない大曲「プレイアデス」の全楽章を、実力派揃いのIX PERCUSSION αの手によって一挙上演します。空間に舞い、響き合う音の粒を、ここ豊橋でぜひ体感してください。
◇プログラム
・Rebounds a.b. ルボン a.b.(1987-89) ― 中所宜夫(能舞)+加藤訓子(パーカッション)
・Psappha プサッファ(1975) ― 中所宜夫(能舞)+加藤訓子(パーカッション)
・Pleiades プレイアデス(1978-89) ― IXパーカッションα+加藤訓子(指揮)
Ⅰ. Melanges ― mixtures [総合]
Ⅱ. Metaux ― metals:sixxens [金属]
Ⅲ. Claviers ― keyboards [鍵盤]
Ⅳ. Peaux ― skins [太鼓]
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