【公演概要】
カレル・チャペック作 阿部賢一翻訳 銀ゲンタ演出
日時:2024年5月29日(水)~6月1日(土)
劇場:スタジオあくとれ
主催:オフィスリコプロダクション株式会社
【あらすじ】
1937年、カレル・チャペックにより書かれた作品。未知の感染症が蔓延し、数多の人々が死ぬ世界に、唯一の治療法を知るという医師がレーンが現れた。ガレーンは平和を望み、争いをなくしたら治療法を教えると条件を出す。しかしその願いは聞き入れられず情勢は悪化、人々は戦争への道を進んでいくのだった。
今回の上演にあたり、訳者 阿部賢一先生より以下コメントを頂戴しています。
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チャペックの戯曲『白い病』は、第二次世界大戦前夜の1937年に発表された。新型コロナウイルスが猛威を振るい始めた2020年春、『パンデミック』を描く作品の先見性に衝撃を受け、私はこの作品を訳出しはじめた。だが、その後、ふたたび衝撃を受けることとなった。「戦争」を描く本作の設定が、ウクライナやガザで現実のものとなったからである。それゆえ、今回の上演は、この作品の意義を考えるまたとない機会となるだろう。
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