【ギターの自宅練習】おすすめ練習法や必要な演奏環境について解説

ギター自宅練習について
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「ギターを始めたい」と憧れることは比較的多いですが、実際ギターを始めるのはハードルが高いと感じていませんか。

ギターを始めるには「騒音対策はどうしたらいい?」「自宅での練習は具体的に何が必要?」と行動に移すには躊躇してしまいがちな問題が意外に多いからでしょう。

しかしギターを弾いてみたいと興味を持ったのなら始める前に諦めるのはもったいないとは思いませんか。

この記事では、ギターを始めるにあたり、自宅練習での騒音対策や実際自宅での連取に必要なものを徹底解説します。

ギターを始めることに躊躇している人の疑問や心配を少しでも減らすことができれば幸いです。

監修者

聴きこむ編集部

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ギターの自宅練習で必要な演奏環境

ギターをうまく弾くにはやはり日ごろの練習が不可欠でしょう。うまくなるためには練習は必須です。

そこでまず、自宅の演奏環境の整え方について解説します。防音や消音対策などをしっかり対策をして心置きなくギターの練習ができる環境を整えましょう。

自宅でギターを練習する場合にできる騒音対策

自宅で練習する際最も簡単にできる対策は夜間や早朝の練習を避けるなど時間帯の配慮があげられます。しかし音を出すこと自体がトラブルの元になる可能性が大きいため、ギターの練習音を周りに出さないことが大前提となります。

そこで対策として考えられるのが「防音室の設置」「部屋の防音工事」「楽器化の物件を探す」の3つです。

防音室の設置

1つ目の「防音室の設置」はかなり費用が必要になる対策になりますが、実際に家を建てる予定がある場合や部屋の増設を考えている場合はおすすめです。

初めから防音室として作るので遮音効果はかなり高くなるといえるでしょう。

防音工事を行う

2つ目の「防音工事を行う」は一から防音室を作るのは難しいという人にとって一番現実的な方法といえるでしょう。

防音工事を行う際、特にギターなどの楽器をしっかり練習したい場合は、プロにお願いすることをおすすめします。ネット検索などによるとDIYなどができると紹介されていることがありますが、音は振動で伝わるので自作の防音対策では効果が期待できない場合が多々あります。

業者に依頼する際はギターの練習をするためのものであることをしっかり伝え、何社か見積もりを取り、後悔のない施工にしましょう。

本格的に部屋全体を防音室にリフォームすることも可能ですし、費用を押さえたい場合や、賃貸の場合は防音のユニットを設置することも可能です。

予算や規模を考えて自分に合ったものを選ぶとよいでしょう。

楽器可物件を探す

工事などは面倒だという人には3つ目の「楽器可物件を探す」がおすすめです。

ただし、条件付きの物件の場合、家賃が高くなることや物件自体が少ないことが予想され、なかなか自分の思うようなものに巡り合うことが難しい可能性があります。近くに楽器可物件がないか探すのであれば早めに行動に移すことがおすすめです。

参考:SUUMOで「楽器」で検索した物件
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アコースティックギター用消音・防音グッズを使用する

部屋の防音は費用などの問題が大きくなかなか実行できないことも多いでしょう。その場合、ギター自体に消音や防音グッズを使用することで対策することもできます。

アコースティックギターの練習でおすすめの消音グッズは「サイレントギター」「弱音器」「消音用のピック」です。

サイレントギター

「サイレントギター」は練習がしっかりできると人気の商品です。費用は掛かりますが、防音設備を整えることに比べるとかなり抑えることができます。

外には音が響かず自分にはしっかり音が聞こえることが最大の特徴で、指の動きなどもしっかり練習可能です。

消音器

「消音器」は弦を押さえる「ミュート」、音の響きを遮る「サウンドホールカバー」などがあります。どちらも費用がかからないのでおすすめです。

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ミュートには弦を抑え込むベルト状のものや、弦の下に装着して音が響かないようにするものなどあるので使いやすいものを探してみると良いでしょう。

サイレントピック

「サイレントピック」と呼ばれる消音用のピックを使えば、アコースティックギターの音を半減させる効果が期待できます。

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薄い素材や高圧縮羊毛できていてかなりの消音効果がみこめますが、ピッキングの練習には不向きな点や、弾き心地自体は良くないというデメリットもあります。

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アコースティックギターのおすすめ自宅練習法

アコースティックギターの練習を自宅気軽にする方法をお伝えします。ギターを始めたいと思っても、何から始めていいか分からない場合はぜひ参考にしてください。

運指・ピッキングの練習

ギターの上達に欠かせないのがピッキング練習と運指練習です。

ピッキングとはギターの弦を弾くことを指します。ピッキングは、腕を上から下に振り下ろして弦を鳴らす「ダウンピッキング」、逆に腕を下から上に振り上げて弦を鳴らす「アップピッキング」ダウンピッキングとアップピッキングを使う「オルタネイトピッキング」の3種類があります。

ダウンピッキングの練習の際は、意識的に弦にピックをあてるように練習すると音がしっかり出せるようになります。ギターを始めると多くの場合ダウンピッキングから始めるのでしっかり音が出せるように地道な作業のようですが何度も練習して身につけましょう。

アップピッキングだけで弾くことはあまりありませんが、弦に深くひっかけすぎて音がバラバラになりがちなので、バランスよくならせるように練習しましょう。アプピッキングの音がバラバラだと全体の印象として、引っ掛かりを感じてしまうので心地よい演奏のためには練習は不可欠です。ピックを無理につかみ過ぎないように持ち、手首に余分な力が入らないように練習しましょう。

またストロークもピッキングの一つですが、ピッキングは単音をストロークは複数の音を出すものとして区別されることもあります。

ギターを弾く際もう一つ重要なのが運指で、弦を押さえる指使いのことをさします。

練習のコツは指を垂直に立てること、ピッキングとタイミングを合わせること、そして力を入れ過ぎないことです。地道な練習に思えますがしっかり基礎練習をすることでなめらかに指を動かせるようになると滑らかな演奏につながります。

自宅練習アプリを使用する

自宅練習で活躍するツールの一つとしてギターの練習アプリがあります。

メトロノームやチューニングをはじめコード譜、TAB譜などギターの初心者から上級者まで使えるものがたくさんあります。無料のものもありますが有料のものだとスコアなどたくさん見ることができるものもあります。ここでは無料のおすすめのアプリを3つ紹介します。

ギター指トレR

ギター指トレR

ギター指トレR

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初心者でもゲーム感覚で指の動きの練習ができるアプリです。スコアも出るのでモチベーションの維持にも役立ちます。ギターを使用できない場所や少しの空き時間に練習できるので便利です。

Guitar Tuna

GuitarTuna: ギター、コード、チューナー、曲

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Yousician Ltd無料posted withアプリーチ

メトロノームやチューニング機能も付いていて、さらにスマホとつないで練習が可能なアプリです。なんといっても無料アプリなので一度使ってみてもいいでしょう。

Songsterrのタブとコード

Songsterrのタブとコード

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Guitar Tabs LLC無料posted withアプリーチ

無料のアプリ(App内課金あり)ですが、音楽を学ぶのに最適なアプリとしてウォールストリートジャーナルでも紹介されたアプリです。

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エレキギターを自宅で静かに練習が出来るアイテムとは?

エレキギターといえばロックの代名詞といっても過言ではなく、大きな音の印象がありませんか。上達には練習は欠かせませんが大きな音は困りますよね。

そこで、エレキギターを自宅で静かに練習するためのアイテムを紹介します。実はアコースティックギターよりもエレキギターの方が自宅練習に向いているので参考にしてください。

自宅練習用のエレキギターのおすすめ機材

アンプは本来エレキギターを演奏する際音を増幅させたり、調整したりするのに使いますが音を調整して騒音対策として使うこともできます。自宅での練習にはステージ上などで使う本格的な大型のものではなくミニアンプで十分です。

自宅での練習なら大きな音を出す必要がないので軽量化され、電源も乾電池などを使用するミニアンプはおすすめ。置き場所にも困ることがなく持ち運びも簡単なので自宅練習にピッタリです。

自宅練習する場合はヘッドホンを使う

エレキギターの音はアンプでいくらか調節はできますが、アンプから出た音をさらに外に漏らさないためにヘッドホンをしましょう。

ギター練習でヘッドホンをする場合、有線が支流です。無線のものはどうしても音の遅れが生じてしまうので練習に支障が出る場合があるからです。

ただしヘッドホンをするとどうしても本来の音とは違うので違和感がある人もいるでしょう。その場合は、ヘッドホンアンプなどを使用することもおすすめなので検討してみましょう。

自宅でギター音を出しての練習が禁止されている場合

どんなに騒音対策をしても、騒音がゼロにならないことはよくあります。周囲への配慮で自宅での音出しを禁止している場合もあるでしょう。そんな環境でも練習できるアイテムを紹介します。

家でのギターもうるさくない!サイレントギター

サイレントギターとはギターのボディをくりぬきピックアップを取り付けた形のものです。ボディがくりぬかれているため音も響かず、ヘッドホンの使用で音漏れもなく練習できます。

周辺住宅への配慮だけでなく同じ家に住む家族への配慮にもなるでしょう。エレキギターより音質は劣りますが、運指やピッキングの練習はしっかりできる上、重量は約半分程度になるので練習用にピッタリです。

サイレントピックを使用する

サイレントピックとは非常に薄いプラスチックなどでできていて、さらに穴の開いた構造で音を抑えることができるピックです。

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騒音対策としては優秀ですが、ピックを持った感じや弦にあたる感覚が通常のピックと異ることがデメリットでしょう。
しかしミュートやサイレントホールカバーと同時使用でかなりの騒音対策にはなります。

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どうしても自宅でギター練習が出来ない場合は?

どんなに対策しても、自宅での練習を続けられないこともあります。自宅で練習できないなら他に練習できる場所を確保しましょう。あきらめず続けることがギター上達につながります。

音楽スタジオで練習

近くにあればおすすめなのが音楽スタジオです。音楽スタジオというと敷居が高いと感じてしまうかもしれませんが、一般の人でも借りることが可能なので一と検討してみてはいかがでしょう。

音楽スタジオは主に練習をするリハーサルスタジオと録音を行うレコーディングスタジオに分けられます。音楽スタジオというとバンドを組む複数人での練習を想定して大きめの部屋が用意されていることもありますが、個人での利用ができる場所もあるので事前に確認しましょう。

音楽スタジオのメリットは基本的な練習環境が整っていることです。騒音対策だけではなくアンプなどの機材もそろっているので集中して練習に望めます。スタジオによってはギターの弦など消耗品の販売も行っているのでもしもの時にも安心です。

場所によっては学割や長時間割り、複数人や個人の利用など様々な利用方法があるので事前の確認をして快適な練習につなげましょう。

カラオケボックスで練習

音楽スタジオを借りるほどではないけど練習がしたいという場合は、身近にあるカラオケボックスでもギターの練習ができます。本来音が出る場所なので、他のことを気にせずしっかり練習することが可能なところが最大のメリットです。

長時間利用しても費用がかかりすぎることがないので安心してじっくり練習に取り組もことができるのも魅力。

さらに、カラオケボックスの中には機材をつなげて練習することが可能な場所もあるので調べてみましょう。マイクもあるので弾き語りなどの練習ももってこいで恵まれた環境といえそうです。

ただし楽器の持ち込みを禁止しているカラオケ店もあるようなので事前に確認しておくと安心でしょう。

音楽教室で練習

初心者で今からギターを始める人におすすめなのが音楽教室での練習です。教えてもらうということでレッスン料がかかり費用は必要ですが、独学での練習より早く上達する可能性があります。特に個人レッスンであれば、分からないことやつまずいたときすぐに答えを教えてもらえるのはかなり効率がいいでしょう。

音楽教室なら周囲を気にすることなく思い切り練習ができて、間違いがあればすぐに訂正してもらえます。変な癖がついてしまうこともなく上達への近道にもなりそうです。

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自宅で練習する時におすすめのギターアンプの特徴と価格を紹介

自宅でエレキギターを練習する際に必要なのがアンプです。アコースティックギターはギター一本あれば始められますが、エレキギターは周辺機材が必要になります。自宅でのエレキギター練習におすすめのアンプの特徴と価格を紹介します。エレキギターを始めたいと考えているならぜひ参考にしてください。

VOX/Amplug2AC30

自宅でほとんど音を出せないという場合におすすめなのがVOXのAmplug2AC30です。

ギター専用のヘッドホンアンプで、かなり小型で手のひらサイズが特徴。楽器ブランド大手のVOXということで安心感もあります。使い方も簡単で、ギターの本体のジャックにさしてヘッドホンにつなぐだけという手軽さです。

バッテリーは単4電池2本と手軽で、電池の消耗を防ぐための自動電源オフ機能までついています。小型で手軽に使用できる上、騒音対策にも優れているので、練習用アンプとしてはかなり優秀といえるでしょう。またAUXイン端子がついているのでCDやMP3プレイヤーも接続可能で曲をかけながらの演奏も可能で便利です。
現在楽天市場にて5,800円で販売されています。(売り切れや価格変動の可能性があります。)

BOSS/KATANA-MINI

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少しの音なら出しても大丈夫という場合におすすめなのがBOSS/KATANA-MINでしょう。

KATANA-MINはギター初心者だけでなく上級者も納得の音を楽しめるバッテリー駆動のポータブルアンプです。上位クラスのアンプをただ小型化したものではなく、最小限のアンプで最高の音を実現できるように設計されています。ミニアンプでよく使われる音作りではなくアナログ、トーン、スタックの回路搭載でフルサイズのアンプと同じような自然な音作りが可能です。これだけの機能にもかかわらずバッテリー駆動だけでなく、単3電池6本での使用にも耐えるので手軽です。コンパクトな作りのため置く場所を選ばず、屋外での使用にも、もちろんヘッドホン使用により夜間の使用にも活躍します。

アマゾンにて12,100円で販売されています。(売り切れや価格変動の可能性があります。)

BLACKSTAR/ID:COREBEAM

BLACKSTAR
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ある程度音量を上げても大丈夫な環境下でおすすめなのがBLACKSTAR/ID:COREBEAMです。Bass、Electric、Acoustic、Musicの頭文字を名前の由来に持つアンプでエレキギターをはじめベースやアコースティックギターさらに音源の再生までできます。

一台でエレキ用6ヴォイスチャンネル、ベース用2ヴォイスチャンネル、アコースティックギター用2ヴォイスチャンネル、アコースティック・シュミレーター用2ヴォイスチャンネルを用意。左右別々のスピーカーチャンバーでよりクリアで自然なサウンドを実現しました。音質もよくエフェクトも12種類と充実しています。

USBコネクタによりアンプから直接録音することも可能で便利に使えます。

ブラックとアルゼンチン・レッドの二色展開があり、現在アマゾンなどで中古品の販売がされています。(参考価格29,800円程度:価格は変動する可能性があります。)

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まとめ:ギターの自宅練習について

ギターを自宅で練習するというのは周囲に対する配慮が必要になります。ギターの練習は上達には必要不可欠で大事ですが、配慮を欠くと大きな問題に発展する可能性もあるので注意が必要です。主な対策としては

  • 騒音対策として防音室や防音工事を視野に入れる。
  • ギターの消音グッズを活用する
  • 自宅以外の連取場所を確保する

が挙げられます。

できる範囲で騒音対策をし、自分の練習環境をしっかり整えて気兼ねなく練習をすることでどんどん上達していきましょう。

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