ギターがうまくならない原因は?上達できる練習方法について解説!
「ギターを始めたものの一向にうまくならない」こんな経験はありませんか。
ギターの練習をしてもうまくならないと面白くなくて 挫折の原因になることも多いです。
実はギターは自己流で練習することも多く練習の仕方や、上達の方法をなかなか掴めないことはよくあることです。
またギター初心者が1年及び90日以内にやめてしまう確率はかなり高く、90%がやめてしまうとする報告もあるほどです。
この記事では、ギターがうまくならない原因をしっかり解説していきます。原因が分かれば対策を立てることも可能です。
さらに、上達するための練習方法も詳しく紹介しますので、少しでもギターの上達に貢献できれば幸いです。
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ギターがうまくならない6つの原因とは
ギターを始めたからといってみんながすぐにうまくなるわけではありません。
ではうまくいかない原因はどこにあるのでしょう。まずは原因を確認して、自分がどんなところにつまずいているのか知ることが上達への道です。一つずつ確認していきましょう。
ギターがうまくならない原因1:目標がない
なんとなくギターを始めてしまった場合、ギターの上達に影響を及ぼします。
「親のギターが出てきたから」「なんとなく友達に勧められたから」という自分主導の理由がない場合は、なかなか練習する気が起きないことが多く、そのままフェードアウトしてしまうことが多いです。
ギターを弾きたいのであればまずは弾きたい曲や目標となるアーティストを見つけましょう。目標ができると弾きたい曲に向けて練習をするモチベーションが保てますし、何より練習が楽しくなるでしょう。
目標を定めることで、やるべきことが明確になりギターを弾きたい気持ちを引き出すことができれば練習に身が入るようになります。そうなるとギターの練習を続ける理由がはっきりするので続けることができ、上達につながるでしょう。
ギターがうまくならない原因2:思いついたところだけ練習している
思いつきや衝動は瞬発力はありますが、持続性に欠けます。
ギターは一朝一夕にできるようなものではありません。たとえ地味でも基礎練習が必須です。思いつきのメロディーだけ弾いてみたり、いいとこ取りをしようとしたりしてもなかなか続けることは難しいでしょう。
短い曲でも一曲仕上げる努力や練習は達成感があり、次へのモチベーションになります。
初めから難しい曲を思いつきでするよりも、例えば同じ歌手の優しい曲や、優しいコードにアレンジしたものなどレベルに合ったものを練習して一曲仕上げるようにすると途中で挫折することなく上達への道が開けるでしょう。
ギターがうまくならない原因3:基礎練習をしない
「かっこいい曲のかっこいいところを弾きたい」「あの人が弾けるなら自分だって弾ける」と難しい曲にいきなり挑戦しても初心者では弾ける可能性は低いでしょう。
プロは人の何倍も努力してプロと呼ばれる地位を手に入れています。プロになってからも研鑽を磨き、さらなるテクニックを獲得すべくやはり練習しています。
したがっていきなりプロの演奏はできないのです。上達に近道はなく、練習あるのみです。さらに付け加えるなら基礎練習はいくらしても足りないくらい大切で、ギターに限ったことではありませんが、基礎がない人はその上に技術は身につきません。
基礎練習で身についた基礎の技術はそれ以上の技術を身につけるために必要不可欠です。自分が弾きたいと思っている曲も、好きなギタープレイをする人も真似するのであれば基礎は非常に大切で、基礎がなければスムーズな演奏は難しいでしょう。
基礎練習は単調でモチベーションも上がりにくいことは確かですが、基礎がしっかり身につくとたくさんの曲に挑戦しやすいですし、基礎が身につくことで上達します。
飽きずに基礎練習ができるように練習仲間を誘ったり、小さな目標をたくさん設けたりしてモチベーションを上げる工夫をしましょう。
少しでもできるようになったら自分でしっかりできた自分を褒めて次に繋げましょう。
ギターがうまくならない原因4:練習時間が短い
練習が必須ということがわかっていても、学生の場合は勉強や交友関係の事情で、社会人や主婦は仕事や家事で練習時間を確保するのは骨が折れることでしょう。
しかし、練習時間の確保は上達への最大の鍵です。短時間で効率の良い練習ができればベストですが、思うようにいかないことも多いですよね。
練習時間確保にとしてできることは主に「ギター教室に通う」「夜間の練習」「練習場所の確保」の3つ。
ギター教室に通う
1つ目の「ギター教室に通う」はギターの練習時間だけでなく場所の確保もできるため非常に有効です。教室に通うことで仲間ができることがあればこれも良い影響になります。切磋琢磨という言葉があるように、一人でコツコツ練習することはかなりの忍耐が必要ですが、挫けそうな時声をかけてくれる先生や仲間の存在は挫折を遠退け、上達に向かう道を作ってくれます。
夜間練習
2つ目の「夜間練習」は練習時間を捻出するために有効ですが、一点考慮しなければならないのが騒音問題です。防音室や、防音工事ができるのであればするに越したことはありません。
しかし費用もかかるので現実問題として難しいという人も多いでしょう、その場合はギターの消音グッズなどを活用しましょう。消音ピックやミュートは比較的手に入りやすい価格なのでぜひ試してみましょう。サイレントギターであればしっかり演奏できるので練習用のギターとしてはおすすえです。他の消音グッズよりも練習の質も上がり、上達の期待もできます。
練習場所の確保
3つ目の「練習場所の確保」は自宅での練習が難しい場合に有効な手段です。練習場所の候補は主にギター教室、音楽スタジオ、カラオケの3つが挙げられます。
特にカラオケは騒音を気にすることなく長時間の使用も安く抑えられる点でおすすめです。弾き語りの練習にも有効で、場所によっては機材にギターを繋ぐことも可能な場合があります。
カラオケは比較的どこにでもあるのでぜひお試しください。念の為、楽器の持ち込みができるかどうか確認しておくと安心です。
ギターがうまくならない原因5:練習時間に集中してない
ギターの練習に集中できているでしょうか?集中できない理由を見つけて原因を取り除くことで練習に集中できる場合があります。集中した練習は上達に結び付きますよ。
練習に集中できない理由はいくつか考えられますが主に3つ紹介し、改善方法を解説します。
練習方法に問題がある場合
1つ目は騒音問題が発生しているなど、練習環境に問題がある場合です。ギターの練習で注意を受けたことがある場合、十分な対策ができないままだとまたいつ注意されるか気になって練習に身が入りません。自宅の練習環境を見直すか、ギターの消音グッズを使うなどしてから練習に集中しましょう。自宅以外の練習場所を確保するなども有効です。
ギター以外のことが気になる
2つ目はギター以外のものが気になる場合です。例えば部屋に漫画やテレビがある場合、そちらに気を取られて練習できないことがあります。練習が思うようにいかない場合、余計に他のものに注意を逸らされる可能性が高くなります。できればギター以外の好きなものや趣味のものは目に入らない工夫をしましょう。
目標設定が大きすぎた
3つ目は練習がうまくいっていない場合です。少しずつステップアップしていれば、練習にのめり込んでいくこともありますが、低迷していると飽きてきます。目標が大きすぎる場合などにおきやすいため、小さな目標を設定して達成感を味わいながら大きな目標に向かってみましょう。
できることが実感できるようになると上達していることを肌で感じることができるため、飽きずに練習を続けることが苦ではなくなり、上達していくでしょう。
ギターがうまくならない原因6:ギター教室通っても習うだけで満足している
ギター初心者の場合、ギター教室は上達の近道です。理由は一定の練習時間や練習場所の確保ができ、レベルも自分に合ったものを提供してもらえます。
右も左も分からなくて何をしたらいいか分からないことが多い初心者にとってとても効率の良い練習が可能です。さらにわからないところをすぐに教えてもらえることも魅力です。
ただし、ギター教室へ通っているからギターが上手くなるかといえばそうではありません。独学で練習している場合に比べてスタートはスムーズですが、その後の上達はやはり地道な練習です。
ギター教室に通っているというアドバンテージをフルに活かすのであれば、教室以外での練習時間をいかに確保できるかでしょう。
基礎練習は地味ですが、上達には欠かせません。練習場所や時間を確保するのが難しい場合は、ギター教室にいる時間をフルに活用して集中して練習をしてみましょう。
ギターが上手くならない人の特徴とは?
ギターが上達しない人には一定の特徴が見られます。もし当てはまっている場合は、少し自分のギターへの向き合い方を変えるだけで上達の糸口になるかもしれません。
自分の好きな曲・フレーズしか興味がない
自分の好きな曲や弾きたい曲があることはとても大切です。
そこに向けて練習することで上達もするでしょう。
しかし、その曲だけ弾いて満足してしまうとそれ以上の上達は望めません。
「一曲弾ければいいや」ということであれば構いませんが、せっかくギターを始めて、好きな曲が弾けるようになったのであれば、他の曲にもチャレンジしてみることをおすすめします。
無理に興味のない曲を弾くことはありませんが、好きなアーティストがいれば他の曲に挑戦してみるなど幅を広げていくと上達していくでしょう。
プライドが高くアドバイスを聞けない
よくあるのが「下手だと思われたくない」さらには「ギターをしていることさえ知られたくない」というものです。
できないことが恥ずかしくて聞くことができないというのは心情として理解できますが、「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」というように一歩踏み出すとそれ以降のギターライフが一変することもあります。
またアドバイスされたことを素直に聞けないこともあるでしょう。
そんな時は一度冷静になって、一旦アドバイスを受け入れてみると上達の足がかりになることもありますよ。
他人と比較ばかりしてして落ち込んでしまう
「なんでこんなこともできないんだ」「一緒に始めたのにもうあんなに上手くなってる」と自分と他人を比べて落ち込んでしまうことありますよね。人は人となかなか割り切ることは難しいものです。
ただ落ち込んで練習を辞めてしまうと差は開くばかりです。
他人の成功に憧れる気持ちは無くならないので、自分の練習に集中してみましょう。例えば小さな目標を少しずつ立てて、ひとつずつクリアできるよう練習してみます。
達成感を味わうことができ、自信につながりモチベーションの向上にも役立ちます。その積み重ねが上達へとつながるでしょう。
ギターが弾けないことにイライラしがち
「できないから、もー止めた」「こんなのやってらんない」練習しても弾けなかったり、理想の演奏ができなかったりするとイライラしますよね。
イライラの原因はなんでしょうか。できない焦燥感、悔しさ、もどかしさなど様々でしょう。イライラしてきたら一旦その場を離れてリセットがおすすめです。
突き詰めて練習することは時には大切ですが、イライラした状態での練習は身につかないこともあります。一旦離れて新たな気持ちで練習すると案外すんなりできることもあるでしょう。
ギターが急に上手くなる!?ギターを練習する上での考え方とは?
ある日急にギターがすんなり弾ける等の状況を手に入れることがあるようです。ギターを練習する上で上手くいく考え方やコツを解説します。
目指すべき目標をつくる
目標を作ることは上達の第一歩と言えるでしょう。「この曲が弾きたい」「このアーテストの曲が好き」といった目標は上達のモチベーションを支えてくれます。
ただし注意点は初めから難しいものにチャレンジしないことです。
矛盾しているように見えますが、大切なことで、最終目標のためにするべきことを細かく分け、小さな目標としてたくさん掲げ、一つずつクリアしていくようにしましょう。達成感を味わいながら最終目標に進んでいく方が、自信もつくので上達を促します。
ある程度の練習量は必要
どんなことにも言えることですが、特に楽器の習得には練習は必須です。
ギターも例外はなく基礎練習をしっかり重ねることで上達します。初めからうまくいかないことを念頭に、しっかり練習しましょう。
プロが簡単そうに演奏しているのは、プロになる前にかなりの練習を積み重ね、プロになってからもその腕を磨き続けているからです。憧れのアーティストに近づくには練習あるのみでしょう。
自分の音を録音してみる
具体的な練習方法の一つとして、自分の演奏を録音し聴いてみるということは有益です。
弾いている時は一生懸命弾くことに集中していてなかなか気がつかないことも、客観的に自分の演奏を聴くことで、自分の癖や直した方がいい場所に気がつくきっかけになります。
逆に上達しているところにも気がつくことができるので、うまくなったことが実感できるというプラスの効果も期待できますよ。
同じ腕のライバルをみつける
自分と同じくらいの腕前の人を見つけて切磋琢磨することも効果的です。
一人で練習しているとできない時に落ち込みすぎて止めてしまいがちですが、ライバルがいると「あの人も頑張っている」と踏ん張ることができます。
相手の進捗に一喜一憂するのは逆効果ですが、お互い頑張り合えるような関係ができればそろって上達する可能性が高まるでしょう。
人前で演奏する・バンドを組む
思い切って人前で演奏してみるというのも一つの手です。一人では勇気が持てないという場合は、仲間に声をかけてバンドを組んでみるのもいいでしょう。
一人ではできないことも仲間がいるとできることもあります。
人前で演奏することで緊張感はかなりありますが、それ以上の達成感が味わえ、大きな自信につながります。さらに拍手をもらったり、「よかったよ」と褒めてもらうことができれば次へのモチベーションとしてはいうことないでしょう。やる気も出るのでおすすめです。
さらにバンドを組んだり、人前で演奏したりする際に他人の演奏を聴くことも勉強になります。自分よりうまい演奏を聞くともっと頑張ろうという気持ちも芽生え、良い効果が期待できます。
ギター教室に通ってプロの指導を受ける
ギター初心者がギター教室に通うのはうまくなるためには非常におすすめです。
理由は自分のレベルに合わせて指導してもらえること、一定の練習時間や場所が確保できること、そしてわからないことをその場で解決できることの3つです。
これまで努力を積み重ねたプロにアドバイスをもらえることは、独学では得られない貴重な体験になることでしょう。
失敗しやすいことや、道具に関することなども相談することができるので効率よく練習が進められます。
まとめ:ギターがうまくならない原因について
ギターが上手くならない原因についてお伝えしましたがいかがでしたか。
練習しなければ上手くなりませんし、練習に関しても集中して取り組む必要があります。
ギターが上手くなるには「目標の設定」「基礎練習」が大切です。さらに「ライバル」や「同じ目標を持つ仲間」の存在も大事とお伝えしました。
すぐにプロのように弾くことはできませんが、練習を積み重ねることでギターの上達は見込めるのであきらめず、続けてみましょう。まずはギター教室やギター仲間を探してみてはいかがでしょうか。