自宅でできるボイストレーニング方法12選とおすすめグッズ5選の紹介
- 「歌がうまくなりたいから、ボイストレーニングをしたい!」
- 「ボイストレーニングを自宅でするには、どういうやり方をすればいいのだろう?」
- 「自宅でボイストレーニングをするのに、役に立つグッズはどんなものがある?」
とお思いの方へ。
最近は自宅でボイストレーニングをする方も増えてきています。
自宅でボイストレーニングの効果を出すためのさまざまなグッズが販売されていますが、本当に効果があるのか気になりますよね。
当記事では、下記の内容についてまとめました。
この記事のポイント
- 自宅でできるボイストレーニング12選
- 自宅でボイストレーニングをするときの注意点
- 自宅でボイストレーニングをするときのおすすめグッズの紹介
当記事をご覧いただければ、自宅でボイストレーニングをする際の方法や自分に合ったグッズを知ることができ、歌唱力がアップするでしょう。
是非最後までご覧ください。
当記事では聴きこむが独自取材・調査し制作をしています。掲載企業から広告出稿料を受領している場合もありますが、コンテンツの内容やランキングの順位決定等には関与しておりません。記事・コンテンツの制作取材方法については記事・コンテンツ制作ポリシーをご覧ください。
自宅でできるボイストレーニング 12選
歌が上手くなりたいと思ったら、まずはボイストレーニングを考えますよね。
毎回カラオケ店に行くとすると通うのも大変だし、教室に通うとお金もかかります。ボイストレーニングもさまざまな方法があり、自宅でできるものもありますよ。
自宅でできるボイストレーニング12選を詳しく紹介します。
腹式呼吸
呼吸の方法には、「腹式呼吸」と「胸式呼吸」がありますが、歌うときに最適な呼吸法は「腹式呼吸」です。
余分な力が入らず、声の通りを良くする効果が期待できます。
腹式呼吸では、横隔膜が下がり胸部からお腹にたくさん空気を入れることができます。吐く息の量も多いため、息を吐いたときに声帯がしっかり振動し、安定した声を出すことができます。
また、今まで長いフレーズを歌うのが苦しかった人は、「腹式呼吸」を意識すると、ラクに歌えるようになるでしょう。
腹式呼吸は歌を上手く歌うのに欠かせない呼吸法です。
自然にできるように練習しましょう。
音程練習
歌を上手く歌うには、音程がしっかりとれることも大切です。
音程を取る練習は難しくありません。ピアノやギターなど、音程が出せる楽器があればすぐにできます。
楽器で「ドー」という音を出して、同じ音を声に出します。音を段々上げていき、どの音階でも同じ音が出せるように練習します。
音感を身に着けると、正しい音程で歌えるようになります。
自宅に楽器がない場合は、ピアノアプリなどで代用できます。
ピアノアプリは無料なので、気軽に使えます。
リズム練習
リズム練習には、メトロノームを使用します。
メトロノームは、一定の間隔で音を刻んでくれるので、音が鳴ったタイミングで手を叩きましょう。
始めは速度を「80」に設定し、少しずつ速度を上げて練習します。手で叩くのに慣れたら、次はメトロノームの音に合わせて、声を出していきましょう。
メトロノームが自宅にない場合は、アプリでも代用できます。
また、「太鼓の達人」など音楽ゲームを利用するのもおすすめですよ。
色々な曲が入っているので、好きな曲だと、飽きることもなく続けやすいのがいいですね。リズム練習もボイストレーニングには欠かせない練習です。
早口言葉
子どものころ、「早口言葉」は誰もがやったことがあるのではないでしょうか。実は、「早口言葉」もボイストレーニングになります。
「早口言葉」は、道具や楽器も必要なく、どこでもできるのですぐに始めることができますね。
ネットで検索すると色々な「早口言葉」がでてきます。
まずは、早く言おうとするのではなく、ゆっくりでいいので、はっきりと発音できるように意識しましょう。
スムーズに言えるようになれば、早さを意識します。
練習のときは、口周辺の表情筋も鍛えるため、口を大きく動かすようにすると、より効果的です。
色々な「早口言葉」に挑戦してみると、楽しくボイストレーニングができますね。
ハミング
「ハミング」も自宅で行いやすいボイストレーニングのうちの一つです。
「ハミング」は、口を閉じた状態で、声を鼻に抜いてメロディを歌うので、小さな音量で練習できます。
「ハミング」のやり方を説明します。
- 口を閉じる
- 腹式呼吸を意識して、鼻から息を吸う
- 鼻を通して、「んー」と声を出す
鼻歌を歌っている感じでするといいでしょう。
「ハミング」ができるようになったら、いろんな音程でできるように練習しましょう。
次に曲に合わせてハミングで音程を取ってみましょう。
「ハミング」の練習で以下の効果が期待できます。
- 声量があがる
- 音程が安定する
- 高い音が発生しやすくなる
- 高い音が発生しやすくなる
- 腹式呼吸が鍛えられる
- ミックスボイスの感覚を習得できる
「ハミング」も特別な道具など必要なく、好きなときにできます。
ストロートレーニング
自宅で手軽にローコストでできるボイストレーニングに「ストロートレーニング」があります。
用意するのは、ストロー1本だけ。
たいていのご家庭にはあるのではないでしょうか。
ストロートレーニングは以下の順で行います。
- ストローをくわえる
- 数回ストローで呼吸をする
- 低い声から高い声をだす
- ストローをくわえる
- 数回ストローで呼吸をする
- 低い声から高い声をだす
力を入れずにリラックスした状態で行いましょう。
呼吸をするときは、息をなるべく長く吸い、長く吐くことを意識します。
1日5セット程度行うのがおすすめです。
ストロートレーニングを続けることにより、お腹から息を吐き出すイメージが自然に身に付くようになります。
タピオカハイトーン
「タピオカハイトーン」をご存じですか?
「タピオカハイトーン」は、YouTubeで話題になったボイストレーニング方法です。
「タピオカハイトーン」は、タピオカミルクティーを飲むときに使われる極太のストローを使った高音発声練習法です。
ユニークなボイストレーニングですね。
「タピオカハイトーン」で使用する極太ストローは、100均や通販サイトで購入できます。
やり方を説明しますね。
- 極太ストローと350mlか500mlのペットボトルを用意する
- ペットボトルに水を7割ほど入れる
- 水を入れたペットボトルに、極太ストローを差し込み、水面から2㎝ほど入れた状態で固定する
- ストローをくわえ、水の中に2㎝ほど入れた状態で一曲歌う
- 極太ストローと350mlか500mlのペットボトルを用意する
- ペットボトルに水を7割ほど入れる
- 水を入れたペットボトルに、極太ストローを差し込み、水面から2㎝ほど入れた状態で固定する
- ストローをくわえ、水の中に2㎝ほど入れた状態で一曲歌う
歌う曲は、自身が高音域でうまくいかない曲が望ましいです。
高音をうまく出せない理由に「空気の吐きすぎ」があげられますが、「タピオカハイトーン」は、空気を吐く量が水圧で強制的に調整されるので、空気を吐く量の感覚がつかめます。
「タピオカハイトーン」の練習は、喉に負担がかかりやすいので、練習のやりすぎには気をつけてくださいね。
リップロール
「リップロール」とは、口を軽く閉じた状態で息を吐きながら、唇を振動させるボイストレーニングです。
「リップロール」は、ボイストレーニングの基礎となります。
やり方を説明しますね。まずはリラックスした状態になりましょう。
鼻を中心にゆっくり息を吸います。唇は閉じます。
次に、鼻から吸った空気を用いて、唇が「プルプル」と振動するように息を吹きかけます。
続くようになれば、音程を自由に上下させながら、リップロールを行います。リップロールがどうしても上手くできない場合は、腹筋を意識してみてください。
息を吸うときにお腹が膨らんでいるか、発声するときにお腹に力が入っているかを確認するといいですよ。
また、リップロールを続けて練習することで、音程やリズムも安定してきます。
インナーマッスルブレスコントロール
インナーマッスルを使ったブレスコントロールも自宅でできるボイストレーニングです。
インナーマッスルブレスコントロールのやり方を説明しますね。
- まず、リラックスして大きく息を吸い込む
- 上下の歯をきれいに噛んで、にこっと笑顔で口を開く
- 「ス―――――」と息を出していく
- まず、リラックスして大きく息を吸い込む
- 上下の歯をきれいに噛んで、にこっと笑顔で口を開く
- 「ス―――――」と息を出していく
簡単にできますし、場所も問わず、騒音も気にしなくて大丈夫です。
インナーマッスルブレスコントロールは、毎日続けることが大切です。毎日、何秒できたかストップウォッチで測定し、メモをすることをおすすめします。
最初は、短い秒数しかできなくても1カ月後には、倍以上の長さができるようになるでしょう。
簡単なトレーニング法に思えますが、ブレスコントロールを続けることで、自然にインナーマッスルを鍛えることができます。
呼吸は、声や歌にとって重要ですので、ぜひ取り入れてみてください。
ドッグブレストレーニング
ドッグブレストレーニングは、名前の通り、犬のような呼吸をするトレーニングです。
イメージできるでしょうか。
力を抜いて、口をポカンと開け、犬のように「ハッハッハッハ・・・」と呼吸をします。
ドッグブレストレーニングを行うことで、呼吸に必要な筋肉が活発になり、大きな声が出しやすくなります。
声が小さくこもってしまう方や、何を言っているのか分からないと言われてしまう方におすすめのトレーニング方法です。
ドッグブレスを行うことで次の効能が期待できます。
- 横隔膜を使えるようになる
- 息をしっかりと吐けるようになる
- 歌の息継ぎが上手くできるようになる
- 声量があがる
- 横隔膜を使えるようになる
- 息をしっかりと吐けるようになる
- 歌の息継ぎが上手くできるようになる
ドッグブレスは、吸うことよりも、吐く動作を意識することがポイントです。
表情筋トレーニング
表情筋を鍛えることもボイストレーニングのうちの一つです。
表情筋トレーニングも道具等は必要ありません。
表情筋のトレーニングのやり方は、五十音順の「あいうえお、かきくけこ、さしすせそ・・・」を声を出さずに、大きな口をあけて行うことです。
声を出さないので、周りを気にせずどこでもできますね。
普段、表情筋を使っていない人は、トレーニングをすることで、顔の筋肉が痛くなる可能性があります。
表情筋トレーニングを続けることで、声の響きや抜けが良くなる効果が期待できるでしょう。
鏡を見ながらするのも、表情が見えるのでおすすめです。
舌のストレッチ
自宅でできるボイストレーニングで最後に紹介するのは、舌のストレッチです。
舌のストレッチの目的は、素早くラクに発音、発声ができるようになることです。歌を歌う上で、舌の影響は大きいので、是非取り入れてみてください。
舌のストレッチのやり方を説明します。
まず、舌全体の緊張をほぐすために、大きく動かしましょう。舌の根元を中心とした筋肉の弛緩を意識することが大切です。
次に、舌を突き出し、腹式呼吸をしましょう。
舌を真正面、真下、左右、真上の方向に動かします。舌のストレッチを行うことで、舌の可動域が広がることで、声がスムーズに出せるようになるでしょう。
自宅でボイストレーニングするときの注意点
自宅でボイストレーニングを行う際、どんなことに注意すればよいでしょうか?音が出るものもありますので、音に対する配慮が必要ですね。
また、効果をあげるために必要な道具も考えましょう。
- 周囲への音が気になる方は環境を整える
- 必要な道具やアプリを準備する
では、詳しく解説します。
周囲への音が気になる方は環境と整える
今回ご紹介したボイストレーニングは、音を気にせずに実施できるものもありますが、中には、周囲への音漏れが気になるものもあります。
歌唱力向上を目指すために、しっかりと声を出したいときもありますよね。
防音対策としては、市販の防音グッズを活用したり、部屋自体に防音対策を取り入れることでできます。
必要な道具やアプリを準備しよう
自宅でボイストレーニングをする際、道具を使わずに声を出すだけでできるトレーニングもありますが、道具やアプリがあるとさらに効率的にトレーニングができます。
あると便利な道具に以下のようなものがあります。
- プロイデア ウタエット ウルトラボイス
- パワーブリーズプラス呼吸筋トレーニング
- Be-Voボイストレーニング器具
ボイトレアプリとしておすすめのものを紹介します。
どれも無料アプリですので、ダウンロードしてお好みのものを見つけるといいですね。
- Smart Metronome&Tuner
- カラオケ診断ーUtaPro
- Pokekara本格採点カラオケアプリ
自宅でのボイストレーニング環境を作るのにおすすめのグッズ
自宅でのボイストレーニングを行う際に、声を出したいけど音を出すのが気になる場合もありますよね。
そんなときにおすすめのグッズがあります。
- 遮音シート
- 防音壁
- 遮音カーテン
おすすめグッズの説明をしていきますね。
遮音シート
遮音シートは防音材として人気のグッズです。通販サイトなどで購入でき、安価なものが多いので、取り入れしやすいです。
遮音シートは、部屋の壁や床、天井に貼り付けることで、防音効果が期待できます。ただし、遮音シートは重さがあるため、壁や天井全てに設置するのは、大変です。
まずは、自分のボイストレーニングを行う範囲だけ試してみるのもいいでしょう。
防音壁
部屋の壁に防音材を取り付けると、かなりの防音効果になります。
防音材を切ったり、張り付けたりする作業は簡単ではなく、またお金もかかってしまいます。
しかし、防音材でオリジナルの防音室を作ってしまうと、声だけでなく、楽器などの音も気にせず使えるようになる利点もあります。
遮音カーテン
窓には遮音カーテンを取り付けるといいでしょう。
遮音カーテンは、生地にコーティングなどの加工がしてあり、音をはね返すことで防音効果をもたらすものです。
遮音カーテンはホームセンターや通販サイトで購入できます。
カーテンは取り付けるだけなので、簡単に取り入れることができます。ご購入の際は、窓のサイズを間違えないように確認しましょう。
自宅でボイストレーニングをするときにおすすめのグッズ
自宅でボイストレーニングをするときにおすすめのグッズを紹介します。ボイストレーニングができるグッズの種類は豊富にあります。
自分が何を鍛えたいのか、音程の正確さや声量、肺活量など、自身の課題は何かを知り、課題に合ったグッズを選ぶことが重要です。
自分に合ったグッズを取り入れ、自宅でのボイストレーニングをさらに効果的なものにしましょう。
パワーブリーズ
「パワーブリーズ」は、骨格筋の筋力トレーニング手法を呼吸筋に応用した筋力トレーニング器具です。
呼吸筋を鍛えることで肺活量や声量がアップします。
使い方は簡単で、マウスピースを口にはめて空気を吸ったり吐いたりするだけです。
「パワーブリーズ」は対応負荷が異なる3種類が販売されています。
緑:初めての方、女性向け
青:日常的にスポーツやトレーニングをしている方向け
赤:プロスポーツ選手向け
最初は、負荷の低い緑か青から始めて、限度までいったら高い付加の赤へ乗りかえることがおすすめです。
スマホと同じくらいの大きさなので、保管場所をとることもなく、持ち運びにも便利です。
ウタエット ウルトラボイス
「ウタエット ウルトラボイス」は、声帯トレーニングや呼吸筋トレーニング、腹式呼吸サポートをしてくれる商品です。
口にくわえるだけで、のどの奥が開くマウスピースタイプです。
鼻から大きく息を吸い込み、全力で「ウー」と声を出し息を吐き切ることで腹式呼吸をサポートし、お腹の底から声を出せます。
歌が上手くなりたい方や、声にハリがない方、声が小さい方におすすめされています。
1日3分程のトレーニングで、自然にのどが開き、伸びやかな声が出るように期待できる商品です。
ウタエットプロ
「ウタエットプロ」は、島村楽器とプロイデアのコラボ商品です。
「ウタエットプロ」の使い方は、まずイヤーパッドを左耳に装着し、ウタエットをしっかりと口に当てます。
ウタエットを口から離さないように注意して、大きな歌で歌います。「ウタエットプロ」を用いて、ボイストレーニングをすることで下記の効果が期待できます。
- 声量アップ
- 高い声が出やすくなる
- 表現力アップ
- 音程力アップ
声量だけでなく、表現力や音程力までアップするのは魅力的ですね。
口に当てて使う商品なので、衛生面が気になる方もいるかと思いますが、本体は丸洗いできるのでいつでも清潔に使うことができます。
1人deカラオケDX 防音マイク
「1人deカラオケDX防音マイク」は、自宅が小さなカラオケルームになり、周りを気にせず、歌うことができます。
使い方もとても簡単です。
自宅にあるテレビやパソコン、スマホなど音楽を再生する機器のイヤホン端子に、「1人deカラオケDX防音マイク」をつなぐだけです。
特殊カバーミュートで音声の音漏れも最小限にカットするので、夜間でもご近所さんを気にせずに使用できます。
「1人deカラオケDX防音マイク」があれば、いつでも好きな時間に、自宅で歌の練習ができます。
本体にエコー機能がついているので、まるでカラオケで歌っているかのように感じますよ。
ロングピロピロ
最後に「ロングピロピロ」を紹介いたします。
子どものころに一度は遊んだことのある、ピロピロ。ピロピロは、息を吹くと紙筒が勢いよく伸びるおもちゃです。
懐かしいピロピロこと、拭き戻しが腹式呼吸エクササイズグッズとして、販売されています。紙筒が最長約1m伸びるので、吹き込みにかかる負担は大きく、腹式呼吸を促します。
紙筒には3つの印があり、吹き込みレベルを3段階で確認しながら息を吐きます。
吹き込んだ後に、紙筒を戻す動作も息をコントロールしながら行うことで、ブレストレーニングになります。
まとめ
ここまで自宅でできるボイストレーニング方法やボイストレーニングで使えるおすすめのグッズについて紹介してきました。
自宅でできるボイストレーニングの要点をまとめると以下の通りです。
- 自宅でもできるボイストレーニングは腹式呼吸や早口言葉、リップロールなどのたくさんの方法がある
- 自宅でボイストレーニングをするときは、部屋の環境を整えたり、必要な道具を準備する
- 自宅で使えるボイストレーニングのグッズは豊富にそろっているので、自身の課題に合ったものを選択する
ボイストレーニングは、自宅でも取り入れることができます。ボイストレーニングは毎日継続することが、大切です。
自宅でできるボイストレーニングはたくさんありますので、ぜひ自分に合った方法を実践して歌唱力をアップさせましょう。
この記事が少しでも皆さまのお役に立てると幸いです。