演出家 鈴木裕美の演劇のことを話す時間 Vol.3 ニューヨークでの俳優とプロデューサーとの間で交わされる契約書について

毎回違うテーマで鈴木裕美が「演劇のことを話す時間」第3回目です。
今回は、翻訳など準備に少々お時間をいただきたいため、隔週と申し上げていましたが1週間後の10月2日に開催します。

鈴木裕美コメント

◉今回のテーマ 
ニューヨークでの 俳優とプロデューサーとの間で交わされる契約書について

今回お話しをお聞きする清野一慧さんは、実はVol.2の「 俳優と演出家のコミュニケーション」 にNYから参加してくださいました。その際、 参加者の皆さんとのディスカッションの中で、「 後輩の俳優などに、『あそこの演技はこうした方が良い』 などと発言する俳優について、演出家はどう思うか」 という話題がありました。その時、とても興味深い発言してくださったのが清野さんです。曰く、NYの俳優とプロデューサーで交わす契約書の中には、「 他の俳優の演技などについて発言する場合は、 演出家の前で行うこと」という一文が入っているとのことでした。 面白い!もっとお話しを聞きたいと思いました。

数は多くありませんが、私はアメリカ、イギリス、韓国、 オーストラリアの演劇人たちと話す機会を持てたことがあります。 そこで感じたのは、 俳優の感じることはどこの国も全く同じなんだな、ということでした。 稽古場で抱えてしまう問題も似通っていることがとても多い。 演技がうまくいかないという問題は、もちろん全世界共通でしょうが、それだけでなく、 演技に集中できないような周辺環境、 例えばパワハラなどの問題も根本的には似ていると思われます。
では、その問題に諸外国はどう対応しているのか、 以前から強い興味がありました。
今回はNYの事例を伺うことで、俳優の仕事、 責任とはなんなのかを考えていきたいと思います。
私が清野さんにインタビューする形で、 NYの契約書の実例を基にお話しを伺い、 参加者の皆様からの質問にも答えていただくつもりです。

◉今後考えているテーマについて

★私の考える良い俳優とは(あくまで私見)
★「かもめ」のあれこれ
★「サンセット大通り」について
★翻訳劇、翻訳ミュージカルについて

などです。

テーマのご要望にはなるべくお応えしたいと思いますので、 是非ご要望をお聞かせください。

◉「演劇のことを話す時間」について

この5月から16回にわたり、オンラインで「戯曲の読み方」ワークショップをやってきました。
その中で、戯曲についての以外の質問にもお答えしていたのですが、オーディションについてや、俳優と演出家とのコミュニケーションについてなどは、多くの方からご質問がありました。
そこで、それらのご質問に特化したお話をさせていただく機会を作ってもいいのだな、と思いつき、「演劇のことを話す時間」 を始めることにしました。
隔週金曜日19時開演です。笑

この数ヶ月、 観劇後のカフェやバーで演劇のことを話す時間が持てなくなっています。オンラインではありますし、 完全な双方向は難しいかもしれませんが、 演劇のことを話し合えたらと思います。

また、40年弱演劇に携わってきて、 私なりにわかってきたことについてお話ししようと思いますので、もし私の話が皆さまの演劇に対するショートカットキーになれたら、本当に嬉しいと思っています。

内容は、毎回設定するテーマに基づき、1時間程私からお話しをさせて頂き、その後は皆様からのご質問にお答えします。 場合によってはディスカッションになると思います。また、テーマによっては、ゲストをお招きし、対談形式をとることも考えています。

音声、画像共にオンにしてご参加いただけますが、任意です。 どちらもオフにして、視聴だけの参加も可能です。
第1回はほぼ半数の方が試聴だけのご参加でした。 第1回をやらせていただき、私としてはリアクションにより、 私の話が通じているのかが把握しやすいので、 画像有りで参加してくださった方がありがたいですが、 本当にどちらでも構いません。

鈴木裕美(すずき・ゆみ)

1982年、日本女子大学在学中に「自転車キンクリート」を結成。「自転車キンクリートSTORE」を含め、ほとんどの公演を演出。現在は小劇場から大劇場、ストレートプレイ、ミュージカル、ダンスと多種多様なジャンルで精力的に活動中。
2011年より個人ユニット「鈴木製作所」を立ち上げ、『ノミコムオンナ』を製作。
最近の主な演出作品に『シラノ・ド・ベルジュラック』、『宝塚BOYS』、『二十日鼠と人間』、『かもめ』、『フローズン・ビーチ』、『絢爛とか爛漫とか』、『サンセット大通り』などがある。

第35回紀伊國屋演劇賞個人賞、第8回・15回・18回読売演劇大賞優秀演出家賞、第10回千田是也賞、第33回菊田一夫演劇賞、07年ミュージカル・ベストテン演出家賞、第61回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

ゲスト:清野一慧(きよの・かずえ)

高校在学中に出演したホリプロミュージカル「ハレルヤ!」 で演出家の鈴木裕美さんに感銘を受け、芸術の道を志す。 早稲田大学卒業後、 NYのニュースクール大学音楽学部を優秀者奨学金を得て卒業。 HAVASI & ハンガリー交響楽団のコンサートにてカーネギーホールデビュー以降、NY Popsオーケストラの登録シンガーとして、 毎年同ホールに出演。「La Boheme」にてオフブロードウェイデビュー。「Live with Kelly and Ryan」で、アシュトン・ カッチャーやアメリカンバレエシアター、 ニューヨークシティバレエプリンシパルらと共演。その他、 Feinstein’s 54 BelowやBirdlandなどでのコンサートに出演。
https://kazuekazami.wixsite.com/ mysite

★日時

10月2日(金)19:00〜20:30

★参加券 1,500円 

★定員 最大90名まで

お申し込みの人数は本告知ページに表示します。参加者のニックネーム・アイコンは非表示です。
申し込みボタンの後にアンケートをご用意しています。
このテーマについて聞きたいこと、今後聞きたいテーマがあればご記入ください。アンケートは任意です。

★参加について

演劇について話す時間に参加したい方、どなたでも参加できます。
有線LAN、Wifi、モバイルネットワークなどインターネット接続ができる環境をお持ちの方
リアルタイムのみ、アーカイブはありません。

「Zoom」を使って行います。PC・スマホ・タブレットなどから参加できます。
出来るだけ安定した通信環境での参加をお勧めします。複数機器での接続はご遠慮ください。
オーディオ、ビデオをONにしての参加、両方OFFで視聴のみの参加、どちらも可能です。
zoomに入室の際は、お名前を表示くださるようご協力をお願いします。

ご参加はこちらから

https://suzukiworks1002.peatix.com/

イベント詳細

開催日・開演時間 2020/10/02 19:00
会場名 オンライン
会場住所 オンライン
ウェブサイト https://suzukiworks1002.peatix.com/
メールアドレス s-info@bug-corp.com
チケットの最低価格 1,500円
チケットの中心価格帯 1,000円~1,999円
屋内・屋外 屋内
着席
シチュエーション 一人で | 家族で
内容の難易度 初心者向け | 誰でも楽しめる | 玄人向き
主な年齢層 全年齢対象
男女比率 男女同程度
服装 カジュアル
内容の難易度 初心者向け | 誰でも楽しめる | 玄人向き
主な年齢層 全年齢対象
ドリンク有無 ドリンク販売なし
フード有無 フード販売なし
飲食物持ち込み
写真撮影(公演中) 不可
録画(公演中) 不可
録音(公演中) 不可
証明書の提示(入場時など) 不要

コメントを残す