レクチャーコンサートシリーズ「ピアノ三重奏の歴史」 第1回:弦楽器が歌い出すとき
レヒネル・トリオ×松井拓史。弦楽器はいかに自立していったか?ピアノ三重奏の誕生と変質を追う。
ピアノ三重奏という演奏形態が生まれたのは18世紀後半、バロック時代のトリオ・ソナタというジャンルから派生したと言われています。当時はまだ「伴奏付きソナタ」、つまり鍵盤楽器が主役で、弦楽器はあくまで伴奏的な役割を担うものと考えられていました。その後、弦楽器が次第に独立性を獲得していき、19世紀ヨーロッパ社会のサロン文化の中で、ピアノ三重奏は私的でロマンティックな音楽を担うジャンルとして認められるようになります。
今回は数あるピアノ三重奏曲の中から、ハイドンの「ジプシー」、ベートーヴェンの「大公」、そしてブラームスの第1番を取り上げ、こうした変化の歴史を追っていきます。どれもピアノ・トリオのレパートリーには必ずと言ってよいほど入っている作品ですが、各楽器の役割に注意しながら聴き比べてみると、それぞれが異なる特徴を持った、しかしどれも驚くほど立体的な音楽であることに気がつきます。また、3人の作曲家はそれぞれハンガリーに縁が深く、現在ハンガリーで活動している我々が取り上げるにはうってつけと言えます。ピアノ三重奏の歴史、そしてハンガリーという2つのポイントから眺めることで、これまで演奏し尽くされ、聴き尽くされてきた名曲がまったく新しいものとして聴こえてくる、そんな体験をしていただければと思います。
イベント詳細
開催日・開演時間 | 2021/12/14 19:00 |
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会場名 | あいおいニッセイ同和損保 ザ・フェニックスホール |
会場住所 | 〒530-0047 大阪市北区西天満4-15-10 (梅田新道・東南角 あいおいニッセイ同和損保フェニックスタワー内) |
ウェブサイト | https://phoenixhall.jp/performance/2021/12/14/15578/ |
メールアドレス | lechner.trio@outlook.jp |
チケットの最低価格 | 2,500円 |
屋内・屋外 | 屋内 |
席 | 着席 |
シチュエーション | 一人で | 友人と | デート | 家族で |
内容の難易度 | 初心者向け | 誰でも楽しめる | 玄人向き |
主な年齢層 | 全年齢対象 |
男女比率 | 男女同程度 |
服装 | カジュアル | セミフォーマル |
内容の難易度 | 初心者向け | 誰でも楽しめる | 玄人向き |
主な年齢層 | 全年齢対象 |
ドリンク有無 | ドリンク販売なし |
フード有無 | フード販売なし |
飲食物持ち込み | 不可 |
写真撮影(公演中) | 不可 |
録画(公演中) | 不可 |
録音(公演中) | 不可 |
証明書の提示(入場時など) | 不要 |