東京大学の学生のみで構成されたオーケストラです。当団の主要な活動の一つに、毎夏に日本各地で行うサマーコンサートツアーがございます。2019年には東京・栃木・北海道にて、2021年には東京・長野にて、2022年には東京、千葉、兵庫にて公演を行い、いずれも好評の声をいただいております。
今年は大学からもほど近い東京文化会館にて、チャイコフスキーの作品の中でも特に人気が高い交響曲5番をメインに据えたプログラムを演奏いたします。
今年ドラマでも話題となったこの曲はもちろん、誰もが知るグリム童話「ヘンゼルとグレーテル」の冒頭をモチーフとした明るく楽しげな歌劇の序曲に始まり、偉大な作曲家であるブラームスの音楽的才能と創造性を示す傑作として高く評価されている「ハイドンの主題による変奏曲」が続く今回のプログラムはクラシックに馴染みのない方にとっても非常に親しみやすい構成となっており、ぜひとも幅広い年代の皆様に足をお運びいただければと思います。
◯曲目
チャイコフスキー 交響曲第5番 ホ短調
ブラームス ハイドンの主題による変奏曲
フンパーディンク 歌劇「ヘンゼルとグレーテル」序曲
◯指揮
田代俊文
◯演奏
東京大学音楽部管弦楽団