朗読タイムレスストーリーシリーズ⑤ 菊池寛『青洞門物語』宮沢賢治『永訣の朝』『いてふの実』

イベント概要

イベント詳細

朗読タイムレスストーリーシリーズは、主に明治、大正、昭和時代の小説や随筆作品を、朗読を通して現在に描き出す朗読公演。2023年7月「山本周五郎『季節のない街』」から始まり、徳永直、岡本かの子、森鷗外、宇野浩二、中島敦、芥川龍之介などの作品を日本近代文学館にて上演。本作はその第五弾。

朗読を務めるのは、ヴァンニャ・ダルカンタラ監督『KOKORO』や、木村文洋監督『息衝く』、石原ひなた監督『THE HOMING』などに出演する無名塾出身の俳優・長尾奈奈。声の仕事には、佐藤大介監督『狭霧の國』があり、オーディオブック声の書店「日本近代文学名作選」(audiobook.jp/Google play/Apple Books)など、精力的に活動を続けている。

当日は日本近代文学館にて「編集者かく戦へり」の展覧会開催日。編集者、作家としての菊池寛の書簡、滝田樗陰にまつわる書簡、伊藤整や宇野浩二の日記なども展示される(受付一階/拝観料 一般300円、中学生・高校生100円)。

◉菊池寛「青洞門物語」
奉公先の主人の妾と恋仲になった市九郎は、手討ちにされかけ咄嗟に主人を殺して、女とともに逃げてしまう。江戸を落ち、峠で茶屋を開きつつ時に人斬り強盗を働いていたが、市九郎は良心の呵責に苛まれ、ひとり家から駆け出した。出家を果たし「了海」と名をかえ贖罪のため諸国雲水の旅に出るが……。

◉宮沢賢治「永訣の朝」
死の床で苦しむ妹が欲しがる雨雪をとるため、賢治は二つの欠けた陶椀を手に、まがったてっぽうだまのように外へ飛び出した。蒼鉛色の雲から沈んでくるみぞれのなか、雪のひとわんを手にした賢治に、妹の思いが聞こえてきて……。

◉宮沢賢治「いてふの実」
ある日の明け方、丘の上のいちょうの木は、霜のかけらが風に流されて飛んでゆく微かな音を聞きました。いちょうの実たちはいっせいに目を覚ましてドキッとしています。このいちょうの木はお母さんでした。今年は千人の黄金色の子供が生れたのです……。

出演者・演奏者

【作】菊池寛、宮沢賢治

【出演】長尾奈奈
【会場】日本近代文学館
【日程】2024年11月9日(土) 14時30分開演
【主催】ROUDOKU.TALKER.JP
【協力】株式会社 仕事

入場料・チケット代

  • 入場料有料
  • 座席種類・料金詳細一般 2,000円 高校生以下 1,000円
  • 最安価格帯1,001〜2,000円
  • 最高値帯1,001円〜2,000円
  • チケットの購入方法ご予約フォームよりお申し込みください。
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  • お問い合わせ先

  • メールinfo@roudoku.talker.jp
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