弓 新

2011年、第14回ヴィエニャフスキ国際コンクールにて最年少ファイナリストに贈られる特別賞を受賞し、一躍国際的な注目を浴びる。同世代の中でも傑出したヴァイオリニストとして知られ、アジアとヨーロッパを拠点に活動している。
 1992年、東京生まれ。4歳でヴァイオリンを始め、2002年より桐朋学園「子供のための音楽教室」で学び、2007年に桐朋女子高等学校音楽科(共学)に入学。2008年よりチューリッヒ芸術大学に留学し、ザハール・ブロンとイリア・グリンゴルツに師事。ベルギーのエリザベート王妃音楽院にてオーギュスタン・デュメイに師事した後、現在はライプツィヒのフェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ音楽演劇大学にてエーリッヒ・ヘーバルトのもと研鑽を積む。また、クリスティアン・テツラフ、レオニダス・カヴァコス、五嶋みどり、ジャン=ジャック・カントロフ、アナ・チュマチェンコ、パメラ・フランク、エンリコ・オノフリから薫陶を受ける。
 これまでに、ラルフ・ワイケルト指揮チューリッヒ室内管弦楽団、ニコライ・ジャジューラ指揮ウクライナ国立フィルハーモニー管弦楽団のほか、アルゴヴィア・フィルハーモニック、シンフォニア・イタリアーナ管弦楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、クラシカル・プレーヤーズ東京等のオーケストラと、ウンベルト・ベネデッティ・ミケランジェリ、アンドレア・バッティストーニ、大友直人、円光寺雅彦、曽我大介、現田茂夫、有田正広、永峰大輔等の指揮者と共演している。
2015年には、五嶋みどりの代役としてシャン・ジャン指揮フィルハーモニア台湾とシベリウスのヴァイオリン協奏曲を披露し、華々しい台湾デビューを飾った。
 また、グシュタート・メニューイン・フェスティバルやエルネン音楽祭等に参加し、サントリーホールでのチェンバーミュージック・ガーデンにおける出演や、ICEP(インターナショナル・コミュニティー・エンゲージメント・プログラム)の報告コンサートで五嶋みどりとカルテットを演奏するなど、室内楽活動も活発に行なっている。これまでに、ミシェル・ダルベルト、ゲイリー・ホフマン、バルトゥオミ・ニジョウ、クラウディス・ヘルマン、マリン・ハルテリウス、アラスデア・ビートソン、リリー・フランシス等と共演している。
メディアへの出演も多く、2014年にNHK-FM「リサイタル・ノヴァ」へ、2017年にNHK Eテレ「ららら クラシック」へ登場し、高評を得る。
 2008~2011年度ロームミュージックファンデーション奨学生、および江副記念財団第41回奨学生を経て、現在はスイス・ミグロの奨学生。キーファー・ハブリツェル音楽賞、マンフレット・グロメック賞を授与される。2016年度、第26回青山音楽賞新人賞受賞。

アーティスト詳細

性別 男性
担当パート ヴァイオリン
所属事務所・レーベル パシフィック・コンサート・マネージメント
公式ウェブサイト www.aratayumi.com

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