エレキギター初心者のおすすめ練習方法について・初心者におすすめのエレキギターセットも紹介!
エレキギターは、音楽が好きな方なら誰でも1度はやってみたいと思うのではないでしょうか?
エレキギターを始めてみたものの、途中で挫折したり、どうやれば弾けるようになるのかがわからない人も多いです。
本記事では、エレキギター初心者の練習方法について解説します。
エレキギターの種類や選び方、初心者におすすめのギターセットについても紹介しますので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
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エレキギター初心者の練習方法について
エレキギター初心者がギターの練習をやってみたいと思った時に、何から練習したらよいのでしょうか?
ここでは、エレキギターを始める前の準備物やギターの初心者は何から練習したらいいのか、より上手になるための練習方法などを解説します。ギターは間違った練習方法だと挫折しがちな楽器なので、簡単な練習から始めていきましょう。
ギターを始める前の準備物
ギターを始める前の準備物として、下記のような物があります。最低限これだけは揃えましょう。
- エレキギター本体
- ピック
- 弦
- チューナー
- アンプ
- 楽譜
- シールド
エレキギター本体は、無いと弾けないので必ず必要です。値段やデザインはピンキリなので、自分が買える範囲で評判の良いものを選ぶと良いでしょう。
ピックは形やデザインがさまざまですが、300円程度の安価なものも多いです。弦は切れやすいので、初心者は交換できるようにストックしておきましょう。
チューナーはスマホのアプリでも代用可能です。エレキギターの場合はアンプやシールド(アンプとギターをつなぐ線)を持っておくと、エレキギターの雰囲気が出て楽しく練習ができます。
アンプは大きい音が出るので、必要ならヘッドホンをしましょう。
準備ができたら、チューニングのやり方と楽譜の読み方を習得する必要があります。
チューニングのやり方
1番上の6弦から順番にE・A・D・G・B・Eの音に合わせていきます。チューナーをセットしてから6弦を弾いてみて、6弦はEなのでDだったらもっと高く、Fなら低くします。
チューニングは上部にあるペグを回して調整が可能です。時計回りだと低くなり、反時計周りだと高く設定できます。
楽譜の読み方
ギターの場合の楽譜はTAB譜(タブフ)が読めれば演奏ができます。TAB譜は弦楽器専用の簡易的な楽譜で、これが読めれば大丈夫です。
横線が弦で、上から1弦(細い)〜6弦(太い)まで対応していて、数字はフレットと呼ばれる押さえる場所を示します。
数字が0の時は開放弦と呼ばれていて、フレットを押すことなく弾くと良いでしょう。
まずエレキギター初心者は何から練習すればいい?
まず、エレキギター初心者は何から練習すれば良いのでしょうか。下記のような順番で練習をすると良いでしょう。
- クロマチック
- ローコード
- ストローク(右手)
- バレーコード(F・B)
- カノン進行
1.クロマチック
6弦の1フレットから「1・2・3・4」と弾き、一つ下の弦に移って5弦を「1・2・3・4」と弾き1弦まで順番に弾いていきます。
1弦まで弾けたら、逆に「4・3・2・1」と戻るように弾いていきます。一つ上の弦に移って2弦を「4・3・2・1」と弾き、6弦まで弾いていきます。
全部弾けたらフレットを上げて、6弦の2フレットから順番に「2・3・4・5」と弾きます。12フレットまで弾くと1周です。
押さえる指には決まりがあります。【1=人差し指・2=中指・3=薬指・4=小指】
弾く方の右手は上下に動かします。【ダウン・アップを繰り返す】
ゆっくり確実に弾くことを重点に練習しましょう。繰り返すと指に柔軟性が出て、指が動かしやすくなります。
2.ローコード
ローコードは、開放弦と1〜3フレットまでの低コードです。指を3フレットまでしか動かさないので初心者向きになります。
ローコードは、5つのメジャーコードA・C・D・E・Gと3つのマイナーコードAm・Dm・Emから成り立っていて、メジャーコードは明るい響き、マイナーコードは暗い響きです。
Em・Amが練習しやすいのでこのコードから始めましょう。コードを2つ覚えたら、交互に繰り返し、さらに増やしていくと良いです。
指を立てて押さえると、きれいな音の響きになります。最初は他の弦を押さえてしまって音が鳴らなかったり、指が開かなくて音が出せなかったりしますが、弾いていると徐々にできるようになるでしょう。
3.ストローク(右手)
ある程度音が出せるようになったら、ストロークを練習します。コードを押さえた状態で右手でなでるようにピックで弾くことをストロークといいます。
上から下の弦に向かうストロークがダウンストローク、下から上の弦に向かうストロークがアップストロークです。
まずはダウンストローク、次にアップストロークを練習してから、アップとダウンの繰り返しを練習しましょう。
4.バレーコード(F・B)
ストロークができるようになったら、バレーコードを練習します。難しいコードなので、最初は指が硬くてできない場合が多いです。指が柔らかくなったら、急にできる時もあるのでコツコツ練習しましょう。
Fコードは、人差し指で1フレットの弦を全部押さえます。さらに、薬指で5弦の3フレット・小指で4弦の3フレット・中指で3弦の2フレットを押さえます。人差し指はフレットの下の方を押さえると良いでしょう。
Bコードは、人差し指で1〜5弦の2フレットを押さえます。さらに、中指で4弦の4フレット・薬指で3弦の4フレット・小指で2弦の4フレットを押さえます。6弦は音が出ないようにミュートにするため、人差し指の先を当てると良いでしょう。
5.カノン進行
カノン進行はクラシック曲の「パッヘルベルのカノン」のコード進行で、多くの楽曲に用いられています。
定番のコード進行となっていて「C→G→Am→Em→F→C→F→G」の順に演奏します。
無料のギタースコアも利用してみよう
インターネットのサイトから無料のギタースコアがダウンロードできます。おすすめのサイトは下記の3つです。
サイト名 | URL |
---|---|
楽器.me | https://gakufu.gakki.me/ |
Uフレット | https://www.ufret.jp/ |
ChordWiki | https://ja.chordwiki.org/ |
無料のギタースコアを利用すると、さまざまな曲の演奏ができます。サイトにより少しずつ異なりますが、楽曲数も多くipadで見ながらの演奏も可能です。
1つのメインサイトを決めておき、楽曲がない場合に他のサイトで検索するのが良いでしょう。無料のギタースコアをぜひ活用してみましょう。
エレキギター初心者がより上手になるためには?
より上手になるためには、下記のような方法があります。
- 曲からやらない
- アンプは繋ぐ
- 場所は自宅で
- 時間は決めてやる
- ギター教室に通う
曲から入ってしまうと、エレキギターが難しく感じてしまいます。
曲からやらないほうが良いでしょう。ギターはアンプを繋いで、場所は自宅で時間を決めて行うと、すぐに練習できます。少しずつでも毎日練習することで上達するでしょう。
おすすめなのは、ギター教室に通うことです。独学の場合、自己流になってしまいがちなので、プロに指導してもらって基本を身につけるのが上達への近道となるでしょう。
エレキギター初心者向けギター種類をタイプ別に紹介
エレキギターの種類をタイプ別に紹介します。自分が弾きたい曲のジャンルに合わせて選びましょう。
ストラトキャスター
レスポールに比べると、ほっそりとしているギターです。アメリカのFender(フェンダー)社製ギターで、通称ストラトと呼ばれています。
世界中で人気がある定番ギターの一つです。低音から高音まで、幅広い音域を演奏できるため、さまざまなジャンルに対応できます。初心者にもおすすめのギターです。
テレキャスター
はっきりとしたキレのある音が特徴のギターで、高音域に特化したような音が鳴ります。細かい表現が得意なギターです。
一番最初に作られたエレキギターのタイプです。テレキャスターはポップスを弾くのに適しています。
レスポール
ギタリストのレス・ポール氏のギターです。ロックの定番ギターで、丸みを帯びた形になっています。パワーはあるけれど、ノイズが少ないのが特徴です。
爆音での演奏に向いていて、ノイズによる歪みがありません。ロックだけでなくジャズにも適しています。
SG
チェリーカラーが一般的で、クワガタのはさみのような形の特徴を持つギブソン社のギターです。
ネックの部分がボディから遠く、ギターのサイズが長いです。1フレットが遠いため、腕を伸ばして演奏することになります。その分、ボディには手が当たりにくく演奏はしやすくなるでしょう。
中音域に存在感のあるサウンドで、ロックに向いているギターです。
変形ギター
アコースティックギターなどの弦楽器と形が異なるギターを変形ギターと呼んでいます。ギブソンのVタイプとエクスプローラータイプが有名です。
Vタイプは座って演奏できないのが弱点ですが、エクスプローラータイプは座って演奏ができます。いずれも形が特徴的で大きく存在感があり、ロックを弾くのに向いているでしょう。
初心者向けエレキギターを選ぶ時の注意点
エレキギターの選び方や選ぶ時の注意点は下記の3つとなります。順に解説しますので、エレキギターの購入を検討するときに参考にしてください。
- 予算を決める
- エレキギターのメーカーから選択する
- 安価すぎるギターは避ける
予算を決める
まずは予算を決めます。本体価格は安いものから高いものまでピンキリで、人によって出せる金額が異なります。予算を最初に検討しましょう。
値段は、パーツの種類や組み込みの精度、検品レベルなどで異なります。高いほうが音も良くなるため、20,000円〜50,000円程度がおすすめです。
エレキギターのメーカーから選択する
初心者がギターの付属品などをバラバラに購入するとなると、手間や時間がかかります。初心者の方にはギターセット購入がおすすめです。
エレキギターのメーカーから選択するのが良いでしょう。
日本で有名な「ヤマハ」や、「スクワイヤー」「フォトジェニック」などがおすすめメーカーです。スクワイヤーはFender社の直系の廉価版販売ブランドで、コストパフォーマンスに優れています。
安価すぎるギターは避ける
安価すぎるギターは避けた方が良いでしょう。音質や音程のクオリティが下がる可能性があります。さらに、材質や作りも悪くなったりするため、壊れる可能性が高いでしょう。
初心者は高価なものは必要ありませんが、20,000円以上のギターを選ぶのが無難です。
エレキギター初心者セットおすすめ3選
エレキギターの初心者セット、おすすめの3選を紹介します。エレキギター選びに迷っている人は参考にしてください。
ヤマハ(YAMAHA)PACIFICAエレキギター14点入門セットPAC-112VM
アンプ以外がセットされたエレキギターの14点セットです。日本が世界に誇る「ヤマハ」のPACIFICA112VMは、クリアで抜けの良い音が特徴のエレキギターです。クリアで抜けのない音は、アンサンブルに埋もれ無いタイトなサウンドを生み出します。
アンプを自由に選びたい人におすすめです。DVD教則本も入っているため、すぐに練習できるでしょう。
スクワイヤー(Squier)MiniStratocasterBlackエレキギター初心者セット
世界で最も人気のあるモデルのフェンダー・ストラトキャスターを踏襲したギターです。高音域が明るく繊細な音色です。コンパクトなモデルになっているため、手の小さい方に向いています。
アンプや交換弦がついているため、すぐに練習できるセットです。
フォトジェニック(Photogenic)エレキギター初心者入門ライトセットLP-260
初心者がギターを弾く時に必要な最低限のアイテムがセットになっています。クリップタイプのチューナーや多機能アンプがセットされています。
届いた日からギターの練習が可能です。ロックに最適な定番のレスポールタイプのギターで、音の厚みが出ます。
まとめ:エレキギター初心者おすすめ練習方法について
エレキギター初心者の練習方法についてお伝えしました。初心者は準備物を用意して、クロマチック→ローコード→ストローク→バレーコード(F・B)→カノン進行の順番に練習しましょう。
エレキギターを選ぶ時には、タイプを選び、予算やメーカーを決めて安価なものは避けると良いです。
初心者がアンプ付初心者セットを購入すれば、届いた日から練習できます。ある程度弾けるようになれば、無料のギタースコアを利用して、さまざまな曲にチャレンジしてみましょう。
あなたもエレキギターの練習をしてみませんか。