ー ピアノ調律も始めたとのことですが?
ARUHI はい、好きなピアニストが調律もしていたから。彼の演奏は異常に美しく繊細なアプローチで、一瞬の雑音も許さない。
それに、ヨーロッパの田舎は(日本もだけど)あまりにボロボロなピアノが多いんですよ。自分で調律ができれば、少しでも良い演奏の足しになるかなーって。
ー なんか、やりたいことは全部やってる感じですねー!
ARUHI そうですね、あとは生ピアノだけじゃなくてシンセとかオルガンとか、音作りの研究したいです。
また、表現者としては、以前取り組んでいた、映像制作や演技、ライブペインティングなども。次の王子ホールの演奏会では、朗読×バイオリンとピアノの即興演奏×バレエのような演目も取り入れます。
ー そうそう、王子ホール!今月はそんなARUHIさんにとって重要なコンサートがあるんですよね?
ARUHI はい!12/26に銀座の王子ホールでリサイタルをやっちゃいます!!
私にとって大きなホールでのリサイタル  “を企画する” のは初めてなので今からどうなるか楽しみです!
ー 聴きどころはどんなところですか?
ARUHI メインのピアノソロは、キューバ人の作ったクラシックの音楽やスペインからの影響の音楽!珍しいでしょ。
作曲家エルネストレクオーナの楽曲は、クラシック界でいうとリストみたいかな、ロマンチックでドラマチック。
最初は、南米の曲ってあまりに遠い感じでサイズ感が違いすぎるのではと思ったけど、世界は丸い。人間は人間。という演奏がしたいな。
また、プログラム第一部のゲストとの演目は、文学やバレエ、そして純然たるクラシック音楽の世界にしようと思います。

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ー それでは最後に、今後目指す姿についてお聞かせ願いますか?
ARUHI 許したいし、許されたい、かな。
マザーテレサみたいにはきっとなれないけど。
けど、音楽家とか表現者って、世間とは違うこと言ったり、本当の気持ちを吐いたり、逆にものすごく偏屈だったり、そんな人間の色んなことを世間様にダダ流しにしてて、そんな人が世の中に存在するってこと自体が大事なんじゃないかな。
ー これからもご活躍期待しています!ありがとうございました!
ARUHI こちらこそありがとうございました!

彼女の独特な雰囲気は文字では伝わりづらいですが、少しは感じていただけただろうか?
これが彼女の出す雰囲気と口調だとさらにアーティスティックなテイストになるのだ。
そんな個性的な女性だからこそ出せる音楽がある。そう筆者は確信しました。
12/26のリサイタルのチケットはまだあるそうです!キュートでミステリアスでセクシーなARUHIさんの創るステージをぜひご覧ください!