コナン映画の「ゼロの執行人」は安室透が大活躍する原作ファンを大事にした作品だったよ!
コナンがアニメ放送開始された時に小学1年生だった私もすっかり大人になり、変わらず原作・アニメを見ていますが、劇場版第22作目はそんな古参ファンが見ても震える内容。衝撃が走りました。
安室さんですよ!安室さんが大活躍するんです!(興奮で語彙力低下中)
そこで今回は劇場版第22作目「ゼロの執行人」のあらすじや古参目線での感想を語っていきたいと思います。
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名探偵コナン劇場版第22作目「ゼロの執行人」作品概要
- 公開日:2012年4月14日
- 興行収入:91.8億円
- 主題歌: 福山雅治「零 -ZERO-」
- キャッチコピー:「それが、お前の真実か──」「真実を暴く者VS正義を貫く者 魂がぶつかり合う極秘任務(シークレットミッション)ミステリー」
そもそも「ゼロの執行人」の「ゼロ」とは?
内容に入る前に、そもそも今回のタイトル「ゼロの執行人」の「ゼロ」とは何か、原作をそこまで読んでいない方向けで簡単に解説します。
安室透は本名が「古谷零(ふるや れい)」という名前で、最初は黒の組織のメンバー・バーボンとされていましたが、実は公安警察・通称「ゼロ」に所属していることが原作で判明しています。
つまり、本名の「零」と公安警察の通称である「ゼロ」の2つのゼロをとって「ゼロの執行人」となっているんです。
名探偵コナン劇場版第22作目「ゼロの執行人」のあらすじ
東京サミット開催前に爆破事件が!
冒頭では少年探偵団が阿笠博士が開発した超高性能のドローンを操作して遊んでいます。映劇場版では博士と子供たちがワイワイしているのが毎度おなじみですね。
ちょうどその時、テレビでは3日後に迫った東京サミット開催の地となる東京湾の新施設「エッジ・オブ・オーシャン」の情報が放送され、サミットの開催日に地球に帰ってくる無人探査機「はくちょう」の話題になります。
ここでエッジ・オブ・オーシャンでは大爆発が起こったという臨時ニュースが流れます。
なぜサミット3日前に・・・とコナンは疑い、灰原はテレビで放送されている現場の映像内に安室透を見つけます。
ここまでですでに情報が多すぎて難しいんですが、まだまだあらすじは続きますよ!
毛利小五郎が逮捕されてしまう!?
捜査の結果、次の2点が判明します。
- 国際会議場の地下で起きたガス爆発
- ネットから操作ができる最新型のガス栓が使用されていた
ここでなぜか急展開に!
捜査会議中に公安部の風見裕也という人物が入ってきて、事件現場から見つかった指紋が毛利小五郎のものと一致することが分かったと報告をしてきたんです。
一時は事件当日の朝に公安部による警備点検が行われており、それが原因による事故かもしれないという話になっていたんですが思わぬ展開になります。
当然、小五郎はそんなの知らないし、現場に行ったこともないと主張しますが、なぜか小五郎のパソコンからサミットの資料がでてきたことで逮捕されてしまいます。蘭は泣き崩れるは、コナンはなにもできないはで最悪の展開に。
その後、コナンは喫茶ポアロから出てきた安室に「なぜこんなことをするんだ」と安室が仕組んだのではないかと問いただしますが、安室の回答は「僕には命に代えても守らなくてはならないものがあるからだ」というものでした。
この瞬間、原作で公安警察だから信頼できる存在だと思われていた安室のまさかの裏切り行為が推測から確信に変わるのです。
逮捕されてしまった小五郎を救うべく、妻で弁護士の妃英理が弁護人になろうとするが、肉親なのでそうもいかず、代わりに裁判で一度も勝ったことのない橘境子という人物が弁護人になることに。
取り調べを担当する公安部のエース検事・日下部誠は小五郎に事件の動機がないことから、上司の岩井紗世子に警察に追加捜査させたいと申し出をしますが「公安の判断」だと受け入れてもらえません。その後、日下部は独自に調査をすることになります。
ここでややこしすぎる事実が判明します。
- 警察庁(国の警察)の公安・・・安室など
- 警視庁(東京都の警察)の公安・・・風見など
- 検察庁の公安・・・日下部など
こんな感じで「公安」にも属性とランク付けのようなものがあり、
「警察庁の公安>検察庁の公安」
となっていて、サミット会場の爆破で汚点の付いた警察庁の公安が小五郎をなんとしても起訴するように圧力をかけていることがわかります。
つまり、小五郎はこの時点でなにをしても救われないことに。
ここまで書いていて私も頭がこんがらがるくらい複雑な展開に・・・
特に3つの公安とか言われても意味が分からんし、発音で聞き取るの不可能です(笑)
間違っていたら後日訂正します。
コナンが攻める!調査開始!
ここでコナンがついに動き出します。
公安の風見に盗聴器を仕掛け、サミット当日は警視庁の会議を盗聴します。・・・急に攻めすぎ感が・・・(笑)
しかし、コナンの前に安室が現れ、風見に仕掛けた盗聴器を外されてしまいます。そして安室から一言。
「毛利小五郎のこととなると君は一生懸命だね。それとも蘭ねーちゃんのためかな?」
とんだヒールっぷりに全米が凍り付いた瞬間ですね(笑)
そして風見はコナンに安室が過去に取り調べ相手を自殺に追い込んだことを教えます。
怪しい人物が増えていきますね。今回は登場人物がやたら多いので誰が誰だかわからなくなります。
まだまだあらすじは続きますよ!
映画恒例の爆発、都内と警視庁が被害に
警視庁では爆発に使われていたソフトを突き止めるところまでいっていたのですが、そのソフトを使用しているアクセス元を掴もうとした時に都内で同時多発テロが発生します。
テロ発生時に警察に拘束されていた小五郎は容疑者から外れることになります。しかし、それでも起訴は免れないと言い張る橘境子をコナンは不審に思い、響子を調査するとともに事件の犯人を推理していきます。
ここでやっと推理をするんです。他の映画より推理に費やす時間が少ない気もしますね。
そしてコナンや公安警察は事件に隠された陰謀に近づくのですが、テロは止まることなく続き、警視庁が停電してしまいます。
派手な爆発が続いてたいぶ映画っぽくなってきました。気になる犯人は?もう少しだけあらすじは続きますよ!
犯人は誰?「はくちょう」落下を阻止せよ
警視庁が停電するだけでは、無人探査機「はくちょう」が犯人にコントロールされ警視庁目がけて落下していることが判明します。しかし、落下を止めるには犯人書き換えられたNAZU(日本とアメリカの宇宙開発機構)へのアクセスコードが必要でした。
犯人が日下部だと突き止めたコナンと安室はアクセスコードをを教えるよう説得しますが、日下部は応じません。
そんな時、「羽場」という公安に殺されたはずの現れます。羽場は警視庁の屋上に立っていたことから、日下部は羽場を救うべくアクセスコード「HABA_231」を白状します。
しかし、すでに時遅しではくちょうは警視庁に真っ逆さま。
コナンは冒頭で少年探偵団が遊んでいた博士の作品であるドローンを使で公安が押収した爆弾を運んではくちょうの落下する起動を変える事を思いつきます。
無事作戦は成功したのですが、軌道が変わったはくちょうが小五郎や蘭、その他3万人が避難しているエッジオブオーシャンのカジノタワーに向かって落下を続けます。
コナンと安室は現場へ向かい、安室の渋滞中の道路を華麗なドライブテクニックでカジノタワーと同じ高さの建築中のビルへと移動して車を飛び上がらせ、コナンはサッカーボールで軌道を修正するという連携プレーが炸裂します。
そして無事にカジノタワーを救うことに成功するのです。
車の中で、コナンが安室に
「前から聞きたかったんだけど、安室さんて彼女いるの?」
と聞くのですが、それに対して安室が
「僕の恋人は、この国さ」
と答えるところがカッコいいんですが、「私は公安ですよ」感を全面に押し出している気もしました(笑)
最後にコナンが
「なぜ小五郎のおっちゃんを容疑者にしたの?」
と安室に尋ね、
「彼を事件に巻き込めば君は必然的に協力者になる。君の本当の力が借りられるだろ。」
と安室は答え、
「買いかぶりすぎだよ。」
とコナンが言う二人のやりとりは事件解決後だからできる信頼感と達成感のようなものが垣間見えました。
長くなりましたが、あらすじはこんな感じです。
キーパーソン解説
ここまで、あらすじをまとめていきましたが、ぶっちゃけかなり複雑だと思います。
そこでキーパーソンについて改めてご紹介!
安室透
公安警察(本名・古谷零)、黒の組織のバーボン(潜入捜査として)の2つの顔を持ち、普段は毛利探偵事務所が入っているビルの1Fにある喫茶ポアロで働いています。
今作では最初の事件がテロ事件だと推理していた安室に対し、警察が事故として処理しようとしていたので、毛利小五郎を犯人に仕立て上げる事で事故の可能性をなくし、サミットをテロから阻止しようとしています。
小五郎を犯人に仕立て上げたのはコナンに本気で協力してもらうためです。
事故処理を取り下げる為ってのはさておき、もうコナンは安室が公安だって知ってるんだから口で言えば最初から協力してもらえた気が・・・(笑)
日下部誠
今作の真犯人。
犯行の動機は公安への強い恨みです。
というのも、日下部は検察の公安。警察の公安の言いなりであることに強い恨みを抱いていたんです。また、後述する羽場二三一が公安に殺された(自殺した)ことも大きな理由です。
爆破操作に複数のパソコンを経由して不正アクセスする匿名性の高いソフト「Nor」を使った「NAZU不正アクセス事件(岩井検事が担当)」の資料を読んで今回の犯行を計画しています。
しかし、小五郎が犯人ではないことを証明するために、小五郎が拘束中のタイミングでテロを起こすなど、無罪の人間は巻き込まないよう徹底していました。
サミットの3日前にテロを起こしたのも、無関係の人間が巻き込まれないようにするためです。
橘境子
小五郎の弁護人であるにも拘わらず、小五郎を起訴させようとしていた人物。もともとは警視庁公安部である風見の協力者で後述する羽場が間違いを起こさないよう監視するのが役目です。
しかし、恋愛感情を抱いていた羽場が自殺したことで公安を恨んでいました。
そんな時、毛利小五郎を無罪にするよう公安から依頼され、その恨みから逆に起訴させようとしていたというわけです。
逆の行動をとることが子供っぽいのに小五郎が起訴されるかがかかっているなんて規模がデカいしタチが悪すぎる(笑)
羽場二三一
裁判官を目指していた元司法修習生。
強い正義感を持っていたので、日下部の頼みでNAZU不正アクセス事件の捜査のためにゲーム会社に侵入したところを公安警察に捕まってしまいます。
しかし、事件の事実の隠蔽のため公安によって自殺したことにされました。
日下部や橘は羽場が死んでしまったと思っていましたが、ラストで羽場が登場したことで日下部がアクセスコードを白状するきっかけになったので、公安の対応が結果オーライになったのかな?
・・・そもそも警察の公安と検察の公安の関係性が良ければこんなことになっていないのかも。闇が深いですね。
名探偵コナン劇場版第22作目「ゼロの執行人」感想
ここまで読んでいただいたあらすじやキーパーソンの解説を見てわかるように、かな~り難解な内容でした。もはや大人以外が見てついていけるのか謎です(笑)
しかし、最初は裏切ったと思っていた安室はやっぱり正義を司る公安の人間なんだな~というのが再認識できる映画でもありました。
それにしても分かりにくいところがいくつもあって、公安が警察庁、警視庁、検察庁の3種類もあることや、そのパワーバランスなんかの説明は聞き取りにくいし最初は意味不明でした(笑)
あと、冒頭のサミットの説明とか衛星の名前、不正アクセスソフトなど、今回限りのカタカナや英語の用語がたくさん出てきたせいで頭が疲れる事。
内容を楽しむには見る側の努力がとても重要な映画な気がします(笑)
でも、わかってしまえば満足すぎる内容でした。あと2回くらいは見たいかな。ちなみに余談ですが、本当は原作と絡めて赤井秀一と安室透の展開になるのかと予想していたんですが全然見当違いでした(笑)
原作ファン、アニメファン、にわかファンまで誰でも楽しめる作品なので是非映画を楽しんでくださいね。
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