長いコナンの歴史の中でも初期の名作である「そして人魚はいなくなった」の中で、現在においても未だに回収されていない伏線があります。
その伏線とは、物語の舞台となった美國島の伝統行事「儒艮祭り」の参加者名簿に黒の組織のメンバーの名前があったことです。
▼「そして人魚はいなくなった」について書いた記事はこちら
美國島は「人魚の島」と呼ばれ「不老不死伝説」が語り継がれている島でもあります。
そこで今回は、美國島の伝統行事「儒艮祭り」の参加者名簿になぜ黒の組織のメンバーの名前があった考察していきます。
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「そして人魚はいなくなった」とは
「そして人魚はいなくなった」とは
- 漫画:単行本28巻FILE6~10
- アニメ:222〜224話
で登場する名探偵コナンの初期の事件で、歴代の時間の中でも人気の高い名作です。
一部、黒の組織に関する伏線が隠れていることでも有名なので、烏丸蓮耶のケースのように、10年以上経ってから伏線が回収される可能性もありそうです。
あらすじ
工藤新一宛の手紙を受けた平次は、コナン達を引き連れて美國島に向かう。島では、年に一度の人魚伝説になぞらえた祭りで盛り上がっていた。不死の老婆に人魚の死体、そして不老長寿の夢をかなえる「儒艮(じゅごん)の矢」… 奇妙な噂を耳にしたものの、肝心の依頼主は行方不明だった。その晩、祭りも最高潮を迎え、不老長寿の矢が当たるくじ引きが行われた時、花火の光と共に首を吊った死体が滝の中に現れた!! 人魚伝説を模したようなこの事件を皮切りに、島では次々と殺人事件が発生する! コナン達は、人魚の呪いを解く事ができるのだろうか!?
名簿に書かれている黒の組織のメンバーの名前は
コナンが見ていた名簿には
- 宮野志保(灰原哀の本名)
- 黒澤陣(ジンの本名 or 偽名)
- 魚塚三郎(ウォッカの本名 or 偽名)
の名前が書かれています。
つまり、3人は数年前に「美國島」を訪れていたことになります。
そして人魚はいなくなった…
ちらっと!!
ちらっと「黒」の文字が… pic.twitter.com/Jp6Nowe8GD— 闇夜乃黒薔薇@💎✨済 (@kurosoubi) November 17, 2018
さらに、服部が名簿を見ながら言った言葉
元外務大臣に官房長官に日銀の総裁!!昔日本を動かしとったお偉いさんがぎょーさん名前連ねてんでー!!
そこには「大黒連太郎」の文字が。
スコッチの苗字には名前のどれかの文字が入っているとのことなので
【現状名前】景光 ひ“ろ”みつ【予想苗字】大黒 おおぐ“ろ”
だと思っている……
ちなみに大黒って名前はそして人魚はいなくなったの時にチラッと出てた。でももし大黒なら…闇だよ。#スコッチ#名探偵コナン pic.twitter.com/yupsqqcdTN— 山桃。 (@momohrak) July 28, 2018
大黒連太郎は烏丸蓮耶と同一人物?
服部が見ていた名簿に書かれた「大黒連太郎」の文字。
物語の中で彼が誰かを正確に判断できる言葉は出ていませんが、「烏丸蓮耶」なのではないかと噂されています。
ちなみに烏丸蓮耶とは、1008話の工藤優作の推理から、黒の組織のボスである「あの方」と考えられている人物です。
▼烏丸蓮耶の登場回や考察について書いた記事はこちら
「烏丸=大黒」「蓮=連」「耶=太郎」
という変換ができなくもないので、仮に「烏丸蓮耶」の偽名ないし本名が「大黒連太郎」だとしたら…
組織のメンバーがなんらかの目的で「美國島」を訪れていたのは明白です。
灰原、ジン、ウォッカが美國島を訪れた理由とは
ここからは、灰原、ジン、ウォッカがばぜ美國島を訪れたのかについて考察していきます。
不老不死の研究のため?
美國島は「人魚の島」と呼ばれ「不老不死伝説」が語り継がれている島です。
アポトキシン4869の完成形が「幼児化」ではなく「不老不死」だとしたら…何かのヒントを得るために美國島を訪れていても不思議ではありません。
例えば「人魚の肉」を手に入れて、その成分をアポトキシン4869に混ぜる…とか。
しかし、この考察については2つの要素から正解とは言えない可能性が高いです。
というのも、アポトキシン4869の完成形が「幼児化」ではなく「不老不死」であるという考察を原作者の青山剛昌先生が否定しています。
(不老不死は)違います。確かにそう思っちゃうよね。今ね、組織のなかでは大変なことが起こっていますよ【引用元:ダ・ヴィンチニュース】
つまり、組織の目的は不老不死ではないということに。
また、ベルモットがジンとウォッカに幼児化を秘密にしていることから、ジンとウォッカはアポトキシン4869とは関係のない要素で美國島を訪れている可能性が高いです。
アポトキシン4869の本来(表向き)の目的のため?
アポトキシン4869の本来の役割が「不老不死」でないことは青山剛昌先生の発言から確定事実ですが、何らかの研究のために美國島を訪れている可能性は否めません。
アポトキシン4869について作中で灰原が以下のように語っています。
この地球のほとんどの人間には価値を見出せない愚かしい代物…【引用元:名探偵コナン38巻】
まあ、私が本当に作らされていたのは…別の薬なんだけどね…【引用元:名探偵コナン90巻】
これらから、組織の目的は人殺しでも金集めでもなく「薬の完成」である可能性が高いです。
現時点では本来のアポトキシン4869の本来の役割が何なのかについて明確に断言はできませんが、美國島の歴史の中、または島の住人から何らかの情報を得られるので美國島を訪れたと考えることができます。
しかし、ここで問題になるのがジンとウォッカは幼児化の事実を知らないという点です。
幼児化の事実を知らないのに組織の目的が「薬の完成」だとすると、ジンとウォッカは嘘の目的のために活動していることになります。
一方、美國島に同行している灰原は薬の開発者なので、本当の目的を理解していないとおかしいですよね。
ジンとウォッカが知る薬の目的を「表の目的」とし、灰原が知る薬の目的を「裏の目的」とする場合、灰原が「裏の目的」のために美國島を訪れてるならジンとウォッカとは一緒に行かないはず。
つまり、ジンとウォッカが知る「表の目的」のために美國島を訪れたと考えるのが自然です。
コナンがジンに薬を飲まされた時のセリフ
こいつを使おう…組織が新開発したこの毒薬をな…フフフ…なにしろ死体から毒が検出されない…完全犯罪が可能なシロモノだ!!まだ人間には試したことがない、試作品らしいがな
これから考察するに、ジンとウォッカが知る「表の目的」は完全犯罪が可能な革命的なアイテムといった具合かもしれません。
組織の活動に関する協力者(スポンサー)を探すため?
組織の活動を見ていると、
大金や優秀な人材を集める → 薬の研究
という流れが見えてきます。
これについては以下の事件からある程度の信憑性を得られるかと思われます。
- 「黒の組織10億円強奪事件」で大金を集めようとしている
- 「黒の組織との接触、残された声なき証言」でエンジニアの板倉卓に何らかのソフトを依頼している
「そして人魚はいなくなった」の物語中で、名簿を見ながら服部が言った
元外務大臣に官房長官に日銀の総裁!!昔日本を動かしとったお偉いさんがぎょーさん名前連ねてんでー!!
というセリフから、美國島には不老不死を目的として、日本の権力者たちが訪れていたことが分かります。
現時点で「薬の目的」までは不明ですが、組織は「不老」「幼児化」「毒が検出されない毒薬」などのキーワードで権力者たちから組織を運営していくためのスポンサー料を徴収していたとも考えられます。
実際にはジンとウォッカは「幼児化」について知らないので、「毒が検出されない毒薬」や、その他の組織の活動内容を餌に権力者たちからの協力を得ていたと考えるのが現実的です。
また、前述したように「烏丸蓮耶」が「大黒連太郎」と称して直々に美國島を訪れていた場合のみ、「不老」「幼児化」などのキーワードでも権力者に声を掛けることが可能となります。
まとめ
今回は美國島の伝統行事「儒艮祭り」の参加者名簿になぜ黒の組織のメンバーの名前があった考察していきました。
現時点では以下の内容で美國島を訪れたと考えるのが自然かと思われます。
- 不老不死の研究のため?
- アポトキシン4869の本来(表向き)の目的のため?
- 組織の活動に関する協力者(スポンサー)を探すため?
しかし、ジンやウォッカのように幼児化についての事実を知らないものと、組織のボスやベルモット、灰原のように幼児化について知るものとの分別があるのも事実。
この伏線については物語の終盤にしか回収されないと予想できるので、まだまだ美國島の名簿についての真相が分かるのも時間が掛かりそうです。
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