四ノ宮キコルは、怪獣8号における主要キャラクターです。
可愛い見た目でありながら、かなりの実力を持っており、強気な発言も多く見られる人物でもあります。また、キコルが登場する場面では、数々の名言も生まれています。今回は、四ノ宮キコルの経歴や強さについて、まとめていきたいと思います。
【怪獣8号】四ノ宮キコルのプロフィール
四ノ宮キコルは、9月7日生まれの16歳、身長157cm、好きなものは紅茶(特にダージリン)と大きい犬で、趣味は怪獣殺しです。
氏名 | 四ノ宮キコ |
年齢 | 16歳(9月7日生まれ) |
身長 | 157cm |
好きなもの | 紅茶(特にダージリン)、大きい犬 |
趣味 | 怪獣殺し |
【怪獣8号】四ノ宮キコルの経歴
四ノ宮キコルの生い立ちや経歴についてまとめています。
四ノ宮キコはエリート家系の生まれ
四ノ宮キコルの父は、防衛隊長官の四ノ宮功であり、母はかつての防衛隊第2部隊隊長の四ノ宮ヒカリです。そのためキコルは、エリートの両親を持つサラブレッドと言えます。しかしヒカリは、10年前の怪獣6号を中心とした群発災害にて命を落としているため、キコルが6歳の時には亡くなってしまっています。
また東京討伐中学へ通っていましたが、そこでは首席合格を果たしています。名実ともに優秀であることが分かりますね。
実際キコルは父である功にとても厳しく育てられました。常に完璧を求められ、中学へ主席合格を果たした時にも、「そんなものは当然だ」と言われてしまいます。それからも、厳しい教育方針のもと、キコルも努力を怠らず頑張ってきたからこその実力と言えると思います。
防衛隊第3部隊に配属
キコルは防衛隊入隊後、カフカたち同期の新人と一緒に、防衛隊第3部隊に配属されます。
そこで訓練を積みたった2ヶ月間で解放戦力55%まで実力を上げました。初任務となった相模原討伐では、先輩の度胆を抜くような戦いを見せており、さすが首席合格者といった実力を示しました。
その実力が評価され、第3部隊のナンバー3の戦闘力があるということから、専用武器が与えられることになります。亜白隊長と保科副隊長にも認められることは、本当にすごいことですね。怪獣10号戦でも、その専用武器を用いて、基地を守るために活躍しました。
そして何より、新人たちと一緒に過ごすこの時間があったからこそ、同期同士の仲間としての絆がより一層強まったのではないでしょうか。キコルたちの代は、ライバル意識がとても強いですが、それゆえみんなのレベルアップが早いです。そうやって張り合うことで、仲間として成長していける良い関係性だと感じさせられます。
防衛隊第1部隊に配属
怪獣10号によって、第3部隊の拠点である立川基地が破壊されたことで、キコルたち新人は、一時的な処置として他部隊にバラバラに配属されることになります。
そこでキコルが配属されたのが、防衛隊第1部隊。隊員1人1人のスペックが高く、隊員全員が解放戦力40%以上の小隊長クラス以上の実力とされる部隊です。常に結果を求められる環境で、キコルは成長していくことになります。
そして第3部隊にいた時、保科や亜白ミナの格上の実力を目の当たりにしたキコルは、もっと強くなろうと今まで以上に集中し、訓練や戦闘に臨んでいきます。しか、第1部隊に入ってすぐの戦闘で、功を失うことになったため、キコルはとてもつらい経験をすることにもなります。
その中で途中から配属されてきた日比野カフカの存在や、鳴海弦の存在は、大きかったように思えます。さらに強くなっていくであろうキコルから、ますます目が離せません。
【怪獣8号】四ノ宮キコルの強さ
四ノ宮キコルの強さについてまとめています。
解放戦力46%
四ノ宮キコルは、防衛隊選抜試験にて解放戦力46%を記録し、初めてにも関わらず小隊長クラスレベルの実力を示しました。
選抜試験時の歴代最高記録とも言える数値でもあり、相当な実力を兼ね備えた新人であることが分かります。
さらに入隊後わずか2ヶ月で解放戦力55%とさらに記録を伸ばしており、今後、隊長レベルの実力者まで上がっていく可能性が考えられます。
専用武器
基本的に専用武器は、ミナや保科のような隊長クラスの人物に与えられることになっています。
しかし新人でありながら第3部隊でナンバー3の実力を持つキコルに、主力として前線で戦えるようにと、専用武器が与えられることになりました。キコルの専用武器は、大型の斧タイプで、トリガーで通電すると衝撃波を発する仕組みになっています。実力者しか使いこなせないとされる専用武器を与えられたキコルは、すごい逸材と言えますね。
またこの専用武器を使った隊式斧術がキコルの戦闘スタイルになります。現在明らかになっているものは、1式から5式まであり、どんな怪獣にも屈しないアグレッシブな戦闘スタイルと言えます。そして今の戦闘スタイルは、強気なキコルととても合っているように感じます。しかし、現在使用中の専用武器はプロトタイプであるため、今後新たな武器に変わるかもしれません。
母のヒカリが使っていたナンバーズ4を使って戦う可能性なども考えられますね。
気持ちの強さ
キコルの防衛隊に対する気持ちはとても強いです。四ノ宮家の生まれであることや、ヒカリを亡くした過去など、家庭環境がそうしている部分もあると思いますが、キコル本来の強さが何より大きいと思います。
どんな困難な状況やつらい状況でも、決して諦めませんし、常にさらに強くなろうとしています。すでに誰もが驚くような実力を持っていますが、現状に満足することなく自分に厳しくあります。そして、自分に厳しくあり、口だけでなく行動や実力として示しているからこそ、仲間にも厳しくできるのだと思います。
キコルの言葉には嘘がなく、真っ直ぐなため、厳しくあってもそれが優しさだと気づくことができます。本当に強くてカッコいい女の子です。
【怪獣8号】四ノ宮キコルの名シーン
四ノ宮キコルに関する名シーンについてまとめました。
防衛隊選抜試験での襲撃
四ノ宮キコルたちが受けた防衛隊選抜試験会場に、怪獣9号が突如現れました。
そして、キコルが9号によって攻撃されます。心臓付近を撃ち抜かれたように思われましたが、なんとかシールドの一点集中で心臓への到達はまぬがれます。
しかしその後も、立て続けに何発も攻撃が撃ち込まれ、相当なダメージを追います。しかし、誰かが怪獣9号を足止めしないと、他の受験者が何人も死ぬと考え、スーツの怪獣筋肉で傷口を圧迫止血し、なんとか戦い続けます。痛手を負ってつらい状況でありながら、父に期待されている言葉を思い返し、自分を奮い立たせ怪獣9号に立ち向かいます。
絶対に負けないまだ動けると自分に言い聞かせ、限界まで戦おうとするキコルからは、実力だけでなく人間としての強さが伝わってきました。
四ノ宮功が殉職した後
父親である功を目の前で失い、助けることができなかった悲しみで、キコルはとてもつらい状況に陥ります。
しかし、鳴海弦に向かって泣きながら「わたし強くなりたいです。私がパパを弔うのは防衛隊があいつを討伐した時です」と言います。悲しみに打ちひしがれてもおかしくない過酷な状況でありながら、この時すでに先へ進んでいく覚悟ができており、キコルの強さを改めて実感するシーンであったと思います。
四ノ宮キコルは、選抜試験で怪獣9号にやられていますし、功のかたきを取りたいという想いもかなり強いでしょうから、次に怪獣9号と対峙する時に、どのような戦いを見せてくれるのか注目したいですね。そして何より、キコルに幸せは訪れるのか、明るい未来が待っていれば良いなと思ってしまいます。
怪獣8号vs四ノ宮功
怪獣8号だと正体がバレてしまったカフカの処分をめぐり、四ノ宮功と対決することになります。
この戦いでカフカは、人間であることを証明しなくてはいけないのですが、途中怪獣に意識を乗っ取られかけ、功を殺してしまいそうになります。それを見ていたキコルは、父が負けそうになっているからではなく、怪獣に負け生きる道を断たれそうになっているカフカに対して檄を飛ばします。
カフカがここで害のある怪獣だと思われてしまえば、以前キコルが宣言したように、カフカのことを自分が殺すことになります。
しかし、仲間としてカフカのことを信じたいという一心で、「怪獣なんかに負けてんじゃないわよバカカフカァ」と叫びます。この言葉から、カフカを大切な仲間として想うキコルの優しさが伝わってきました。
カフカが変身を失敗する場面
怪獣9号との戦闘中、カフカは怪獣8号に変身しようとしますが、何度も失敗してしまいます。8号に身体も意識も乗っ取られて自分を見失ってしまうのではないか、それが原因で仲間を殺してしまうのではないか、という恐れから失敗してしまうのです。
それを見たキコルが、カフカに向かって「私を舐めるな。私だけじゃない。亜白隊長を、保科副隊長を、レノや同期のみんなを、何よりあんた自身を。
防衛隊を舐めるな」と言い放ちます。キコルが責任を持ってカフカを止める覚悟があるということに加え、仲間とカフカを信じ、怪獣なんかに負けるなという熱い想いが伝わってくる言葉です。非常にカッコいい名場面ですね。
【怪獣8号】四ノ宮キコルと主要登場人物との関係
四ノ宮キコルと主要登場人物との関係について、エピソードをまとめました。
四ノ宮功
上記でも述べたように四ノ宮功は防衛隊長官であり、キコルの父です。
キコルに対してとても厳しくあり、実力と威厳のある人物。しかし、功が厳しくなったのは、おそらくヒカリが亡くなってからです。ヒカリが、キコルを防衛隊員として育てていく中で、生き抜く力を身につけさせるよう厳しく指導していくと、功に明かしていたことがあります。亡き妻のその意志を功は受け継いだのだと思われます。
そして、怪獣6号との戦闘によってヒカリが命を落としたことから、より一層身にもって感じたのでしょう。キコルがこの先、生きていけるよう、幸せな未来を残せるよう、そのためにもキコルに厳しくありました。そして、キコルもそれが分かっていたのではないかと思われます。母を亡くし、守ることができなかった後悔や悲しみがあるため、強くなろうとすることもあると思いまが、父の期待に応えようとする様子も多くみられます。
それは、ただ強要されているというより、父の気持ちや想いを汲んだ上で、頑張ろうとしていると感じられます。功が直接キコルに想いを告げることはありませんでしたが、功の優しさはキコルに十分伝わっていたのではないかと思います。本当に家族想いの親子ですね。
鳴海弦
キコルが第1部隊に配属されてから、隊長である鳴海弦のもとで戦っていくことになります。
最初は、鳴海のだらしない生活や自分勝手な言動に、尊敬の念が全くわかないキコルでしたが、鳴海の実力を知っていくことになります。そして、功が殉職した後、キコルが鳴海にもっと強くなりたいと言ったことで、2人の師弟関係ができあがったように感じます。そして、鳴海はキコルに対して「お前をボクの次くらいに強くしてやる。功さんに叩き込まれたことをボクがお前に叩き込む」と言うのです。
鳴海にとって、四ノ宮功が師匠のような存在だったのでしょう。鳴海も功を亡くして相当悔しいに決まっています。だからこそ、キコルの想いに応えたかったのだと感じますね。
日比野カフカ
キコルは日比野カフカと同期であり、カフカが怪獣8号であると知っていた人物でもあります。
16歳と32歳で年は大きく離れていますが、そんなことを感じさせないくらい、とても良い関係性の2人です。キコルの持ち前の強気な性格と、カフカの素直な性格がマッチしているのでしょう。何かとカフカを気にかけており、キコルの優しい一面がよくみられます。カフカに命を助けてもったこともあり、怪獣8号であるという正体を黙っていてくれるのですが、これもキコルの強さでしょう。
もし怪獣8号として危害が及ぶと分かった時には、自分の手で殺すとカフカに向かって言います。正面切って言えることに加え、いざという時には仲間を殺すというその覚悟は、相当強くないとできないことです。それができるキコルは強いですし、笑いながらその時は頼むと答えたカフカも覚悟が決まっており、2人の仲間としての信頼や絆は強いものだと感じさせられました。