【葬送のフリーレン】ハイターについて考察！詳細プロフィール・経歴・エピソードなど

大人気漫画の「葬送のフリーレン」。アニメ第2期の制作が決まりましたね！

この記事では物語の主人公である「ハイター」について、詳細プロフィールやその経歴やエピソード、名セリフなどを紹介します。

【葬送のフリーレン】ハイターのプロフィール

ハイターは「葬送のフリーレン」に登場する人間の僧侶で、勇者ヒンメル一行の僧侶として魔王討伐などの偉業を果たしています。

長身で、優しい性格で、思慮深い発言が多い一方で、大の酒好きでもあり、ヒンメルやフリーレン、アイゼンからは「生臭坊主」と呼ばれたりもしています。

よくあることとして酒を飲み過ぎた次の日には、アンデットの様な顔色になり、二日酔いで使い物にならず、勇者一行も「今日はダメな日」と割り切っている姿も見られました。

ヒンメルとは同郷の仲で、お互いに憎まれ口を言い合いながらも、信頼は厚く、ハイターはヒンメルの勇者然とした言動に憧れを抱いていたような描写もあります。

ドワーフ族のアイゼンとも仲が良く、魔王討伐後にそれぞれの道に分かれてからも、マメに文通をするほど仲が良かったようです。フリーレンの数少ない理解者の一人でもあり、フリーレンの回想の中ではよくハイターは人間のことを彼女に教えようとしていました。

女神様の魔法を得意とし、聖典を片手に回復魔法や解毒魔法、パーティーをサポートする魔法を使いこなしています。

また、「女神の三槍」という攻撃魔法や、ドーム状に魔法を展開して味方を守護する魔法、大魔族相手には瞬間的な時間稼ぎにしかならなかったものの、光の帯の様なもので対象を拘束する魔法も扱えるようです。

【葬送のフリーレン】ハイターの経歴について

ハイターの経歴を紹介します。

勇者一行の僧侶として数々の偉業を果たす

ハイターは勇者ヒンメル一行の僧侶として、数々の偉業を果たしています。

人類の悲願であった魔王討伐を始め、難攻不落のダンジョンの踏破、七崩賢「不死なるベーゼ」の討伐、皇獄竜の討伐など、その活躍は枚挙にいとまがありません。

魔王討伐後は聖都に残り大司教となる

魔王討伐を果たし、聖都に凱旋したハイターは、そのまま聖都に残り司教としての半生を歩んでいきます。献身的な聖職者として誰からも認められ遂には、僧侶としては最高の名誉である「聖都の大司教」となります。

大司教となったハイターであしたが、気さくな性格と、思慮深さは変わらず、各地にいる多くの司教がハイターを心から尊敬しています。

現在は死去、戦災孤児であるフェルンを育てフリーレンに託す

フリーレンの「人間を知る旅」の序盤に再会しており、短い期間でしたが一緒に時を過ごします。その頃にはハイターはフェルンを育てていました。

ハイターは自身の命がそう長くないことを感じており、フリーレンにフェルンを託そうとしますが、フリーレンにははじめ断られています。魔法の才はあろともまだまだ幼く未熟なフェルン、大切な友人の子どもを死地に向かわせられないというフリーレンらしい理由でした。

ハイターはそんな彼女の意思を認めつつ、賢者ベーリヒの書の解読をフリーレンに依頼し、その間にフェルンに魔法を教えて欲しいと頼みました。

これはハイターの策であり、フェルンを一人前の魔法使いにして、自分の死後にはフリーレンの旅に同行させて欲しかったためでした。

そんなハイターの策略が功を奏しフェルンはフリーレンとともにハイターを看取り、旅立つのでした。

【葬送のフリーレン】ハイターのエピソード集

ハイターのエピソードをご紹介します。

フリーレンに人間の心を伝える

ハイターは人間の心を理解できないフリーレンに対して、よく人間の心の機微について伝えようとしました。

その時にはフリーレンは理解できなかったし、しようともあまり思えていなかったかもしれませんが、ヒンメルの死後に人間を知る旅に出たフリーレンは多くのハイターとのエピソードを思い出しています。

超チート級のサポート魔法がヤバい

ヒンメル一行は魔王討伐の旅の中で、七崩賢と呼ばれる大魔族「不死なるベーゼ」と戦い窮地に陥ります。

魔法はイメージの世界であり、絶対に壊すことなどできないとフリーレンが断じた程の、強力な結界にパーティー全員が封じ込まれてしまいます。その時にハイターが使ったのが「無酸素・無補給でも活動できる魔法」です。

結界内で、食事も摂れず、酸素もどんどん薄くなっていく状況下で、これほどクリティカルなサポート魔法があって良いのかと思うほどにチートなサポート魔法です。

勇者ヒンメルとは幼馴染

ハイターは孤児であり、ある村の施設で育ちました。そこには、後の勇者となるヒンメルも居ました。

幼い頃からヒンメルはすでに勇者としての資質を垣間見せていて、ハイターは嫉妬や、焦燥感から「偽物の勇者」とヒンメルに心にもない言葉をぶつけてしまったりもしました。

その時のことをハイターはずっと胸につかえたままでした。旅の途中で二人はひょんなことから二人きりになり、お互い少しだけ胸の内をさらけ出し、ハイターはその時のことをヒンメル本人に懺悔します。

このことで、2人はより絆を深めました。

【葬送のフリーレン】ハイターの名言・名シーン

ハイターの名言・名シーンを紹介します。

「あなたには褒めてくれる人はいますか？」

23話の回想シーンの中で、復興資金を融資したある孤児院の庭先で、ハイターとフリーレンが話していました。

ハイターは司教なので、人々の懺悔を聞き、道を示したり、褒めてあげることもします。人間であれば、家族や友人などから褒められる機会というのもあります。

ですが、エルフであるフリーレンにはそういった人物がおらず、「あなたには褒めてくれる人はいますか？」と尋ねます。

それは、魔王を倒す為に日々研鑽を続ける彼女を傍で見守ってきたハイターだからこその言葉であり、司教として、女神を信じないフリーレンに、女神様の代わりに褒めるというハイターの優しい一面が見られたエピソードでした。

「きっと私は死ぬまで大人の振りを続けるのでしょう」

29話のフリーレンとザインが、フェルンとシュタルクの様子を見守りながら、理想の大人について会話している中でハイターの回想が挟まれます。

晩年のハイターはフリーレンと話していて、フリーレンはハイターを「大人っぽくなった」と言いますが、ハイターは「心は子どもの頃から変わっていない」と言います。

大人は、子どもに大人らしさを演じて見せているだけというハイターは続けて「きっと私は死ぬまで大人の振りを続けるのでしょう」と言いました。子どもの為に、大人は大人を演じなければならず、大人になってしまったからには死ぬまで大人の振りをしていくのだというハイターらしい言葉が深いです。

そんなハイターの話を聞いたフリーレンがハイターを不器用に褒め、ハイターもそんな彼女の行動に喜ぶのがまたエモいです。

「そんなに魔法が好きならよそのパーティーの子になっちゃいなさい！」

108話にてフリーレンは女神の石碑の解析をしようと、パーティーに寄り道をさせますが、道中の苦労の挙句にも解析は全くできませんでした。

そんなフリーレンの気まぐれに対して、ハイター子どもを諭すようにフリーレンに「寄り道ばっかりして、そんなに魔法が好きならよそのパーティーの子になっちゃいなさい！」とオカンの様に言う愛のあるシーンです。

【葬送のフリーレン】ハイターの主要登場人物との関係

ハイターの主要登場人物たちとの関係を紹介します。

幼馴染である勇者ヒンメル

同郷であり、同じ孤児院で育った幼馴染でもあるヒンメルとは深い関係にあります。

その後、魔王討伐の旅にも出ることになり、お互いのことを信頼し合い、一緒に成長しながらも。密かに憧れを持つような関係性でもあります。

ヒンメルの死を弔った際には、神妙にならず明るく振る舞う姿も、ハイターなりのヒンメルの送り方なのだろうと思わされました。

愛娘の様に育てたフェルン

戦災孤児となってしまったフェルンが、命を投げ出そうとした時にハイターは声をかけ、そして二人は一緒に暮らす様になります。ハイターは幼いフェルンの魔法の才能にも気づいており、愛娘の様に大切に育てました。

そんなハイターの愛情を分かっているフェルンもまた、ハイターのことを実の親の様に慕っていました。

死別した後も、、ハイターとの思い出や、その姿、言葉を回想することも多く二人の関係がどれだけ親密であったかを物がたっています。

アイゼン

アイゼンとは魔王討伐後からはマメに文通をする中であり、フリーレンの回想シーンでは、二人でお花畑で追いかけあったり、色んな所でイチャついている姿を見せてくれます。

フリーレンを「死者の魂と対話できる場所オレオール」へと導くことになった、アイゼンからフリーレンへの「フランメの手記を探す依頼」にもハイターが一枚かんでおり、二人の仲がなくして、今のフリーレンはなかったかもしれないと言えるほどに、重要な関係性であったと言えます。