コナンで声優が変わったキャラクターは？交代理由は死亡・病気・金銭トラブル？

1996年1月8日よりアニメ放送の始まった名探偵コナン。

放送開始から20年以上愛される国民的アニメとなったわけですが、その長い歴史故に途中で声優が変わったキャラクターが何人か存在します。

そこで今回は、途中で声優が変わったキャラクターの交代理由についてまとめていきます。

声優の死亡によりキャストが交代したキャラクター

コナンアニメは放送開始から20年以上経つので、当然ですがアニメ開始当初と比べると声優陣も高齢化が進んでいます。

ベルモットのように現実でもずっと若々しくいられたらいいのですが、残念ながら亡くなられて声優が交代したキャラクターも何人か存在します。

ここからは、声優の死亡によりキャストが交代したキャラクターを紹介していきます。

白鳥任三郎(塩沢兼人 → 井上和彦)

最後の出演	劇場版第4作「瞳の中の暗殺者」(2000年4月22日公開)
後任の初出演	第205話「本庁の刑事恋物語3(前編)」(2000年8月28日)

劇場版からの逆輸入という形で原作やアニメに登場するようになった白鳥警部。

初登場の頃はまだ警部補だったことや、高木刑事と佐藤刑事を巡ってバトルを繰り広げていたことを知らないキッズも多いはず。

そんな白鳥警部は初めて声優が変わったキャラでもあります。

塩沢兼人さんの代表作は白鳥警部以外にも

などがあります。

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鈴木次郎吉(永井一郎 → 富田耕生)

最後の出演	第725話「怪盗キッドと赤面の人魚(後編)」(2014年1月11日)
後任の初出演	第746話「怪盗キッドvs京極真(前編)」(2014年7月19日)

鈴木園子の伯父・鈴木治郎吉相談役。怪盗キッドの登場回には欠かせない存在になりました。

▼怪盗キッドの登場回まとめ記事はこちら

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劇場版第19作「業火の向日葵」からは富田さんが鈴木治郎吉相談役を担当しています。

永井一郎さんの代表作は鈴木治郎吉相談役以外に

などがあります。

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ジェイムズ・ブラック(家弓家正 → 土師孝也)

最後の出演	劇場版第18作「異次元の狙撃手」(2014年4月19日公開)
後任の初出演	劇場版第20作「純黒の悪夢」(2016年4月16日公開)

FBI捜査官、ジェイムズ・ブラック。2008年2月11日～5月19日に放送されたアニメ最長シリーズの「赤と黒のクラッシュ」の印象が強いキャラクターです。

劇場版第20作「純黒の悪夢」からは土師さんがジェイムズ役を担当しています。

家弓家正さんの代表作はジェイムズ・ブラック役以外に

などがあります。

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遠山銀司郎(佐古正人 → 小川真司 → てらそままさき)

最後の出演	劇場版第17作「絶海の探偵」(2013年4月20日公開)
後任の初出演	劇場版第21作「から紅の恋歌」(2017年4月15日公開)

遠山和葉の父、遠山銀司郎警視長。このキャラクターに限っては声優が2度変わっている珍しいパターンだと言えます。

劇場版第17作「絶海の探偵」までは小川さん、第21作「から紅の恋歌」からはてらそまさんが遠山銀司郎役を担当しています。

佐古正人さんの代表作は遠山銀司郎役以外に

などがあります。

小川真司さんの代表作は遠山銀司郎役以外に

などがあります。

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松本清長(加藤精三 → 未定)

最後の出演	第683話「命を賭けた恋愛中継(現場突入)」(2013年1月19日)
後任の初出演	ー

警視庁捜査一課の管理官だったが、最近ではが黒田新管理官の登場により作中での登場はなくなりました。警視から警視正になったことが分かっています。

昔は目暮警部の帽子の秘密などを知る数少ない人物だったので、登場しなくなったのは寂しい限りです。

おそらく今後の登場はないと思われます。

加藤精三さんの代表作は松本清長役以外に

などがあります。

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荻野彩実(鶴ひろみ → 未定)

最後の出演	劇場版第13作「漆黒の追跡者」(2009年4月18日公開)
後任の初出演	ー

劇場版第13作「漆黒の追跡者」に登場した、埼玉県警の警部で、劇場版オリジナルキャラクターです。

鶴ひろみさんの代表作は荻野彩実役以外に

などがあります。

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トメさん(中嶋聡彦 → 未定)

最後の出演	第654話「毒と幻のデザイン(Poison)」(2012年5月5日)
後任の初出演	ー

初期に登場していたアニメオリジナルキャラクターです。鑑識のトメさんと言えばわかりやすいですよね。

今後の再登場する可能性はかなり低いと思われます。

コナンの原作者の青山剛昌先生の別作品「剣勇伝説YAIBA」にも出演されていたのには驚きです。

中嶋聡彦さんの代表作はトメさん役以外に

などがあります。

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中森銀三(石塚運昇 → 石井康嗣)

最後の出演	第888話「怪盗キッドの絡繰箱(後編)」(2018年1月13日)
後任の初出演	劇場版第23作「紺青の拳」(2019年4月12日公開)

コナンの原作者の青山剛昌先生の別作品「まじっく快斗」にも登場する、怪盗キッド専門の刑事・中森警部。

中森警部はキッドのエピソードには欠かせない重要人物なので、石塚さんが亡くなられた時はどうなるのかと思いましたが、石井さんを後任に出演が継続決定したので一安心です。

2019年4月12日に公開された劇場版第23作「紺青の拳」からは石井さんが中森警部役を担当してい

石塚運昇さんの代表作は中森警部役以外に

などがあります。

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茶木神太郎(田中信夫 → 未定)

最後の出演	第747話「怪盗キッドVS京極真(後編)」(2014年7月26日)
後任の初出演	ー

中森警部の上司であり、怪盗キッドを追う警視。

怪盗キッドを追うキャラクターではあるものの、初登場は名探偵コナンで、まじっく快斗に逆輸入されたキャラクターです。

茶木警視は中森警部とは異なり、キッド登場回に必ず登場するキャラクターではなく、今後の予定は未定ではあるものの、登場する可能性はないこともないといった状況です。

田中信夫さんの代表作は茶木警視役以外に

などがあります。

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赤木英雄(辻谷耕史 → 未定)

最後の出演	第907話「Jリーグの用心棒」(2018年7月14日)
後任の初出演	ー

プロサッカーチーム「東京スピリッツ」の赤木英雄選手。初登場はアニメ第10話「プロサッカー選手脅迫事件(単行本7～8巻)」なので、かなり初期から登場しているキャラクター。作品中ではヒデという愛称でお馴染みです。

もともとセリフなしで登場する機会が多いので、声優の代役を敢えて用意するかは不明です。

辻谷耕史さんの代表作は赤木英雄役以外に

などがあります。

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桃井刑事(後藤哲夫 → 未定)

最後の出演	第695話「葡萄畑に薔薇の花」(2013年4月27日)
後任の初出演	ー

アニメ第695話「葡萄畑に薔薇の花」に登場した、山梨県警の桃井刑事でアニメオリジナルのキャラクター。

コナン作品にはその他にも多数参加歴があり、

• 34～35話「山荘包帯男殺人事件」：角谷弘樹
• 284～285話「中華街　雨のデジャビュ」：伊東基伝
• 544話「不協和音を奏でる手」：坂本勇樹
• 565話「見てない目撃者」：野田正男
• 891～892話「幕末維新ミステリーツアー(山口編/萩編)」：宝田昭彦

これらに出演されています。

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後藤哲夫さんの代表作は桃井刑事役以外に

などがあります。

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浦思青蘭・常盤美緒(藤田淑子)

浦思青蘭　役	劇場版第3作「世紀末の魔術師」(1999年4月17日)
常盤美緒　役	劇場版第5作「天国へのカウントダウン」(2001年4月21日)

劇場版第3作「世紀末の魔術師」に登場した浦思青蘭(ほしせいらん)と、劇場版第5作「天国へのカウントダウン」に登場した常盤美緒。

どちらも劇場版の限定キャラクターのため、再登場はまずないと言えます。

藤田淑子さんの代表作は浦思青蘭役、常盤美緒役以外に

などがあります。

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籏本祥二・新見謙介(有本欽隆)

籏本祥二　役	第22～23話「豪華客船連続殺人事件」(1996年7月1日、7月8日)第76話「コナンvs怪盗キッド」(1997年9月22日)
新見謙介　役	劇場版第9作「水平線上の陰謀」(2005年4月9日公開)

アニメ第22～23話「豪華客船連続殺人事件」に登場した籏本祥二や劇場版第9作「水平線上の陰謀」に登場した新見謙介。

特に「豪華客船連続殺人事件」は初期からのファンなら知っている方も多い事件です。

コナン作品にはその他にも多数参加歴があり、

• 第325～327話「炎の中に赤い馬」：曽我操夫
• 第610～613話「被害者はクドウシンイチ／犬伏城 炎の魔犬」：犬伏禅也
• 第829話「不思議な少年」：長井徳治郎

これらに出演されています。

有本欽隆さんの代表作は籏本祥二役、新見謙介役以外に

などがあります。

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声優の死亡以外の理由でキャストが交代したキャラクター

コナンアニメは声優の死亡以外の理由でもキャストが交代したケースがいくつか存在します。

ここからは、声優の死亡以外の理由でもキャストが交代したキャラクターを紹介していきます。

毛利小五郎(神谷明 → 小山力也)

最後の出演	第548話「犯人との二日間(二日目)」(2009年9月26日)
後任の初出演	第553話「ザ・取調室」(2009年10月31日)

コナン史上最もインパクトの強かった毛利小五郎のキャスト変更。

神谷さんは2009年9月18日に自身のブログで

9月26日をもって「名探偵コナン」の毛利小五郎役を解任させられた

と明かしています。(現在は削除済みのため閲覧不可)

神谷さんは詳細については触れず

契約上の問題と信・義・仁の問題

であるとし、原作者の青山剛昌・共演者・APUスタジオ・読売テレビ・小学館に対し、お詫びと長年の愛顧についての感謝の言葉を述べています。

これについてはファンの間でいくつもの憶測が交わされましたが、円満でないことは確実視されています。

後任の小宮さんになってからかなりの年月が経過しますが、未だに毛利小五郎と言ったら神谷さんのイメージが拭い切れません。

神谷明さんの代表作は毛利小五郎役以外に

などがあります。

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沖野ヨーコ(天野由梨 → 長沢美樹)

最後の出演	第122話「バスルーム密室事件(後編)」(1998年11月2日)
後任の初出演	第249話「アイドル達の秘密(前編)」(2001年9月3日)

初期から登場する作中のアイドル・沖野ヨーコ。

初代声優の天野由梨さんは2000年に一時的に声優を引退したため、長沢美樹さんが後任を務めることになりました。

その後、天野さんは声優として復帰しますが、沖野ヨーコ役は長沢さんが継続して担当することに。

逆に天野さんは第437話「上戸彩と新一 4年前の約束」からゲスト声優として参加するようになります。

天野由梨さんの代表作は沖野ヨーコ役以外に

などがあります。

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服部平蔵(小山武宏 → 山路和弘)

最後の出演	第712話「服部平次と吸血鬼館(一)」(2013年10月5日)
後任の初出演	劇場版第21作「から紅の恋歌」(2017年4月15日公開)

初代声優の小山さんは所属していた劇団を退団したため、山路さんが後任を務めることになりました。

小山武宏さんの代表作は服部平蔵役以外に

などがあります。

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声優の都合により一時的にキャストが交代になったキャラクター

円谷光彦(大谷育江 → 折笠愛)

一時休業期間	第425話「ブラックインパクト！組織の手が届く瞬間」～第436話「探偵団に注目取材(後編)」(2006年1月9日～4月24日)

大谷さんが2006年に一時休業していたため、代役を折笠さんが務めることになりました。

劇場版第10作「探偵たちの鎮魂歌」の光彦の声も折笠さんが担当しています。

代役を務めた折笠愛さんはコナン作品にはその他にも多数参加歴があり、

• 11話「ピアノソナタ”月光”殺人事件」：浅井(麻生)成実
• 217～218話「封印された目暮の秘密 」：目暮みどり
• 劇場版第6作「ベイカー街の亡霊」：ヒロキ・サワダ／ノアズ・アーク

これらに出演されています。

大谷育江さんの代表作は円谷光彦役以外に

などがあります。

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声優の都合によりキャストが交代の交代の可能性があったキャラクター

遠山和葉(宮村優子)

和葉役を務めているのは宮村さんは2007年にバセドウ病であることを公表しました。妊娠・出産がきっかけではないかと本人は述懐しています。

一時期は呂律が回らなくなるほどまで悪化し、2013年の夏には諏訪道彦プロデューサーに和葉役を降板したいと申し出ますが、治療に専念して乗り切って欲しいと言われて続投します。

• 第710～711話「みんなが見ていた」
• 第712～715話「服部平次と吸血鬼館」

この期間は特に症状が顕著に出ています。

その後、治療を続けながら和葉役を継続し、現在では以前と変わらない声を演じられています。

2017年の劇場版第21作「から紅の恋歌」では、服部と和葉の関係がメインになってくるので、本来の声を取り戻した宮村さんの演技が見れるのは本当にうれしく思います。

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まとめ

今回は名探偵コナンのアニメで途中で声優が変わったキャラクターの交代理由についてまとめていきました。

長い歴史の中で、避けられない事態によって声優さんが変わることは致し方ないのですが、ファンならば寂しくもあるのは否定できません。

特に、小五郎のように現役続行可能な場合のキャスティング変更は辛いものがあります。

幸いにも、コナンの放送は

「原作のアニメ化」→「アニメオリジナル」→「デジタルリマスター版」

の流れで放送されるので、現在のキャストと以前のキャストを両方楽しむことが可能です。

これからも長く続くコナンの放送を、これまでのキャストの遍歴を頭に入れつつ楽しんでいきたいですね。