【推しの子】黒川あかねについて考察！詳細プロフィール・経歴・エピソードなど

大人気漫画の「推しの子」。この記事では物語の重要人物の１人である「黒川あかね」について、詳細プロフィールやその経歴やエピソード、名セリフなどを紹介します。

【推しの子】黒川あかねのプロフィール

黒川あかねは、原作コミックの第3章にあたる「恋愛リアリティショー編」から登場するキャラクターです。

原作での初登場は第21話です。テレビアニメ版では第5話から本格的に登場しますが、実は、第1話にも一瞬だけ、あかねの姿が映っています。

テレビアニメ版であかねを演じるのは、人気声優の石見舞菜香（いわみ・まなか）さんです。実写版では、ファッション誌「Seventeen」の専属モデルでもある女優・茅島（かやしま）みずきさんが演じることが決まっています。

生年月日は不明ですが、初登場の時点での年齢は17歳です。主人公の星野アクアや星野ルビーより1つ年上で、有馬かなとは同い年です。

外見的には、青みがかった艶やかなストレートヘアが特徴で、清楚で大人びた雰囲気の美少女です。初登場時の髪型はショートボブでしたが、その後は髪を伸ばしてロングヘアになっています。

黒川あかねの身長は163cmで、体重や、スリーサイズなどは不明です。

「劇団ララライ」に所属し、舞台を中心に芸能活動を行っています。その演技力の高さから、一流の劇団員が揃うララライの中でも「若きエース」とまで呼ばれる実力派の女優です。

ちなみに、「黒川あかね」というのは芸名で、本名は芸名と読み方が同じ「黒川茜」です。

【推しの子】黒川あかねの経歴について

黒川あかねの経歴を紹介します。

黒川あかねの子役時代

黒川あかねは、同い年の天才子役である有馬かなに憧れて演技を志し、子役として芸能活動を開始しました。

しかし、人気絶頂のかなにほとんどの役を奪われ、子役としては目立った活躍をすることができませんでした。

その悔しさをバネにして、あかねは演技力に磨きをかけ、のちに劇団ララライのエースと呼ばれるほどの実力を身につけていくことになります。

「今ガチ」出演

黒川あかねが17歳の時、恋愛リアリティショー「今からガチ恋始めます」（通称「今ガチ」）に出演することになります。番組の共演者として、アクアやMEMちょ、鷲見ゆきらと初めて知り合います。

あかねは奥ゆかしい性格が災いして、番組内で目立つことができず、その焦りからトラブルを起こしてしまいます。SNSは炎上状態となり、誹謗中傷の標的とされてしまいました。追い詰められたあかねは自ら命を絶とうとしますが、間一髪のところをアクアによって救われ、他の共演者たちの協力も得て炎上事件は無事に解決します。

炎上事件の後、吹っ切れたあかねは天才女優としての実力を発揮し、番組内でアクアとのカップルを成立させます。

アクアとは、番組の終了後もビジネスカップルの関係を続けていくことになります。

「東京ブレイド」出演

黒川あかねは第5章「2.5次元舞台編」では、人気漫画「東京ブレイド」が原作の舞台に出演し、鞘姫というキャラクターを演じます。

この舞台にはアクアとかなも出演しており、かなとは数年ぶりに共演することになります。

東京ブレイドの稽古や舞台本番を通じて、あかねとアクア、あかねとかなの関係性は少しずつ変化していきます。

【推しの子】黒川あかねのエピソード

黒川あかねのエピソードをいくつかご紹介します。

料理が得意

黒川あかねは母親と一緒に料理教室に通っていて、家でも普段から食事を作っているため、料理の腕前はなかなかのものです。

「東京ブレイド」の稽古中に倒れたアクアを、五反田泰志監督の家に運び込んだ時には、目を覚ましたアクアや五反田監督に手料理をふるまっています。

偏差値78の才女

多忙な芸能生活を送っている黒川あかねですが、それにもかかわらず学業成績は非常に優秀です。名門中学の「お受験組」で、当時の偏差値は、なんと78。

中学受験の偏差値は、高校受験の偏差値よりも10程度高くなると言われていますが、それでもアクアの前世である産婦人科医、ゴローこと雨宮吾郎の高校受験当時の偏差値（70）に匹敵する秀才ぶりです。

役を徹底的に研究し、完璧に演じ切る憑依型の女優

黒川あかねは役作りの一環として、5歳から独学でプロファイリングを勉強しています。

「今ガチ」に出演した際には、アクアの好みの女性を演じるために、星野アイを研究し尽くし、その仕草や話し方、纏っている雰囲気までも、瓜二つと言えるほど完全に再現し、アクアを驚かせました。

アニメ版では、石見さんの演技もアイ役の高橋李依さんにそっくりということで、視聴者の間で大きな話題となりました。

【推しの子】黒川あかねの名言・名シーン

「辛い事は一緒に抱えてあげるからね」

第51話「考察」から。「東京ブレイド」の稽古中に、PTSDのフラッシュバックを起こして倒れてしまったアクア。

黒川あかねが介抱していると、アクアがうわごとでアイの名前を呼びました。「今ガチ」に出演した時にアイのことを調べ尽くしていたあかねは、プロファイリングの結果と照らし合わせて、アイがアクアとルビーの母親であったことに気づきます。

そして、アクアが抱いていた深い悲しみや孤独、心の傷を理解したことで、どんなことがあっても彼のそばにいようと決意したあかねは、目を覚ましたアクアを抱きしめて、こう囁きました。

「ピーマン体操が代表作のくせに！」

第54話「対立軸」から。ライバルであり、犬猿の仲である有馬かなと黒川あかねの、口ゲンカの最中に飛び出したセリフです。

かなが子役時代に出したCDで、今では黒歴史となっている「ピーマン体操」を揶揄したものですが、かなも負けじと、「そっちだって代表作は恋愛リアリティショーでしょうが！」と反撃しています。

大人っぽい雰囲気のあるあかねですが、年齢相応に子供っぽい部分や甘えん坊な一面も持ち合わせています。子役時代からお互いを知っているかなの前では、外面を取り繕うことなく、素のままの自分でいられるのかもしれませんね。

「本気のかなちゃんに勝ちたいの」

第61話「受け」から。東京ブレイドの舞台が始まり、かなと本気の演技でぶつかり合いたいと望む黒川あかね。

ところが、かなはあかねの誘いに気づきながらも、乗ってきてはくれません。それどころか、あかねを引き立てる「受け」の演技に徹しようとするのです。

二人を舞台袖から見ていたアクアも、かなが一歩引いた演技をしていることに気づきます。「有馬に勝ちたいって言うならこのままで良いけどな」と言うアクアに対し、あかねは「私が勝ちたいのはそういうかなちゃんじゃない」と反論するのです。

あかねが、かなの才能と実力を高く評価し、ライバルとして認めていることがよくわかるシーンです。

【推しの子】黒川あかねの主要登場人物との関係

星野アクア

恋愛リアリティショー「今ガチ」で共演した黒川あかねと星野アクアとは、番組内で恋人同士になります。

それはあくまで表向きの「ビジネスカップル」だったのですが、あかね自身は、炎上から助けてくれたアクアに好意を抱いており、アクアが自分を利用しようとしていること知りながらも、彼に献身的に尽くそうとします。

星野アイを殺害した人物への復讐という、アクアの目的をあかねが知った後は、事件の真相に迫っていく中で、二人の関係は徐々に変化していきます。

有馬かな

「10秒で泣ける天才子役」として活躍していたかなに憧れて芸能界入りした黒川あかねですが、かなとの差がなかなか縮まらないことをコンプレックスに感じるようになります。

有馬かなの方もまた、成長して仕事が減った自分とは対照的に、天才女優として活躍しているあかねを羨み、妬むようになっていました。

性格や体格、演技観などあらゆる面で正反対の二人は、顔を合わせるたびにケンカをしていますが、お互いの才能を誰よりも理解している良きライバルでもあります。

「東京ブレイド」で共演した時には、女優として本来の輝きを取り戻したかなの演技を目の当たりにし、誰よりも嬉しそうな反応を見せます。

ですが、黒川あかねとはアクアを巡る恋敵という関係でもあり、二人が完全に和解する日はまだ遠いかもしれません。

鷲見ゆき

ファッションモデルの鷲見ゆきとは、「今ガチ」で初めて共演することになります。

撮影の合間に起きたアクシデントで顔に傷を負ってしまいますが、黒川あかねとが誹謗中傷に遭っていることを知り、自分がきっかけを作ってしまったと考えて気に病んでいました。あかねが自殺未遂を起こした時には、涙を流すほど真剣に彼女のことを心配していました。

炎上事件が解決した後は、それまで以上にあかねと仲良くなり、その後もゆきが黒川あかねの舞台を観劇するなど、良好な友人関係が続いています。

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