鬼滅の刃小説「片羽の蝶」のあらすじと感想について【ネタバレあり】

 

鬼滅の刃のライトノベル版「片羽の蝶」

漫画版ではなく小説版という新しい売り出し方にもかかわらず、異例の大ヒット記録を打ち出してますよね。書店でも売り切れ続出でなかなかお目にかかることもできず、読みたいのにどんな内容か知れずじまいという方も多いのではないでしょうか？

そこで今回は、鬼滅の刃のライトノベル版「片羽の蝶」のあらすじや実際に読んでみた感想についてまとめていきたいと思います。※ネタバレ要素を多分に含みます。

鬼滅の刃小説「片羽の蝶」のあらすじ

第1話「片羽の蝶」あらすじ

鬼に両親を殺されてしまった当時の胡蝶姉妹の話。悲鳴嶼目線で描かれています。

自分たちの命を救ってくれた悲鳴嶼に対し、胡蝶姉妹は鬼殺隊への入隊を希望します。しかし悲鳴嶼は胡蝶姉妹に普通の女性として暮らしてほしいという気持ちからそれを断ります。

それでも意見を曲げない2人に根負けした悲鳴嶼の気持ちにも少しずつ変化が現れ、ある試練を設けることになりました。最終戦別を無事クリアした胡蝶姉妹ですが、姉・カナエは鬼に殺され、しのぶの性格が現在のものになった経緯も描かれています。

その後、物語は本編でしのぶが上弦の弐・童麿との決戦前に。戦闘前に悲鳴嶼はしのぶに話掛け、おそらく全身に藤の花の毒を仕込んでいる話を聞いたかと思わせる描写あり。

本編では鬼殺隊はいつ命を落とすかもわからないという覚悟を持っていると悲鳴嶼本人も語っていますが、胡蝶姉妹に関しては特別な思い入れもあったのかもしれません。

本編と合わせて読むと感動具合がアップしますよ！

第2話「正しい温泉のススメ」あらすじ

元音柱・宇髄天元による柱稽古”第一の試練”の最中、善逸は宇髄から特別訓練として温泉を掘り当てることを命じられます。

当然嫌がる善逸でしたが、宇髄の3人の妻との混浴というパワーワードに希望(欲望)が溢れ出しやる気を出します。さらには伊之助にあの手この手で温泉掘りを手伝わせようとする善逸(笑)

「しあわせの花」に引き続き、小説版でもガヤガヤやかましい善逸です。

それにしても鬼滅の刃の作者って女性のはずなのに、男心分かってますね～(笑)

第3話「甘露寺蜜璃の隠し事」あらすじ

甘露寺の様子がおかしいことをいち早く察知し、しのぶに相談する伊黒。

様子がおかしいと感じた箇所について問われた伊黒はやたらめったら事細かく甘露寺の変化や異変を感じた時期について説明します。これ普通だったらストーカーでは…(笑)

伊黒と甘露寺が文通している設定が出てくるのもここからです。

甘露寺は悩みにより個性の1つでもある食欲がなくなってしまいます。しかし、しのぶに背中を押されて解決する2人の信頼関係にほっこりできる展開。

そして伊黒と甘露寺の少し痒くなるような関係は、原作で2人の最期を見てしまうと辛いですね。

第4話「夢のあとさき」あらすじ

炭治郎の同期である不死川玄弥と兄であり、風柱でもある不死川実弥についての話。

玄弥は蝶屋敷で休養中、怪我をして周囲に当たり散らしている隊士を見かけ、過去に重ねて見えます。

玄弥は最終戦別突破後に刀を早くよこせとお館様の娘を殴るほど暴力的でした。しかし、炭治郎との出会い、そして共に過ごした時間の中で温和な性格に変化していったんです。(本編の話)

そんな玄弥は兄・実弥との思い出の夢を見ます。

不死川兄弟が幼い頃、鬼化してしまい家族を襲ってしまった母親を兄の実弥が手に掛けたのです。

夢の中では不死川兄弟の中で確執が生まれてしまった「ある一言」について詳細に描かれており、本編の黒死牟戦と一緒に読むと感動間違いなし！

第5話「笑わない君へ」あらすじ

笑わない義勇を案じたお館様が、悲鳴嶼に相談して義勇を笑わせる計画を進めるという物語…なんだそれ！！(笑)

しのぶと義勇の関係性、さらには義勇が柱の誰から嫌われているのか見えてくる内容となっています。堅物の義勇をいじりまくる時点で友好的な関係性にも思えるんですけど。

柱稽古あたりの一匹狼感丸出しの義勇をイメージして読むといいかもしれません。

本編無惨戦では実弥と協力して赫刀まで発現させていたので、やればできる子、協調性もほんとはあるはずなんです…たぶんね(笑)

第6話「中高一貫☆キメツ学園物語!!～パラダイス・ロスト～」あらすじ

「しあわせの花」に引き続き、こちらでもキメツ学園が収録。

炭治郎たちが組んだ問題ありのバンドをなんとか解散させようと画策するしのぶたち。

こちらはギャグマンガなので本編の気分転換、気持ちのリフレッシュとして読むのがベスト！

煉獄先生がナイスキャラなので、原作とはまた一風変わった個々のキャラクターにも注目してみてください。

鬼滅の刃小説「片羽の蝶」を読んだ感想

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コミックスの発行部数も話題ですが、小説版も異例の速さで増刷を重ねております!!

物語が進むほどに愛おしくなる、そんな短編集になれれば幸いです。
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— ＪＵＭＰ ｊ ＢＯＯＫＳ編集部 (@JUMP_j_BOOKS) February 7, 2020

鬼滅の刃小説「片羽の蝶」は活字アレルギーの私でも読めるライトノベルで、漫画版に登場するキャラクターを深堀したような内容になっているのでファン必見なのは間違いありません。

胡蝶姉妹が鬼殺隊に入るまでの経緯や相変わらずの善逸のハチャメチャっぷり、その他にも鬼殺隊士たちのクスっと笑える日常や悩みが丁寧に描かれているのがたまらない！

原作は展開に無駄がなく、最終話まで一直線って感じなので、こうやって個々のキャラクターを丁寧に描いてくれるのはなにげに嬉しいんですよね。「しあわせの花」と合わせて両方読んでおきたい作品です。

いずれ他にも小説版は増えていきそうな予感さえします。その時はすぐにレビューをしていきますね。

ちなみに、「片羽の蝶」を購入した私以外の人たちの声はというと…

読んでた小説は鬼滅の刃なんですけど、
小説版は初めて読んだ。
片羽の蝶、とても面白かった。
しのぶさんの気持ち考えたら
凄い胸が痛くなる。
蜜璃ちゃんとしのぶさんの話読んで
泣きすぎたわ。
あと所々で差し込まれる
絵のセンスがすごく良くて好きです。
特に善逸wwww pic.twitter.com/PoyuNZB04Y

— かまぼこ・e・ (@774_mumei3) December 10, 2019

おあああああああ
とりあえず片羽の蝶だけ読んだけどカナエさんが…！！カナエさんが喋っている…！！
そしてしのぶさんが思ってたより気が強かったな！！
しのぶさんがカナエさんに振り回されるのを想像してたけど小さい頃は逆だったのか…

— 赤井紅 (@beni_akai) April 19, 2020

片羽の蝶読んだ。思ってた異常に伊黒さんが甘露寺ちゃんのこと好きですごく良いと思いましたまる

— エル (@eru_88888) February 29, 2020

異様なまでの鬼滅ブームを受け、鬼殺隊見聞録と片羽の蝶を買ってみた😀
鬼殺隊見聞録は正直買わなくてもよかったと思うんだけど、片羽の蝶は１話で涙腺崩壊した。18巻まで読んだ後に見て欲しい。#鬼滅の刃

— うりお (@blacksummer730) February 19, 2020

片羽の蝶、今更読んだけど凄い面白い
キャラの掘り下げとして完璧だった

— Zukki- (@Zukki_Ka) January 9, 2020

こんな感じでとにかく好評でした。

まだ読んでいない方は、是非「鬼滅の刃 片羽の蝶」を読んでみてくださいね。

 

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