今回は名探偵コナンの初期の話の中でも重厚なストーリーでミステリー要素の詰まった名作「二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件」について書いていきます。
ストーリーや設定が複雑で、見ごたえたっぷりの名作中の名作
▼コナンの中でも絶対に見てほしい話のまとめ記事はこちら
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「二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件」とは
「二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件」とは
- 漫画:単行本23巻FILE4~9
- アニメ:174話
で登場する名探偵コナンの事件で、犯行のトリックが作中でもトップクラスに大胆な初期の事件です。
あらすじ
小五郎達は、蘭の誘いでイルカツアーにやって来た。客船に乗り込むと、元上司の鮫崎と再会する。夕食時になり、参加者達が集まって来たが、二人だけ姿を現さない。その一人の名が叶才三だと聞き、鮫崎は血相をかえて捜しまわる。叶は、小五郎達がかつて追っていた事件の犯人であり、時効の成立は今日だった! その騒ぎの中で、コナン達は平次と出くわす。やがて銃声が響き、参加者の一人が焼死体として発見される。さらに平次が何者かに襲われ、姿を消した。そしてついに、一同の前で射殺未遂が起こり、客船内は連続殺人の恐怖に包まれた!
登場人物
この事件は人間関係がかなりややこしいので、まずは簡潔に登場人物から紹介をしていきます。
鮫崎島治(さめざき とうじ)
元捜査一課の警視で2年前に定年退職している。小五郎の元上司。
現役時代は叶才三の事件を担当していて、定年退職後の現在でも傍から見ると異常だと思われるほど事件解決に熱意を見せている。
ふと蘭を見て、
「待ってるからね お父さん!!」
と見返る女性の面影を感じる。
服部平次の父親である平蔵とは古い友人で剣友らしい。
海老名稔(えびな みのる)
大きなトランクを荷物として持ってきている。
札の数え方が特徴的。「美海」という知り合いがいるらしい。
磯貝渚(いそがい なぎさ)
かつて海で父親を亡くしたらしい。
父親の遺品として、自身が父親に抱かれている写真を持っているが、肝心の顔の部分は穴が空いていて確認できない。
鯨井定雄(くじらい さだお)
船内では何かに怯えた様子が多々見受けられる。
自身が叶才三の仲間であったことを白状するが、その直後に狙撃されてしまう。
亀田照吉(かめだ てるよし)
「古川」の名字のハンコを落とし、蘭に拾われた。蘭は企画者の古川大だと思って、ハンコを拾ったのに感謝の言葉を亀田に言うことに。
機関室に呼び出されて拳銃を突きつけられた後、行方不明になる。
蟹江是久(かにえ これひさ)
鍵をちらつかせており、亀田とは顔見知りのような挙動を示す。最初に発見された焼死体は彼の時計とセーターを身につけていたが、鯨井が狙撃された後、銃で撃たれた遺体となって発見されたことから、別の人物のものであると判明する。
鮫崎美海(さめざき よしみ)
20年前の強盗殺人事件で銃を乱射した犯人の流れ弾が当たり死亡した銀行員。
氏名は阿笠博士への聞き取りで判明した。
叶才三(かのう さいぞう)
20年前の4億円強盗殺人事件の主犯で、通称「影の計画師」。
綿密でスキのない計画を立て、人を殺めないのが特徴だったが、20年前の事件で殺害が起きてから以降音沙汰なしに。
弾痕と血が付着し、娘を抱きかかえた写真が入った上着が浜に打ち上げられ、仲間割れで殺されたとされている。
古川大(ふるかわ まさる)
小笠原イルカツアーの企画者とされる謎の人物。
ツアースタッフも顔を知らないらしく、小笠原でツアー参加者を待っているものと思われたが、船内で古川大と名乗る老人がいたと噂になる。
事件の真相
犯人は鯨井定雄
今回の事件の真犯人かつ、ツアーを企画した「古川大」、さらに服部を海へ突き落としたのも鯨井定雄です。
犯行の動機は、自分が計画した犯行を叶才三に侮辱されたことにより、彼を上回ってやるという気持ちから、かつての仲間を殺めて時効成立後に金を独り占めしようとしました。
船に乗っていたという叶才三という老人は鯨井が変装したものです。
亀田の古い傷跡を利用して、犯人は叶才三で、亀田が叶才三だと思わせようとしたり、タバコを使った自動発火装置で蟹江を殺めた時のアリバイを作ったり、自分が何者かに撃たれたように見せかけるなど、かなりの知能犯です。
それはコナンや服部が一度は推理が食い違ったくらいなので相当なものです。
コナンに証拠を突きつけられてもシラを切っていたが、海に突き落とされた服部が生還したことで生きた証人となって犯行を認めます。
かなりの知能犯ですが、後述する「叶才三」と「古川大」の謎に気付かなかったので、鮫崎から
こいつはハナから勝負にならねーな!
と言われてしまいます。
鮫崎美海は鮫崎島治の娘
20年前の強盗殺人事件で犯人が乱射した流れ弾があたり亡くなって鮫崎美海。
実は今回登場する鮫崎島治の娘なんです。
鮫崎が現役を退いているにもかかわらず、異常なまでに事件な執着しているのは、娘を奪われた憎しみからだったんです。
海老名稔は鮫崎美海の恋人だった
海老名稔は20年前に亡くなった鮫崎美海の恋人です。
殺人事件の時効は15年であるため、すでに時効を迎えている当事件だが、海老名は事件への執念から独自のルートで調査を続け、シンフォニー号に乗船しています。
真犯人とは別ですが、海老名自身も船にトランクに詰めた爆弾を持ち込み、爆発させようと計画していました。
もし船に犯人が乗っていなかった場合は、海に投げて爆発させる予定だったようです。
爆発は未遂に終わりましたが、一歩間違えれば別事件での逮捕となっていたでしょう。
古川大は叶才三のこと
ツアーを開催した「古川大」という名前。
これは叶才三が生前、事あるごとに使用していた名前で、真犯人の鯨井は20年前の仲間を誘い出すためにこの名前を使いました。
しかし、「古川大」を縦に読むと「才三叶」、つまり「叶才三」のアナグラムになっていることに気付いていませんでした。
ちなみに他の仲間やツアー参加者はこれに気付いており、知能犯の鯨井のみこの事実に気付いていなかったんです。
叶才三を上回るための犯行だったのにもかかわらず、すでに亡くなっている叶才三に踊らされ続けていたことから、鮫崎に
こいつはハナから勝負にならねーな!
と言われるきっかけになってしまいます。
叶才三は生きてはいない
叶才三は物語の中で、いったん生きている可能性が出てきましたが、実際には20年前に命を落としたのは変わりないようです。
蘭が「コナン = 新一」ではないかと疑い始める
この回では、事件内容以外にもう1つ大事な要素があります。
それは「蘭がコナンは新一ではないかと疑い始める」ということ。
その証拠に、コナンが時間のことで船内を調べていると、蘭がコナンに対して
「お願いだから1人にしないで」
と言うからです。
来場者が選ぶ胸キュンシーン💘
【毛利蘭 編】3位→174話【二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件】より。#コナンまつり2017 pic.twitter.com/k1FqLIzSct
— 💎紺青のりり〜か🇸🇬 (@ririconan4869) 2017年8月23日
高校生が小学生に対して言うセリフではないですよね。
これは「命がけの復活」シリーズに続く伏線でもあります。
それにしてもこのシーン、なんだかジーンときてしまうなんとも言えない哀愁がありますよね。
まとめ
今回は名探偵コナンの初期の話の中でも重厚なストーリーでミステリー要素の詰まった名作「二十年目の殺意 シンフォニー号連続殺人事件」について書いていきました。
20年前の犯人グループの問題に加え、亡くなった人物の恋人と父親、そして叶才三の娘、これらの伏線がひとまとめになっているので、物語や人間関係が1回読んだだけでは分かりにくいですが、その分重厚なストーリーなのが魅力です。
登場人物全員怪しそうに見えますし、コナンと服部の推理が食い違うのも珍しいですよね。
見たことのある方は久しぶりに見返したり、まだ見たことのない方は是非見てみてはいかがでしょうか。
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