5年間同棲していた彼氏が名前や経歴が違う別の人だったら、あなたはどうしますか?
衝撃のキャッチフレーズから、多くの人の注目を浴びた作品「嘘を愛する女」は、実は実話をもとに制作されていたことをご存じでしたか?
この「嘘を愛する女」の製作を手掛けた中江和仁監督は学生時代の時に辻仁成のエッセイで紹介されていた”実際の事件”を観てインパクトを受けたのだそうです。
その”実際の事件”こそ、この映画の基盤となっている事件なのです。今回は「嘘を愛する女」の元となった事件について述べていきます。
映画「嘘を愛する女」の実話の事件には、違う物語があった!?
元となった事件が最初にメディアに晒されたのは1991年の「朝日新聞」のとある一面でした。
そこには「私の夫は誰だった?」と衝撃な見出しがあり、ずっと連れ添ってきた夫は別の人だったと、妻の苦悩が書かれています。この実際の事件と「嘘を愛する女」には異なっている点があります。
それは、夫の正体を知るきっかけです。
実際の事件では50歳のときに夫が病気で早くも亡くなってしまいます。
そして妻が夫の死亡届を区役所に提出したときに初めて、”夫の本当の顔”を知るのです。
それと比べて映画では、くも膜下出血で倒れてしまい、そこから嘘が発覚します。
実際の事件で夫は死ぬ間際に「本当は生きていたかったけれど、死ぬしかなかった。」という言葉を妻に投げかけたそうです。
自分の正体を妻に知られたくないと、必死に病院に行くことを避けていた、とても切ない心情が感じられます。
まとめ 映画「嘘を愛する女」には衝撃な実話が存在していた!!
「嘘を愛する女」には、夫が妻に隠し事をしたまま亡くなってしまった救いようもない実話が存在していたのです。
自分の最愛の人が実はすべてを偽っていたら、それでも愛することができでしょうか?
しっかりと話し合いができたのなら少しは救われたかと思います。
どんなことがあっても、大好きな人がまだこの世にいるだけで幸せなのかもしれませんね。