ツレがうつになりまして。（映画） 無料フル動画配信情報！Netflixやhuluで見れる？

精神科医療に興味を持ち、薬剤師として精神科病院に勤務しています。一般に心療内科を「気軽に受診していいんだ」「恥ずかしい事ではないんだ」と世間に広まったことにより、精神科・心療内科を受診される方は年々増えています。一人で抱え込むなく、早めに相談できる環境になったことは本当良い事です。

現実に誰もが起こりうる突然のうつ病。特に今のコロナ時代では先行きの見えない不安との闘いが続き、実際に心療内科を受診される方も増えてきています。本当に目に見えない物を診る難しさと、なかなか本人にしか分からない不安感。何なら本人にすらわからない漠然とした不安感。その本人の気持ちにどれだけ医師だけでなく家族でさえも寄り添うことが難しいことか。普段の仕事中にも感じていることです。

この作品はそんな社会の中で、うつ病とその家族の支えを描いた作品となっています。うつ病の治療では周りの理解が必要です。そこにしっかりと焦点を当てている作品であることが医療従事者としても最大の評価ポイントです。
どんな時でも支え合う、家族になると誓い生きていく。それを如実に表現している作品となっています。週末に家族で見るのも良い作品です。誰もに起こりうる内容と、家族の絆を描いた作品は一度は見る価値があります。

おもしろい、元気が出る、また観たくなるの３拍子の映画です！
大学の授業の教材としてはじめてみたときは、有名人がでているなあまあ面白いかなあくらいの印象でした。
しかし、つい先日自身の精神状態がとてもよくない日があり、また観ることにしました！

つれ（堺雅人）がまじめすぎる性格がゆえにうつとなるのですが、無理しすぎず回復していく様子に元気をもらいました。
奥さんと二人三脚で生活するなか、性格の悪い親族に追い詰められり、自殺未遂をしたりとはらはらする場面もあります、、。
世の中には、元気な人ばかりではないんだよ、という当たり前のことを再認識できます。
いま、しんどいつらい思いをされている方にも、ぜひ一度おすすめできる作品です。

奥さんが漫画家なので、日々のつれの苦悩する様子を絵として記録するのですが、その絵もかわいいのです。
つれがふとんにこもりでてこれないときは、亀に模して描いておりました。
先に本がでてからの実写化とのことですが、機会があれば本も買ってみたいです。
すでに見たことがある方も、つらいときは見て元気をだせる内容かと思います。
コメディではないですが、明るい前向きな気持ちにさせてくれる素敵な作品です！

精神神経科というところもあるわけですから、現代社会を生きる上でも、鬱病は大事な病気であり、人ごとではない存在になっているのではないかと思います。
自分がそうでなくても知り合いにもしかしたら、鬱病になってしまっている人がいるかもしれないので、そんなときどうするかということも考えさせられます。

映画の内容ですから映画と言うものは現実とは違うわけですから、映画がほぼ現実を映し出していてと言うような考え方をすると、あんまり共感できなかったりということはあるかもしれませんが、テーマがこのドラマのように深刻な内容の話なのですが、どこか明るい感じもありというような、内容だと特に見ていて励まされると言うことがあるかもしれないですしいいと思います。

『ツレがうつになりまして。』とは、細川貂々が2006年3月に幻冬舎より出版したコミックエッセー。略称は「ツレうつ」。続編として『その後のツレがうつになりまして。』を2007年11月25日に、完結編として『7年目のツレがうつになりまして。』を2011年9月7日に発表したというもので、エッセイ漫画であり興味を持っている人は読まなければどういう漫画家と言う事はわからないわけですから、映画を見た後でも見てみるといいかもしれません。