テルマエ・ロマエ（映画）無料フル動画配信情報！Netflixやhuluで見れる？

原作が面白いんだ、と聞いて読んでみたんですが、独特な笑いのツボにハマり、表紙の様子から、大真面目な世界の美術とかの漫画かな？と思っていたのですがそんなことはなく、すぐにファンになりました。

その後に映画公開が発表され、主演はなんとあの阿部寛らしいぞと聞き、もう見たすぎて見たすぎて、公開後はすぐに見に行きました。

朝1番の回なら待たないで見られるか？、と席を予約しないまま映画館のチケットカウンターへ行ったのですが、なんと「次回も次もそのまた次も満席で、今日は夕方ならまだ席が空いていますが」とのこと！きっと人気作品だから混み合うだろうな、とは思っていたのですがこれ程とは…！みんなこの映画を待っていたんだなぁ、と何やら嬉しくなりながら、のんびり夕方まで待ちました。

いざ、映画が始まると…、主人公・ルシウス役の阿部寛さんがスクリーンに映った瞬間に、ほぼ全員が爆笑！映画館は静かにしないといけない場所と我慢しようとしましたが、これは無理でした（笑）。
それだけでなく、ルシウスが現代日本へタイムスリップするシーンにもひと笑い、またルシウスが現代日本でなにかやらかしてしまった時もひと笑い、とコメディの連発が凄まじいです。邦画でここまで笑いに特化し、なおかつちゃんと笑いを取れている作品は珍しいと思います。
お笑いライブや寄席を見ているように、鑑賞している人全員が同じタイミングで、しかも映画館で爆笑するというのはなかなか無いことだと思います。テルマエ・ロマエ、いや、阿部寛さんの古代ローマパワーはすごい。

原作は1話完結の大真面目なギャグという感じでしたが、劇場版はストーリーがきちんとあり、キャストさんや背景のローマ感も圧巻で、本当に古代ローマの世界にいるような感覚でした。ストーリー後半の、時空を超えたルシウスとマリのラブストーリーには思わず涙が出ました…！

笑って泣けてお風呂で癒されるテルマエ・ロマエ、1度出会うと抜け出せない世界観の作品です。

阿部寛さん演じる主人公・ルシウスは設計技師であり、うまくいかないシリウスを見かねた友人に連れられて訪れた公衆浴場からストーリーが展開していきます。浴槽の排水溝に引きこまれ、必死な思いで水面から上がると現代の日本の浴場にタイムスリップしまっているという面白みを感じる展開です。そこで出会った日本人を「平たい顔族」と表現する姿は笑いどころで、阿部さんの顔の濃さと比べてより面白みが増しました。戸惑いながらも古代ローマの浴場よりも勝った日本の浴場に目を奪われるシリウスに仕事への熱意を感じつつ、電気で動く仕組みを奴隷が裏で動かしているという解釈は笑いどころで現代の進歩を強く感じます。飲んだ瓶牛乳に感動し涙を流したと共に古代ローマで目を覚ましたシリウスが見られ、夢なのか現実なのか分からないまま日本で見た浴場を再現し大盛況となります。しかし、真似をしただけと思い悩むシリウスが再び日本へタイムスリップし、その度に新しい技術を見て古代ローマで再現し評価を得るという繰り返しにシリウスの尽きない探求心を感じます。古代ローマで名を挙げる中、日本で出会った上戸彩さん演じる真美と共に古代ローマへタイムスリップしてしまいます。シリウスのために勉強した古代ローマの歴史を聞かされ、変わろうとする歴史により市村正親さん演じる皇帝・ハドリアヌスの地位が脅かされる危機を知ります。ハドリアヌスの地位を守るため、戦地に赴き、ローマ軍兵士の傷の疲労回復のために戦上に温泉場を建設します。建設の際、真美と共に古代ローマにタイムスリップした真美の父や温泉好き仲間の協力により手際よく建設されていく様子に見ていて力が入りました。治癒効果により回復していく兵士たちと共にハドリアヌスの地位が守られた結果には胸が熱くなり、シリウスがハドリアヌスからの揺るがない信頼を得た姿は感動的です。歴史が守られたことでタイムリスップの終わりを感じますが、再び真美の前にシリウスが現れた結末にシリウスの尽きない探求心がタイムスリップを起こしていると感じ、続編を熱望した結末でした。日本人が古代ローマ人を演じている姿は終始見どころで、違和感を感じられないところが最後まで面白く感じた作品でした。

時折街の銭湯へ行くのが、平日の何よりの楽しみな私。ある時、よく行くお風呂屋さんに映画のポスターが貼ってあり、それが当時漫画が人気だった『テルマエ・ロマエ』。古代ローマの浴場専門設計技師、ルシウス。新しい浴場のデザインに四苦八苦していた所、溺れかけ吸い込まれ、ふと気付くとそこは現代の日本のお風呂屋さん。見た事もない「平たい顔」のおじいちゃん達にポカンとされつつも、富士山の絵に感動したり、脱衣所のカゴに関心したり、カルチャーショックを受ける。と、気付くと再び古代ローマに戻っており、気を失っていたと思われ介抱されていた。ルシウスは新たなアイデアを得て、大浴場にカゴを取り入れたり、フルーツ牛乳を真似た飲み物を出してみると、それが当たって大繁盛。これを機に何かアイデアに行き詰まると、何故か日本へタイムスリップし、ヒントを得てローマへ帰る事が続き、皇帝ハドリアヌスの浴室に夜空を眺められる窓を設置して喜ばれ、すっかり皇帝のお気に入りになった。漫画の原作者、ヤマザキマリさんはローマ在住で歴史に詳しい方ゆえ、描く古代がリアルかつ親しみのわく世界になっており、それを日本人にしてはバタ臭い、濃ゆい顔の面々がローマ人を演じる可笑しさにすっかり魅了されてしまった。ルシウス演じる阿部寛の、どこか理系の生真面目さの残るキャラも活かされていて、「平たい顔族」のおじいちゃん達が味のあるダシを、そして透明感のある可愛らしさを持つ、旅館の娘役の上戸彩が華を添えている。平たい顔族達も勢いでローマにタイムスリップしてしまう所も、笑いどころ満載でとても面白い。

「2010年マンガ大賞」をとったヤマザキマリ原作コミックを実写映画化。紀元前のローマが舞台。民衆の一番の娯楽は大衆浴場(テルマエ)であつた。浴場の設計技師ルシウスは古風で頑固な考え方で職を失う。友人マルクスに誘われて入った公衆浴場(テルマエ)からタイムスリップして出てきたのは現代の日本の銭湯だった。主演は阿部寛で作中で「平たい顔族」という表現が出てくるがローマ人役の「濃い顔族」のメンバーが阿部寛、喜多村一樹、市村正親と納得の俳優陣だ。ルシウスは風呂の排水口を通じて現代の日本と行き来して日本の銭湯で得たヒントをローマに持ち帰り、斬新な風呂のアイデアで評判を得る。そしてその仕事は皇帝ハドリアヌスからも絶大な信頼を得る。一方私生活では妻を顧みないルシウスは離婚を突きつけられる。
映画では原作に出てこない伊藤温泉の小達さつき(上戸彩)が出てくる。さつきは東大で古代ローマ史を研究し、温泉で芸妓もしている。ローマの話だけでも皇帝の跡継ぎ問題やバイアエの温泉保養地計画など大きなドラマがあるのに、この伊藤温泉の話は必要かなという感じ。でも、ローマ人も日本人もお風呂、温泉大好き民族だってしみじみ感じる事ができたのでいいかなと思います。

舞台は古代ローマ、テルマエ師（公衆浴場の設計者）のルシウスが公衆浴場に空いた穴に吸い込まれ、どういうわけか現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまいます。平たい顔族（日本人）の銭湯の素晴らしさや高度な文化に感動し、意図せずタイムスリップを繰り返し、古代ローマに革新的な浴場を作っていき皇帝の信頼を得ていきますが、皇帝のどうしようもない後継ぎのために浴場を作るよう言われ断ると、皇帝から見捨てられてしまいます。その後、苦戦するローマ帝国の兵士達のために温浴施設を作り、ローマ帝国軍に勝利をもたらしました。一番の見どころは、やはり顔の濃い日本人俳優さん達が、古代ローマ人を演じているというところです。ルシウス役の阿部寛さんはもちろんですが、個人的には北村一輝さんのハマり具合が役柄も相まって絶妙で、日本人で演じるなら彼しかいないなと感じました。あと、原作も読んだのですがところどころ変わっている部分がありました。けれどそれはそれで映画版ということで良かったと思います。また、原作者の方の旦那様がイタリア人だそうで、日本の風呂に浸かる文化をうまく受け入れられず、公衆浴場のあった古代ローマ人なら理解できるだろう、というところから原作が出来た、というエピソードに感心しました。