武田鉄矢さん出演の主な映画・ドラマ
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- 幸福の黄色いハンカチ(1977年)
- 男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(1978年)
- 刑事物語シリーズ(1982年 - 1987年)
- プロゴルファー織部金次郎シリーズ(1993年 - 1998年)
- ヒーローインタビュー(1994年)
- 星になった少年 Shining Boy & Little Randy(2005年)
- 私は貝になりたい(2008年)
- ストロベリーナイト(2013年)
- セーラ服と機関銃 -卒業-(2016年)
- いのちスケッチ (2019年)
- 草燃える(1979年)
- 徳川家康(1983年)
- 3年B組金八先生シリーズ(1979年 - 2011年)
- ハロー!グッバイ(1985年)
- 101回目のプロポーズ(1991年)
- 太平記(1991年)
- バージンロード(1997年)
- パーフェクトラブ!(1999年)
- 里見八犬伝(2006年)
- 功名が辻(2006年)
- 白夜行(2006年)
- JIN-仁-(2009年)
- 龍馬伝(2010年)
- ストロベリーナイト(2012年)
- 純と愛(2012年)
- 宮本武蔵(2014年)
- 天皇の料理番 (2015年)
- 連続テレビ小説 あさが来た(2015年)
- トットてれび(2016年)
- A LIFE〜愛しき人〜 第5話(2017年)
- リバース(2017年)
武田鉄矢さんの生年月日 ・出身地 ・身長・血液型
- 生年月日:1949年4月11日
- 出身地:福岡県福岡市
- 身長:165cm
- 血液型:O型
- 結婚:有(一般女性)
- 所属事務所:ネクストワン
武田鉄矢さんのレビュー・評価
やはり一番印象深い役柄といえば先生役なのではないでしょうか。長寿ドラマとして長い間演じられてきていらっしゃるなかで、段々とキャラクターとともに成長してこられた印象で、セリフの言い回しやトーンには年々深みや味わいが感じられる俳優さんです。
若いころは熱血という言葉がピッタリの演技であり、熱く口論をシーンなどは、早口でまくしたてるような場面でも、はっきりとした滑舌でセリフがとても聞きやすかったのが印象深いです。
最近ではお年を召して来て声色に渋みと深みが加わり、優しく諭すようなシーンでは魅力が最大に引き出されています。表情も温和な人柄がにじみ出ているような優しい笑顔と下がった目じりが印象的です。
地頭のとてもいい役者さんで、長台詞も苦にせずに演じられていることに驚かされるのですが、それだけでなく、アドリブでも言葉の意味や解釈を披露されており、見識の広さが見受けられます。
金八先生シリーズでは時代に見合ったテーマが取り入れられたシナリオが多く、一人のキャラクターを演じつつ、その時代時代に合った「先生」をしっかりとぶれさせることなく演じてこられ、まさに体当たりの演技を続けてこられました。中でも泣きながら子供たちに向き合うシーンでは涙と鼻水にまみれながらの熱演で、思わず目がしらを熱くさせられました。
武田鉄矢さんのが出演したドラマの中で、私が、一番思い出に残ったのは3年B組金八先生です。
そのドラマは、中学3年生という高校受験の大切な時期でもあります。
放送されたのは1作品目の1979年10月からの半年間、2作品目の1980年10月からの半年間、3作品目の1988年10月からの3か月間、4作品目の1995年10月からの半年間、5作品目の1999年10月からの半年間、6作品目の2001年10月からの半年間、7作品目の2004年10月からの半年間、8作品目の2007年10月からの半年間とレギュラーでは通算8作、本当の最終回となった2010年度末である2011年3月にスペシャルで放送され、最後に金八先生歴代の卒業生を全員ではないが出席されて、生徒の名前を次々と読み上げられました。
最後に「3年B組は楽しかったですか」という質問を生徒に言って、それを最後に以って定年退職されるまでの32年間、国語の教師として教鞭を取られました。
主な舞台は足立区立桜中学校(3作品目のみは足立区立松ケ崎中学校)で、第1作は15歳で子供を産むという前代未聞な出来事が起きたこと、第2作は卒業式間近に暴力事件が起き、腐ったミカンと称された加藤優が、最終的には答辞を読ませることになりましたが、これが、本当にいい卒業式になったと実感しました。
第4作はイジメ問題、第5作は学級崩壊や母親をナイフで刺す事件、第6作は性同一性障害や児童虐待や金八先生の息子である幸作が血液のガンによって入院に至ったこと、第7作は麻薬事件といった、数々の事件を起こした桜中学校を、金八先生が伝えた思いというのが、生徒にきちんと伝える素晴らしさに感銘を持ちました。
どんな事件でも積極的にのめり込み、生徒たちを守る、こういうことが教師の仕事だという実感さが伝わりました。
坂本金八先生役でもあった武田鉄矢さんは正に尊敬される教師役でもありました。
今も、こういう教師がたくさんいればいいですが、現在は少なくなっています。
これが、今も重大な事件が拡大している影響にあります。やっぱり教師の資質の問題だと感じました。
武田鉄矢さんは、歌手、俳優、タレント、司会者などメディアにおいてマルチな才能を発揮しています。
初期の活動は歌がメインでフォークグループ、海援隊のリーダーでありボーカルでした。その独特な歌声は心の奥底に響くもので、ご本人も教師を目指していたというだけあって、メッセージ性も抜群です。
歌詞に込められた想いが歌声と合わさって、とても心に刺さります。言葉に力のある方なのです。また、役者としても幅広い役柄をこなしている武田さん。
しかし武田さんと言えば「金八先生」と思う方も多いのではないでしょうか?金八先生シリーズは32年間に渡り、実に第8シリーズも続いた大長編の大人気ドラマです。こちらも本当の教師以上と思えるほどに心のこもった名言が毎回飛び出してきて、ぐいぐいと金八先生の世界に引き込まれていきました。
毎シリーズ特に最終回は涙なしには見られませんでしたね。不思議なことに、歳を重ねるごとにどんどんと魅力が増しているように見えます。
その後、活躍の場を増やして、バラエティにも度々出演されてはコミカルなトークと優しい笑顔で場を和ませていました。現在は優しくほっこりした、温かい日本のお父さん…といった存在の役者さんでしょう。