新感染 ファイナル・エクスプレス（韓国映画）無料フル動画配信情報！ゾンビ・パンデミック！

コン・ユが主演のこの映画は、ゾンビ映画ではありますが、そのゾンビに遭遇した時の様々な人間の心理や行動がリアルに表現されています。
マ・ドンソクも同じくメインキャストとして出演していますが、コン・ユとの間で揉め事がありつつも、途中で自身もゾンビに噛まれた事によりゾンビになってしまうからと、妊娠中の奥さんをコン・ユに託し、産まれてくる子供の名前も最後に伝え、ゾンビに変異しながらも他のゾンビ集団がコン・ユとその娘、自身の奥さんを含む他の人々まで到達しないように一生懸命足止めする姿は、とても切なく、一方で男気に溢れていました。
列車内で起きたこの事件は、最後には列車乗員ほとんどがゾンビに変異してしまいますが、中には学生やそのカップルもいたり、サラリーマンや家族、色々な人々が乗車しており、仲間を助けようとする者や、裏切るもの、怯えるだけの者など、その時のそれぞれの物語もあれば人間模様も表現されています。
ラストシーンでは、コン・ユと娘、妊娠中のマ・ドンソクの奥さん3人だけが助かるかと思われましたが
そこで最終的に大きな試練が待ち構えており、そのラストはこの列車に乗り込んだ初めのコン・ユの仕事人間の堅物で冷酷な姿ではなく、相手を思いやれる、娘を強く思うコン・ユの姿があります。
この映画を観て、世の中の危機に遭遇した時に自分はどんな対応ができるか、どんな行動を取るか、色々考えさせられる映画です。

やっぱりコン・ユ出演作品に外れはありません！またまたソグ役もぴったりハマっていました。かっこいいのにかなりの演技派。引き込まれてしまいます。
アジア映画でのゾンビものって珍しいと思うのですが、かなりスリル満点で息をのむ間もなく見逃せないシーンばかりでした。ゾンビというかなんというか、ウィルスに感染した異常な人間。通常のゾンビとは違った不気味な動きをする感染者なので、かなりリアルで見応えバツグンでした。韓国映画の素晴らしいところである「生々しさ」を十分に感じることの出来る作品です。また、キャストのマ・ドンソクですが、すごく良い味出していました。コワモテなんですが、なんとも愛情深い優しい男性で目頭が熱くなりました。止まることの出来ない超特急列車に、完全密室、謎のウィルス感染者増殖と最悪のシナリオですが、唯一の希望の光はソグの娘スアン。仕事人間の父親スグですが、必死に娘を守り抜きます。こんな大変な状況だからこそ、気づくことのできる大事なものの存在。そういったシーンも多数あり、胸が熱くなりました。もちろん危機的状況なので、人間の本質部分が垣間見られます。平気で人を蹴落とす人間や、それとは違って自己犠牲をしてまで他人を守る人間。そういった部分での面白さを感じることも出来ました。ラストまで目が離せません。

ゾンビ映画好きなら観て欲しい！高速鉄道を舞台にしたパニックホラームービーです。
ノンストップの密閉空間で、どうゾンビから逃れるかがひとつの見どころ。
音に反応するなど敵の性質や弱点を探りながら、知恵を絞ってゾンビを倒していくシーンはゾンビ映画の醍醐味と言えるでしょう。ゾンビ自体のクオリティもなかなか高く、しらけることなく見られるのも重要なポイントです。
一方で、この映画のもうひとつの見どころは、コン・ユ演じる主人公の変化。そもそも彼は、自分さえよければいいと考える利己的な人間。妻と別れ娘を引き取るものの、誕生日に何をあげたらいいかもわかりません。そんな時、ママに会いたいという娘の願いを叶えるべく乗った釜山行きの列車で、事件に巻き込まれるのです。
最初は、ゾンビから逃れるために他の乗客を見殺しにしようとさえします。しかし、娘を守り、他の乗客と力を合わせて戦うにつれ変わっていきます。ともに戦った乗客が次々とゾンビ化し、彼自身もピンチに陥ります。そんな時とった行動は、これまでの彼からは予想外のものでした。
コン・ユの演技力の高さは言わずもがなですが、娘役の子役さんがまた上手い。最初はパッとしない？とも思いましたが、後半に進むにつれ彼女の演技が際立ちます。
玉石混交のゾンビ映画の中で、脚本・役者・映像全てが優れた稀に見る良作だと思います。