スーパーサラリーマン左江内氏（ドラマ）の見逃し配信・無料視聴まとめ！Netflixやhuluで見れる？

思わずクスッと笑っちゃうエピソード満載なドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」。それもそのはず、原作が藤子・F・不二雄さん、そして脚本・演出を手掛けているのが、福田雄一さんというのがうなずける。真面目なイメージが強かった堤真一さんが、冴えないサラリーマン・左江内氏を演じるのだが、スーパースーツを本当に着ちゃったりしてギャップがとにかく面白い！そしてその妻役が小泉今日子さん。鬼嫁役という設定で、常に家ではグータラでダラダラしていて、夫にコキを使っている嫁だが、こんな妻でも愛している左江内氏がある意味すごいわ。冴えないなかでも仕事は頑張っている左江内氏、あるとき大切な競合プレゼンを任され、ようやく！というときにも関わらずまた鬼嫁・円子が邪魔をしてしまう。それでも断れない優しいけど頼りない左江内氏、娘のはね子と息子のもや夫にすらなめられているお父さんだが、常に家族のために一生懸命働く姿に勇気と笑いがもらえるドラマです。左江内氏の部下である池杉を演じる賀来賢人さんも、本気でバカをやったりしていてまるでコントのようです。脇役も演技派の俳優さん揃いで、面白く訳がないドラマ。ぜひ、続編が見たいです！

福田ワールド全開で毎回爆笑のドラマです！
家庭でも会社でもさえない主人公の左江内さん。堤真一さんの疲れたサラリーマン感が新鮮です。
福田作品に出ている賀来賢人さんの全力投球が好きなのですが、この作品で演じる池杉役でも余すことなく発揮されています！ちょっとうるさいキャラクターなのですが、大好きです。
そして、真面目な役のイメージが強い中村倫也さんの、ぼーっとしている警察官役も貴重！普段とは違う、のんびりした役が印象的です。
福田作品には欠かせない、ムロツヨシさん、佐藤二朗さんももちろん登場されます。毎回出るたびに、どんなセルフが出るのかワクワクしながら待ってしまいます。
スーパーヒーローとしての活躍が報われず、ちょっとかわいそうな左江内さんですが、最後にはちゃんと安心できるストーリーになっているので楽しく見れます。
娘目線で見ると、さえないお父さんである左江内さんにはしっかりしてよ！という気持ちも持ちつつ、困っている人を無視できない真面目な左江内さん。
そして、家族に煙たがられながらも家族のために、会社員だけでなくスーパーヒーローとしても働く左江内さんの姿に、お父さんって影で頑張ってくれてるんだな〜とも思えます。
父娘や家族で見ても楽しいかもしれません！

サラリーマンなのか？スーパーマンなのか？よく分からないような微妙な設定なのが面白いと思う。
というのも、主人公の左江内はスーパーマンの格好をすることもあるものの、そういった状況のときに何らかの悪となる存在と戦うようなことはしないから。
このドラマにはスーパーマンが相手にするような怪獣もいなければ、敵の存在もいない。
このスーパーマンである左江内が相手にするのは、基本的には普通の人間だったのだ。
つまり、スーパーマンとして何らかのトラブルに対処することはあるものの、それってスーパーマンである必要なくない？といった雰囲気を感じさせる。
ちょっと有能なサラリーマンならば、同じ問題に対処して、解決に導くことができそうに見えるのだ。
したがって、この左江内が持っている能力みたいなものは宝の持ち腐れになっているような気もする。
そういう意味で、サラリーマンとスーパーマン、どっとなのか？よく分からない。
でも、そのなんとも言えない設定こそがこのドラマの魅力だと思うんだ。
スーパーマンなのに、サラリーマンとあまり変わらないじゃないか！と思えてくるような、そういう要素が存在することこそが、このドラマを視聴する意味だったんじゃないかな。

この作品は完全にコメディです！すごく楽しい。一人で見ても、友達と見ても、カップル、夫婦、家族で見ても、みんなで笑える作品です。まず注目していただきたいのは、キャストの方々のキャラクターです。この作品を見ることで、きっとあなたも出演者に好感が持てるはず！堤真一さん演じる主人公、佐江内氏はパッとしない普通のサラリーマンです。もうその人の家族が面白い。家に帰ってもたいして相手にもされず、亭主関白の時代が完全に終わっています。小泉今日子演じる奥さんは、毎日ゴロゴロしながら働いてきた旦那をこき使うようなキャラクターですが、なぜか憎めない、旦那が悪い？と感じるほど、堂々と偉そうにしています。その様子には次にどう発言するか楽しみで、笑わずにはいられません。会社に行くと高橋克実演じる、ちょっとお間抜けな上司と、賀来賢人演じる後輩との、アドリブも含めたやりとりがまた大きな笑いを生み出しています。そして佐江内氏が事件を解決する際に出てくるムロツヨシ演じる警察官の絶対アドリブだろうと見ていて感じる演技には、自分に近い友達を見ているような感覚で楽しめます。とにかくほとんどのシーンで笑いがあり、アドリブがあり、ドラマでありながらコントを見ているような感覚で、疲れている人も元気にさせてくれる作品です。

藤子・F・不二雄の漫画の実写ドラマであり、平凡なサラリーマンがスーパーマンになってしまうという展開に面白みを感じたドラマでした。堤真一さん演じる佐江内がスーパーマンになったきっかけが初老の男性に頼まれ渋々という展開で、スーパーマンになった緩い経緯が笑いどころでした。様々の能力を持つスーパー服のおかげで、事件以外でも家事や仕事に遅れそうになった時に能力を使う姿にどこか人間味を感じられました。また、スーパーマンという凄い人物でありながら、自宅では恐妻家の妻と反抗期の子供たちに委縮している姿と日常に疲れ切った感がにじみ出ている様子にサラリーマンという本来の職業が強く表れているように感じました。
スーパーマンとしての責任に耐えられず、不満が溜まり一度はスーパーマンであることを放棄する様子が見られましたが、一度手放すことで見えた佐江内の頼もしさにスーパーマンに選ばれるべくして選ばれたのだと感じられました。変わらない日常に幸せを見出す結末に胸が温かくなる作品でした。
福田雄一さんが脚本・監督されているということもあり、コミカルさ満載で描かれる日常とクセの強い役柄の数々からスーパーマンという現実離れした存在に違和感を感じず、最後まで楽しめる作品でした。子供から大人まで幅広く楽しめるドラマだと思います。