ルパン三世 カリオストロの城(アニメ映画)無料フル動画配信情報！NetflixやAmazonで見れない？

スタジオジブリの宮崎駿監督が送る、言わずと知れた名作です。

ルパン三世は監督や作画監督が変わるとキャラクターの見た目もそうですし、性格も変わってきます。

特にこの「宮崎ルパン」はいい意味でも悪い意味でも原作にまで影響を及ぼしたといいますか、ルパンはもっと悪党だったと聞きます。

それでも私の中のルパンは、この作品で完成されています。カリオストロ公国の城から命からがら逃げてきたお姫様、クラリスとルパンの出会いから物語は始まります。

冒頭部分はとてもわかりやすい展開ですが、物語は偽札の発見や謎の地下道など複雑に絡み合ってきます。

その一つとして、作中では英語で山羊の意味がある「ゴート」という単語が何度も出てきますが、カリオストロ家の宝である指輪に山羊が刻まれていたり、紋章でもあります。

また「ゴート」は、古代のドイツ辺りに実際に住んでいた一族の名であり、この一族の歴史が反映されています。

宮崎監督は、はるか昔に起きた歴史的事件も交え、人間の罪深さや欲深さを現代に伝えようとしているのかもしれません。ルパンファンのみならず、ヨーロッパの歴史に詳しい方も楽しめる作品です。

ルパンと次元がカリオストロに入って、車が故郷をした時、猛スピードで花嫁姿のクラリスが伯爵の手下たちから逃げている所を見た時、ルパンと次元は追いかけて、クラリスを助けるシーンは、かっこよかったです。

ルパンカリオストロ城に忍び込んだシーンで、クラリスに出会い花を渡し、手品したシーンはとても素敵でした。

結婚式当日、式の最中、ルパンがおじいさんに変装したシーンはさすがだと感じました。

クラリスの次元たち挨拶するシーンはとても素敵でした。

五右衛門の剣の振るシーンもかっこよかったです。

ルパンがケガをして、車に乗る時、服を切ったシーンは笑いました。クラリスの花嫁姿がとても綺麗でした。

少女の時のクラリスも可愛かったです。

私は、数あるルパン三世の映画の中で、一番好きな作品です。

お馴染みのルパン一味の活躍もさることながら、特に銭形警部が良い味を出していて、個人的には、「犬猿の中・永遠のライバル」といった表現に加え、「お互いを知り尽くした友」と表現したくなる程、銭形警部の魅力が溢れています。そして、最後にはルパン史上一番と称される名言まで…。

内容は、ルパン一味がとある大金を盗み出すが、それが偽札と気付く所から物語は進んでいきます。
そして、追跡からカリオストロ公国に向かう中で、ヒロインのクラリスに出会い、その救出へと変わっていきます。

城へ忍び込むシーンや、伯爵との騙し合いなどハラハラドキドキの連続で、ピンチになると次元や五右衛門、不二子の存在が輝く！

エンディングでは、スッキリ感と、仮にもう一つの選択だったらどうなっていたんだろう？と考えたくなるような内容で、最後の最後まで楽しい作品でした。

やはりクラリスとルパンの関係性が素晴らしいと思います。

ルパンにとっては恩返しでもあり、クラリスも最後までルパンを信じ、ルパンの為に…という優しさが溢れていて、理想の二人というイメージ。

そこに銭形警部が入ってきて、より二人の関係性を強調している感じで大好きです。

特に、ルパンが地下牢に落ちた時の二人の休戦と、最後の休戦解除からのいつものやり取りも見ていて楽しかったです。

さすが宮崎駿監督だなぁと思う作品でした。