ヲタクに恋は難しい（映画） 無料フル動画配信情報！Netflixやhuluで見れる？

原作を随分と変えてしまったな、というのが第一印象です。原作に知っているところと言えば、同人作家でアニオタで腐女子の成海と、二藤が幼なじみということ、それにコスプレイヤーで腐女子の花子とアニオタの樺倉を加えた4人が同僚ということぐらいです。

各キャラクターについても、花子は原作に沿った設定だと言えますが、なるとと二藤は幼なじみというより姉弟みたいでした。樺倉はQGSもさることながら性格も全く異なる設定になってしまっていました。4人全員が揃って登場するのはラストだけというのは残念でした。

そもそもミュージカル風にしたのはなんでなんだろう。予め予告でミュージカル風になるとは聞いて知っていたのですが、こんなにミュージカルシーンが多いとは思っていませんでした。高畑充希さんの歌はとても上手で惹き付ける魅力に溢れていました。

でも、やっぱりミュージカルにしないで普通のドラマとして見る方が面白くなると思いました。原作に沿って笑いを取ることもなく、成海と花子とのBL論争も登場せず、花子と樺倉の相手のオタ具合をどこまで認めるか、という駆け引きも見られませんでした。原作を改変しても雰囲気みたいなものは変えないで欲しかったです。

「ヲタクに恋は難しい」は原作のときから知っていました。原作の本ではそれぞれのキャラがホントに濃くてゲーオタ、腐女子、コスプレ―ヤ―、隠れヲタクW

そのみんながどんなふうに実写になるのかとても楽しみにしてました。そしてそれを監督するのがあの福田監督！
福田組がどうかかわるのかもちょっと楽しみにしてました。正直福田監督と福田組は楽しみにしてましたが、山﨑賢人、高畑充希、菜々緒、斎藤工のメンツが「えっ(;'∀')ヲタク役（笑）まじかよ」と思ったりしました。

特に小柳×樺倉のカップル大丈夫か？と思いました。菜々緒も斎藤工も振り切れんのかなって心配でしたし、イメージポスターとか髪の毛緑とオレンジでキャラ寄せしてましたが斎藤工髪の毛浮きまくりで・・・（笑）でもやっぱり福田監督の作品は面白かったです。

時期的にミュージカルがはやったからなのか、途中歌いだすシーンとかあって謎だったけどやっぱりみんなちゃんと振りっ切ってくれてると感じられまあまあいいと感じました。

福田組だからちょいちょいムロツヨシや佐藤二朗、賀来賢人出てて全然原作に居ないキャラだけどやっぱりそのモブ役がなんか全体にユーモアと福田組感を醸し出していたきがします。

あと一番菜々緒の小柳がいい味出してます。やっぱり背があるからコスプレがめっちゃ映える！！コスプレした役のアニメ知らないけど眼帯のキャラは普通にかっこよかった！こんなレイヤーいたら普通に私も写真撮りたいとかも感じました。

てかもはや小柳役も全身緑を持ってきて意外としっくり来てました。やっぱヲタクだけど恋をしている様子は普通の恋愛模様なところとコスプレやゲームコミケを通じての恋愛模様。ヲタクならでは？の恋愛が面白かったです。
原作は今でも続いてて愛読してるので続編も映画になっても面白いと感じて期待してます。

映画「ヲタクに恋は難しい」は、漫画が原作の作品なのですが、それを福田雄一監督がメガフォンをとることによって福田ワールド全開の作品に仕上がっています。

登場人物を演じるキャラクターたちも、いつもの福田組の常連たちが脇を固めているんので福田雄一監督の作品や作風が好きな方、佐藤二郎さんやムロツヨシさんが好きな方などに強くおすすめできる作品です。
福田ワールドが好きな方は絶対にハマってしまう作品です。

映画の要所要所がミュージカル仕立てになっているので、小さい頃「ピーターパン」などのミュージカルで活躍していた高畑充希さんの安定した歌声が映画中に響き渡り、とても癒されながら映画を堪能することができます。

カップルが、お互いに好きなものに干渉することなく、相手の好きなものをきちんと尊重し理解する姿勢は感動しましたし、自分も学ぶところがたくさんあるなと思いコメディーなのですがとても考えさせられる作品でした。

性格が全く違う2人ですが、お互いにない部分を補い合う姿にとても感動しました。
菜々緒さんや斎藤工さんが歌っているイメージがもともとなかったのですが、お二方ともとても歌がうまくて役者さんってすごいなと改めて実感してしまう作品でした。