『夜行観覧車』がTBSでドラマとして映像化(2013年)
Nのためにと同様ですが、なぜこんなに日常の風景を、恐ろしく描けるのですか、、、
原作も読んだのですが、原作を崩さない世界観と、いつどんなトラブルが起きるかわからないハラハラ感があり、
見るときはいつも気を張り詰めて、力が抜けませんでした。。この街には何があるのか、事件の詳細を少しずつしか教えてくれないようなドラマの進め方が
すごく先が気になって仕方なくなります。中川大志くんと杉咲花をこのドラマで初めて知って、単純にさわやかすぎて大志くんのファンになりました。
花ちゃんが、最初はすごく笑顔が可愛いかったのに、この町に住んでから笑顔が消えて、家族が壊れていって、どう頑張ってもハッピーエンドが見えなくて、
いるのもつらいけど、でもなぜかあの世界に引き込まれてみてしまう。。。ただのサスペンスだったらこんなに見ないのに。これはやっぱり脚本が素晴らしいのかな。と思いました。
こちらは横浜が舞台のようで、横浜在住の友達は高級住宅地のカースト制のようなものが、すごく理解できると共感していました。
初めは家を購入した幸せな家族のお話かと思いきや、引越しを機に少しずつ家族の関係が壊れていきます。関係性いじめやエゴ、隠された劣等感みたいなものがテーマです。少し暗いお話ですが、鈴木京香、石田ゆり子、杉咲花など、演技派揃いです。杉咲花の演技、初めてすごいなと思ったのがこの作品です。
サスペンス調で話が進んでいき、誰が犯人なのか、途中で分からなくなってヤキモキしますが、最終的には登場人物全員の気持ちが描かれるので、そういうことか、と納得できます。
このドラマを見ての個人的な感想としては、自分の身丈に合った住み場所で生活するのが一番だなと思いました。
『Nのために』がTBSでドラマとして映像化(2014年)
独特な雰囲気のある心に残る作品です。湊かなえさん原作ということで、重たい悲しいお話なのかなと思っていましたが、それだけでなくなんだか心にじんとくるものがありました。主演の榮倉奈々さんがこのお話をより魅力的なものしていたと思います。爽やかなイメージの榮倉さんが好きな人との秘密を共有することで、どんどんと運命が変わっていく様子に目が離せなくなりした。窪田正孝さんも影のある役で、この作品を通して好きになりました。その他にも賀来賢人さん、小西真奈美さんなど普段明るく爽やかなイメージのある俳優さんたちの新たな一面を楽しめる作品だと思います。ストーリーもどうなるのか分からない展開で目を離すことができませんでした。
1話の1番最初から、衝撃的な殺人現場のシーン、何が何だかわからず、ドラマの最初から引き込まれたのを覚えています。
1話からお父さんに家を追い出され、家をなくし、つらすぎて私の心も張り裂けそうでした。
犯人はほんとに逮捕された人?登場人物に起こったこと、Nって?最初から最終話までほんとに目が離せませんでした。
成瀬との恋物語にキュンキュンしそうなのですが、突然希美に起こった不運な出来事と二人の関係に、単純にキュンキュンできず、胸が苦しくなります。
島ののどかな風景とは裏腹にサスペンスなドラマで、ここまで心ひきこまれたドラマは後にありません。大人になってから見直して、さらに心苦しくなり、考えさせられました。
こちらは私の中での名作です。賀来賢人と榮倉奈々が結婚するきっかけとなったドラマです。やっぱり名作ってカップル誕生しやすいですよね!このお話、演技派のキャストがたくさん出ていて面白いです!
サスペンス調で話が進んでいまきます。それぞれの登場人物のボタンの少しのかけ違いが、悲しい結末をよんでしまう、衝撃の展開です。感受性が豊かな方は共感しやすいのではないかと思います。
それぞれの胸の中にある「N」が誰かというところが肝で、その視点から見るととても面白いです。
主人公榮倉奈々の女性としての賢さと強さが描かれています。少女時代の、田舎ののんびりな景色も素敵です。色々な点が、最後に線になって、納得の結末です。刑事役の三浦友和もいい味を出しています。
『リバース』がTBSでドラマとして映像化(2017年)
一体誰が犯人なのか、最後の最後まで分からない、常に緊張感が感じられる作品です。ストーリーの描かれ方も独特で、過去と現在をいったりきたりします。主人公を含む、主要メンバー5人の関係が段々と明らかになっていく形で描かれていたので、そういうことだったのかと様々な伏線を楽しむことができました。またそれぞれのキャラクターが丁寧に描かれていたのでどんどんと物語が面白くなっていきました。どの人物も何かしら闇を抱えており、どの人物も犯人に見えました。また藤原達也さんがいつものイメージとは違ったキャラクターだったので、新鮮な気持ちで見ることができました。何かに夢中になりたいときに見るのにもってこいの作品だと思います。
演技派の豪華キャストがたくさん出ていて、とても面白いドラマです。主題歌のシェネルのDestinyもどハマりしました。
基本的にはサスペンス調で話が進んでいきます。
就職、友達、親の愛、恋愛、様々な要素がどんどん絡んできて、誰が見ても、「あー、こういう時あったな。」とか、「分かるわー。」と、どんどん引き込まれていく感じがたまりません。また、たくさんの伏線が張られているので、一瞬たりとも見逃せません!
犯人が誰か、毎回予想しながら盛り上がるのですが、何回も何回も予想を裏切られ、最後はとにかく衝撃の結末です!!少し暗めのお話ですが、最後の最後は希望を見出せるようなドラマになっております。是非見てください!
『わたし、定時で帰ります。』がTBSでドラマとして映像化(2019年)
自分の生き方について、仕事について色んなことを考えさせてくれるドラマでした。主人公の職場には様々なメンバーがいて、それぞれ仕事に対する価値観は違っています。どの価値観も間違っておらず、それを共有しながら働くということが今の時代に求められている働き方なのかなと考えさせられました。主人公がとても魅力的で、吉高由里子さんのイメージにぴったりでした。一話ごとに違った問題を取り上げていたので飽きることなく見ることができました。また仕事の問題だけでなく、恋愛のことであったり、家族のことであったり、色んな要素が含まれています。何のために働いているのか分からなくなったときに、このドラマを見ると答えが見つかるかもしれません。
最初は定時で帰る結衣に「無責任だな」とか「なんでみんなのためにもっと働かないんだ!」と思い、少し結衣にイラっとしました。
でも結衣が、仕事ファーストの上司に向かって「先輩は何と戦っているんですか?」というところで、たしかに、何のために働いているんだ?と、単純に思い、
仕事をする上で何が大切なのか、すごく考えました。最初は結衣に「残業しろよ!」と思っていたのに、結衣がチームのために無理して残業するといったとき、
結衣無理しないで!帰っていいんだよ!って、心変わりしている私がいました。私は放送されているとき子供だったけど、今思うと、毎日必死に働く社会人の人が見たら、
泣けるくらい心救われるんじゃないかなって思います。社会に出て3年くらいしたらもう一回見たいドラマナンバーワンです!!
その他奥寺佐渡子さん脚本作品
- お茶の間(1993年)
- 薔薇の殺意〜虚無への供物(1997年)
- ドンウォリー!(1998年)
- お引越し(1993年)
- 人間交差点 雨(1993年)
- よい子と遊ぼう(1994年)
- 学校の怪談(1995年)
- 学校の怪談2(1996年)
- 学校の怪談4(1999年)
- コンセント(2001年)
- 魔界転生(2003年)
- 花(2003年)
- しゃべれどもしゃべれども(2007年)
- 怪談(2007年)
- パーマネント野ばら(2010年)
- 八日目の蝉(2011年)
- 軽蔑(2011年)
- 魔女の宅急便(2014年)
- バンクーバーの朝日(2014年)
- マエストロ!(2015年)
- コーヒーが冷めないうちに(2018年)
- グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜(2020年)
- 望み(2020年)
- 時をかける少女(2006年)
- サマーウォーズ(2009年)
- とある飛空士への追憶(2011年)
- おおかみこどもの雨と雪(2012年)
- バケモノの子(2015年)- 脚本協力