映画「ミュージアム」がこの世に出たとき、人々を騒然とさせました。
予告を一度見るだけで、カエルの仮面を被った殺人鬼のことが忘れられなくなる、どこか気分の悪い感覚がずっと脳裏に焼き付いているからです。
そんな「ミュージアム」の凄いところは実はラストシーンにあります。
もしかすると、この映画の一番衝撃的かつ一番怖いシーンなのではないでしょうか。
映画「ミュージアム」ラストの意味は 子供の将来の姿が映し出されていた
静寂の中映し出されたラストカットでは、主人公の大事な息子がカエル男になってしまう将来が示唆されていました。
「ミュージアム」のラストシーンで怖く感じてしまったのは”確実に”見せつけられているのではなく、視聴者側に”もしかして”と思わせるような推測をさせているところです。
ミュージアムのカエル男こと真犯人は昔親が殺されてしまったショックから「光線過敏症」を発症してしまいました。
とあることがきっかけで主人公沢村の妻が狙われることになり、大事な息子も事件に巻き込まれました。
妻がカエル男に殺されてしまうのか、それとも生き延びることが出来るのか、後半は息を飲むような展開だったのですが最後の最後で話が急展開します。
息子にカエル男が持つ”あの症状”が起きてしまったのには、確定的な理由があります。
それはカエル男とも共通している、”親を失うかもしれないパニックによって心に傷を負ってしまった”ことが挙げられるのです。
まとめ 映画「ミュージアム」はラストの意味も含め傑作である
あの静寂の中で映し出されるラストカットは映画史に残る最恐のラストカットだといっても過言ではありません。
最後の最後で初めて、映画「ミュージアム」の本当の怖さを見せてきたのです。
ただ、視聴者の感想が「また見たい」であれ、「もう二度と見たくない」であれ、視聴者の心に深く印象付けたこの映画は紛れもなく観た人にとっての傑作となることでしょう。