MIU404の感想・口コミ
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MIU404は、第4機捜の隊員として招集された志摩一未(星野源)と交番勤務員・伊吹藍(綾野剛)とのコンビで事件を解決していく、機動捜査隊ドラマです。
MIU404のドラマ情報・出演者情報についても解説しています。ぜひこの記事をご覧になってください。
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『MIU404』(ドラマ)期待・感想・レビュー・評判・口コミについて
『MIU404』全体評価
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MIU404(ドラマ)の作品情報とあらすじ
タイトル | MIU404 |
テレビ局 | TBSテレビ |
放送日 | 2020年6月26日~ |
放送時間 | 毎週金曜日 22時00分~ |
キャスト | 綾野剛 星野源 岡田健史 橋本じゅん 黒川智花 渡邊圭祐 金井勇太 鈴鹿央士 坂田聡 番家天嵩 小日向文世 菅田将暉 生瀬勝久 麻生久美子 |
原作 | |
公式サイト | https://www.tbs.co.jp/MIU404_TBS/ |
公式SNS | Twitter Instagram |
主題歌 | 米津玄師「感電」 |
さらに詳細 | Wikipedia |
あらすじを見る ➡
警視庁には現在3つの機動捜査隊が存在するが、本作は、警視庁の働き方改革の一環で作られたという架空の設定の臨時部隊「警視庁刑事部・第4機動捜査隊」が舞台。二人はその第4機捜に所属し、第1〜3機捜のヘルプだけでなく、捜査1課などの各部署のヘルプも行う。普段は覆面パトカーで地域をパトロールし、110番通報があれば事件現場に急行、迅速に初動捜査を行う。勤務は24時間制で、次の当番勤務は4日後。初動捜査で事件が解決できない場合は専門の課に捜査を引き継ぎ、継続捜査は行わない。つまり、街中で勃発する各事案に対し、24時間でできうる限り対処するのが彼らの仕事だ。
綾野が演じるのは、機動力と運動神経はピカイチだが機捜経験がなく、刑事の常識にも欠ける伊吹藍(いぶき・あい)。考える前に身体が動いてしまう“野生のバカ”だ。一方、星野が演じるのは、常に先回り思考で道理を見極める志摩一未(しま・かずみ)。観察眼と社交力に長けているものの、自分も他人も信用しない理性的な刑事だ。第4機捜の隊長から伊吹とバディを組むことを命じられた志摩は、隙あらば暴走する“野生のバカ”に振り回されながら、犯人を追う羽目になる。志摩は“ハンドラー”として任務を遂行できるのか?数々の事件を乗り越え、二人は信頼しあうバディになれるのか…!?
出典:TBS『MIU404』公式ページ
感想・ネタバレを見る ➡
【第1話感想】
ドラマを観る前までは機動隊の役を星野源と綾野剛が演じるというのに不安を抱えていました。2人ともどうみても機動隊という感じがしなかったんで迫力にかけるドラマになるんじゃないかと思っていたんです。いざドラマを見始めたら杞憂に終わり緊迫感かあるし熱い演技というのも流石だなと思いました。星野源が演じる志摩は真面目で人も自分も信じないという男なんです。その志摩と組むことになる綾野剛が演じる伊吹が大注目です。とにかく破天荒で自己中心的で空気を読めずメモすら取らないなどまだまだ問題を抱えているんですがむちゃくちゃ面白い存在なんです。志摩がバディを組む前に伊吹の話を聞きに言った際も顔も見たくない、最悪な奴だというコメントばかり聞こえてきていました。実際に伊吹を見ても確かにクレイジーな男だなと強く感じました。自分の近くにいたら困った存在ですが傍からだと見ているだけで楽しめる存在だと断言出来るのが伊吹です。ただ伊吹はむちゃくちゃするだけが取り柄ではなく心優しい一面もあるし直感力というのも凄いものがあるんです。1話を観て感じたのはかなり高いレベルで面白いドラマだなと自信を持って言えます。綾野剛も最高に面白いドラマだと語っていましたが、本当にその通りでした。
【第1話感想】
4基捜が新しく出来上がり、4日に一度の24時間体制になることで、機動捜査隊の大変さが浮彫りになり、機動捜査隊がある重要性がこのドラマでみにしみました。志摩がエリート感満載なのとキャリアから上がってくる九重の使いにくさが初めから感じ取られ、志摩と伊吹、九重と陣間それぞれコンビを組むことを命じられ、イザコザがありがらもなんとか絆を生もうと必死に喧嘩しながらも捜査していく内容にワクワクが止まらないです。志摩が伊吹がどんなやつなのかを伊吹がくる前に聞きまくるシーンは、伊吹が重要な人物なのかを物語っていて、先が気になる流れになっています。そんな中でも、一番重要なシーンは伊吹らを煽っていた運転手が亡くなった事件で、亡くなった運転手が煽ってきたため事件になったのではないかと志摩は話すが、伊吹の勘が凄いと初めて分かるきっかけのようなシーンで、伊吹の鋭さや犯罪の匂いを嗅ぎ分ける脳力に長けていることが発覚するので、見ていて伊吹が志摩を抑えて解決するのではないかと思わせてくれるので最後まで飽きることなく見ることができます。そして犯人を追い詰めるシーンで伊吹が殺してしまうのではないかと思わせる脅威が見え隠れして、志摩が本気で怒鳴る姿は最後の最後で次が気になって仕方なくなってしまうのです。
【第2話感想】
MIU404の第2話に関しては殺人の容疑がかかった加々見が田辺夫妻を脅して車に乗り込むというストーリーなんですがいつの間にか予想外の展開になります。車に乗っての移動立てこもり事件を志摩、伊吹が田辺夫妻を怪我なく救いだし、加々見を逮捕するというのが見どころだと思っていました。しかし田辺夫妻が自殺で亡くした息子を加々見に照らし合わせたことで加々見の逃亡を手助けする展開になっていくとは予想も出来ませんでした。是非、見てもらいたいのは鶴見辰吾が演じる田辺将司がトイレで自殺した息子について語る場面です。個人的にはそこまでドラマを見ていても涙を流すことは少ないんですが、この場面はボロボロと泣いてしまいました。鶴見辰吾の演技が異常に上手かったなと感じました。そして加々見が主張する自分は無罪だというのを信じる伊吹と信じずに客観的に判断する志摩というのも印象に残りました。噛み合わない2人ではありますが徐々に志摩が伊吹を自由にさせているなとも感じました。言っても聞かない子供をほっといてるようにも取れましたがこの2人のやり取りはずっと見ていられるレベルです。そして加々見の行動に関しても生い立ちからの心理状態など色々と事細かに表現されていて秀逸なドラマだなと感じました。
【第2話感想】
立てこもり犯人を庇う夫婦、失くした代償とは?
伊吹と志摩は4機捜に配属しておりいつも通りパトロールをしていました。
すると伊吹は隣を走っている車に乗っているお母さんの顔が何かを訴えているように感じ、違和感を抱きました。
その時、警視庁からハウスクリーニング会社で起きた殺人事件の容疑者が現在ナイフを持って逃走しているという無線が入ります。
容疑者の特徴は、緑色のパーカーでした。
伊吹は隣の車に逃亡している容疑者が乗っているかもしれないと考え、志摩と共に追跡を試みました。
4機捜メンバーの別のバディである陣場と九重はその頃、第一発見者の証言より容疑者の名前が加々見祟であることを特定しました。
加々見は非常に真面目に働く社員だったが、上司の威圧的な態度に自分が憎んでいた父親を投影してしまい、衝動的に殺してしまいました。
その頃、伊吹と志摩は隣の車に検問をかけます。
しかし、容疑者にナイフ脅されているであろう夫婦は容疑者を自分の息子であると言い張り検問を突破しました。
この夫婦は容疑者が「自分は犯人ではない」ことを信じて、彼の無実を証明するために匿う行動をします。
人は信じたいものだけ信じます。やってしまった過去を変えることはできません。
伊吹と志摩は犯人を止めることはできるのか、夫婦は人質なのか、家族愛とは何なのか
信じることは正義なのか考える作品です。
【第3話感想】
イタズラ通報をして警察が現れたら逃げるというのが流行っていたことから足に自信がある伊吹が名乗りをあげます。しかし相手は高校生がリレー方式で逃げていたことから突き放されしまう伊吹がいました。志摩がリレー方式で入れ替わって逃げているのを知っておきながら伊吹をおちょくりまくる場面というのを是非見てもらいたいです。犯人はどこにいるんですかという感じで真相を理解しながらバカにする志摩の黒い部分が見れて面白かったです。伊吹への日頃の鬱憤をぶつけているようにも見える場面でした。桔梗が若者達について熱く語るのを聞いて好きだわと隊長に近づく伊吹というのも印象的な場面でした。桔梗のことが好きな志摩がムキになってしまい手錠を伊吹にかけたのを見てやりすぎだろとは感じました。ただこのドラマのコントみたいな部分なんで面白おかしく見てもらえると思います。とにかく伊吹の破天荒で唯一無二の性格というのが第3話でも色々と出ていました。そして伊吹と九重、陣馬といった個性的な刑事とのやり取りというのも結構面白いんです。最後に現れる菅田将暉が演じる謎の男というのも意味深で次回以降に含みを持たせていて面白くなりそうだなと期待が高まりました。
【第3話感想】
オオカミ少年少女たちの行末とは?
西武蔵野署館内でいたずらの通報が頻発しています。
いたずら通報をしているのは女子で公衆電話から「助けて」と警察に110番した後、警察が到着すると犯人が猛ダッシュで逃げるというものでした。
これはネットゲームを模倣したものでした。
ある日、またいたずら通報が入り伊吹と志摩は電場に駆けつけました。
伊吹が「警察だ」と叫ぶと犯人は逃げ出しました。伊吹は犯人を追跡するが逃してしまいます。
伊吹は追跡した時に犯人が角を曲がるたびに入れ替わっていたことに気づいたのでした。
犯人役は同じ服装で4人で、ジュースを買っていたことから自販機の防犯カメラに写っており犯人を特定することができました。
犯人はバシリカ高校の陸上部でした。
伊吹と志摩は早速高校を訪問し校長に陸上部がいたづら通報をしていると話すが校長は「うちには陸上はない」という。
伊吹と志摩は聞き込みをしているうちに去年の12月ごろに陸上部が廃部になったことを知ります。
その原因は、当時の陸上部員(犯人達の先輩)がドーナツEPという薬物を売買していることでした。
犯人達は陸上部復帰を願っていたが校長には逆えず、最後のいたづら通報をやろうと決意したのでした。
彼らは「走りたいから走る」ただそれだけの願いからこのような事件を起こしていたのです。
”オオカミ少年少女たちは彼らの願いを達成することはできるのか”見所です。
【第4話感想】
第4話で印象に残った場面はバスから降りた際に犯人に拳銃を突きつけられた際の志摩の行動です。銃口を掴んで「じゃあ撃てば」と微笑むように言ったのがインパクトが強すぎました。命を落とす可能性がある状況下での志摩の無謀であり捨て身な発言は狂気の沙汰にも見えました。ただ個人的には任侠映画みたいでカッコいいなとと感じました。そんなリスキーな行動を取った志摩に一瞬、呆気に取られていた伊吹の表情というのも、まあそうなってしまうよなと感じました。そして冷静になり志摩に怒りを爆発させる伊吹も印象的でした。志摩を思う気持ちから怒ってるのがわかったんで2人のキズナというのが感じられた場面で是非見てもらいたいです。志摩と伊吹のメロンパンの車の中でのトークというのも相変わらずセンスがあって面白いです。結構、この2人のトークを楽しみに観ている視聴者というのも多いんじゃないかと思っています。今回、青池透子が1億円で宝石を買って海外の恵まれない子供達を支援する団体に送ったというラストは渋すぎました。ストーリーが抜群に仕上がっていて拍手を送りたい結末でした。社会に訴えかけるような野木亜紀子の脚本は素晴らしすぎるよな強く感じた第4話でした。
【第4話感想】
伊吹と志摩の息が少しずつ合ってきた。
1億円の女を追う中で、裏カジノ事件もからんでくる。
エトリという人物の存在が登場します。
そして、隊長の家にいるハムちゃんの謎についても明らかになります。
1億円の女(青池)演じる三村さんの演技が鬼気迫るものがあります。
裏カジノでハメられて返せない借金を負わされ、裏カジノで働くも摘発されて逮捕。
まともな仕事に就けず、やっと就職できて喜んでいたが、結局そこも暴力団関係だった。
復讐するかのように、横領して手に入れた1億円。
普通の人生を送っていてもいつ落とし穴に落ちるか分からないと痛感させられる。
傷を負いながら高速バスに乗り込む青池。
脇にはスーツケース。
暴力団と組対と1機捜と4機捜、誰が青池に辿り着くのか。
同じ高速バスには追手の暴力団が。
バスに追いついた伊吹が突入して1人取り押さえるが、仲間がもう1人居た。
間一髪でもう1人も取り押さえてバスを降りようとした時、更にもう1人が拳銃を突きつける。
志摩は撃てるものなら撃ってみろと挑発するも、伊吹がギリギリの所で止めて窮地を救った。
伊吹と志摩は消えた1億を探す中、青池が1億円を宝石に変えて送った事が判明する。
送り先は海外のボランティア団体だった。
【第5話感想】
伊吹と志摩がコンビニエンスストアに潜入捜査するというのがコントみたいな感じで面白かったです。毎度の事ながらハイテンションで明るい伊吹というのを見てもらいたいです。伊吹のような明るい奴が友だちなら楽しいなと思える場面が多々あった第5話だったと思います。留学生のマイと伊吹のやり取りというのを是非みてもらいたいです。次に注目してもらいたいのは日本語学校事務員の水森の捕まりかたです。外国人労働者の理不尽な扱いに対して熱く語りながら捕まっていく状況は異様さと水森の気持ちというのが強く伝わってきました。水森を演じる渡辺大知は前から人間性が素晴らしいなと思っていたんですが演技も一流だなと確信しました。いしだ壱成が主演だった未成年のラストを思い出すような水森の逮捕シーンでした。水森の主張というのを見てもそうなんですが社会問題や世の中に対しての理不尽さを訴えるというのがこのドラマの素晴らしいところだなと言い切れます。伊吹の恩師で元刑事の蒲郡を演じた小日向文世の演技というのも印象的でした。落ち着いていてにこやかでこういう役が小日向文世にとって1番似合うよなと感じました。毎回、思いますが本当に良いドラマです。
【第6話感想】
志摩が過去に相棒を殺したという噂話を聞いてしまった伊吹が志摩に真意を聞くが一切答えない志摩というのが印象的でした。そんな志摩の態度に亡くなった相棒・香坂の死について真相を暴いてやると啖呵を切る伊吹というのがいつになく真剣に見えました。しかし、直ぐに九重に一緒に真相を暴こうと誘う伊吹というのも流石だなと感じました。伊吹と九重のコンビというのが予想以上に噛み合っていました。いい加減でむちゃくちゃな行動を取る伊吹と真面目で融通がきかない九重の活躍といのを是非見てもらいたいです。しかし過去の事件を蒸し返す伊吹に桔梗がやめるよう伝えます。その際の伊吹のセリフというのも必見です。普段ふざけている伊吹に熱いことを言われてしまうとギャップで余計に胸に響くんだよなと感じました。そして志摩が過去に追っていた事件というのも複雑で難解な事件で見応えがありました。過去の志摩の鬼気迫る仕事ぶりというのも今の志摩では想像出来ないほど冷たい雰囲気を感じさせていました。最後に伊吹が志摩ですら知らない香坂の死の真実を見つけるというのも驚きの結末でした。これによって一段階、志摩と伊吹の絆というのが深くなったなと感じれました。
【第6話感想】
志摩の「相棒殺し」、隠せない過去とは?
伊吹は捜査一課が志摩ことを「相棒殺し」と呼んでいたことが気がかりでした。
伊吹は同僚の九重と共に相棒殺しの真相について調べ始めます。
伊吹は志摩に「相棒殺し」について聞こうとしますが、志摩は一向に話そうとしません。
志摩の捜査一課時代かつての相棒はマンションの非常階段から転落して亡くなっていました。名前は香坂義孝です。
相棒が亡くなった現場の第一発見者は志摩だったのです。
当時、志摩は香坂と共にタリウムを使った連続毒殺事件を捜査していた。
その捜査において香坂は行き過ぎた捜査を行い、志摩に「刑事失格だ」と言われてしまいました。
そんな夜に志摩は香坂から電話の着信を受け取りました。そのすぐ後に香坂は亡くなったのです。
志摩は香坂の断末魔を聞きながら捜査をしています。
伊吹はこの事件をどうやって解決するのか、志摩を解放してあげることはできるのでしょうか。
伊吹・九重コンビは今回が初タッグです。この二人の立ち回り方に注目です。
志摩は香坂を弔うことができるのか、香坂は本当に「刑事失格」だったのか、
誰が真犯人なのか、4機捜は最後まで「警察官の正義」を遵守することができるのか
伊吹と志摩のバディの絆を更に深める心温まる作品です。
【第6話感想】
第6話では、志摩が「相棒殺し」と言われている話の真相を、伊吹が見事に解明するストーリーです。志摩自身が知らなかったことも明らかになりますので、志摩の過去のわだかまりが手にとってわかるような迫真の演技で、必見です。伊吹は志摩の過去が気になって仕方ない様子ですが、志摩はもちろん教えてくれず、伊吹は勝手に調査を始めます。いつもの調子でいろいろ聞きまくる伊吹に、しびれを切らした桔梗が過去の事件の話を教えてくれます。でも、真実は、伊吹が見つけ出しました。伊吹が志摩にそのことを伝えるべく、確認しようと階段から転げ落ちそうになるシーンはとてもドキッとさせられますが、この回に必要なシーンでした。志摩は、相棒が、虚偽の捜査を犯した罪を苦に思い、自殺をしたとずっと思っており、何度も助けられた場面はあったのに、何もしなかったことをずっと後悔してきたのですが、実はそうではなかったのです。伊吹が屋上から眺めていると、助けてくれた人を探しているという横断幕が向かいのマンションに下がっているのを見つけます。実は志摩の相棒は、強盗からマンションの女性を助けようと動いた際に、足を滑らせて転落死したのでした。この事実を知ったときの志摩の表情は切なく、忘れられないシーンです。
【第7話感想】
第7話ではいつになく橋本じゅんが演じる陣馬が目立っていた回でした。ここまでもベテラン刑事として存在感を出していた陣馬ではありますが今回は特に活躍していました。陣馬が結婚が決まった長男の両家顔合わせに出席するために会場に向かっていた場面はなかなかの傑作でした。陣馬が妻と娘を連れて車で行き先に向かっている途中に指名手配の犯人を見つけます。「指名手配犯がいたんだ、追わねばならん」とやたらと格好よく妻と娘に伝えて車から降りるよう陣馬が促します。しかしその直後に陣馬が車から叩き落とされたのは笑える場面でした。そこから自力で犯人を追いかける陣馬の執念というのも是非見てもらいたいです。そして犯人を捕まえる際には志摩と伊吹が手こずる中で体当たりで犯人の動きを止めるという泥臭くさい陣馬らしい場面もありました。今回は自転車配達員としてKingGnuの井口理が出ていたのには驚かされました。何か見たことあるなと思いましたがまさか井口理だとは思わなかったです。自分もそうですが視聴者もビックリしたんじゃないかと思います。最後の場面では桔梗の家が盗聴されていたというのも、また新たな事件の始まりで今後の展開が楽しみになりました。
【第7話感想】
この「MIU404」は星野源演じる志摩と、綾野剛演じる伊吹の警察官ふたりがバディを組んで様々な事件を解決していくドラマです。第7話は、ここまで謎が多かった部分が少しずつ明らかになり、最終回に向けて物語がまた大きく動き出した回です。家出して何度も悪事を働く高校生・ナリが、伊吹と志摩の上司で麻生久美子演じる桔梗がかくまっている女性・麦に近づきます。麦はエトリという悪人から逃れているのですが、ナリの手引きでエトリのアジトに拉致されてしまいます。ナリは成功報酬として大金を受けとりますが、そのまま逃げれば良かったものを、うっかりエトリに捕まってしまいます。そして麦とナリは敷地内の井戸の底へ…。酸素が薄くなり、徐々に意識がなくなっていく麦を、ナリは必死に支えます。麦は気を失う直前に伝言をナリに託しました。すると、伊吹と志摩たちがGPSなどを頼りにエトリのアジトに到着。井戸から聞こえたナリの叫びが届き、二人を救出します!ナリが麦からの伝言、エトリの車のナンバーを教えたことでエトリは逮捕されました。そして伊吹と志摩の同僚で岡田健史演じる九重が沈みかけたナリを救う場面は、今までちょっと頼りなく感じていた九重の成長が感じられて良かったです。最後に菅田将暉演じる久住の操作するドローンがとんできて、エトリの乗った車が爆破されて…。次回へ続きます。
【第8話感想】
志摩(星野源)と伊吹(綾野剛)とのメロンパン号での雑談が仲良さそうな雰囲気です。遺体発見現場でのシーンはさすがに酷い状態の遺体は画面に出なくてほっとしました。遺体の特徴的な様子もドラマのシーンでは紙にイラストとして表現されていました。20年前の連続猟奇殺人事件かと思いきや別の模倣殺人と早々にわかります。サイドストーリーとして家出少年が悪の道へ段々引き込まれていくのが心配でした。こんな感じで簡単にお金受け取ってしまったり騙されてしまうんだと思いました。結局、猟奇殺人事件の犯人はとても優しそうな蒲郡(小日向文世)であったのですが、伊吹の元上司で恩人なのに交流が無かったのかなという不自然さ、奥さんが亡くなった原因が病気じゃないのも伊吹は蒲さんの家を訪ねたときにすぐに気づくだろうにこの時はなぜか野生の感が働かないなんて違和感がありました。志摩が捜査一課時代のパワハラ上司に小さく抵抗していたのがクールなキャラにぴったりでした。後半15分くらいであっという間に事件が解決してしまうパターンなんですが前半とうまく繋がっておらず、こじつけっぽい解説的なシーンで事件解決となるのが気になっています。サイドストーリーも気にはなるけどあんまり広げないで、やはり主役の志摩と伊吹との楽しい掛け合いと捜査、活躍して事件解決するのを期待しています。
【第8話感想】
MIU404は、同時間帯・同スタッフで制作されたアンナチュラルとリンクする場面がよく描かれますが、第8話は一番アンナチュラルを感じる話でした。アンナチュラルの舞台となったUDIラボや神倉所長、坂本さん、中堂さん(ちょこっとですが)が登場して、テンションが上がりました。
そして、アンナチュラルを彷彿とさせる点は人物が登場するという直接的な部分だけではなく、起こった事件の真相からも感じました。伊吹が恩人だと言って何とか救いたいと思うガマさん。そしてガマさんの抱える秘密。不条理な事件から引き起こされた凶行、伊吹の涙。いつもはエンディングの感電を楽しみにしますが、8話ではLemonが流れてほしいと思ってしまうほどでした。
また、伊吹と志摩の関係というものの進展が見えたように思います。それまでも信頼関係というものは築いていたけれど、志摩が伊吹の心の傷に気付いて寄り添ってくれる、優しく諭すように伊吹に語り掛けるシーンはぐっと来ました。志摩の伊吹への優しさと伊吹の弱さ。これまでなかった2人の面というものが見えた部分でもあります。
切なくなったのは意外と成川くんのシーンでした。全然似合っていないチンピラの服装をしていて、裏社会に染まっていきそうな。悲しいです。
【第8話感想】
見どころは第4機捜捜査隊隊の伊吹がある事件を捜査したところ、元上司の蒲郡がその被害者の過去の事件を捜査していたことがわかりました。犯人は誰なのか、どうして事件を起こしたのかが見どころです。蒲郡役に俳優の小日向文世さんがゲストとして出演しました。また。ドラマの「アンナチュラル」に登場する、ずんの飯岡和樹さんなどが不自然死究明研究所の臨床検査技師としてコラボして、出てくるのも見どころです。
ネタバレは山中に男性の死体が見つかって、その死体の指の人差し指と中指、薬指が切断されていました。その死体には中国語で獣と書かれていました。その死体は堀内伸也と言い、前科もありました。その事件は一課の管轄になり、伊吹と志摩は捜査一課の刈谷の手伝いをしました。その事件は他にも似たような事件があり、連続猟奇殺人かと思われ、被害者に恨みを持ちそうな、被害者に関係のある菅沼や峰岸を調べましたが、違いました。
同僚の志摩は蒲郡ではないかと思い、伊吹と一緒に行きました。伊吹が蒲郡に事件のことを直接聞き、志摩らは外でその様子をイヤホンで聴いていました。
蒲郡は妻と共に堀内の車と衝突して、その後、立ち去るとき、妻は堀内にわざと車にひかれました。そのことを恨みに思って、キリスト教徒であった蒲郡は昔、キリスト教の迫害で用いれられた、手の指3本を切断して、獣と書くのをまねして、堀内を殺しました。
蒲郡が伊吹のことを学生時代から面倒を見てくれた伊吹はそのことが信じられずにいつまでも蒲郡の家に座り込んでいました。
【第10話感想】
10話はエトリの乗っていた車が、爆発したのが怖かったです。エトリも全身真っ黒になっていたのが、かなりの衝撃だったんだと感じます。そんな中で伊吹と志摩は、なんとかして久住のことを探していたのが印象的です。
成川などから聞いて、捜査していくのがリアルに感じます。
そして久住はいろんな人に、ドーナツ型の薬を渡していたのが恐ろしかったです。平気で人を騙していくところが、久住のやり方なんだと思います。
また特派員RECが久住と繋がったけど、別人が話していたのが面白かったです。久住は余裕な感じで話を聞いているのが不気味です。その場に伊吹や志摩がいることもわかっているのが、見ていてヒヤヒヤします。久住のやることはいつも大胆で、想像を越えてきます。
さらに都内にテロ爆破が起きたのは、とてもインパクトが強かったです。ネットで大騒ぎになっているのが、時代だなと感じます。伊吹や志摩たちも慌てて現場に向かったけど、まさかのフェイクだったのが驚きました。久住の思うままになっていたのが、見ていて複雑です。
ネットで伊吹と志摩たちが、テロの犯人だといわれていたのもヒヤヒヤします。ネットのスピードが早くて、思わず二人が心配になります。
【第10話感想】
今回の見どころはなかなか捕まえることが出来ない久住を必死で追うが翻弄されてしまう伊吹と志摩です。こんな最先端の時代に久住の情報が全然集まらないというのも久住の用心深さ、頭の良さそしてずる賢さというのが伝わってきました。そんな尻尾を出さない久住にイラつく伊吹、新たな手を考える志摩がいました。そして感情というのが無く何を考えているかわからない久住が仕掛ける架空の爆弾テロはそうきたか一本取られたなと感じました。ストーリーの仕上がりが凄すぎるんだよなと恐れ入った瞬間でした。そして久住というのは最強の犯人の可能性がある男だなと感じました。今回の事件というのは次回も続きますが、ここまでのストーリーは最高に面白いしスリリングだなと言い切れます。久住が逮捕されないラストなんてのもあるのかなと次回が楽しみ過ぎます。個人的に気になったのは志摩と桔梗が二人きりで食事をしている場面です。志摩が桔梗のことが好きなことから注目していましたが結構お似合いだなと感じました。二人が結ばれる次回、最終回というのも見てみたいなと期待しています。最終回を前にした10話でしたがここまでのMIU404の中で最高に面白かったです。
【第10話感想】
こんなにも毎週楽しみで仕方がないドラマは久しぶりです。考察が飛び交うほど盛り上がってきて私も色々考えたのですが予想を裏切るような展開ばかりでした。手に汗握る展開で私も騙された!とついテレビの前で言ってしまいました。久住はそれほど頭がいい、人を操れるんだが正体がわかりません。本当に最終回で全部が解決するのでしょうか。RECもこのままだと捕まってしまいそうだし(爆破予告を流したので)警察の機能もぐちゃぐちゃだし最後陣馬さんがトラックに轢かれたのだろうかもう、心が正常ではありません。途中伊吹とゆたかくんのシーンや、桔梗と志摩の二人きりのシーンがあってそのあとの志摩をからかう伊吹の掛け合いが面白かったのに全部が吹き飛ぶくらいの展開。映像がリアルすぎてドラマでここまでやってしまうのかとハラハラしてしまいました。こうやって人は騙されるのか、と少し悔しくなりました。九重が四機捜から外されて酔い潰れていたシーンは可愛かったけどそれを宥める陣馬さん。404以上にこの二人の絆も深まっていたんだと涙が出ました。それだけに最後陣馬さんがどうなったのか気になるところです。どうか無事であって欲しいです。来週のタイトルは空白。どうなってしまうのだろうか。
【第11話(最終回)感想】
11話は陣馬がトラックに轢かれて、重症だったのが切なかったです。久住のことを探そうと必死だったけど、こんな形になったのは残酷です。陣馬の子供たちも悲しい気持ちが溢れていて、胸が痛くなりました。隊長も無念だと言っていたのが、切実な想いに感じます。
そして志摩と伊吹はなんとか久住を探そうと、いろんな手を使っていたのが見どころです。RECに頼んでみたり、自ら動いていくのがさすがです。
そんな中久住が伊吹を、クルーザーの部屋に閉じ込めたのが怖かったです。その部屋でドラッグを吸ってしまって、倒れていたのは驚きました。志摩はなんとか助けようとしたけど、撃たれてしまったのが恐ろしかったです。
二人とも手足を縛られてしまったけど、なんとか復活したところが良かったです。そこから海に飛び込んだところがナイスアイデアです。久住は至って余裕なところが、ドーナツEPの怖さだと感じます。何があっても動じない感じが、普通ではなくてヒヤヒヤします。
さらに伊吹が全力で走っていたところは、かっこよかったです。いつも以上にスピードが出ていたように感じます。なんとしても久住を捕まえようと、二人の想いが真剣にまっすぐ伝わってきました。
【第11話(最終回)感想】
最大の見所は「志摩・伊吹バディはクズミを捕まえられるのか」というところです。
なのに志摩と伊吹は仲違いを、陣馬さんは目覚めるか分からない重体に、九重は404を辞めさせられ、ききょうさんは隊長を退くことになりました。
最終話は最初から最後までドキドキの連続でした。
志摩が死ぬ結末を見たとき、本当に死んじゃうの?主役が死んじゃう結末あるの??と気が気じゃなかったです。
志摩と伊吹のバディ愛にお互いが目覚めたとき、事件を解決することができたというストーリー性が本当に面白かったです。
最終的にクズミを逮捕することができて本当によかったと多くの視聴者が思ったとおもいます。
このmiu404 のドラマでは、「最悪の事態になる前にどうにかして止めたい」という志摩の一言にすべてのメッセージが詰まっていたように思います。東京オリンピックが延期になったことやこのコロナ渦での情勢についても、本当の本当に最悪のパターンを想像して、そうならないための一歩を、ひとつひとつの決断を慎重にしていく必要があると、このドラマを通して訴えかけていたのではないでしょうか。今のこの状況では、何がより良い道になるのかはみんな分からないけれど、きっとひとりひとりの意識や心がけひとつひとつは、最悪のパターンを避ける、より良い未来へのステップになっているという日本国民への提示にも見えました。
【第11話(最終回)感想】
正直、最終回の前半から中盤にかけては疑問符がつくストーリー展開ではありました。志摩が伊吹と別れて行動しようとしたり、その流れから伊吹が久住に1人で会いに行くというのもよくわからなかったです。ただ最後まで観てわかったのは強引にでもストーリー的には別々の行動を取らせたかったんだなとわかりました。1人で会いに行った伊吹が久住を捕まえようとしないのも全く意味不明だなとは思っていましたが志摩もついてきていれば捕まえる流れになるだろうし脚本が悩んだ末に出した結論だったのかなと感じました。そういう流れから屋形船に乗る久住を伊吹が見つける場面というのは是非とも見てもらいたいです。屋形船の真横の道を走って追いかける伊吹が橋から屋形船に飛ぶ場面というのはまさにこち亀の両津勘吉のように見えました。そして逃げ惑う久住が屋形船に舞い戻り橋の上の部分でアタマをぶつける場面が印象的でした。血を流して倒れる久住にダサい逮捕のされ方だなと思っていたらわざとアタマをぶつけて伊吹に殴られたように持っていこうとしたのは最後の最後まで頭の回転が凄いなと思わせました。久住は屋形船に乗っていた人間に証人になってもらおうとしていたのです。しかし乗っていた人達は久住が作ったクスリで全員おかしくなっていたという結末は秀逸すぎて拍手を送りたくなりました。
【その他感想】
綾野剛さんと星野源さんのコンビがスピーディーに事件に立ち向かっていくところがスリリングで面白いです。
野田亜紀子さんの脚本らしく、事件を通じて人間ドラマもしっかり描いており、見た後に心にグッとくるものがあります。
後半に悪役として菅田将暉さんが登場しますが、彼の悪どい演技も見ものです。
MIU404(ドラマ)のキャスト・脚本・監督
MIU404(ドラマ)に出演されていたキャスト・脚本・監督をご紹介していきます。
※青色のリンクがある俳優はクリックして関連作品やその他詳細が確認できます。
- 綾野剛/伊吹藍 役
- 星野源/志摩一未 役
- 岡田健史/九重世人 役
- 橋本じゅん/陣馬耕平 役
- 麻生久美子/桔梗ゆづる 役
- 金井勇太/糸巻貴志 役
- 生瀬勝久/我孫子豆治 役
- 坂田聡/谷山 役
- 菅田将暉/久住 役
- 小日向文世/蒲郡慈生 役
- 野木亜紀子/脚本
- 塚原あゆ子/演出
- 竹村謙太郎/演出
- 加藤尚樹/演出
MIU404(ドラマ)の原作ってあるの?
MIU404は脚本家の野木亜紀子さんのオリジナルストーリーです。
野木亜紀子さんと言えば『アンナチュラル』や『逃げ恥』の脚本家としても有名ですから、楽しみしかありません!
主演の星野源さんと主題歌の米津玄師さんも野木亜紀子さんと通じるところはあるといったところです。
MIU404(ドラマ)の主題歌は米津玄師の『感電』
MIU404の主題歌ですが、米津玄師さんの「感電」です。
星野源さんが主演の時点で星野源さんが主題歌を歌うと思っていたので意外でした。
米津玄師さんは野木亜紀子さん脚本の『アンナチュラル』で大ヒットした「Lemon」がありますから、同じ野木亜紀子さん脚本のこのドラマの主題歌ということで期待せずにはいられないですね。
MIU404(ドラマ)見逃し無料動画配信情報とみんなの口コミ・感想まとめ
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綾野剛&星野源と主演の2人が揃って塩顔男子ということで、塩顔好きには見逃せないドラマです!
2017年10月期放送の『コウノドリ』以来の2人の共演ですから、その破天荒な“機捜バディ”としてガチンコバトル、軽快な会話劇は見ものです!
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