功名が辻(大河ドラマ)の見逃し配信・無料視聴まとめ！Netflixやhuluで見れる？

戦で身内や財産を失い苦労した男女が戦の恩恵で城持ちに成上がる皮肉な成功物語と云えますが、其処に至る紆余曲折は夫婦漫才が絶妙に織り込まれ片頬笑いが止まりません。

内乱納まらぬ時代で頭角を表すには、ヒトより優るモノが無ければ叶わない。

山内一豊は武勇は人並みにあり槍も使えるが、信長や秀吉にある野望、先見性は見当たりません。

オマケに織田家、豊臣家に仕えた家臣諸侯に比べ個性無く目立たない存在に見えます。当時、武士は周囲に侮ラレナず、主君に絶えず自分をアピールして恩賞や出世を狙っていた筈でした。

そんな中で出遅れ気味な一豊さんは貧乏くじを引いて褒美少ないと嘆き、転職しゃおうかなと思い詰めます。諌める立場千代さんもご一緒になんてセリフをあっケラカラン言う訳です。

楽天的でかなり天然奥様は、旦那サマが大好きと見ました。アナタとなら貧乏は怖くないと笑って済まるんです。信長、秀吉という巨星落ち、天下動乱の嵐を潜り抜けられたのは、二人して物欲が乏しい平和に暮らすコトを喜びと考える善人だから、家康も彼等を生かす方向で考えたでしょう。

何処でも居る普通人が偶々運良く城主となった如く視えるが、山内夫妻が積上げた陰徳が押し上げた賜物と考えます。

このドラマを観るまで山内一豊という武将は知りませんでした。一豊が不器用ながらも徐々に頭角を現していき、観ていて一豊を応援したくなっていきました。

一番印象に残っているのは一豊が関ヶ原の戦いで東軍につくか西軍についか悩むシーンです。家を成功させるか取り潰すか、それどころか自分の命をも掛けた判断をしなくてはなりません。

そんななか千代からの手紙が来ました。西軍の武将からの手紙もあります。「東軍につくなら西軍からの手紙を封を切らずに渡し、西軍につくなら手紙を読んで引き返せ」という内容でした。

このシーンは千代に拍手を送りました。論功行賞で土佐一国を賜った時は自分のことのように嬉しかったです。

　山内一豊と千代が信長、秀吉、家康のもと、最終的に土佐の大名になるまでの物語です。

小大名として生きる一豊の苦悩や苦労、そしてそれを支える千代の物語が描かれています。千代の先を読む力、夫を支える力強さが見どころです。

　関ヶ原の戦いにおいて一豊が自分の城を家康に差し出すシーンがあります。一豊を描くうえでも重要なシーンで、このシーンをもっと深く描ければさらに楽しめる作品です。

どうして出世欲がない山内をもって功名が辻といったのかですが、ある回をもって一豊が巧妙にだわり始めるのに時代小説の匠さを感じました。

そして、濃いというテーマなら一豊と千代のみならず、親族家臣含めあちこちで慕いあこがれる関係は司馬さん原作と思わないライトな仲睦まじさ出ていて、演出もスアバらしいです。

ですが、舘さんの信長はひどくて、深みがなくて、演技に一貫せいなく、その場その場の信長で毎回キャラが違います。顔はいいのですが、演技のひどさが目立ちました。

また、秀吉が柄本さんで、後陽成天皇は息子の佑なのは笑いました。そして、夫婦で戦国時代を生き抜く姿はすごいものです。一豊には頑張れと思ってみていました。

2006年NHK大河ドラマ　原作は司馬遼太郎　主人公は、千代（仲間由紀恵）とその夫の山内一豊（上川隆也）です。

一豊と千代の夫婦愛が描かれています。千代の機転で夫を助け、一国一城の夢に向かって、織田・豊臣・徳川の戦国の世の中を生き抜いていく物語です。

千代は、夫のために高額な名馬をへそくりで買い、一豊は信長の馬揃えに臨みます。

これをきっかけに一豊は出世していきます。千代の内助の功により、着々と功名を立てていき、最終的には土佐24万石の大名となりました。

千代を仲間由紀恵さんが演じることで、明るさやコミカルさも感じます。信長役の舘ひろしさん、秀吉役の柄本明さん、家康役の西田敏行さん、甲賀の忍の長澤まさみさんも見どころです。