恋です！ヤンキー君と白杖ガール(ドラマ)見逃し配信動画(1話～最終話)まで無料で見れるサブスクは？

「ヤンキー君と白杖ガール」では、盲学校の女の子であるユキコと森生が恋をしていくシーンに見どころがあります。ユキコと森生は、お互いに恋愛に不器用ながら、一生懸命に思いを伝え合っているシーンが印象に残りました。好きな人に思いを伝えていくことは簡単なことではないと思いました。しっかりと思いを伝えることで、恋愛に発展していくと考えられました。ドラマを観ていて、恋人と過ごす時間の大切さと恋人のどんなところに惹かれてお付き合いをしていくのかが大事だと考えられました。杉咲花さんならではの演技力を観ることができて、見どころがあります。このドラマを観ることで、恋愛に関して前向きになることができました。恋愛ドラマに興味がある方には、おすすめすることができるドラマになります。

個人的には、黒川森生の純粋な恋心がたまらなく好きで仕方ありません。得てしてヤンキーに抱く世間一般的なイメージは、あまりいいものではないけれど、そんな一般論を根底から覆してくれたのが黒川だと確信しています。「人は見かけによらない」、この言葉はまさしく黒川という人間の表すに相応しいものだと、黒川を見ていてはっきりと分かりました。ユキコに対する恋心には穢れが全くなく、ユキコのためなら多少の無茶もやってしまう、どこまでもユキコ大好きな姿勢を貫いているところが凄く可愛いです。その一方で、赤いハイヒールを送ってしまう空回り的なユーモアさもドラマに組み込まれているのが本当に面白くて笑ってしまいます。そのバランスが絶妙としか言いようがありません。

本作において、コンセプトにしていたのは「理想の世界」であったと感じています。昨今では情報技術が目覚しいほどに進歩を遂げているが故に、障害者に対する偏見は著しく減少しています。しかしながら、それでもまだ心無い言葉であったり、たとえ故意でなくても無知さが結果的には傷つけてしまうことが多々あるのが現状です。そのことを踏まえて、このドラマでは「いつかの未来が優しくて綺麗であればいいね」という、言うならば理想を具現化させたものにあたると確信しました。だからこそ、視聴者側に訴えかける力が強かったドラマに違いありません。ドラマで得た視覚障害者についての様々な知識を日常生活に取り入れる人はきっと少なくないです。

獅子王のことが好きになれないはずがありません。最初はガタイの良さや強面な風貌によって近寄り難い印象を持ってしまうのは致し方ないです。しかしながら、獅子王の行動の一つ一つには確かな愛情が含まれており、黒川に向ける視線には恋する者特有の熱っぽさが感じられてたまりません。それでも、セクシャルマイノリティであることを周りに悟られぬようにしているのが何ともいじらしくて些かもどかしくもなります。マイノリティは今でも受け入れられる人とそうでない人がハッキリしているが故に、想いの丈を打ち明けるのにはハードルが高いものです。そのため、獅子王の気持ちをしても尚推しにするという選択をしたお姉ちゃんや、動揺しながらも感謝の言葉を告げた黒川の寛容さに胸がいっぱいになりました。

弱視で白杖を使用している視覚障碍者をヒロインにヤンキーを恋の相手役にした異色の恋愛ドラマである点が面白いです。とはいえ、ヒロインユキコはとても明るく、ユキコに恋する森生はヤンキーでありながらひねくれたところがなく小学生のようなまっすぐな恋情をユキコに向けてきます。これは胸キュンものです。森生の友達やライバルの獅子王もユキコやユキコの盲学校の友達に優しく、それでいて視覚障害だからといって特別視することなく垣根なく仲良くしていていて、みんなが集まる喫茶店のシーンはとてもほんわかしていて好きでした。獅子王が自分の想い人が男性であることをイズミに打ち明けて二人に進展がないのかなと思いましたが、最後には二人が結ばれる結末でこれもうれしいところでした。森生がいつもユキコをやさしくエスコートするので「自分も彼氏にそうされたい」と思った女性が多かったんじゃないかと思います。

主役の二人はもちろん、登場人物がみんな個性的かつ人間としての魅力に溢れていて、最後まで見たら全員大好きになりました。特に好きだったのは、ユキコが通う盲学校の友達の空ちゃんと青野くんのコンビ。最初はユキコを応援する友達というだけだったのが、二人に巻き込まれて色々なことを経験するうちに徐々に仲良くなっていく過程がリアルで、単に脇役二人がくっついたという以上のドラマがありました。特に6話で空ちゃんのために怒る青野くんの迫力がすごかった！演じている俳優の細野さんのファンにもなりました。

青野くんからクリスマスプレゼントにもらったキーホルダーを「着けるわけないじゃん」と口では言いつつ、後でちゃんと白杖に着けてる空ちゃんのツンデレ具合もかわいい。空ちゃんが青野くんの言葉でドギマギする様子など、目が見えない同士の空気感を表現するための台詞や演技がとても丁寧でした。

とにかく主役二人がちゃんと魅力的なのが「恋です！～ヤンキー君と白杖ガール～」の一番良いところです。特に主役のユキコちゃんの強さと行動力には毎週泣かされてました。弱視というハンデを持ちながらもバイトや夢や恋のために頑張る姿が、すごくリアルに描かれています。その頑張り方も、単に一生懸命というだけじゃなくて、どう工夫したらうまくできるか、どう伝えたら相手に理解してもらえるかということを真剣に考えて行動しているのが良く分かるので、見ていてどんどん引き込まれました。しっかりしているからこそ臆病になってしまうのを、ユキコが好きで一番良く見ている黒川くんにしか言えない率直な言葉が後押ししてくれる。。。そんな二人の関係性がとても自然に描かれているので、最終回での二人の決断も心から良かったと思えました。

心が温かくなるドラマでした。顔に傷があり、怖そうに見えるヤンキーの森生は、ユキコに恋をして、その想いが純粋すぎて、見ているとホッコリしました。目の見えないユキコの周りの人達はみんないい人ばかりで、でもそれはユキコがいつも明るく頑張っているからこそ、優しく接してくれるのかなと思いました。森生の当たり前は、一般の人とは感覚が少しちがっていて、その感覚や考え方が、また優しくて、ユキコの背中を押してくれて、ユキコは森生に出会えて本当によかったと思います。ユキコが自分の好きなことに向かって頑張れるのも森生がいるおかげだと思います。将来の夢も森生がキッチンカーを用意してくれて本当に優しいと思います。これからもいつまでも幸せに暮らして欲しいと思いました。

どうしようもない不良というフレコミだった黒川が純真無垢という言葉に当てはめたくなる真っ直ぐな人間でした。目の不自由なユキコを必死で助けようとする黒川の優しさや天然な性格で突拍子もないことをするのを見て直ぐにファンになってしまいました。一番印象に残っているのが黒川がユキコの気持ちが分かりたいと思いタオルを目に巻いて前が見えなくするシーンです。それにより倒れながらもユキコの置かれている状況を理解しようとする黒川の行動は素晴らしいなと感じました。そしてユキコが気が強くて口が悪いことから黒川を呼び捨てにしたり子分のように扱ってるのが印象に残りました。今までにない恋愛ドラマだったなと高い評価をしている作品です。

視覚障害者であるユキコ、空、青野がどこまでも明るくてとても爽やかです。今まで経験した辛い事を乗り越えてのストーリーの展開ですが現状での悩みを素直に吐露していくことで視覚障害者の理解も深まりました。ユキコはとても活発で勝気な少女で森生との衝撃な出会いに驚かされました。ヤンキーの森生がユキコの前では従順でリスペクトしているのもクスッときます。森生がユキコと親しくなって行くことで自分自身も変わっていかなければいけないという思いが強くなり実際どんどん素敵になって行く姿にキュンキュンしました。森生に対し姉御肌のユキコですが森生との出会いによりもっと前向きにチャレンジしていく様に勇気をたくさん貰いました。二人の未来がさまざまな困難を乗り越えて楽しくあって欲しいと思わず願ってしまいました。