きみが心に棲みついた（ドラマ）の見逃し配信・無料視聴まとめ！Netflixやhuluで見れる？

吉岡里帆さん、全くもって嫌いではないのですが、このドラマを見ると「なるほど！女性というか同性からは好かれないタイプだわな……」って感じがしました。すごく可愛らしいのに、あざとさがあるからです。私は別に嫌いでは無いですが、このドラマの影響もあるのではないかなと感じています。泣いたりしながらも、星名に抱きついてしまう感じは、なんだかなぁって感じが視聴者の方はあるのかもしれませんね。幼稚園児のような純粋な役柄もあって、なんとかしなきゃ！俺が守らなきゃ！みたいな感覚は、男性にはあるのだと思います。一方で、星名さんを演じた向井理さんは相変わらず、すごくカッコイイです。ですが、猟奇的な感じもあり、私には怖かっただけです。でも、こういう役柄がハマる人にはハマるのだと思います。基本的に、向井理さんはいつも出来るクールな人を演じている気がするので、こういう役柄はちょっと意外性がありました。おんぶされている吉岡里帆さんの役を見て、桐谷健太さんを見ている向井理さんの目が、怖かったのをすごく覚えています。こういう方って、支配欲があるのだろうなぁと思いました。その点で、面白かったです。そして、桐谷健太さんはやっぱり良い人の役で、安定感があります。舌足らずな喋り方が可愛らしかったです。

原作ファンですが、ドラマと配役がイメージ通りだったと思います。キョドコの吉岡里帆、星名の向井理、吉崎の桐谷健太と主役三人だけでなく、キョドコの会社の先輩の飯田や八木など、細かいところもぴったりだったので製作側の熱意を感じました。下着会社で働く内気で人付き合いの下手なキョドコが、飯田の紹介で知り合った漫画編集者の吉崎に惹かれ、徐々に仲を深めていくのですが、大学の先輩であり、共依存の関係にあった星名がキョドコの前に再び現れます。そんなキョドコが星名に振り回されながら、吉崎や周りの人たちも巻き込み、星名との決別と自己の確立を目指していくストーリーです。物語の軸となる三人の心の葛藤をうまく描けていました。特に、吉崎の純真さや男気のあるところと、星名の表面上では有能なイケメンを振る舞っていながら、内面では腹黒く闇を抱えている演技が見どころです。キョドコのことをいつも傷つけ、突き放しては、吉崎と幸せになるのは許さない星名ですが、彼の過去を知ってしまうと憎みきれず、彼にも幸せになって欲しいと思うラストです。ただのラブストーリーではないので、自分に自信がない人や、人間関係で悩んでいる人には特に深く突き刺さるドラマだと思います。

このドラマは今日子がどこかマイナスなところがあって、オドオドしてしまうところが印象的です。自分に自信のない感じが伝わってきます。今日子のすごく繊細な部分が、見ていて思わず心配になります。
そして星名との関係性が、ハラハラするところが見どころです。過去に星名と付き合っていたことが、頭から離れないのが辛そうに感じました。本当は前に進みたいちゃんとした恋がしたいと思いながらも、なかなか上手くいかないのがリアルです。星名に洗脳されているように感じます。
そして今日子はいつもストールを捻っていたのも見どころです。何かあった時や不安を感じた時に、いつもストールを握りしめていたのが独特です。でもそうすることにって、気持ちを落ち着かせることができるのが良かったです。ストールのおかけで、踏みとどまることができたのはホッとしました。
星名はミステリアスな雰囲気が、見ていてヒヤヒヤしました。今日子のことを支配している感じが怖かったです。二面性があるのがすごく見どころです。
また吉崎は今日子のことを心配していたのが、やさしさを感じます。吉崎の存在は今日子にとって、とても大きいです。星名とは全く違うタイプで、男らしさもあってかっこよかったです。

正直、最初は主人公の今日子（吉岡里帆）にイライラしてしまいました。同性からすると、なかなか共感しにくいタイプで、ドラマの主人公という感じではありません。ですが、見ていくうちに彼女の過去が、今の彼女に関係していることが分かってきて、応援したくなります。必死で自分を変えようとする葛藤とかも良かったです。主役の吉岡里帆さんも体当たりの演技が多くて、好感が持てました。また、このドラマの１番の注目は、星名を演じた向井理さんです。主人公の今日子が、離れたくても離れられない男性なのですが、この星名が超絶に嫌味な男性で、かなりサイコパスっぽくて、見ていてゾッとしました。しかも、星名を演じた向井理さんの演技が上手過ぎて、今までの彼の役とは真逆の感じで、かなり引き込まれます。絶対に嫌なやつなのに、向井理さんが演じると、それでもカッコよく見えてしまうから不思議でした。彼のファンには絶対にオススメしたい作品です。また、星名も自分の家族に闇を抱えていて、実は今日子を支えにして生きてきたのかなと思わせるようなシーンも出てくるので、その辺りの後半はグッと面白くなってきます。普通のラブストーリーとはちょっと違っていて、万人受けはしづらいかもしれませんが、シリアス系やヒューマンストーリーが好きな人にはハマる新しいタイプのラブストーリーだと思います。

私は桐谷健太さんが大好きなのですが、桐谷さんが主役のドラマって案外ないんですよね。いろんな作品に出られていて、演技も上手くて器用だしかっこいいし、とても存在感のある役者さんだと思うのですが、キャラが濃すぎるのか、二番手三番手になってしまうことがどうしても多いんです。
そんな中で、この「きみが心に棲みついた」は、ヒロイン吉岡里帆さんの相手役として、桐谷さんの男らしさと繊細さを兼ね備えた魅力が最大限に発揮されています。
いつも人の目を気にし過ぎて挙動不審になってしまうイタいヒロイン「キョド子」こと吉岡里帆さんは、大学時代の元彼である「星名さん」こと向井理さんと仕事で再会し、支配的で共依存的な関係に再び飲み込まれていきます。
そんなヒロインを初めは疎ましく思っていた「吉崎さん」こと桐谷健太さんも、彼女の不器用ながら真っ直ぐなところ、ほっとけない姿にいつしか惹かれて恋が始まります。元彼やその友達の卑怯ないじめから彼女を守りぬく、爽やかな男らしさに完全に心を持っていかれました。
ドロドロした部分も多いですが、脇を固めるムロツヨシさんや鈴木紗理奈さんの明るさもあり、暗くなりすぎずに楽しめるバランスが好きです。
最後には結婚式でハッピーエンドに終わるところも大好きです。是非おすすめしたいです！