獣になれない私たち（けもなれ）の見逃し配信・無料視聴まとめ！Netflixやhuluで見れる？

私はこのドラマの全体的なお洒落で今っぽい設定と雰囲気が好きでした。まず、１話目は、主人公の深海晶（新垣結衣）がくせの強い超パワハラ社長の下で、健気に真面目にしっかりと仕事をこなす姿が少し衝撃的で、見ていて辛くなって涙が止まりませんでした。１話目ですっかり心を鷲掴みにされ続きを見たいと思いました。晶の通うバーなどで晶の周りの人間関係を中心にストーリーが進んでいくのですが、出てくる俳優さんたちがみんな個性的で面白かったです。根元恒星（松田龍平）の淡々とした演技も良かったです。なんだかんだあって二人が色々なストレスから解消されて、うまく前に進んでいくという最終回で最後もすっきりして良かったです。新垣結衣さんのラブシーンが批判されていたりしましたが、ラブというよりも人間関係に重点をおいていた内容だったと思うので、恋愛ドラマしてではなく色々な人間模様が楽しめるドラマだと思います。

『すでに獣になってましたよね』仕事が出来すぎる深海晶。思いつくままにマシンガントークの社長の言ってることを全て理解して期待に応える。社長はそれが当たり前だと思い、社員達は息を抜くすべをそれぞれが持っている。大抵の人は深海に丸投げ。深海はストレスを溜めずに我慢することができる。そこが凄いと感心していたけど、深海がキレた時は爽快でした。深海が戻ってきたら「えらい長いロングバケーションやったなぁ」と社長は言う。1人が優秀なら仕事は回るけど、育たない人もいる。でも、社長こそ深海に丸投げしてきるんだからしょうがない。彼氏と同居したままの元カノにまで頼られる深海って凄い。深海が退社したからあの会社は潰れるかも。ブラック企業は辞めて、彼氏とも別れて深海は何をするんでしょう。

獣になれない私たちは、現代のリアルな生き方が描かれたラブストーリーだよ。彼氏がいて仕事も忙しくて、人生全てうまくいっているようでうまくいってない主人公の深海晶役新垣結衣に凄く共感できる。主人公が行き付けの飲み屋で偶然知り合う根元恒星役松田龍平傷との新しい出会いが描かれた1話〜3話を見て、案外色んなところで色んな出会い方していて、まさに一期一会だと納得です。主役の2人が、毎回素で話してるように見える演技が新鮮だった。様々な男の気持ち女の気持ちが交わりすれ違う、リアルな人間模様が忠実に再現されています。主人公の三角関係の行方も見所の一つだと思う。見てると喜怒哀楽ができるのとついつい主人公を応援したくなるはずです。

けもなれ最高！
会社で働きまくっている晶（新垣結衣）が、昔の自分に似ていてとても見ていられませんでした。恋愛や仕事に悩みながらも、自分の道を切り開いていく晶がカッコ良くて、可愛くて大好きでした。晶のお仕事ファッションや、辞めてからのゆるい私服コーデもめっちゃ可愛くて、当時は晶コーデをお手本にまでさせてもらっちゃっていました。ちなみに個人的には、後輩社員の上野くん（犬飼貴丈）がツボでした。仮面ライダービルドを見た後だったので、ベストマッチのカップラーメンを食べていたシーンには、思わず「おおっ！」と１人で興奮してしまいました。松任谷さん（伊藤沙織）との絡みもコメディータッチの部分が多くて面白かったです。

ドラマ逃げ恥で再び注目を集めた新垣結衣さんが主演という事もあり、凄く楽しみにしていた作品でした。今作もポップな作品なのかなと思っていましたが、1話目から今の現代社会あるあるな理不尽な上司がいる職場環境、恋人との付き合い方は本音を隠し相手にとって都合が良い女を演じる日々。なかなか自分の本音を吐き出せずに、ただ流されるがままの人生に途轍もなく心が蝕まれていく主人公の様を見事に新垣結衣さんが演じられていました。でも、話数を重ねるごとに少しずつタイトルの如く獣のように吠えていく姿に凄く格好よくて勇気をもらっていました。あと個人的に好きなシーンは各話に登場するクラフトビールの銘柄でした。海外や日本国内など全く知らなかったクラフトビールを気持ちよく主人公が飲み干していく様は観てて気持ちよかったので是非オススメです。

獣になりたいのかなりたくないのか
何でもそつなくこなして、嫌みがないようにみえるいつも笑顔の深海晶。別に俺は誰にも興味ないよという雰囲気でタクラマカンでいつもおいしいビールをしっぽり飲む根元恒星。なんと煮え切らない関係のふたりなのか。そしてなんと晶の彼氏の花井は自分のお尻もきれいにふけないような男なのか。しかも晶の会社のブラック度が酷すぎてこれはみているこっちまでつらい。やめたときはやめてよかったよ晶ちゃんと安堵した。ふわりとした中にある晶の責任感の強さが自分自身を追い詰めているともわからず、仕事も恋もうまくいかい現代の女性を象徴している。そんなに頑張らなくてもいいんじゃないかなと肩をポンポンとたたきたくなる。見てるとつらくなるときもあるけど、なんとなく続きをみてしまうドラマ。

私の気持ちを思いっきり代弁してくれたドラマ「獣になれない私たち」
いるいる～こういう女子！っていうのがまさに新垣結衣さん演じる深海晶。一歩外へでたら常に笑顔を絶やさず、誰にでもいい人に思われようと気を使い、仕事はとにかく完璧に。私もここまでではないが、けっこうこういうタイプの女性なので、すごく共感できたドラマです。松田龍平さん演じる根元恒星は、世渡り上手だけど誰のことも信用しない、無口なところに色気を感じる男。そしてここに恒星の元彼女・菊地凛子さん演じる呉羽や、晶の彼の元彼女である黒木華さん演じる朱里が登場してきて、男女の人間模様が直球で交差しあっていく。晶の上司、九十九のパワハラぶりがみてて面白かった。そして晶がいままでの性格を一変したところは、見ていて爽快な気持ちになれた！

脚本を担当している野木亜紀子さんの作品が好きなので視聴しました。キャストも主演の新垣結衣さんをはじめかなり豪華で注目されていたのではないでしょうか。その割には視聴率がそこまで良くなかったようですが、でもそれは「獣になれない私たち」が安易に流行りに乗らなかったからだと感じます。起承転結がはっきりしていて分かりやすいものや、一話完結で気軽に楽しめるものや、女性向け漫画を原作とした胸キュンラブストーリーがウケるなか、このドラマはどこまでもリアルに現代の生き辛さの中でもがきながらも懸命に生きる人たちの姿を描ききりました。その内容には時に観ていて苦しくなりましたが、だからこそ勇気づけられることもたくさんありました。ありがちなハッピーエンドではないだろうと覚悟していたのですが、最後には新垣結衣さん演じる晶と松田龍平さん演じる恒星が笑顔で並んでいる姿がみられて本当に良かったです。

現代社会の生きにくさを表現した作品で、自分とも重なり合わせている人も多かったのではないでしょうか？
パワハラで苦しみながらも、何でもイエスマンになっている主人公を見ているときは辛かったり、社長に怒鳴られても耐えて、耐えている姿は、そんなにいい子にならなくてもいいのにと思いながらも、現代社会の生きにくいこの社会で頑張っている主人公に頑張れ！と思わず応援をしながらも、自分と重ねた方も多かったのではないでしょうか？
彼氏の元カノに対しても色々思うところがあっても、辛く当たることができない主人公を見ている時は少しイライラする感情がありましたが、好きな人に嫌われたくなくて正直な気持ちが言えないというのも共感ができるところが多かったりと、自分の正直な気持ちを伝えることの大切さ、難しさを体現したドラマでした。

空気を読み過ぎるのも考えもの
男も女も30歳を越えると、社会人としてだけでなく、普通に生きていても空気を読み、大人なふりをしてしまいます。でも晶みたいに京谷と朱里に振り回されっぱなしで、会社でも九十九に好きなように言われ放題では、獣みたいに牙をむきたくもなりますよね。今の社会は感情を露わにして、怒ることは過ちみたいな風潮があるけど、喜怒哀楽がある中で怒りもまた重要な感情であって、時には必要なんじゃないかと感じました。晶は京谷と別れて正解ですね。朱里に原因があるようなことを言っているけど、本当は彼自身の問題だし、こういう男はダメです。晶を演じた新垣結衣さんですが、ご自身ももう30代ということで、とてもリアルに演じていたと思います。朱里を演じた黒木華さんのうざさも芝居として良かったです。実際に知り合いにいたらちょっと嫌だけど。