本能寺ホテル(映画)無料フル動画配信情報！Netflixやhuluで見れる？

『本能寺ホテル』のポスターからにじみ出るコミカルさとシリアスさの両面を楽しみに観ました。この映画の出だしから主人公・繭子（綾瀬はるか）の恋人にはとてもイライラさせられました。相手に合意なく重要なことを決めていく恋人に自分の意見を言うこともできない繭子。この二人の恋人関係は見ている時間が辛かったです。しかしその恋人の父親（近藤正臣）の人柄は素晴らしく、生き方考え方に共感させられた繭子が炎の本能寺に戻るところはとても格好良かったです。現在の見た目と価値観で戦国時代にタイムスリップした繭子がよく生きて帰れたなと、現代の本能寺ホテルに戻るたびにハラハラしました。タイムスリップの鍵であるオルゴールの演出と支配人役の風間杜夫さんは存在感がすごくこの映画にとてもマッチしていました。戦国時代では我儘で独裁者である信長ですが、繭子の登場により少しずつ家臣との絆を取り戻していくところが心地よく表現されていました。せっかくタイムスリップの物語なのでもっと現代のものを信長が使うなどがあれば楽しいのになと思いました。現代に戻った繭子が信長たちとの出会いから自分自身を生きていこうと決意し恋人に別れを告げたところが素敵でした。

主人公の繭子は勤めていた会社が倒産してしまい、それからやりたい事を見つけられずにいました。そんな中恋人の恭一にプロポーズされ流されるまま婚約。そして今日は恭一の両親の金婚式のお祝いのため、京都を訪れていました。手違いで宿が取れておらず、偶然見つけた本能寺ホテルにたどり着き部屋へ向かうエレベーターに乗ると着いた先は安土桃山時代の織田信長が暮らすお城でした。タイムスリップした繭子とその繭子に助けられた蘭丸、そして織田信長のやり取りがとても面白く、最初は繭子のことを失礼な女だと思っていた信長ですが、繭子が未来から来た人間だと悟りこの時代を純粋に楽しむ姿そして未来の日本の話を聞いて徐々に打ち解けていきます。そして繭子も信長に本能寺の変の出来事について必死に伝えようとしますが、なかなかうまくいかず更には自分の野望や成し遂げたいことのために命を懸ける信長や、信長を慕い一生お供すると誓った蘭丸に心を強く打たれました。現代に戻った繭子は恭一と別れ、信長が守ったこの未来で教員として頑張ることを誓います。時代をタイムスリップして出逢った2人の心の変化は見ていて面白かったですし、京都の町並みなどもとても綺麗でした。主人公だけでなく、ホテルの支配人や恭一の父など素敵なキャラクターも多くとても良い作品でした。

本能寺ホテルは「プリンセス・トヨトミ」の鈴木雅之監督と綾瀬はるか・堤真一が再びタッグを組んだ2017年公開のSF映画です。
倉本繭子が勤めていた会社が倒産し、あてのない生活を送るところがスタート。
ある日、繭子は交際している吉岡恭一からプロポーズされ、流されるままに婚約します。
そして、婚約した繭子は恭一の両親の金婚式の祝賀パーティーに出席するため一足先に京都を訪れます。
しかし、予約していたホテルは手違いで泊まることができません。
街をさまよった繭子は、路地裏にひっそりと佇む「本能寺ホテル」というホテルに辿り着きます。
支配人に出迎えられ導かれるように中に入ります。エレベーターに乗った繭子が、街で買った金平糖を口に入れると、不思議な世界へと迷い込みます。
気が付くと、繭子は戦国時代の京都にタイムスリップ。しかも、実質上の天下統一を目前にした織田信長に出会います。信長の小姓、森蘭丸と交流をし、織田信長の人柄に触れ、惹かれていきます。そうこうしている間に時は流れ本能寺の変（信長が暗殺される事変）に直面していきます。そして暗殺計画を信長に伝えました。
ところが、主人公が助けようとしたその信長は真逆の気持ちを持っていたのでした。信長が一番大切なものは民が笑って暮らせる未来。
謀反を聞いて未来が変わる事を恐れて逃げることをしませんんでした。
自分の命を第一に考える現代人＝繭子
未来を第一に考える偉人＝信長
という対照的な構図がはっきりと描かれています。そしてそんな信長に触れ、繭子の人間力の上がっていく姿もあり心温まるストーリーです。
ジーンと感じたい方にはおすすめです。

タイムスリップした綾瀬はるか演じる主人公が本能寺の変で死ぬ織田信長を助けるという物語であり、設定がぶっ飛んでいるのにもかかわらず、その意外にも笑いのエッセンスが含まれているという所に面白みを感じました。
雰囲気がすごく好きであり、中身は乏しいにしろこの主人公の綾瀬はるかの天然っぷりを感じる作品には仕上がってると思います。映画館の大型スクリーンで見る映像と音楽は特に秀逸で、大ボリュームで味わえるこの音楽も特に良いと思いました。感情表現が非常に豊かなフジテレビのお笑いバラエティドラマを見ているような感じがし、綾瀬はるかのキャラクターもすごく新鮮みがありました。
風間杜夫さんが演じるホテルの支配人がラストシーンでタイムスリップするのですが、その最後のラストシーンでの奇想天外なところも予想できず圧巻でありました。いつのまにか本能寺にタイムスリップしたというところがなぜなのか？は知りたいと思います。奇想天外な映画であり、爽やかな終わり方をしていて気軽に肩肘張らず頭をフル回転させて真剣鑑賞するということもなく、ゆっくりとした時間経過とともに味わえ、その上クスっとした笑いを求めるのであればこの映画は最適であると思います。
歴史上数奇な運命をたどったそんな信長の運命を知り、主人公綾瀬はるかが成長していくという物語ですので綾瀬はるかファンは必見であると思います。