ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生（ファンタビ） 無料フル動画配信情報！Netflixやhuluで見れる？

前作に引き続き多種多様な魔法動物（ビースト）に笑わせてもらいました！
ハリポタシリーズとの共通点も多いのでいくつ気付けるかも楽しみの一つです。
ハリポタシリーズを見てない方でもシリーズの約70年前、1920年代を舞台にしているのでファンタビから見るのも大いにありですね。

魔法動物の中でなんといっても愛らしいのがモグラのような動物のニフラーです。
前作でもお茶目なキャラクターとして登場していましたが、今回は赤ちゃんニフラーも登場します。
キラキラするものが大好きで魔法の腹袋に大量に収納する姿がたまらないです。
物語の最後にはこのニフラーの習性によって大きな収穫があるので見逃せません！

ニフラーをはじめ多くの魔法動物を愛する主人公のニュートですが、今作はニュートの博愛の精神がとても感じられました。
どんなに大きく恐ろしい動物でも理解し愛するニュートは、動物だけでなく人間の複雑な感情にも寄り添えます。
それを象徴したシーンがニュートの同級生であるリタ・レストレンジとのやりとりです。
レストレンジといえば、ハリポタシリーズでお馴染みの闇の魔女の一族ですがリタには複雑な事情がありました…
魔法学校時代の回想シーンも出てくるのですが、嫌われ者のリタに寄り添ってきたニュート。
過去の懺悔をしたリタに対してニュートが優しく声をかけると、リタは「あなたはどんなモンスターも愛せるのね」と言います。
リタの心が救われた様とこれまでのニュートへの感謝やいろんな感情がよみとれてグッときてしまいました。

レストレンジだけでなくハリポタシリーズと関わりの深い人物が何人も登場するのも見どころです。
闇の魔法使いとの闘いはまだまだ続くので次回作の公開前に是非ともチェックしてください！

ハリーポッターファン向けの小ネタが散りばめられているのがワクワクさせられます。特に登場人物達の名前に覚えがあったりする点が謎解きっぽくて面白いです。特にダンブルドアがコミカルかつ強キャラの匂いを漂わせながら登場するのは印象に残ります。

手袋だけがヒラヒラ空を浮いてるシーンは茶目っ気があり笑えます。それに振り回されるニュートがちょっと可愛そうではありますが、結局フランスに旅立った理由が好きな人に会いに行くというのが微笑ましいです。

今作では3組の恋人たちのドラマが主軸になっており前作に比べるとより大人向けの作品に仕上がっていると感じます。個人的にはニコラス・フラメルが映像に登場したのがうれしいです。

しかも思いのほか脆い感じの見た目がツボにハマります。ちょこちょこ動く彼の姿はマスコットキャラっぽくもあり思わず可愛いと叫びたくなります。しかも結構活躍の場を与えられているのが良かったです。

今作は前作よりも魔法動物の影が薄い気はしますが、地味に彼らが活躍している場面がシーンの合間に見られるのも高評価できます。何より良いのはホグワーツが登場した点です。

学校を繋ぐ橋に魔法使い達が降り立つシーンは結構テンションが上がります。ニュートの学生時代が見られるのも楽しいです。

前作を超えるダークさにゾクゾクしました。
グリンデルバルドという稀代の黒魔術師の名は、世界観を同じくするハリー・ポッター世界でも出てきますが、原作でもダンブルドアのかつての親友であり、妹の死を境に決定的な溝が生まれた、というようなことしか書かれてなく、彼の過去や具体的に起こした罪などは深く明言されていませんでした。この映画は冒頭からその男の不気味さを見せてくれます。ジョニー・デップの腹の読めない人間を演じる存在感は、もはや少し恐ろしさを覚えるほどです。

作中にはナギニという東洋系の女性キャラクターも出てくるのですが、彼女は後にグリンデルバルドの悪行をも超えると呼び声の高い、ヴォルデモートの唯一信じられる仲間の大蛇となる存在です。ハリー・ポッター世界では殺しもいとわぬ悪として描かれていた蛇が、かつては人間だったということも驚きですが、このファンタスティックビーストの中で、彼女はダンブルドア側、つまり善を成そうとする側に付いています。これから先、何があって彼女はその心を変えるのか、続編に期待が沸きました。

1920年代のフランスやイギリスの空気感は魔法世界にマッチしており、映像も美しいです。
次はどの国が舞台になるのか分かりませんが、日本にも魔法学校があるという設定があるので、彼らがやってくる日を首を長くして待っていたいと思います。