柄本佑さんの生年月日 ・出身地 ・身長・血液型
- 生年月日:1986年12月16日
- 出身地:東京都
- 身長:182cm
- 血液型:B型
- 結婚:有(女優:安藤サクラ)
- 所属事務所:アルファエージェンシー
柄本佑さんのレビュー・評価
柄本佑さんは、作品によってイケメンにもダメなやつにも自分の友達にも思える、いい意味でいつまでも距離感のつかめない俳優です。
本当にたくさんの作品に出演されていて、お芝居の上手な方という印象はあったのですが、良い俳優さんだなあと感じたのは「きみの鳥はうたえる」がきっかけでした。若い男女が一緒に過ごすひと夏の日常を切り取った作品で、共演の石橋静河さん、染谷将太さんとのどうでもいい会話やぐだぐだや3人でコンビニに行くシーンなどが、本当に自然で、自分も同じ思い出を共有しているような気がしてしまいました。
なにげない日常なのに、スタイルの良さか役柄のせいか、妙に色気があって、親しみやすいルックスとのギャップに惚れる女性は多いはずです。作品の中で、小さな勇気を出して行動するシーンがあるのですが、ためらい方や照れ方が本当にリアルで、観ている方がむずがゆくなるほどでした。
映画に多く出演している俳優のイメージが強かったのですが、ここ数年で大河ドラマや朝ドラ、ゴールデンタイムの連続ドラマにも次々出演され、男女や世代を問わず愛される国民的俳優になっていくのだろうと思います。素のキャラクターもとても面白く、これから益々活躍が期待される役者さんです。
柄本佑さんは両親が有名な俳優の俳優一家に生まれました。そうした事からか、子供の頃から映画の世界に興味があったようです。
私が柄本佑さんを知ったのは「ヤンキー母校に帰る」の大日向順一という睡眠障害を抱える生徒の役でした。
役柄もあって話すシーンは少なく、脇役と呼ばれるような役でしたが間違いなくその中で存在感がありました。
また物語終盤のシーンでは初めて彼が長い台詞を喋るのですが、それまでの睡眠障害を抱え授業もままならない順一が精一杯話す姿に感動してしまいます。
様々な生徒の葛藤や苦悩を描くドラマですが、セリフが少ないのに記憶に残る役柄なのでまだ17歳だった彼の演技力にあの頃から圧倒されていました。
それから世間的にも有名というわけではありませんでしたが、色々な映画に出演していた事で私の中で「あれはヤンキー母校の柄本佑だ」という認識がありました。
そして私が最も柄本佑さんの演技に引き込まれた作品はドラマ『知らなくていいこと』でした。
彼は尾高という主演の吉高由里子さんが演じる真壁ケイトの元恋人役という役柄でした。
この作品で彼の色気のある演技が女性から支持されるようになったのではないかと思います。
これまでにも大人な雰囲気のある役柄を演じてはいましたが、やはり地上波のドラマで、これほどまでに多くの目に止まるようになったのは初めてだったのではと思います。
尾高の役はケイトを唯一癒すことができ、元恋人として気にかけてしまう大人の男の雰囲気を持った優しい役柄ですが彼には妻子がいるので、その状況にまた女性は虜になってしまうのではと思います。
キスシーンも多く、色気があって彼もまたその雰囲気作りがとても上手いので、どんどん引き込まれてしまうのです。
この『知らなくていいこと』で開花させた新しい色気たっぷりな役柄に今後も注目していきたいです。
柄本佑さんの受賞歴
- 第77回キネマ旬報ベスト・テン 新人男優賞(『美しい夏キリシマ』)
- 第13回日本映画批評家大賞 新人賞(『美しい夏キリシマ』)
- 第40回エランドール賞新人賞
- 第73回毎日映画コンクール(『きみの鳥はうたえる』)
- 第92回キネマ旬報ベスト・テン 主演男優賞(『きみの鳥はうたえる』、『素敵なダイナマイトスキャンダル』、『ポルトの恋人たち 時の記憶』)
- 第43回日本アカデミー賞 優秀助演男優賞(『アルキメデスの大戦』)
- 第46回放送文化基金賞 番組部門 演技賞(『心の傷を癒やすということ』)
柄本佑さん出演の主な映画・ドラマ
青色のリンクがある作品は、クリックすると現在無料で観られる配信情報やあらすじ・感想・ネタバレなど合わせて楽しめますので、気になる作品はぜひチェックしてみてください。
- 真夜中の弥次さん喜多さん(2005年)
- チェケラッチョ!!(2006年)
- コドモのコドモ(2008年)
- 人間失格(2010年)
- 雷桜(2010年)
- 僕等がいた(2012年)
- 大奥 永遠[右衛門佐・綱吉篇](2012年)
- 武士の献立(2013年)
- 青天の霹靂(2014年)
- 64(ロクヨン) 前編・後編(2016年)
- 追憶(2017年)
- 居眠り磐音(2019年)
- アルキメデスの大戦(2019年)
- 火口のふたり(2019年)
- Red (2020年)
- 一度も撃ってません(2020年)
- 青くて痛くて脆い(2020年)
- ヤンキー母校に帰る(2003年)
- 世界の中心で、愛を叫ぶ(2004年)
- 東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~(2007年)
- 風林火山(2007年)
- ゲゲゲの女房(2010年)
- 雲霧仁左衛門(2013年)
- 医龍-Team Medical Dragon-4(2014年)
- 若者たち(2014年)
- あさが来た(2015年)
- 天皇の料理番(2015年)
- なつぞら(2019年)
- いだてん~東京オリムピック噺~(2019年)
- 知らなくていいコト(2020年)
- 天国と地獄〜サイコな2人〜(2021年)