ドラえもん のび太と鉄人兵団（アニメ映画）見逃し無料動画配信情報！Netflixやhuluで見れる？

「感想」
鉄人兵団ですが、とても感動系の話になっているので、このシリーズは大体感動系の話になっていて、どれを見ても名作じゃないだろうかと言う人の声も多いのですが、こちらの映画は少し難いタイトルになっているんじゃないかと思いますし、時代背景が1986年ですから、それは仕方のないことかもしれません。

「見所」
全般として面白い作品になっているので、全般が見所です。

「内容」
『ドラえもん のび太と鉄人兵団』（ドラえもん のびたとてつじんへいだん）は、月刊コロコロコミック1985年8月号から1986年1月号に掲載された「大長編ドラえもんシリーズ」の漫画作品、およびそれを元に1986年3月15日に公開されたドラえもん映画作品。大長編・映画ともにシリーズ第7作で、巨大ロボットの足を拾うところから、物語が始まっていくのですが始まり方としては一体どういう展開になるのだろうかと言うような予想ができて、面白い話になりそうだなと言う感じがあります。その巨大ロボット（ザンダクロス）に恐るべき兵器が組み込まれていたことが判明。安全のため、ロボットを3人の秘密にすることを誓ったが、のび太のもとにロボットの持ち主と名乗る少女リルルが現れ、のび太はうっかり口を滑らせてしまう。のび太はロボットを返すことを断れず、さらに鏡面世界へ入り込むために必要なひみつ道具「おざしきつり掘」まで貸してしまい事件に巻き込まれていきます。

新発売のラジコンロボットを自慢気に操作するスネ夫を見たののび太が、ドラえもんに泣きつく王道のやり取りから幕を開けていました。「頭を冷やせ」などと珍しくのび太とドラえもんが口ケンカになった後に、本当に北極まで行って思わぬ拾い物をしてしまう急展開には驚かされますね。

氷の世界に似つかわしくないロボットのパーツがどこからやってきたのか気になりますが、規格外の大きさのために野比家の庭や空き地には持ち込めません。どこにスペースを確保していかにして組み立てていくのかも、今後の展開を大きく左右していきます。完成したロボットにドラえもんがなぜ「ザンダクロス」という愛称を付けたのかも推理してみてください。

当初は遊園地のアトラクション感覚でしずかちゃんと一緒に乗り回していますが、何気なくボタンを押した途端に破壊兵器としての本領を発揮していました。ザンダクロスの秘密を知るリルルは、この映画においてはしずかちゃんと並んでもうひとりのヒロインと言っても過言ではありません。機械のボディを持ち心がないはずのリルルが、傷の手当てをしてくれたしずかちゃんに友情を感じていくシーンにはホロリとさせられるでしょう。科学の暴走や競争社会がもたらす弊害など、タイムリーな問題も分かりやすく取り上げてられていて必見です。

この映画は冒頭から色々と変わっていて面白かったです。謎の空間からロボットの大きな部品がドンドンとのび太たちの家の庭に落とされてしまう展開が異様で見ていてすごく不思議な気持ちになりました。現実世界で組み立てるわけには行かなくなったのでドラえもんの道具で鏡の中の世界に行ってそのロボットの部品を運んで誰もいない鏡の中の世界で組み立てる展開が最高にワクワクしました。このシーンを見ていてなんとなくなんですが雑誌の付録を組み立てるときの気持ちに似ているのと言うことを感じてしまいました。

毎週毎週新しい部品が手に入りどんどんプラモデルが完成していくみたいなそんな感じの気持ちを味わえるので素晴らしいです。物語の中盤以降になってくるとリルルと言う謎の女の子が出てくるのですが、この女の子がとても可愛いのでのび太が街の友達たちに自分のガールフレンドだと自慢する場面に笑ってしまいました。その後、巨大ロボットの持ち主がこのリルルだということがわかってのび太たちが説得したりする展開が見ていてとても考えさせられました。ラスト、鉄人兵団を鏡の中の世界に誘い込んで戦いを挑む姿がとても勇敢で素晴らしかったです。大長編ドラえもんの中でかなり上位の作品です。

まず第一印象として、ロボット好きな人にはたまらないい映画です。ガンダムを彷彿とさせる巨大なロボット「ザンタクロス」を組み立てるドラえもんとのび太のシーンは、プラモデラーの夢かもしれません。またドラえもんの道具を使って、ザンタクロスが戦うシーンは迫力満点です。この映画の公開当時は、現在のようにCGが発達していないにも関わらず、あんなにカッコいいシーンが描けたのはアニメーターさんの努力としか言いようがありません。

またこの映画の肝と言えるのは、何と言ってもしずかちゃんと「リルル」というロボットの女の子との友情です。初めは、人間を支配して地球を乗っ取ろうと考えていたリルルが、しずかちゃんの優しさに触れて少しずつ気持ちが変化していく様子は見逃せません。最終的には、自分が犠牲になって鉄人兵団の攻撃から地球を守って消えていくシーンがあります。ここは、しずかちゃんと一緒に涙した人が多いことでしょう。またこの映画は、2011年に新しい作画と声優さんでリメイクされた事でも有名です。リメイク映画も面白いですが、この旧作との視点やそれぞれの見どころが少し違います。そのためリメイク版しか知らない人には、ぜひこちらの旧作も見ていただきたいです。