ブラックペアン（ドラマ）見逃し無料動画配信情報！Netflixやhuluで見れる？

医者としての態度は悪いが腕は一流の外科医、渡海。二宮和也が演じる彼を主役とした、現代医療と最新医療を交えた復讐劇。とにかくポイントとなる要素が多いので、一遍足りとも見逃せません。渡海は竹内涼真演じる研修医の指導担当となりますが、他の医師とは違い、スパルタで何事もいきなり実践から取り組んでいくタイプ。しごかれまくった研修医は愚痴をこぼしながらも、同期の中で一番手際がよく技術が身についていた、という所に、無愛想な渡海先生の愛が感じられます。

渡海は自分の父親、同じく心臓外科医で優秀だったが、医療ミスの責任を全て被って退職に追い込まれた過去があり、その復讐のために同じ病院で心臓外科医になった男です。そして、父親の弟子にあたる医師の弟子として、手術の腕を磨き、文句無しの技術を身に付けたのです。父の汚名を晴らすため、研修医を使って当時の患者を探し出し、再手術を施しますが、予想外の展開に見舞われます。それは、体内に残されたペアンを取り除く際に、出血が止まらなかったことです。

渡海の父は、術中に出血を止めるための最終手段としてペアンを残したまま縫合をしていたのだということをその場で初めて知ることになるのです。そして、復讐相手でもある師匠からことの経緯を聞かされ、百戦錬磨と言われた渡海はその手術を師匠に託し、くすぶり行き場をなくした復讐心を抱えていくのです。

俳優としての二宮和也は好きでよくドラマは見ていました。このドラマは、｢チーム・バチスタの栄光｣の作者、海堂尊原作で、二宮和也が外科医役初という事でとても楽しく見させていただきました。

主演の二宮和也演じる渡海は、手術成功率100%で、失敗しそうな手術には必ず現れその手術を奪い取ります。患者は生かすが医者は殺すと言われ、オペ室の悪魔と呼ばれていました。
そんな横柄で無茶苦茶な態度で病院に泊まりこんでいるが、誰も何も言えないのです。

そんな時渡海は、竹内涼真演じる研修医の世良の指導医になります。
世良は、常に渡海に振り回されうんざりし不信に思い、ほとんど信頼していませんでした。
しかし、手術の腕は確かなので尊敬し始め、助けるようになります。
医療界の最近技術を導入される話が病院に入ってきます。大学病院同士の駆け引きに渡海も巻き込まれ、最新技術導入の裏に何があるのか暴いていきます。

そして最終回、渡海自身の本当の目的、復讐のチャンスがやってきます。
しかし、その真実を知った時の喪失感と、今までの渡海の顔つきとは全くの別人でとても泣けました。
スピード感と程よい複雑さがあり、出演者もどの役も違和感なく話に入り込めました。
ダークヒーロー役の二宮和也も良かったなと思います。

チームバチスタの関連ドラマと言う事で、放送前から個人的に期待が大きいドラマでした。オペ室の悪魔、ダークヒーローなど様々な番宣が流れていましたから。全く出世欲の無い万年ヒラの外科医ですが、縫合技術に優れていて、手術の成功率100%！しかし、傲慢で研修医達も殆ど放置状態です。それでも、教授には一目置かれた確実な腕の外科医です。

その病院に誰にでも扱える、外科医の技術を必要としない医療機器が導入されることになりました。しかも、心臓手術の機器で、医療機器メーカー、厚生労働省、製薬会社を巻き込んで、癒着や大学病院の権力の中に疑問を抱きながらも巻き込まれていきます。大学病院の外科医、佐伯教授の腹部外科医の日本のトップに、佐伯外科チームがあり主人公の渡海もその一人です。カンファレンスなど全く無視して、自分の技量だけを磨き上げることから、
医師ではなく職人と評されています。

佐伯教授は、手術室に、ブラックぺアンと呼ばれる真っ黒なぺアンを手術器具とは別に、常に用意しています。そして、チームバチスタの田口、速水、花房、黒崎、垣谷などのメンバーが、研修医や看護師として登場しているのは見どころです。このストーリーから、バチスタ、ジェネラルルージュが始まったんだと、興味深く見れました。