バクマン。（映画）無料フル動画配信情報！佐藤健＆神木隆之介が漫画コンビを熱演！

あの人気マンガが実写になる。原作の人気が高かった分ハードルが高い気がするけど…鑑賞後、そんな諸々の不安を感じていなかったかのように、清々しい気持ちでした。原作とはまた別の楽しさが盛りだくさんでした。
主人公のマンガを描くサイコーと、マンガのストーリーを考えるシュージンのコンビの俳優2人。キャスト逆な気が…なんて不安も一蹴です。また、1番のライバル新妻エイジと、他の個性的な漫画家たちも、原作を裏切ることのないキャスト陣で、嬉しかったし笑えました。

あの誰も知っているだろう名前の週間マンガ雑誌の裏側を垣間見れるのも、この作品の醍醐味。実写のこの作品で、画面から滲み出るリアリティーを見て、細かい…と驚きました。更に驚いたのが、マンガのような演出。ストーリーが「マンガ」を題材にしているので、言語が違う人でも理解出来るのが、目からウロコでした。このシーンは、何年経ってもいつでも脳内再生出来ます。

そして、この作品を創った大根仁監督。映画の「モテキ」で感じたモヤモヤが、この作品で見事晴れました。大根監督、女優さんのキャパ以上の「美しさ」を映画の中に納めるこだわりがあり過ぎる監督だ、と。ヒロインの小松菜ちゃん登場シーン、注目して欲しいです。このシーンで確信しました、としました。あの「モテキ」で感じた、どの女優さんの、こんな表情は観たことない…は本物でした。全編通して「マンガのような映画」でした。そして、最後の最後エンドロール、楽しみして下さい。

モテキの大根仁監督作品で、映像表現が巧みでカッコいいです。実写とプロジェクションマッピングのような映像を併用されたような演出は凄い迫力があって圧巻でした。音楽にはサカナクションのカッコいいサウンドが使われているので映画の魅力が引き上げられていて、めちゃくちゃかっこいいです。

内容の方は漫画家を目指す二人の少年が成長し、週間少年ジャンプの頂を目指す、というストーリー。子供の頃から兄のジャンプを読んでいた私からすると何気なく読んでいた漫画の裏側には編集者や漫画家たちの凄まじい努力や戦いがあったのかと驚きました。普段は見ることの出来ない編集部の舞台裏が知る事が出来るので漫画が好きな人には本当におすすめです。どのように読者アンケートが漫画に影響を与えているのか、編集会議のリアルな描写など実際には覗けない様子を見てますますジャンプが好きになる事間違いなしです。

キャストについても神木隆之介と佐藤健という黄金コンビはもちろん最高ですが私が好きだったのは染谷将太。あとリリーフランキーもやっぱり最高でした。疾走感とエネルギーに溢れていて元気がでる作品、これは絶対に観ないと損です。個人的に1番面白かったのはエンドロールで、めちゃくちゃ凝っていて本当に最後まで楽しめました。

少年マンガのジャンプが好きな人には、たまらない作品です。ジャンプの漫画家になっていく高校生が主人公なので、自分の青春時代を思い出しながら見ても楽しめると思います。

また、いろんな作家さんたちが登場するのですが、漫画家たちの苦労がすごく伝わってきて、面白いけどヘビーな世界だなと感じてしまいました。そんな中で、染谷将太さんが演じた新妻エイジだけは他と違っているので、そこも注目です。

彼が漫画を描くシーンは、まるでアクションのようで見ていて爽快感がありました。こんな風に漫画を書けたら楽しいだろうなと思ったし、彼にとってはまさに天職なんだろうなと感じてしまうシーンです。その他にも、主役を演じた佐藤健さんと神木隆之介さんもすごく良かったです。

2人の友情やマンガに対する熱意が、心を打ちました。夢見る高校生から漫画家になっていく様子も2人の成長物語のようで応援したくなります。漫画家を目指している人には、かなり励みとなる映画だったのではないでしょうか。

さらに、エンドロールではビックリするような仕掛けが待ち受けているので、最後の最後まで見てもらいたいです。コミックのタイトルや作者名に注目して見ると、よりこの映画が楽しめるはずなのでオススメです。