篤姫の感想・口コミ
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篤姫は、宮尾登美子による小説「天璋院篤姫」を原作として制作した、第47作目のNHK大河ドラマです。
江戸幕府13代将軍・徳川家定の正室・篤姫が、女性でありながら幕末の歴史に大いに影響を与えた人物として描かれています。女性が主演のNHK大河ドラマとしても大変話題となった作品です。
篤姫のドラマ情報・出演者情報についても解説しています。ぜひこの記事をご覧になってください。
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『篤姫』(ドラマ)期待・感想・レビュー・評判・口コミについて
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篤姫(ドラマ)の作品情報とあらすじ
タイトル | 篤姫 |
テレビ局 | NHK |
放送日 | 2008年1月6日 - 12月14日 |
放送時間 | 毎週日曜日20:00-20:45 |
キャスト | 宮﨑あおい/瑛太/堺雅人/小澤征悦/原田泰造/長塚京三/ほか |
原作 | 宮尾登美子『天璋院篤姫』 |
公式サイト | https://www6.nhk.or.jp/drama/pastprog/detail.html?i=taiga47 |
さらに詳細 | Wikipedia |
あらすじを見る ➡
薩摩・島津家のわずか1万石余の分家に生まれながら、徳川13代将軍・家定の正室となった篤姫。だが、家定が急死。幼い第14代将軍・家茂の名目上の母として皇女・和宮を嫁に迎え「公武合体」に尽力するも、倒幕という時代の渦に巻き込まれていく。
出典:U-NEXT
感想・ネタバレを見る ➡
大河ドラマと言えば戦国武将等の男の主人公が多い中、主人公が女性である数少ない作品だということがまず最初のお勧めポイントです。そして、江戸の街が火の海になるのを救った無血開城の立役者の一人である天璋院(篤姫)の半生を通して幕末という時代を見事に描いた幕末好きには堪らない作品です。その中で、このドラマの見どころはいくつかありますが、まずは主人公の後の篤姫達の若かりし頃の時代です。その時代のドラマの舞台は薩摩ですが、後にドラマのクライマックスで活躍する小松、西郷、大久保と言った面々が、その薩摩で後の篤姫も交え、階級制度が厳しい薩摩藩の中でも家柄の身分を越えて共に学び交流を深めていくところは、登場人物の全員が生き生きとしていて素晴らしいです。また、それぞれの登場人物のこの頃の身分を越えた人間関係が、後々にそれぞれが重い責任を持った立場になってから再会する時の感動を倍増させるところも見どころです。このドラマでは、篤姫の若い頃のやんちゃな部分が可愛くもあり面白いのですが、そこも篤姫を経て天璋院になってからの数々の出来事の重みを持たせる見どころになっていきます。その他の見どころでは、何と言っても幾島との関係です。篤姫は、薩摩の斉彬から篤姫の教育係を託された幾島に厳しい指導を受けて大変な思いをするのですが、後にお互いが掛け替えのない存在になっていきます。そして、薩摩藩が薩長同盟の末に徳川幕府と敵味方となった時に薩摩の人間である幾島が自分の存在が天璋院の足かせとなるのを嫌い暇を願い出て別れる場面は、二人が出会った時からのことが回想され、このドラマの一番の感動シーンでした。
NKK原作は大河ドラマ第47作目にあたる『篤姫』は宮尾登美子さんの小説『天璋院篤姫』が原作となったものです。主人公は江戸幕府13代将軍・徳川家定の正室である篤姫(天璋院)です。宮尾登美子さん原作の作品は2005年の『義経』以来の2度目となります。主演の篤姫を演じたのは宮﨑あおいさんで、彼女の代表作になりました。ストーリーは、江戸時代の末期に鎖国状態にあった日本が諸外国からの脅威に晒されていた時代を背景としています。歴史の影で活躍した篤姫に焦点を当てる中でホームドラマ的要素を取り入れ夫婦の日常や、篤姫が自分にとっての家族(=大奥の女性達)を最後まで守り抜いていく様子を描き、その中で一途に平和を願い続ける姿を描いています。今では「半沢直樹」で一躍有名になった堺雅人さんが、篤姫の夫である13代将軍の家祥を演じていたり、堀北真希さんが和宮を演じたりしていて興味深かった思い出があります。
主演の宮﨑あおいは大河ドラマ史上最年少で主演を務めた(放送開始時22歳1ヶ月7日)。また、本作の第2の主人公とも言うべき小松帯刀役に瑛太、篤姫の夫である江戸幕府13代将軍・徳川家定役に堺雅人がそれぞれ起用された。また、鹿児島県が舞台となる本作では、音楽担当の吉俣良や出演者の一部(榎木孝明、沢村一樹、山口祐一郎、稲森いずみなど)に同県出身者が起用されている
篤姫(宮崎あおい)は、天璋院と幕末・明治維新ときけば、一度はきいたことある名前だと思います。篤姫は、薩摩藩(現:鹿児島県)島津氏から、徳川将軍家第13代将軍になった、徳川家定の正室として嫁ぎました。単に正室として嫁ぎましたが、外様大名の島津家が徳川幕府での影響力を強めるためと、改革という目的で、島津家の当主より密命を受けて嫁ぎました。いわば、政略結婚でした。大奥に入り、また将軍の正室として、また島津家のためと色々苦難がおしよせてきます。時代も幕末ということから、順風満帆な世の中じゃない時期なので、苦労しながらも活躍されていきますが、徳川家定という人物は、病弱であったため、長く一緒に過ごすことがないくらいに早くに亡くなりました。それで、天璋院という名になりました。次の14代将軍も長州征伐のさなか大阪城で病死。15代将軍徳川慶喜のときに明治維新が起きます。やはり、天璋院となられた篤姫の一番の見どころは、京都付近での鳥羽伏見の戦のあとの江戸城明け渡しのところのシーンが特に印象的でした。官軍(薩摩・長州等)倒幕軍が江戸城をを攻めようとするころ、島津藩の家老小松帯刀という家老が江戸城内で島津に引き取ろうと現れます。この、篤姫と小松帯刀は、篤姫が鹿児島にいたとき、すごく心が近かった二人です。
こんな風なかたちで江戸城で会うというシーンを見ていると、なんとも複雑な気持ちになるほどでした。篤姫はもちろん、もう私は徳川の人間ですからというふうにきっぱりとことわり、大奥勤めしていたたくさんの女性の嫁ぎ先や今後のことを処理してあげました。こういう正義感を持つ天璋院だったからこそ、後世まで名を残し、ドラマになるほどの人物だったんだなあと思える作品でした。幕末を描くドラマや映画は数多くありますが、大河ドラマの篤姫は、また違った目線でみれる幕末ドラマとして、個人的にはすごくお勧めしたいです。
放映当時、それまでの大河ドラマとちょっと質が違う作品と感じました。女性が主人公の大河ドラマというのは既に珍しくなくなっていたのですが、「篤姫」は朝ドラやホームドラマに通じる雰囲気があります。ちょっと暗くなりがちな「幕末もの」にしては明るいイメージです。実際に当時としての高視聴率を得ただけあって、見どころは豊富。個人的に最も印象に残る見どころは、夫の13代将軍徳川家定を演じた堺雅人さんの登場シーンでしょうか。実は毒を盛られることなどを警戒しての「暗愚のふり」なのですが、聡明さと奇行のコントラストを魅力的に演じていました。ひたすら鴨を追いかけていたかと思えば、庭の橋から落ちそうになった篤姫をとっさに支え「危ないではないか」と真剣な目で注意する演技が素晴らしく、ベストシーンかもしれません。家定に限らず、他のドラマでは主役も務まるような準主役級の俳優・女優陣の好感度が高いことも魅力です。島津斉彬役の高橋英樹さんはさすがに貫禄充分で頼もしく、時代劇がよく似合います。幾島役の松坂慶子さんはやはり頼もしくひたむきな役を好演しています。さて篤姫が暮らす大奥といえば嫉妬や陰謀といったネガティブなイメージが強かったのですが、このドラマでは大奥の女性たちの多くは芯からの悪女ではなく、意地悪そうなキャラクターでもちょっと許せるような設定になっています。和宮などは本来篤姫(天璋院)を敵対視する立場でありながら、仲良くなっていく過程が微笑ましく、演ずる堀北真希さんの純粋無垢なキャラクターもあって好感度が高いです。豪華な衣装や調度品も目を惹き、大奥のイメージアップにつながりました。大奥に限らずこのドラマの登場人物には、根っからの悪人が少ないように思います。敵をやっつけていく展開を面白さの源泉にしているドラマも歓迎ですが、篤姫のように難しい人間関係のなかでだんだん打ち解けて味方を増やしていくドラマも、癒しの心地を味わえて共感できます。癒しといえばこのドラマの音楽は主に癒し系です。音楽としても演技としても強く印象に残る見どころは、篤姫が勝海舟から西郷隆盛との交渉の報告を受ける場面です。無事に収まったことを聞いた篤姫の喜びの表情が映し出され、そこで流される音楽。とても優れた音楽で、サウンドトラック盤の解説を見て調べると「驀地」(読み方は「まっしぐら」)というタイトルの付いている曲です。
とにかく感動しました。
何と表現したらいいかわかりませんが、時代劇の心温まる感じと言いますかやさしくて「ずっと見てたい」と思わせるような内容です。
2019年の朝日新聞の「忘れられない大河ドラマ」で1位にもなりました。
見所としては、
とにかく宮崎あおいさんがカワイイ!
子ども時代のちょっと日焼けをして肌が黒くなってる活発な感じや、着物を着た凛としたお姫様の感じもとてもよかったです。
音楽もよかったですね。
オープニングは「龍馬伝」のようにそこまで凝った感じではないんですが、シンプルで節度があってよかったと思います。
ただ映像が一年間変わらなかったのは残念でした。
少し変わったのは最終回の時だけでしたね。
幕末時代の話では坂本龍馬の話や薩長同盟のあたりが有名ですが、この大河ドラマはそこがメインじゃなかったようなイメージがあります。
その歴史の表舞台というよりかは、どちらかと言えば城の内部の話がメインですね。
大奥の話が多くて大奥と言えば女たちの醜い争いが有名ですが、このドラマはそんなギスギスした感じはなかったですね。
むしろ城の内部での女性たちの生活模様が見れて面白かったです。
特に好きだったのが高畑淳子さんが演じた本寿院で、うるさい姑のような感じで笑えます。
幕末の薩摩から将軍の御台所にまで昇りつめた女性がいました。その人の名は 天璋院篤姫(宮崎あおい)。江戸城を総攻撃から守った人物として、彼女が亡くなった際の葬儀にはたくさんの人が参列しました。
島津藩の分家の姫として生まれた彼女は、名君として知られる島津斉彬に見いだされ、斉彬の養女となり、時の将軍徳川家定(堺雅人)に嫁ぎます。彼女の持つ天性の明るさは、暗愚のふりをして、心を閉ざしていた家定にも届き、やがて二人は深い信頼関係で結ばれていきます。「御台が居らぬと、この世から色が消えたようじゃ」とまで家定に言わしめます。家定が病死した際に、夫の棺に取りすがって泣く宮崎あおいの演技は圧巻です。
時はまさに幕末。実家の薩摩藩と嫁ぎ先である徳川家との対立、家定亡き後の将軍である家茂の御台所として降嫁してきた和宮との確執に悩みながらも、大奥を統べる彼女の凛とした強さを表現する宮崎あおいの美しさは息を呑むほどでした。薩摩藩の若き家老小松帯刀(瑛太)との立場を超えた交流も見逃せません。鹿児島出身の吉俣良が作曲したメインテーマもドラマ「篤姫」の世界観を見事に音楽で表現していて引き込まれます。宮崎あおいのファンの方のみならず、どなたがご覧になっても満足できる大河ドラマです。
篤姫(ドラマ)のキャスト・脚本・監督
篤姫(ドラマ)に出演されていたキャスト・脚本・監督をご紹介していきます。
※青色のリンクがある俳優はクリックして関連作品やその他詳細が確認できます。
- 宮﨑あおい/天璋院 役
- 永山瑛太/肝付尚五郎 役
- 堺雅人/徳川家定 役
- 余貴美子/英姫 役
- 高橋英樹/島津斉彬 役
- 長塚京三/島津忠剛 役
- 樋口可南子/お幸 役
- 岡田義徳/島津忠敬 役
- 板谷由夏/広川 役
- 沢村一樹/小松清猷 役
- ともさかりえ/お近 役
- 的場浩司/有馬新七 役
- 高畑淳子/本寿院 役
- 稲森いずみ/滝山 役
- 堀北真希/和宮 役
- 北大路欣也/勝海舟 役
- 玉木宏/坂本龍馬 役
- 草刈正雄/阿部正弘 役
- 市川実日子/お龍 役
- 田渕久美子/脚本
- 佐藤峰世/演出
- 岡田健/演出
- 堀切園健太郎/演出
- 渡邊良雄/演出
- 上杉忠嗣/演出
- 松川博敬/演出
篤姫(ドラマ)の原作ってあるの?
篤姫(ドラマ)の原作は宮尾登美子さんの小説『天璋院篤姫』になります。
宮尾登美子さんのそのほかの作品では『藏』や『鬼龍院花子の生涯』などの連載があります。
数々の歴史小説、特に女性を描いた小説を多く執筆されている宮尾登美子さんの小説がドラマの原作になります。
小説『天璋院篤姫』は徳川家定に嫁ぎやがて若き未亡人となった天璋院篤姫の激動の生涯を描いた作品です。
篤姫(ドラマ)見逃し無料動画配信情報とみんなの口コミ・感想まとめ
篤姫(ドラマ)の1話~最終話の動画はU-NEXTで見逃し配信視聴できます。
大河ドラマ『篤姫』は、幕末を舞台に島津家の分家の娘である後に天璋院となる女性・篤姫の波乱万丈の生涯を描いた作品です。
困難の最中にあっても幕府のために尽力し、信念を貫き続けた篤姫は応援したくなる主人公となっており、特に女性からの支持を集めた人気ドラマとなっております。
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