名探偵コナン 瞳の中の暗殺者（アニメ映画）見逃し無料動画配信情報！劇場版4作目

新一と蘭ちゃんが最後に会った場所“トロピカルランド”のシーンが多く出てきます。犯人との対決の場所にもなります。以前、新一と行った時の回想で、新一が蘭ちゃんの頬っぺにコーラをあてるシーンは胸キュンです。最後にもコナンくんがコーラを使って犯人をやっつけるのですが、ここでしっかりコーラを出してくるなんて流石です。蘭ちゃんが犯人を見てしまった&自分のせいで佐藤刑事が撃たれてしまったせいで記憶喪失になります。もちろん新一との記憶も無くなっていますが、新一の写真をみて「懐かしい感じがする」と言います。どんなことがあっても特別な存在なんだな、と新一愛を感じます。一度退院して、毛利のおっちゃんと妃弁護士と一緒に暮らした方が記憶が戻るのではないかと、コナンくんも含め四人で家にいるのはレアなシーンでわくわくしました。妃弁護士の手料理を食べたくないコナン&毛利のおっちゃんがこっそり逃げ出すところは面白かったです。警察内部に犯人がいるかもしれないと疑う点は面白かったです。結局犯人はお医者さんなのですが、私は最後まで分からなかったです。怪しい人が何人かいたりして、絶対この人！という感じではなかったので、楽しかったです。

この作品の大きな見所の一つは、蘭が記憶喪失になってしまうことです。蘭は自分のせいで佐藤刑事が打たれてしまった事と目の前での銃撃戦で血だらけになった佐藤刑事を見てショックから記憶喪失になってしまう。勿論コナンのことも忘れてしまう。警察ばかりを狙う事件で、警察に恨みをもつ者の犯行かと思い犯人ではない別の人を捕まえたりして、なかなか真犯人にたどりつかない。そんな時、コナンと蘭はトロピカルランドで一緒に蘭を狙う犯人から逃げまわることになります。その時パレードや、アトラクションが現実世界のディズニーランドのようでみていてそうしたところも楽しいです。射撃からにげる際に、ボートをひっくり返してよけたり、火山の山の穴に飛び込んだりとただ走り回って逃げるだけでなくいろんなトロピカルランドのエリアが見れて楽しいです。緊迫した空気でハラハラするシーンですが、そうした点にも目がいきます。トロピカルランドは新一と蘭がデートをして、そこではぐれて新一は行方不明となってしまったというストーリーがあるので、その当時はトロピカルランド詳しく映像になっていなかったのでこうした楽しみもあるのです。また新一が蘭に噴水でお祝いをしたシーンも今作品には収録されているので、蘭の記憶を呼び起こす手助けにもなります。一番の見所は、蘭がコナンにどうしてこんなに助けてくれるのと聞いてコナンが「好きだからだよ、世界中の誰よりもおめえのことが」と言った時、コナンがいっているけどすごくきゅんとするセリフで、ぜひみてもらいたいです。

なんといっても、コナンの告白シーンが1番のおススメです。原作者の青山さんの原画で描かれる名シーンは何度見ても飽きません。
この作品は私にとってツートップの一つで、作画が落ち着いているのも好きなところです。まだあまりCGが多用されていなくて、目にもやさしい。
蘭の記憶喪失により、コナンの想い、探偵団の思いやり、園子の友情、毛利夫妻の愛情、そういった人間ドラマがとてもよく感じられる一作となっています。そして、「英理の料理」というキーワードによっていきなりコメディ化するストーリーのメリハリもいい感じ(笑)。
ファンの間でも未だに名作と名高く、発端となった事件、警部の急逝による事件の終結、再捜査からの新たな事件と、流れるようなストーリーが中だるみなく進行していきます。どれが犯人の真の狙いなのかがなかなか読めなくて、コナンの推理が引き立ちます。
コナンの始まりの地ともいえるトロピカルランドで集結する容疑者たち、再び狙われる蘭と、蘭を守るため奔走するコナン。ランド内を縦横無尽に走り回り、追い詰められたと思ったら始まる犯人との直接対決。絶体絶命と思われた時、逆転の仕掛けが作動する。コナンの魅力が詰め込まれた最高の作品です。
余談ですが、コナン役の高山みなみさんは「告白を真剣に受け取ってくれなくて大ショックだった」らしいです。

普段は強くて勝気な蘭ちゃんが記憶喪失によって、ちょっと弱くなるところがたまらなく好きです。また、当時は新一と蘭の距離も、お互い好きだけど幼馴染という感じが強く、その距離感がたまりません。蘭ちゃんは犯人の顔を見てしまったことにより、犯人に記憶が戻る前に殺してしまおうと思われているので、常に命を狙われています。狙われた蘭ちゃんをすぐ近くで見守るコナンがたまりません。電車で轢かれそうになった蘭ちゃんを庇うシーンでは私の好きなシーンです。その後トロピカルランドで、蘭ちゃんとコナンは犯人から逃げるのですが、その時に、蘭ちゃんだ「どうして君はそんなにも私を守ってくれるの？」と尋ねるのですが、そこでコナンは新一の声とリンクしで「好きだからだよ！、お前のことが、この地球上で誰よりも」というのです。残念ながら、その言葉は記憶が戻った蘭ちゃんは覚えていないのですが、もうそのシーンが大好きすぎて、何度もリピしてしまいます。犯人に追い詰められ、記憶を取り戻すシーンでは、昔新一が蘭に見せた噴水のサプライズのシーンとリンクします。そこで、蘭ちゃんは記憶を取り戻し、犯人によってピンチにさらされたコナン君を助けます。最後に、元の強い蘭ちゃんに戻ります。この映画では、コナンと蘭だけでなく、銃で打たれてしまう佐藤刑事のシーンや、普段はあまりでないお母さんであるエリさんが出てきて、家族の和気藹々としたシーンが見られるのも魅力的です。また、記憶を失った、蘭ちゃんを見つめるコナンの悲しげな表情にキュン！とするのです。瞳の中の暗殺者は私がお勧めするコナンのNo.1です。キャラクターもそんなに多くなく、話もすっきりとしていて非常に見やすい作品なので、ぜひ見て欲しいと思います。

本作品はコナンの映画の中でも人気投票で高い支持を集めていると聞いています。
私ももれなく大好きな作品で、何がそんなにいいかというと、コナンと毛利家の家族、そしてその周りの人が素敵に描かれているところがすごくいいのです。
ここでは蘭ちゃんが記憶喪失になるということがポイントですが、実はこの映画が作られるときコナンを記憶喪失にするという発想が初めにあったそうです。
でも蘭ちゃんの記憶喪失で大正解だと思います。
このことで蘭ちゃんの優しさはもちろんですが、関係者の優しさが本当に伝わってくる話になっているからです。
記憶喪失になった蘭ちゃんのベッドわきで「どんなになっても友達だからね」と涙する園子ちゃんに私も涙が出ました。
別居しているはずのお母さんも蘭ちゃんのために一時同居するといった時は、同じように娘を持つ母親としてうんうんと強くうなずく自分がいました。
蘭ちゃんも記憶がないのにがんばって明るくしているところはその健気さにも泣けました。
また、この映画のトリックは傘を使ったというものですが、そのシンプルさが良かったと思います。
そのシンプルさのおかげで蘭ちゃんは結局記憶を取り戻したとも言えるからです。
その蘭ちゃんが記憶を取り戻す瞬間の演出は鳥肌が立つほどです。
そしてその後の蘭ちゃんの活躍も忘れてはなりません。かっこいいですから！