『ポケベルが鳴らなくて』が日本テレビでドラマとして放送(1993年)
『ポケベルが鳴らなくて』は秋元康さんが企画・原案で携わっています。
幼い頃に父と死別し、忙しい母にも構って貰えない寂しい少女時代を過ごした保坂育未(裕木奈江)。ひたむきな育未の想いに惹かれていった水谷誠司(緒形拳)は、不倫の恋に堕ちてしまう。そして、次第に水谷は家庭を顧みず、育未との関係にのめり込んでいく。育未は母子家庭で寂しく育った為、誰にも自分のような思いをして欲しくないと思っていたので、水谷との関係に悩むようになる。堤幸彦監督が、サブとして演出を担当している。このドラマが放映された当時は携帯もなく、ポケベルが主流の時代。今はなきポケベルという通信手段が、この物語の重要な役割を果たしている。一方的な連絡しかできない不便なポケベルが不倫を盛り上げ、この題名が物語を一層引き立てている。
『マジすか学園シリーズ』がテレビ東京でドラマとして放送
『マジすか学園シリーズ』は長期にわたるシリーズものとして秋元康さんが企画・原案で携わっています。
- マジすか学園(2010年)
- マジすか学園2(2011年)
- マジすか学園3(2012年)
- マジすか学園4(2015年)
- マジすか学園5(2015年)
- マジすか学園0 木更津乱闘編(2015年)
- キャバすか学園(2016年)
- マジムリ学園(2018年)
AKB48メンバーが出演していたドラマです。AKBに全く興味のなかった私が、深夜にやっているこのドラマにハマり、メンバー全員の名前を顔を覚えてしまい、AKB自体にハマってしまったきっかけになったドラマ。アクション、暴力シーンが過激で、血だらけで戦うアイドルたちに興奮しました。お互い良きライバルだった前田敦子と大島優子がドラマの中でもライバル同士で、現実とリンクしていました。演技が大根なのも、いい意味で味がありました。メンバーがたくさん出ているのでこの子は演技が上手だな、下手だな、と評価するのも面白かったです。SKE48の松井玲奈と、AKB48の大島優子、島崎遥香の演技が光ってしました。卒業後の女優としての活躍ぶりも納得できます。
一番面白かったのはシリーズ1です。主題歌も最高です。
『あなたの番です』が日本テレビでドラマとして放送(2019年)
2019年にもっともヒットしたドラマではないでしょうか。
連ドラでは珍しい2部構成で最終回視聴率はなんと19.4%をたたき出しています!
こちらの作品も秋元康さんが企画・原案で携わっています。
毎回毎回人が死ぬ。誰が犯人なのか?次は誰が死ぬのか?ドキドキハラハラしながら日曜日をたのしみにしていました。まさかのヒロインが死んでしまうという怒涛の展開にもびっくりしました。毎回犯人探しをする、考察するのが面白く、放送当時、ネットでの反応を見るのも楽しかったです。最終回に、犯人が誰か、動機は何だったのか、しっかり描けれましたが、「これだけ引っ張ってこの子が犯人?」と少し拍子抜けでした。しかしこの番組、本編放送後、Huluで、『扉の向こう』というストーリーに出てくる人物の過去を描くコンテンツがありました。自分はHuluは見ていなかったのですが、友人にお願いして最終回の『扉の向こう』を見せてもらいました。『扉の向こう』を見て納得です。最終回に引っかかっていたものが、スッキリしたという感じです。またこういった作品、作って欲しいです。
『愛してたって、秘密はある。』が日本テレビでドラマとして放送(2017年)
『愛してたって、秘密はある。』は秋元康さんが企画・原案で携わっています。
愛する人には絶対、知られたくない秘密。愛する人の秘密はどこまで許すことができるのかというテーマのラブミステリー。次第に、キャストそれぞれの秘密が明らかになっていく。回を追うごとに意表を付く衝撃の展開から目が離せない。心の中の善と悪が戦っているような苦悩や葛藤を地上波では感じ取ることができなかった福士蒼汰だったが、続きのHuluでは二重人格を見事に演じ分けている。是非、続けてHuluまで観ることをお勧めする。福士蒼汰の恋人役の川口春奈はクリっとした目が可愛らしく、二人の恋の成就を願わずにはいられない。でも現実問題として、その秘密が罪だった場合、許すことはできるだろうか。愛することとは、何かと考えさせられるテーマの作品だ。
『リモートで殺される』が日本テレビでドラマとして放送(2020年)
『リモートで殺される』は秋元康さんが企画・原案で携わっています。
新型コロナウイルスの緊急事態宣言による自粛期間中、リモート会議をしている現況にマッチしている点が興味をそそられるミステリードラマ。リモートで会話する高校時代の同級生6人は、高校時代に屋上から転落死した同級生の死の真相を探る内に、一人また一人と殺され、リアルタイムで起こる連続殺人事件に巻き込まれていく。6人の同級生には、本田翼さん・新田真剣右さん・柄本時生さん・早乙女太一さん・前野朋哉さん・前田敦子さんの個性溢れるキャスト。それぞれの役者の魅力を堪能できる。「スマホを落としただけなのに」や「リング」で映画監督を務めた、中田秀夫監督の演出だ。更にHuluではリモート画面の向こう側で起きた、事件の詳細である裏側のドラマも楽しめる。
新型コロナウイルスで緊急事態宣言が発令され、リモート飲みが定番になってきている今のリアルを描いたドラマです。なぜかネット上では悪評が多いですが、私は面白いと思いました。”全員がリモートでやり取りしている”という特徴を活かしたトリックが斬新です。ドラマをテレビで見ているこっちもリモートに参加している気になります。目の前ではなく、ネットを通して画面の向こうで、何が何だか分からないことが起こる恐怖。ハラハラして見ていました。今後のドラマでも日常にリモートで会話なんてシーンが増え、リモートで恋愛、とか、リモートでアリバイ作り、なんてストーリーが出てくるかもしれませんね。本当に、新感覚です。
また、キャストが全員高校生時代を演じているのですが、全く違和感がないです。特に、制服を着た前田敦子と齋藤飛鳥のキスシーンなんて、最高でした。
その他秋元康さん作品
- アリよさらば(1994年)
- クリスマスキス〜イブに逢いましょう(1995年)
- ハンサムマン(1996年)
- 硝子のかけらたち(1996年)
- 笑う三人姉妹(2005年)
- ですよねぇ。(2006年)
- 桜からの手紙 〜AKB48 それぞれの卒業物語〜(2011年)
- さばドル(2012年)
- ミューズの鏡(2012年)
- メグたんって魔法つかえるの?(2012年)
- 学校の怪談(2012年)
- ミエリーノ柏木(2013年)
- 女子高警察(2013年)
- タモリと鶴瓶(2015年)
- 初森ベマーズ(2015年)
- AKBホラーナイト アドレナリンの夜(2015年) -
- AKBラブナイト 恋工場(2016年)
- 徳山大五郎を誰が殺したか?(2016年)
- AKB48総選挙スキャンダル アキバ文書(2016年)
- CROW'S BLOOD(2016年)
- 警視庁 ナシゴレン課(2016年)
- 豆腐プロレス(2017年)
- サヨナラ、えなりくん(2017年)
- 残酷な観客達(2017年)
- 愛してたって、秘密はある。(2017年)
- Re:Mind(2017年)
- ザンビ(2019年)
- DASADA(2020年)
- 共演NG(2020年)
- グッバイ・ママ(1991年)
- Homeless(1991年)
- マンハッタン・キス(1992年)
- 恋と花火と観覧車(1997年)
- ご存知!ふんどし頭巾(1997年)
- 川の流れのように(2000年)
- シックス・エンジェルズ(2002年)
- ござまれじ(2003年)
- 銃声 LAST DROP OF BLOOD(2003年)
- 着信アリ(2004年)
- 着信アリ2(2005年)
- 着信アリFinal(2006年)
- 伝染歌(2007年)
- 象の背中(2007年)
- ICE <劇場版>(2008年)
- もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(2011年)
- 劇場版 私立バカレア高校(2012年)
- クロユリ団地(2013年)
- キミだけにモテたいんだ。(2019年)
- 3年目のデビュー(2020年)