愛のむきだし（映画）無料フル動画配信情報！Netflixやhuluで見れる？

2009年の園子音監督、西島隆弘、満島ひかり、安藤サクラ出演の映画です。
主人公である悠（ユウ）は、愛人との生活に浸っている神父の父親（渡部篤郎）に愛してもらえないと感じていたことから、愛してもらおうとして様々な罪深い行動をするうちに、パンチラ盗撮グループと仲良くなり、そのグループと行動していて、罰ゲームで女装しているときに、不良と乱闘する美少女（満島ひかり）を見て好きになり、加勢して戦います。そしてそのことをきっかけに様々な事柄に巻き込まれて行きます。
本作をきっかけに満島ひかりさんは女優として活躍するようになりましたが、それまでにも神楽坂恵さんやでんでんさんなど、園子音監督の映画で俳優として有名になった人は結構いますので、やはり園子音監督は、メジャーでない方の演技の才能を引き出す能力が大きいようです。
本作では親子の問題からカルト宗教の問題、子供の成育歴の問題など、様々な問題がストーリーにからめて出てくるので、社会派の映画が好きな人に合いそうな映画です。

感想　
4時間もある映画なので、DVDでも見るのをためらっていましたが、見てみると4時間内容が盛りだくさんで、少しも退屈しませんでした。当時、アイドルグループにいて演技が出来そうになかった満島ひかりさんが、いろいろといい演技を見せてくれたのが意外な驚きでした。パンチラ盗撮シーンですが、西島隆弘さんがコミカルに演じるので不快感を与えない演出になっていました。
また、当時から安藤サクラさんはカルト教団のメンバー役として独特の演技力を発揮していました。
これからは日本でも様々な形態の家族関係が増えそうですが、そのようなものがどのような影響を子供に与えるのかについて考えるのにも参考になる映画です。
地方都市では人口減と産業の海外移転による空洞化、そして貧困化から、様々な問題が起きていることも、この映画の背景として使われています。
昔のアメリカン・ニューシネマの作り方を真似ていて、パロディ化しているところが上手く行っていました。じっくり時間を取って4時間見られるときに見るのがいい映画だと思います。

この映画以来、園子音監督の映画は結構注目されるようになりました。
この映画までの園子音監督は何かとグロい描写が多いのですが、この映画には軽いエロはあってもグロはなかったので、見やすくなっています。

愛のむきだしは、AAAの西島隆弘、満島ひかり、安藤サクラなどが出演している園子温が監督、脚本、原案手がけた、日本の映画です。第九回東京フィルメックスアニエスベー・アワードや大59回ベルリン映画祭カリガリ賞・国際批評家連盟賞受賞作になります。主演は西島隆弘がユウという青年が親からの愛情が欠如した状態で育てられた結果、盗撮のプロになってしまった、実際に監督が知り合った人物をモデルに作られた実話を基にした映画になります。

内容として、盗撮やパンチラ、レズビアン、勃起などのキーワードが多数扱われていたのでR-15指定での公開になっていました。上映時間も237分と大変長い長編映画です。ストーリーは盗撮のプロになったユウが両親の再婚相手の娘の満島ひかる演じるヨーコに恋をするところから始まります。この満島ひかりは本当に素晴らしい女優だとおもいます。演技、容姿、目にある力など個人期に大好きで、それをきっかけでこの映画を見ることにしました。そのヨーコを守る為にユウがサソリを名乗る女に変装しヨーコがサソリに恋をしてしまう、変わった三角関係に発展したり、そのサソリを利用に成りすました、新興宗教団体の安藤サクラ演じるコイケ、このコイケとヨーコのちょっとしたレズシーンも見どころの一つです、今では絶対に見られない貴重な映像になります。

コイケに恋をしてしまった、ヨーコが後半に新興宗教団体に入信してしまい、ユウが助け出しにいくというのがこの話のラストに来ますがここら辺になると結構長くて少々だらけてしまいますが、全編通してザ・園子温ワールド全開の映画になります。キャスティングも今では見られないないようもオススメしたい映画の一本になります。