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タイトル | 相棒19 |
テレビ局 | テレビ朝日 |
放送日 | 2020年10月14日~ |
放送時間 | 水曜日21:00~ |
キャスト | 水谷豊/反町隆史/川原和久/山西惇/仲間由紀恵/ほか |
公式サイト | https://www.tv-asahi.co.jp/aibou/ |
公式SNS | |
主題歌 | 相棒メインテーマ |
さらに詳細 | Wikipedia |
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相棒19(ドラマ)のあらすじ・ネタバレ・感想・考察
春。交通機動隊の白バイ警官・出雲麗音(篠原ゆき子)が何者かに銃撃された。警視庁は総力を挙げて犯人を捜すが、夏になっても手掛かりさえ掴めない。そんな中、右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、回復した麗音に事情を尋ねるが、警戒され話を聞き出せなかった。秋を迎えたころ、麗音が捜査一課に異動してくる。異動の背景には、最近、庁内での女性の立場向上を目指す広報課長・美彌子(仲間由紀恵)の働き掛けがあったと噂されていた。どうやら、上層部に異動を承諾させる条件として、「特命係に事件を解決させる」と約束したらしい。右京は、そうした経緯に不満を持ったが、亘とともに改めて捜査に乗り出す。そんな中、男性が転落死する事件が発生。調べると男性が生前、暴力団員相手に白バイ警官の銃撃をほのめかしていたことが判明する。恋人の静(日南響子)によると、男性はVRの世界に構築された“仮想国家”に傾倒していたという。関連を疑った特命係は、仮想国家を築き上げたIT長者・加西周明(石丸幹二)から事情を聞こうと動き出すが…!?
右京と亘がVR=仮想現実の世界で捜査を開始!?
出典:テレビ朝日『相棒19』公式
立ちはだかるのは、謎多きネットの支配者
現実と仮想空間が交錯する難事件が、特命係を翻弄する!
白バイ警官・出雲麗音(篠原ゆき子)が銃撃された事件への関与を疑われていた男の所持品から拳銃が見つかり、被疑者死亡のまま送検されることになった。ただ、男の恋人だった静 (日南響子) の不自然な行動に疑問を持った右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は捜査を続行。彼女もまた、VRの世界に作られた仮想国家『ネオ・ジパング』の“国民”であったことを突き止める。その中にこそ、手掛かりがあると踏んだ2人は、再びVRの世界に入り込み、小さな疑問点を見つける。その発見を、『ネオ・ジパング』の生みの親であるIT長者・加西(石丸幹二)にぶつけるが、のらりくらりとかわされてしまう。しかし、加西がVR内で行っていた、数億円もの大金をプレゼントするという企画に話が及ぶと突然、風向きが変わって…!?
出典:テレビ朝日『相棒19』公式
詐欺などの経済事件を扱う捜査二課の係長・尾崎(及川いぞう)が、遺体で発見された。同僚の刑事いわく、尾崎が追っていた詐欺グループの仕業に違いないという。独自の捜査に乗り出した右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、尾崎が死の直前にしていた不自然な買い物に着目。実演販売士の酒井(山本浩司)から話を聞く。しかし、酒井は口達者な食えない男で、これといった手掛かりは得られなかった。いっぽう、捜査本部では、尾崎の追っていた組織は、3年前も同様の手口で犯行を重ねていたグループだとあたりをつけていた。当時、その組織には、尾崎の情報屋を殺害した疑いが浮上したものの、証拠不十分で罪に問えなかったという。殺人事件は自分たちの管轄だと主張する一課と、一連の事件に因縁がある二課が激しく対立する中、右京と亘は酒井と尾崎の意外な繋がりに気付く。
特命係が追う実演販売士の男に不審な過去
出典:テレビ朝日『相棒19』公式
殺害された捜査二課の係長にも別の顔が…!?
特命係が二転三転する事件の真実を追う!
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、小手鞠(森口瑤子)から、後輩の芸者・叶笑(高梨臨)を『怨憎会苦(おんぞうえく)』から救ってほしいと頼まれる。怨憎会苦とは、仏教用語で怨み憎む相手にも会わなければならない苦しみのこと。事情を聞くと、叶笑は芸者見習いだった15年前、暴行未遂事件にあったというが、最近その犯人が出所。周囲をうろついているので、目的を探ってほしいという。ところが、その男が一昨日、かんざしで首を一突きされ、殺害されていたことが判明。また、男の勤め先が、叶笑の得意客・吉岡(窪塚俊介)が社長を務める会社だったことが分かる。そんな中、凶器のかんざしから叶笑の指紋が検出され、取り調べを受けることに。いっぽう、独自の捜査を続けていた右京と亘は、15年前の暴行未遂の現場付近で、別の窃盗事件が発生していたことを知る。
15年前の事件と現在の殺人に繋がりが!?
出典:テレビ朝日『相棒19』公式
窃盗事件にかかわった意外な人物とは?
忘れたい過去が男女の運命を狂わせる!
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、収賄疑惑が持たれた衆議院議員の白河達也(湯江タケユキ)が、自宅にゴミをまかれた“嫌がらせ”の捜査を押しつけられる。白河家は、大臣を輩出した政治家一族で、長年実権を握っているのは、達也の義理の母・貴代(冨士眞奈美)だった。貴代には、24年前、夫が収賄疑惑のさなかに自ら命を絶った過去があり、当時二課だった右京が、捜査を担当していたという因縁が。そんな中、達也の息子が誘拐されかける事件が発生。“告発者X”を名乗る人物から、達也宛に『会見を開き、罪を告白しなければ、家族を殺す』という脅迫文がもたらされた。Xとは、収賄疑惑を報じた日刊誌の情報源で、取材したのは、特命係と繋がりのある元検事の黒崎(内田裕也)だった。黒崎いわく、達也は白河家の婿という窮屈な立場を飛び出し、対立派閥に入るため、金が必要だったのではないかという。その後、Xの要求通り、会見を開いた達也だったが、衆人環視の中で予想外の発言を始める。
収賄疑惑で追い詰められた国会議員がまさかの反撃
出典:テレビ朝日『相棒19』公式
背景には二課時代に右京が捜査した事件の呪縛が!?
24年の時を経て驚きの真実が解き明かされる!
マンションの敷地内で電子部品メーカーに勤める派遣社員の男性が死亡する事件が発生。通報者は、出張風俗店のドライバーで、たまたまマンションに店の女性を送り届けたという松野(橋本じゅん)と名乗る男性。松野によると、被害者と首筋にドクロのタトゥーがある金髪の男が揉めていて、「鈴木」と呼ばれた金髪の男が鞄を奪って逃げ去るのを目撃したという。捜査一課は、被害者の勤務先をかんがみて“機密情報”に絡んだ殺人事件とにらんで捜査を進める。いっぽう、独自の捜査に乗り出した右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、松野の目撃証言に不審なものを感じ、関係者に事情を聞く。すると問題の夜、松野が仕事を休んでいたことが判明。亘が厳しく追及するが、元劇団員だという松野は、突然シェイクスピアの芝居を演じ始めるなどして煙に巻く。そんな中、一課はドクロのタトゥーがある半グレ上がりの鈴木という男を逮捕。男は、被害者から闇金の借金を回収していたことを認めるが…!?
出典:テレビ朝日『相棒19』公式
2年前に起きたアポ電強盗殺人の被疑者が、空き家の床下から白骨遺体で発見された。捜査一課は、当時、事件を解決できなかったことに忸怩たる思いもあり、共犯者との仲間割れの線で、全容解明に乗り出す。そんな中、2年前に妊婦が階段から転落死した事件について、別件で事情聴取を受けていた男が、自らの犯行を自供する。しかし、弁護士の連城(松尾諭)を通じて、“平成の毒婦”と呼ばれる未決囚の女・遠峰小夜子(西田尚美)から、拘置所に呼び出された右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、驚くべき証言を聞く。妊婦が死亡した同じ日の同じ時刻、まったく別の場所で問題の男を目撃したのだという。小夜子の“真意”をはかりかねつつも捜査を始めた右京と亘は、小夜子が男を目撃した場所と、2年前に起きたアポ電強盗殺人の事件現場が近接しているという事実を掴む。そこは同じ都内とはいえ、妊婦が転落死した場所と遠く離れているため、小夜子の証言が正しいとすれば、“同日同刻”に起きた妊婦の転落死に、問題の男が関与している可能性は、限りなくゼロに近づくのだが…!?
出典:テレビ朝日『相棒19』公式
右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、レストランの前で揉めている男女を見掛け、間に入る。しかし、2人は大丈夫だと言って足早に立ち去ってしまった。翌日、亘はネット記事で、昨晩の女性が与党幹事長の娘・小早川奈穂美(上野なつひ)と気付くが、その矢先、彼女の婚約者である資産家男性が他殺体で発見される。捜査に乗り出した右京と亘は、奈穂美に事情を聞き、揉めていた男の素性を尋ねる。すると、落とした携帯電話を届けてくれた礼に、食事をしただけだという。問題の男は、宇野(柏原収史)というキャバクラの客引きで、奈穂美に一方的に結婚を迫っているらしい。右京と亘は、宇野に疑惑の目を向けるが、確固たるアリバイがあることが判明。それでも、拾った携帯電話から奈穂美の弱みを握り、結婚しろと脅しているのではないかという疑いは消せず、捜査を続けるが…!?
出典:テレビ朝日『相棒19』公式
歩道橋で女性が転落死する事件が発生。目撃者の主婦・智子(藤吉久美子)の証言により、被害者の知人の男が重要参考人として浮上する。男は、かつてカリスマイケメンシェフとしてマスコミをにぎわせていたが、SNSでの発言が炎上し、最近は金に困っていたという。一課が、行方をくらませた男を追う中、右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、“通報のお手本”とも言える詳細な証言をした智子に注目。智子の証言と、防犯カメラの映像から、一週間前、矢坂美月(野村佑香)という女性弁護士が、被害者の女性と接触していたことを突き止める。ところが、美月はその直後、階段から足を踏み外して“事故死”していたことが分かる...
出典:テレビ朝日『相棒19』公式
贋作を売り歩いていた画商が自首してきたものの、買い手は自身の目利き力が傷つくのを嫌い、いずれも「騙されたわけではない」と主張。“被害者が存在しない”という不可解な状況が発生する。経済事件を担当する二課でも詐欺罪に問えず、自首してきた画商をそのまま帰すことに。ところがその直後、問題の画商が自殺してしまう。亘(反町隆史)は、動機を「良心の呵責」と主張するが、右京(水谷豊)は事の経緯から、画商が警察に逮捕されることで“緊急避難”しようとしたのではないかと推理し、独自の捜査を始める。すると、贋作の製造、販売を、広域指定暴力団『扶桑武蔵桜』が取り仕切っていると判明。それを知った刑事部長の内村(片桐竜次)は、昵懇の関係にある組長の桑田圓丈(大石吾朗)と密談を交わす。いっぽう、扶桑武蔵桜の組員が、半グレ集団に暴行を受ける事件が発生。両者の衝突は、やがて大規模な抗争へと発展して…!?
出典:テレビ朝日『相棒19』公式
ある日、都内の河川敷で、鎌田(永嶋柊吾)という区役所に勤める男の撲殺死体が発見される。さっそく捜査に乗り出した右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、犯人とおぼしき人物が「右足をひきずっていた」ことを知る。
そんな中、右京は、自分をつけ回している中年男がいることに気付く。その男が『こてまり』にまで現れたため問い質すと、仁江浜(岸谷五朗)というフリージャーナリストだと名乗る。聞くと仁江浜は、右京が“数々の難事件を解決している伝説の刑事”という噂を聞き、取材させてもらうつもりだったという。すげなく断わった右京だったが、仁江浜はすんなり引き下がりそうになかった。
さらに、撲殺事件の現場にまで現れた仁江浜が、“少年犯罪”と“正義”について、右京を挑発するような議論をふっかけてくる。そこには、別の狙いがあるようにも思えた。ほどなくして鎌田には、中学時代、無差別に人を襲った罪で少年院に入っていた過去が判明。
出典:テレビ朝日『相棒19』公式
捜査一課は、かつて鎌田に襲われた被害者による復讐の線も視野に入れ、捜査を続行。すると、鎌田の暴行で大怪我を負い、人生を狂わされた被害者の一人である瀬川(趙珉和)という男が浮かび上がる。伊丹(川原和久)と芹沢(山中崇史)は、目撃証言とも人物像が一致する瀬川にあたりをつけ、接触を試みるが、その矢先、まったく予想していなかった緊急事態に見舞われる。さらに瀬川は、次の犯行を予告するようなことを口にしていた。そして、再び右京の前に現れた仁江浜は、またも右京を試すような言動を取り…!?
角田(山西惇)が給付金詐欺に引っ掛かっていることを察した右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、詐欺グループと連絡が取れる状況を利用して、主犯を捕まえようと動き出す。角田の息子と偽って、鈴木(マギー)と名乗る詐欺グループの一員と接触した亘は、アジトを突き止めるため、「雇ってほしい」と頼み込む。亘に言いくるめられた鈴木の口利きで、アジトへの潜入に成功した亘だったが、目隠しで連れ回されたため、アジトの正確な場所までは特定できない。ただ、そこでは未成年と思われる佐藤(山﨑光)という少年ら、数人が軟禁状態で働かされていることが分かった。そんな中、亘は鈴木から、グループのボスが“伝説の詐欺師Z”であるという噂話を聞く。Zは相当な切れ者で、“伝説の詐欺師X”を出し抜いたことで名を上げたという。隙を見て外部と連絡を取ることに成功した亘から、それを聞いた右京は、詐欺グループに“ある罠”を仕掛けるべく、角田や捜査一課を巻き込んで行動を開始するが…!?
都市伝説のような大物詐欺師は実在するのか!?
出典:テレビ朝日『相棒19』公式
騙し、騙され、事件は極限の頭脳戦に…
二転三転する状況の中、意外過ぎる結末が!
噺家の椿家一門の師匠である椿家團路(笹野高史)が、公演中、高座で古典落語『死神』をやっているさなか、突然倒れ、そのまま息を引き取った。『死神』は、今にも消えそうなろうそくが、「お前の寿命だ」と死神に宣告された男が、死神から渡された新しいろうそくに火を移そうとするが、うまくいかず、そのまま命を落とすという演目。團路は、そのオチの部分で、高座に倒れ込む“仕草”をしたまま、動かなくなってしまったのだった。團路は高齢の上、がん闘病中で余命宣告を受けていたことから、病死と判断されたが、たまたま現場に居合わせ、一部始終を目撃した右京(水谷豊)は、事件性を疑う。亘(反町隆史)や捜査一課の面々は、右京の見立てに半信半疑だったが、それでも右京には確信があるようで、独自の捜査を始める。調べると、團路の周囲には、弟子たちをまとめる小ん路(林家正蔵)、團路のセクハラに悩んでいた路里多(立石晴香)のほか、テレビでの活躍に苦言を呈されていた弟子や破門されたばかりの若手など、クセモノ揃いの弟子たちがいて…!?
舞台上で倒れた落語家の死は、病死か殺人か!?
出典:テレビ朝日『相棒19』公式
疑惑の渦中には、それぞれに動機を抱えた弟子たちが…
右京が落語になぞらえた“死神”の正体を暴き出す!
ある夜、中迫(宮川一朗太)という男性客が、雨宿りのために飛び込みで小手鞠(森口瑤子)が営む小料理屋『こてまり』にやってくる。中迫が店を出た後、ハンカチを忘れていることに気付いた小手鞠は、追いついたところで、彼が高校時代の同級生だったことに気付く。ところが、再会も束の間、中迫は切迫した様子で、小手鞠は半ば強引にタクシーに乗せられ、その場から連れ去られてしまう。事情を聞くと、中迫は税理士で、ある事情から暴力団とかかわり、命を狙われているのだという。話を聞いた小手鞠は、手助けを決意するが、殺人さえいとわない危険な追跡者が、すぐそばまで迫っていた。いっぽう、小手鞠の異変を察した右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、わずかな手掛かりから、彼女の行方を追い始めるが…!?
逃避行に巻き込まれた小手鞠に
出典:テレビ朝日『相棒19』公式
危険な追跡者の魔手が迫る!
救出に動き出した特命係は間に合うのか!?
貿易会社の社長・速水(綱島郷太郎)がマンションの一室で殺害される強盗殺人事件が発生。聞き込みにあたっていた麗音(篠原ゆき子)は、たまたま現場付近に居合わせ、バッグを奪われそうになったゲイバーのママ・ヒロコ(深沢敦)を助ける。すると、速水はヒロコの店の常連で、事件当夜、電話を受け、慌てて店を出ていたことが分かる。捜査一課は、問題のマンションに呼び出された愛人・郁美(吉井怜)が犯人と見て捜査を進める。いっぽう、右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、ヒロコと顔見知りのフード配達員・池澤(瀬川亮)のやり取りから、バッグを奪おうとした“ひったくり犯”の動機が、ヒロコのスマホにあった可能性を指摘。犯人は、ヒロコが偶然撮った写真に、自分が写り込んでいると思い込み、スマホを奪おうとしたのではないかという推理だった。麗音は、再び襲われる可能性があるヒロコの警護を買って出る。そんな中、右京と亘は、第一発見者となった速水の友人・相馬(佐伯新)から事情を聞く。すると、相馬にはアリバイがない上、闇金に手を出していた過去も判明して…!?
強盗殺人の犯人は、愛人か、第一発見者か…!?
出典:テレビ朝日『相棒19』公式
解決のカギは事件を呼び寄せるゲイバーのママ?
意外過ぎる真相を特命係が解き明かす!
顔に殴られたアザのある少年を見かけ、声を掛けた右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、思い掛けず「友だちを助けて下さい!」と頼まれる。そんな中、近年急激に成長している激安スーパーの創業者・小峰(鎌倉太郎)の小学生の息子が誘拐される事件が発生。ところが、小峰は警察に介入されたくない理由でもあるのか、一向に通報する様子がない。それでも、異変を察知した右京と亘は、伊丹(川原和久)や角田(山西惇)らの協力をあおぎ、手分けして捜査を始める。誘拐に荷担していると思われる男・安村(今野浩喜)をマークする右京。沈黙を守っている小峰家の動向を探る亘。事件発生に半信半疑ながら“容疑者”の一人を注視する伊丹たち。そして、アザのある少年の保護者に会い、怪我の理由を問い質す角田。さらに、青木(浅利陽介)までもが張り込みに駆り出される。それぞれが独自の動きを見せる中、事件は思ってもみない方向に転がっていく!
アザのある少年と誘拐事件の関係は?
出典:テレビ朝日『相棒19』公式
“チーム特命係”が一丸となり
意外過ぎるカラクリを解き明かす!
老舗眼鏡メーカー・田崎眼鏡の女性専務が、殺害される事件が発生。田崎眼鏡では、3か月前、社長の田崎恭子(かとうかず子)が心臓発作で倒れた後、“お家騒動”が勃発。警察は、恭子の長男が、社長を代行していた女性専務に反感を抱き、殺害したとして行方を追っていた。いっぽう、向かいのマンションを興味本位で覗いていた青木(浅利陽介)は、不審な入居者を目撃。話を聞いた右京(水谷豊)と亘(反町隆史)が調べると、次男と末娘が恭子をかくまっていることが判明する。2人は、専務が殺され、長男に容疑が掛けられているというショッキングな状況で、病床の恭子を動揺させたくないという思いから、情報を遮断しているらしい。そんな中、右京は田崎眼鏡の職人・松田(青山勝)にオーダーメイドを依頼する。詳しく話を聞くと、お家騒動には意外な事実があったことが分かる。さらに右京は、殺害現場にいくつも不自然な点があることに気付き…!?
老舗メーカーのお家騒動の裏に複雑な事情が
出典:テレビ朝日『相棒19』公式
関係者の意外過ぎる思いが特命係を翻弄!
事件の背景に隠された悲しい真実とは…!?
『魔銃録』という人気小説の作者が銃殺される事件が発生。凶器は、数か月前、収賄疑惑を掛けられた代議士襲撃事件で使われた古い銃と思われたが、問題の銃はすでに警察が押収し、厳重に保管されていたため、ネットでは「魔銃が現れた」と騒がれていた。銃を「野蛮で旧式な武器」と嫌う右京(水谷豊)は、亘(反町隆史)と共に独自の捜査を開始。線条痕の再鑑定をしている警察庁の付属機関・科学警察研究所を訪れる。主任研究官である黒岩(上杉祥三)から事情を聞くと、問題の銃が持ち出された可能性も、鑑定が間違っている可能性もないと断言。犯罪の要因を研究している雅美(前田亜季)も、黒岩の鑑定を支持する。いっぽう捜査一課は、小説の熱狂的なファンや反感を抱くアンチ、さらに暴力団の関与も視野に捜査を進めていた。しかし、犯人も凶器も見つからず、ネットでは「魔銃は増殖する」などという噂が、まことしやかに囁かれていた。そして、捜査の背後では、“魔銃”を持つ者が、さらなる犯罪に動き出そうとしていた。
死を招く凶器“増殖する魔銃”は実在するのか!?
出典:テレビ朝日『相棒19』公式
熱狂的な読者を持つ人気作家が殺害された理由は?
銃という“野蛮な武器”が驚がくの事件を呼び寄せる!
麗音(篠原ゆき子)が銃撃された事件の首謀者でありながら、罪をまぬがれたIT長者の加西周明 (石丸幹二) 。背景には、衣笠副総監(杉本哲太)の“ツルの一声”や、さらに上からの“政治的圧力”があったと思われるが、うやむやのまま実行犯である朱音静 (日南響子) だけが逮捕されていた。しかも、当初は加西の関与をほのめかしていた静が、大手事務所の弁護士と接見した後、突然態度を翻し、供述の“保留”を申し出た。静の不可解な動きを耳にした右京(水谷豊)と亘(反町隆史)が真意を確かめようと動き出した矢先、加西の口車に乗って転落死した男の母親・蒔子(松永玲子)と顔を合わせる。蒔子は、息子の恋人だった静を娘のように思い、何かと世話を焼いているらしい。いっぽう、おとがめなしで自由の身を謳歌している加西の処遇をめぐっては、内閣官房長官の鶴田(相島一之)や、国家公安委員長の鑓鞍兵衛 (柄本明) も関心を寄せていた。そんな中、1年前の殺人事件で追及を逃れきった内閣情報調査室の柾庸子(遠山景織子)から、驚くべき情報がもたらされ―――さらに、思いもよらぬ出来事が加西に降りかかる…!
不敵な態度で暗躍する加西に、再び挑む特命係
出典:テレビ朝日『相棒19』公式
供述を翻した“麗音銃撃実行犯”の狙いは…!?
予測不能の事態が国家の中枢を揺るがす!
加西 (石丸幹二) が殺し屋に狙われているという情報をめぐり、内閣情報調査室の柾庸子(遠山景織子)から協力を持ち掛けられた右京(水谷豊)と亘(反町隆史)。内調でも“加西不逮捕”の件を調査していたというが、右京はさらに上の権力者から、指示があったのではないかと疑う。いっぽう、加西の気まぐれで殺されかけた麗音(篠原ゆき子)は、鑓鞍 (柄本明) が衣笠副総監(杉本哲太)に加西の警護を要請した件も含めて、美彌子(仲間由紀恵)に不満をぶつけていた。同じ頃、麗音銃撃事件は単独犯で、加西は関係ないと供述を翻した静 (日南響子) が、加西からの金銭授受に蒔子(松永玲子)を利用している疑惑が浮上。しかし、当の蒔子は、黙秘の構えを見せていた。そんな中、内調を動かしているのは、官房長官の鶴田(相島一之)とにらんだ右京と亘は、鶴田から事情を聞く。すると、加西は政界に深く食い込んでいて、特に鑓鞍とは昵懇の関係にあると証言する。
暗殺の標的になりながら大胆な行動に出る加西
出典:テレビ朝日『相棒19』公式
いっぽう、静と蒔子が共謀する裏には意外な理由が!?
陰謀渦巻く“加西暗殺計画”が驚がくの事態を招く!
相棒19(ドラマ)のネタバレ・感想
謎を散りばめすぎているかなという印象です。ストーリーの軸が二つあるのですが、まだ交差する様子はありません。ひとつはVRの仮想国家について、もうひとつは白バイ隊員だった出雲の襲撃事件です。警察内部で街頭の仮想国家に関係している人物はいません。出雲を銃撃したと放言していた男が仮想国家のユーザーだったことがわかっています。どこにでも顔を出す特命係なので、次回は仮想国家に踏み込んでいきそうです。出雲に関しては、ホモソーシャルの警察機構で生き抜いてきたしたたかな立ち回りが恐ろしいです。社と出雲は、利用し利用される関係でありながら、男性社会の警視庁に共闘を挑んでいます。社は出雲の出世欲を利用していますが、似た構図がありました。扶桑武蔵桜組長と刑事部長の関係です。組長は刑事部長の権勢欲を利用し、刑事部長はそれをわかっていながら便宜をはかっているように見えました。以前にも刑事部長は似たことがあり、露見したら警察内部が崩壊する危険があるということも組対課長の激昂で明瞭です。「暇か?」でおなじみの課長の恫喝は、本当に怖かったです。顔見せで終わってしまった仮想国家の君主・川西は、次回で終わりになりそうな人物ではなさそうです。season18では、シリーズを通して、ITが生活に入り込んでいることが描かれていました。今になって思うと、今シーズンへの布石だったのかもしれません。川西は、season18における内閣官房長官や東亜ダイナミクス社長のように、今シーズン通しての敵になりそうです。広大な構想がありそうだなと、わくわくするシーズンの幕開けでした。
白バイ女性警官が背後から撃たれるシーンから始まる。当初、犯人の目星がつかないまま捜査が難航する。そんな時に特命係が動き出すが、負傷した女性白バイ隊員は、怪我で白バイ隊員には戻れずに希望を聞き入れてもらい捜査一課に転属になる。しかし一課では、男社会風潮から如何に本人が転属を申し出せるか、時代錯誤的な疎外が行われる。そんな時に、特命係の変わらずのコンビがVRを使った仮想社会空間のIT長者に目をつけて動き出す。仮想通貨、仮想社会と今の時代ならではの事件と、白バイ隊員銃撃がどのように絡んでくるのか?ネオジパングと言う仮想社会で法外な物が買える、拳銃の入手先は仮想社会か。謎が投げ掛けられ、今後の展開が楽しみです。そして、警視庁内で広報課長演じる仲間由紀恵さんの女子会が写真に撮られ、週刊フォトスの記事でKGBと題され警視庁/ガールズ/軍団の煽り記事を、先日亡くなられたフォトスの記者演じる芦名星さんが登場して、編集長の無茶振りな要求に対して相変わらずの挑発的な記事を書いているのが、印象に残った。刑事部長とヤクザの組長との電話を通じての密接な関係を匂わせるシーン、副総監の思惑、女性警官達の登場、真実を追求する特命係、仮想社会の中の出来事と、2話が待ち遠しいエンディングです。
白バイ警官・出雲麗音が撃たれるショッキングなシーンから始まった第1話。さっそく登場の捜査一課伊丹と芹沢を懐かしく感じました。命はとりとめた出雲から本当にあったのですね特命係、と言われた右京と冠城ですが、二人のコンビ感はさらにしっくり来ています。しかしその後、出雲は捜査一課に配属され、彼女の背景にも何かあるのではと匂います。週刊誌にスクープされたKGBという女性組織。まとめているのは広報課長社美彌子とされていたのも裏の動きが気になります。銃撃事件はさらに複雑な様相を呈します。警官を撃ったといっていた男性が落下して死亡。片付けに来た母親は男性が仮想現実の世界にはまっていたことを知ります。体験した右京と冠城が中では着物姿で、なんと記者の風間楓子と会うのは面白いシーンでした。アバターならともかく顔がはっきり出るゲームの世界はかなり危険そうです。そんなゲームを作ったIT長者・加西は石丸乾二が演じるのですから、ただでは終わらないでしょう。「花の里」が「こでまり」となり、新しい女将、小出茉莉として森口瑤子が登場しました。少し気の強い女将のようで、これから右京達とどんなくつろぎ空間を見せてくれるか楽しみです。そして心から残念なのは、風間楓子役芦名星にもう会えないこと。キャスト・スタッフからのメッセージに涙が出ました。
出雲を銃撃した犯人と目されている男はすでに転落死しているので、被疑者死亡のまま捜査は終了するかに思われました。しかし、右京と冠城はまだ事件は解決してないと考えています。右京たちは、なぜ被疑者がビルを登ったのか疑問に思いました。確かに、なぜ被疑者が高いビルを登るという危険な真似をしたのか理由が分かりませんね。右京たちは、バーチャル世界の中にリアルと同じ風景があることを探し当てます。被疑者と静は、バーチャル世界「ネオ・ジパング」の住人、かつ恋人同士でした。バーチャル世界ではリアルで高価な商品がもらえるのですが、高価な商品をもらうためには条件があったのです。でも、いくら高価なものをもらえるからと言って、警官を銃で撃ったり、高いビルを命綱なしで登るなんて、普通ならできないと思います。バーチャル世界にのめりこみ過ぎて、バーチャルとリアルの区別がつかなくなってしまったのでしょうか?もしそうだとすると、とても怖いことです。バーチャル世界の創設者・加西は、全てお金で解決できると考えていました。加西は実際に手を下したわけではないですが、このまま野放しには出来ないはずです。しかし、加西が警察に捕まることはありませんでした。警察ですら大金に目がくらむとなると、正義を成すのは誰なのでしょう。唯一、右京たちだけは、正義を成そうとしてくれていたのです。
白バイ隊員銃撃事件。先週から続く事件の真相がいよいよ分かります。始まりは死亡のまま送検された男の交際相手・静が仮想国家『ネオ・ジパング』の中で持ち掛けられた話でした。成功したら6億円を出すと言われ実行にうつしたのです。しかし殺害に至らなかったと金は支払われず、半分でも貰いたいと出向いたのが死亡した男だったとは。二人とも人間としてどうなのかとあきれます。そんな男ですが、母親は真っ正直で息子を愛していたのも切なくなります。白バイ隊員を撃ち殺す話を持ち出したのは仮想国家制作者の加西周明(石丸幹二)。彼はその前にも大金を提示し、馬鹿なことをやらせています。金を持て余し、金に目がくらみ何でもしてしまう人々をあざ笑っているような加西。しかし殺す白バイ隊員は誰でもよかったわけではなく、隊員の持ち場を指定していたのですから、被害者・出雲が狙われた可能性は高いでしょう。出雲は負傷の結果、捜査一課に移動と異例の人事を受けています。週刊誌にも取り上げられた、社が筆頭の警察内の女性組織に所属しているらしい出雲。彼女が狙われたのは、そこにかかわりがあるのかもしれません。次の女性たちの食事会に参加したいという副総監の思惑も気になります。まったくお咎めなしになった加西は、警察の大物とつながりがある予感。今シーズンの主題となりそうです。
白バイ警官の出雲麗音が銃撃され、特命係の右京と亘も当然捜査に乗り出していましたがなかなか進展しないままでした。そんな中、男性が転落死する事件が発生し、この男は生前に白バイ警官を撃ったのは自分だと話していたこと、さらに捜査する中でこの男は仮想現実の世界に傾倒していたことがわかります。しかも恋人の静に白バイ警官を撃った銃を預けていました。
仮想現実の世界に右京と亘が実際に足を踏み入れて捜査していくところが見どころです。この仮想現実の世界で思わぬ人に出会います。本当に仮想現実の世界で生きていてほしい人です。
仮想国家では君主のIT長者・加西周明(石丸幹二)が本物の不動産などを現実に引き渡すということがあるらしく、静はこの権利が当たっていましたが、さらに欲に目が眩み君主の言いなりになって、君主が目障りだと感じていただけの白バイ警官を銃撃したということでした。
自分が白バイ警官を撃ったと言い始めた恋人に罪を着せていたのです。
加西はあまりにも身勝手な理由で自分は手を下さず、静を6億円の報償金で釣って白バイ警官の出雲を銃撃させたのですが、出雲は命を取り留めたことから静には報償金は渡っておらず、単に罪を犯しただけの結果となりました。
しかも加西は政界や法曹界や警察その他も金で操っていたのでしょう。これだけのことをやりながらお咎めなしだなんてあんまりです。
加西はこの後も何らかの悪事を働くでしょう。
しかも愉快犯です。土下座させて出向させるだけでは足りません。(それは別の話か)
加西は特命係が必ず捕まえて厳しい裁きを受けさせてほしいものです。
脚本は神森万里江さんです。今回は詐欺グループが関わるお話です。まず女性が飛び降り自殺を図ろうとしますが、この女性は相棒のお二人に救われました。女性に事情を聞いてみると、離婚の慰謝料500万円を複数回詐欺にあった詐欺の被害者でした。こういうことは、実際に起きたことなのでリアルに感じました。また一方で2課の尾崎係長が死体で発見されます。それはある詐欺グループの仕業で、 トップの兵藤が関与しているとされてました。またこの詐欺グループに3年前に所属していて、今は販売実演士になっている酒井も疑われました。酒井は兵藤のことを憎んでいる様子でした。だから尾崎は酒井と欺グループのトップ兵藤を逮捕する約束をしていました。酒井は刑事になりすまして、捜査を始めます。しかし尾崎がなかなか兵藤を逮捕してくれないので、酒井は尾崎に裏切られているのではないかと思うのです。ですが事実は違っていました。尾崎は兵藤を逮捕する努力をしていました。しかし兵藤は尾崎に勝手にお金を渡し、情報は自分が流すと言って、ワイロを渡してきました。刑事として酒井との約束を守って兵藤を捕まえたいという気持ちと、お金を押し付けられワイロを受け取ってしまった罪悪感で、なかなか逮捕に踏み切れない間で苦しんでいたのだと思います。尾崎係長の死の真相は、自殺でした。酒井が尾崎の気持ちを信じられなかった気持ちも、尾崎に起きてしまったことも分からなくもありません。ですが刑事としては、駄目なことだと思います。尾崎も冒頭で自殺しようとした女性も、気持ちは分からなくないですが、なにも自殺や自殺未遂までしなくても本当はよかったような気がします。今回も相棒の右京さんと 冠城さんの名推理はすごかったです。来週も期待しています。
『相棒19』3話【目利き】では、連続詐欺事件が発生。
そんな中、事件を追っていた捜査二課の刑事・尾崎(及川いぞう)が殺されます。
3年前の詐欺事件と今回の事件が酷似していることから、警察は、3年前の詐欺事件の首謀者・兵頭が犯人と考えます。
兵頭は、3年前に尾崎の捜査協力者を殺害した疑いがあったが、証拠不十分で不起訴になっていました。
そんな中、杉下右京(水谷豊)は、尾崎の死の直前の買い物に目を付けます。
それは、実演販売士・酒井(山本浩司)から買った強力洗剤。
実は酒井は、尾崎の捜査協力者でした。
元詐欺師の酒井は、自分の犯した罪の重さから自殺も考えましたが、尾崎に助けられた過去がありました。
酒井と尾崎は、兵頭率いる詐欺グループを一網打尽にするという目的で一致団結していたはずでした。
しかし酒井は、尾崎が3年前から兵頭と癒着しているのではないかと疑いを抱きます。
事実、酒井が詐欺グループの実態を掴んだのに、尾崎は突入しませんでした。
尾崎が死んだ夜、酒井は尾崎を問い詰めていました。
その結果、尾崎は自殺してしまったのでした。
真実は、尾崎は兵頭と癒着していませんでした。
2か月前に兵頭から尾崎に近づいてきて、「もし突入したら酒井を殺す」と脅していました。
尾崎は、酒井を守るために、泣く泣く突入を諦めたのでした。
それでも尾崎が自殺を選んだのは、兵頭から無理やり金を握らされたため、事実上は賄賂を受け取ったと思われても仕方なかったからでした。
尾崎がすごくいい人なのに、酒井に誤解されたまま死んだのが、やるせない話でした。
酒井は自分のことを『目利き』だと自慢していましたが、一番大事な人のことは見抜けなかったということですね。
詐欺事件の首謀者・兵頭を逮捕できたにもかかわらす、とても悲しい結末でした。
酒井役の山本浩司さんは、『相棒9』8話「ボーダーライン」にも出演していました。
この時の役柄が、社会に抹殺されるかのように死を選んだ自殺者役。
こちらも、救いのない話でした。
今シーズンの相棒は、真相解明まで二転三転する事件が続きます。今回は遺体となって発見された捜査二課係長・尾崎の死の謎をめぐるものでした。捜査二課といえば詐欺事件。
今話のスタートは、詐欺に引っかかった女性が自殺しようとするシーンから始まっています。投資から始まり、詐欺の相談までと何回にもわたり騙された女性。元手をすべて奪われたところに右京は疑問を持ちます。尾崎の死と何か関係あるに違いないと思ったら、彼の持っていたレシートから実演販売士の酒井に会うことになります。
まったく尾崎とのかかわりを認めない酒井ですが、罪を犯していたら警察に隠しておくことはできません。彼は昔詐欺グループに入っていたのでした。その手口は、一度カモにしたら何度も騙すという血も涙もないやり方。今回の手口と似ています。
しかし自分が騙した女性が自殺したのを知り、ショックを受けた経験が酒井にはあったのです。今回のタイトルは「目利き」。酒井が実演販売する時のコツとして右京に話した言葉でした。
酒井と尾崎のつながりが分かった時、事件は解明に向け動き出します。捜査をめぐって捜査二課と捜査一課の争いがあったりと、警察内の縄張り意識も知った今話でした。なかなか捜査に参加できない出雲ですが、必死に食い込もうとする積極性は応援したくなります。彼女の今後の活躍も期待します。
特命係の右京と冠城は、叶笑を救って欲しいと小手鞠に頼まれました。15年前、叶笑はある男に襲われ、その男が再び叶笑を襲う可能性があったのです。
しかし、その男はすでに殺されていました。男は叶笑の指紋が付いたかんざしで殺されており、叶笑は足を痛めていました。この状況を見ると、芸者の叶笑が事件に関わっているように思えるのですが・・。
しかし、もう一人有力な容疑者がいたのです。事件当日、吉岡が男にメールをしていた証拠が見つかります。さらに吉岡は、15年前の事件のことで男に脅されていました。
吉岡はメールをしていないと言い張りますが、叶笑が疑われていると知り自分が犯人だと言います。本当の犯人は吉岡でも叶笑でもなかったのですが、2人はお互いを庇い合っていました。
15年前、吉岡は叶笑が襲われているのを目撃したのですが、見て見ぬふりをして叶笑を見捨てました。吉岡はその時のことをずっと後悔していたのです。一方、叶笑は自分を見捨てた憎い相手のはずの吉岡を大事に想い始めていました。
だから小手鞠は「叶笑を怨憎会苦からお救い下さい」と右京に言ったんですね。まさか、小手鞠は初めから事件の真相に気づいていたのでしょうか。小手鞠は右京以上に底知れない人だと感じました。
今回の相棒も面白かったです。脚本は児玉頼子さんです。小手鞠さんは特命係の右京さんと冠城さんにあるお願いをしますが、それを怨憎会苦(おんぞうえく)という仏教用語で伝えます。
詳しい話としては、小手鞠さんは後輩芸者の叶笑(かのえみ)さんをかわいがっていますが、叶笑は15年まえの芸者見習いの17歳の時にくがやまという男性に暴行されそうになったことがあったそうです。
その暴行未遂犯が出所してきて、最近になって叶笑の周りをうろついているというのです。それにどういう目的があるのか、特命係に探ってほしいとのことです。暴行未遂だけでも怖いのに、叶笑は付きまとわれていたようで、可哀想です。心中お察しします。
そんな中、その暴行未遂犯がかんざしで殺害されます。それは叶笑の持ち物のかんざしです。そのため叶笑は犯人として疑われます。また一方で殺害された暴行未遂犯のくがやまの会社を調べると、社長の吉岡が叶笑をひいきにしている得意客だということがわかります。
この吉岡社長は、15年前にある事件を犯しています。実は叶笑がくがやまに暴行されそうになっていた同日同時刻に、吉岡も仲間と一緒に別の強盗事件を起こしていました。吉岡は叶笑が襲われそうになっている現場を目撃していたのです。
吉岡はサイレンを鳴らして、叶笑を助けます。15年たった現在も吉岡は、叶笑を早く救ってあげればよかったと後悔していました。また吉岡と叶笑は思いあっているようです。特命係のお二人の名推理・名捜査は相変わらず素晴らしいです。
赤坂界隈で1.2を争う芸者さんを怨憎会苦からお救いくださいと、小料理屋のこてまりさんから突如頼まれた。芸者さんは、叶笑でこてまりが可愛がって自分の贔屓を引き継がせた娘。彼女には、過去に暴漢に襲われて、危機一髪のところを警察官に助けてもらった過去があった。
丁度、その時刻に付近では窃盗事件が発生していて、警官は窃盗事件犯を追いかけている途中で、彼女の悲鳴を聞き助け出す事が出来た事がわかる。
そして、その暴漢犯が殺されて、現場には凶器と思われる簪が落ちていた。過去の事件と今回の殺人事件。犯人は、芸者の叶笑の復讐か。そんなストーリーの流れですが、彼女が殺害したとは思えない。ここで、相棒2人の推理が始まる。
窃盗犯は2人、バラバラに違う方向に逃げた一人が未成年だった吉岡、その吉岡が暴漢に襲われている叶笑を助け出す為に、防犯ベルを作動させて警官を引き寄せ、更に彼女が襲われている方向に逃げて彼女を発見させた。襲われる彼女と目が合っていた吉岡は、窃盗事件を起こしながら彼女を間接的に守っていた。
今回のストーリーの見どころは、犯罪者ではありますが、彼女の危機を救う為に、吉岡の取った行動が正義感を秘めた行動であり、その後真っ当に生きて成功し社長になってからも、叶笑さんをそっと客として見守っていたところです。
しかし、殺人犯は誰なのか?人間味と愛のある今回の話しは見応えある、ゆったりとした気分になるストーリーでした。
斉藤陽子さんの脚本です。白川達也衆議院議員は、財務省への2千万円の口きき疑惑があります。一方で、達也は家にゴミを持ち込まれる嫌がらせを受け、特命係にこの件の捜索を依頼します。
達也が入った白川家は、政治家一族で、実権は達也の義理の母親の貴代が握っています。達也は貴代の娘と結婚した婿とです。貴代の夫は、24年前にもやはり収賄疑惑をかけられ自殺しています。
その事件に当時2課にいた右京さんは関わっていたようで、貴代にとっては因縁の相手です。捜索が進むにつれて、今度は達也の息子が誘拐されるされそうになる誘拐未遂事件が起こります。
これは未遂で終わり、達也の息子が脅迫文を持っていました。その脅迫文には、達也に会見を開き、罪を告発しなければ、家族を殺害すると書いてあり、達也は会見を開きます。
ですが、その会見で達也は自分の潔白を主張します。その嘘は、脆くもすぐにバレます。なぜなら達也の秘書が、口きき疑惑の映像の証拠を告発するからです。
達也は白川家の婿という立場が窮屈で、対立した派閥に入るためにお金が必用で、白川一族を裏切っていました。
そのため貴代に殺害されます。実は24年前に亡くなった貴代の夫は、貴代が殺害しています。貴代の夫も達也も同じ成分の物で殺害されています。貴代が言うには、夫と達也は白川家を収賄で汚したから、許せなかったそうです。白川家を守るためにしたことだと言っていました。
収賄疑惑を疑われている政治家の白川が何者かに嫌がらせを受けている捜査を特命係の二人が捜査をすることになりましたね。
白川の息子まで連れ去られそうになり、母親もケガを負わされて、犯人から脅迫までされることになってしまいました。そして白川本人は自宅で亡くなっていた義父と同じ部屋で死んでいましたね。
しかし、白川の母親役の富士真奈美は迫力ありますね。まさに女帝の貫禄です。裏で婿白川家を操っているのですね。
しかし政治家も大変ですが、何よりも大変なのはその家族なんだなと改めて思いました。世間からの目もありたいへんだなと思いました。そして自殺をほのめかす文章が白川のパソコンから見つかりました。
そして秘書は行方不明になったままです。本当は収賄をしていたのに、さも潔白さものようにふるまっていた図々しさがいかにも政治家だなと感じました。
これでは他の人からの恨みを買いそうだなと思います。清廉潔白でいることはやはり難しいのでしょうか?死んでからの妻のマスコミへの対応もまるで茶番劇のように見えました。
小手毬の女将の「女はしたたかですからね。」という言葉に妙に納得したしまいました。しかし、秘書が脅迫していたことを認めて取り調べをしている時に議員のことを「達也」手のひらを返したように呼び捨てしていたのが怖かったです。人って怖いなと改めて感じてしまいました。
収賄疑惑がかかる衆議院議員の白河が自宅にゴミをまかれる嫌がらせを受けたことから右京と冠城に捜査の依頼があります。
そんななか白河の息子が誘拐されそうになり妻もケガを負います。そして会見を開かなければ家族を殺すという告発者Xからの殺人予告まで起こりますが見どころはこの犯人が誰なのかということです。
ただなかなか犯人候補というのが顔を出さないんです。そして告発者Xという脅しを仕掛けた存在が白河の秘書という可能性が浮上するなか白河は自殺してしまうという急展開が起こります。
遺書があることから周りは自殺と決めつける中で右京と冠城は自殺とは見てないというのが見ものです。状況証拠、白河家の人間の不審な言動などから他殺だと疑う右京と冠城の捜査というのに注目してもらいたいです。
そんななか達也の義理の母・貴代から頼まれた秘書が自首してくるという展開になります。これにより犯行を指示していたのが貴代ということになります。
そんな貴代を追い詰める右京の理路整然とした推理というのが注目です。右京を演じる水谷豊の深みのある演技というのは吸い込まれそうになりました。そして最後の右京の怒りのセリフというのは是非見てもらいたいです。
脚本は瀧本智行さんです。電子部品メーカーに勤務する派遣社員の西島という男性が死亡する事件が起きます。
西島は借金を負っていて、金髪で首筋にドクロのタトゥーをしている鈴木という男性に、借金のことで、脅かされていたのです。そして、西島が亡くなった経緯を、出張風俗店のドライバーの松野が目撃したと名乗りでます。
最初は鈴木が犯人だと思われましたが、松野の過去の詐欺事件と防犯カメラ映像で、松野が犯人ではないかと疑われ始めます。なぜなら、西島がなくなった日に、松野は仕事を休んでいたのです。
特命係は独自調査の中で、青木が復元した映像と松野が詐欺事件で騙した営業担当者の山田俊彦という名前から、事実を突き止めます。実は松野は西島にお金を貸して、西島と揉めたと言いましたが、実際にもめた相手は、犯人の山田みなみです。
みなみは、松野が詐欺事件で騙した営業担当者の娘です。そのため、ずっとみなみを気にかけていたようです。みなみの身辺調査をして、裏の顔である出張風俗店の風俗嬢だと知り、そのため出張風俗店のドライバーになったようです。
この事件の罪も、松野は自分で被るつもりだったようです。みなみと同僚の西島は、みなみが出張風俗嬢であった事実をそのお客だったので知っていたのです。その事実で、みなみを脅しています。それでもみ合いになり、みなみが突き飛ばして、西島は亡くなってしまったというのが、本当の真相です。
今回は大手電子部品メーカーの派遣社員の西島が殺されて、目撃者の松野が西島が鈴木という金髪の男ともみ合っていたと言ったところから事件が始まりましたね。
しかし、目撃者の松野がかなり胡散臭いですね。目撃証言も妙に芝居がかっているし、話をかなり盛ってそうです。そして伊丹たちが鈴木を逮捕しました。
逮捕した時に活躍したのが意外にも出雲でした。かなり強いですね、伊丹と芹沢も簡単にひねりあげられそうですね。捜査していくうちに鈴木が犯人ではないことが分かってしまいましたね。
そして容疑者として今度は松野が逮捕されましたね。しかし、さすが元劇団員、一人芝居のように伊丹達の追求をかわしていましたね。
しかし、伊丹達はイライラするでしょうね。松野は劇団の芝居を妥協したくなくてお金に困って詐欺に手を染めてしまったのですね。元々役者ですし、人をだますなんてお手の物なんでしょね。
そして西島を殺したのは自分だと告白しました。立ち飲み屋で出会って闇金に脅されていると聞いて松野が西島にお金を貸したのに西島は返してくれないのでもめて殺したと告白しましたが、松野が捨てた西島のパソコンに証拠が残っていましたね。
さすが青木、口だけではなくやるときにはきちんと仕事をする男ですね、さすがです。なんだかんだ毎回影の功労者ですよね。
TBS夏ドラマの「MU404」に出演していた橋本じゅんさんがゲストでした。「デリヘル嬢の送迎運転手で怪しげな関西弁を話す人」で殺人事件の目撃者、とても怪しい感じでした。
初めからハイテンションで飛ばす様子はいつもの相棒と違い違和感を覚えるほどでしたが、失礼ながら橋元さんにとても合っていました。お店の女の子たちにもいつも盛っているおっちゃんと呼ばれ、適当に生きているような松野(橋本さん)でしたが、杉下・冠城ペアやサイバーセキュリティーの青木の調べで、過去に地面師詐欺事件で逮捕歴があり、しかもその事件で被害を受けた不動産会社社員が自殺していたと知って、役者を辞めた経緯が解ります。
ハイテンションでいい加減そうな彼の言動が、実はそれを演じていたのだと分かると、事件は別の様相を見せてきました。青木は相変わらずオレ様キャラでイラつきますが、仕事はきっちりこなすタイプですね。松野が書いた筋書きも崩れ、遂に真犯人は逮捕されます。
犯行の動機は下衆な男の下衆な発想の犠牲になった女性が止むにやまれず起こしたもので、被害者は殺されても(というか過失致死だと思いますが)止む無し、加害者側に強い同情を覚えました。
事件解決までの事件関係者の因縁話まで丁寧に調べる捜査、そして今回の事件で原因ともなる、企業の派遣社員事情や女性が置かれている厳しい状況にまで触れている点など、相変わらずの相棒ワールドが堪能できる内容でした。
今回の脚本は山本むつみさんです。タイトルは同日同国です。荒川のある住宅地の空き家の床下から、2年前のアポ電強盗の被疑者である野添恭一という男性の白骨化した遺体が発見されます。
野添は三井正子さんを殺害して、150万円強盗しています。ですが、その後に共犯者だったアポ電強盗の見張り役の須藤龍男に鈍器で殺害され、脳挫傷で亡くなったようです。
須藤はアポ電強盗と野添の殺害よりも、妊婦転落事件の方が罪が軽いと思い、やってもいない罪を告白します。一方で、妊婦転落事件はの被害者である井原ひとみさんは、突き落とされた事件と考えられていましたが、夫が出会い系サイトで知り合った月間プレスの白石佳奈子と一緒に居るとこを目撃してしまい、足を滑らして転落した事故です。
また特命係は、遠峰小夜子から須藤が子供を助けたアリバイを聞きます。それで須藤が妊婦転落事件の犯人ではないと分かります。白石佳奈子は井原ひとみが転落した場所で井原の夫と一緒にいたので、それを一般提供だといいながら、本当は佳奈子が現場にいたのです。
佳奈子は、最後は井原に訴えられてしまいます。佳奈子は遠峰小夜子を崇拝していて、小夜子に同化しています。佳奈子は小夜子に憧れていて、小夜子をもう一人の自分だと言います。小夜子の自伝話も、佳奈子の逮捕で白紙とはなります。また小夜子は、自分の支援者の月間プレスの白石佳奈子を陥れたかったようです。
人心掌握術に長け、これまで特命係と幾多の名勝負を演じてきた遠峯小夜子が再登場。物語は2年前に起きたアポ電強盗殺人事件と、ある妊婦の転落事件という、2つの事件を軸に展開していきます。
転落事件の犯人(須藤)が名乗り出るのですが、”須藤は犯人ではない”と知る遠峯が杉下らを呼び出し、事件を捜査させます。一見すると真実を究明せんという姿勢ですが、物語の終盤で、遠峯には別の思惑があることが明らかになります。一方、杉下らは転落事件の捜査をする中で、転落事件の記事を書いた週刊プレスの白石という編集者と出会います。
物語の見どころは、一見すると無関係である事件が関係していそうに見えて、結局は無関係であったという展開と、この2つの事件に絡まっていた糸をほぐすことになった遠峯の真の狙い、そして杉下vs遠峯という3点でしょうか。ただ他にも見るべきシーンはあって、例えば、作中に遠峯もどきと言うべき遠峯の崇拝者が現れるのですが、その人物がラストに見せる狂気に満ちた演技がそうです。
また、遠峯の回想シーンも、サイコパス感が溢れ出ていて、思わず身震いするほどです。毎回思いますが、遠峯が出てくる話は緊張感があって良いですね。そこらの悪役と格が違う気がします。
遠峰小夜子が久しぶりに登場しました。妊婦が階段から落ちた事件で須藤が町田とは遥か離れた場所にいたという証言をしました。なんでそんなことまで覚えているのでしょう。
やたら記憶力がいいですね。でも、近所の住人の話で裏付けがとれましたね。アポ電強盗の見張り役をしていたのですね。妊婦を突き落とした件とは無関係だったようですが、犯罪にはかかわっていたのです。
こちらも人が殺されていたので悪人には変わりないです。昔、遠峰の母親が階段から落ちて死んでいたのですね。しかし再現で階段から落ちて血を流している母親を見て鼻歌を歌いながら笑っている姿を見てゾッとしました。
子供のころからその兆候があったのだなと妙に納得してしまいました。そしてお決まりの捜査一課との絡みが今回も楽しかったです。ドキドキする展開の中でほっとする場面なので大好きです。
しかし、出雲は捜査一課ではなくて特命係に入りたいのでしょうか?右京さんたちといる時は妙に楽しそうです。もう特命係に入れてあげたらいいのにと思ってしまいます。そして夫の家にも行きましたね。
ここでも「それともう一つ」とお馴染みのフレーズが聞けました。このツッコミでボロが出ましたね。奥さんは自分で脚を滑らせただけだったのですね。ちょっとした嘘が引っ込みがつかなくなってしまいました。小さくても嘘はいけませんね。
柏原収史演じる宇野というキャバクラの客引きが令嬢との結婚をめぐり令嬢の婚約者を殺した容疑がかけられる。
令嬢との結婚で邪魔になったから令嬢の婚約者を殺したと思われていたが実は加害者の宇野が昔養護施設で過ごしていた時に里親になるはずだった養子になるはずだった家に友達との絆を選んで行くのをやめたのだが、そこへ当時の友達が行くなよと引き留めたくせに自分がちゃっかり養子になっていたのだ。
それを何十年ぶりに知った宇野は、自分の人生をとられたと思い被害者を殺したのだった。そして、令嬢との結婚を取り付け、元の人生を取り返すのだと豪語するが右京があなたが選んだことこそがあなたの人生なのですよと言うここで、私も見ていて、この友達酷いなぁそりゃあ腹も立つよなと思っていたのですが、さすがはベテラン刑事の右京さんのこの一言に納得させられました。
1番の見どころはここではないかと思います。自分が歩むはずの人生をとられたからと言って、今の自分が出来上がるまでには数々の選択があり、それを選択したのは全て自分、自分の人生なのだと考えさせられる内容でした。
この後、やり直して自分の人生を生きれますかねと言う鏑木と右京の真横で警察に連行されたはずの宇野が自分でけじめをつけますと言ってホテルの屋上から飛び降りたのは少しやり直せたはずなのにと悔しい気持ちが込み上げてくるそんな回でした。
最初に特命係は、男女が揉めている所を目撃します。翌日、小早川与党幹事長の娘の小早川奈穂美の婚約者のほしみや家具の社長の男性が殺されます。
この男性は、ほしみや家の養子です。特命係が目撃していた揉めていた男女は、奈穂美と宇野健介という男性です。宇野は奈穂美に結婚を迫ります。婚約者が殺されたにも関わらず、奈穂美は婚約パーティーを開き、宇野賢介と結婚すると言います。
中園参事官が、特命係に捜査は勝手にしろと言っていました。宇野は空き巣に遭い、犯人が暴力を受けて入院します。宇野は、自信満々で自分の方が小早川家や奈穂美に相応しいと話します。宇野は小早川議員を脅して、小早川の後継者にしてほしいと言います。
ほしみやと宇野は、昔からの知り合いで、宇野のアリバイとなったお店の先に女性の友人がいて、宇野のアリバイ工作を手伝ったようです。この女性はほしみやと宇野とも友人のようです。
ほしみや家の養子は、本当はこういいちではなく、最初は宇野だったようです。それを逆恨みし、宇野はほしみやこういちを殺すようです。最後に宇野健介は、屋上から飛び降ります。宇野はほしみやこういちが羨ましかったようです。最初に養子に行くはずだったのが、宇野だからだと思います。こういちから、すべてを奪いたい衝動に宇野はかられたように感じます。
与党幹事長の小早川の娘、奈穂美の婚約者が河川敷で殺されたことから事件が始まりましたね。その前に宇野というキャバクラの客引きの宇野が奈穂美のスマホのデータをコピーして脅して、婚約者の地位を手に入れましたね。
しかし相手が悪かったですね。宇野の自宅に空き巣に入られて、その上出くわした空き巣ニボコボコにされて入院することになってしまいました。やり方が汚いので自業自得とも言えますね。なんでそんなに幹事長の娘と結婚したいのでしょうか?遊んで暮らせるだけのお金をもらった方がいいような気がします。
しかし、じつは宇野の狙いは奈穂美の方ではなく、殺された婚約者のほうでしたね。これは驚きの展開でした。まさかそっちだったとは思いもよりませんでした。小学生の頃からの友達で一番の仲良しだったのですね。なんでそんなに仲が良かった友達を殺したくなるほど憎んでしまったのかが全く分かりませんでした。
昔の友達はいつまででも仲良しで信頼できると思っていました。それも人それぞれなのですね。ちょっと寂しい気がします。今回もそれぞれの人の立場や思惑が複雑に往査していた事件でしたね。一つボタンを掛け違えばこんな風に積み上げてきたものが崩れ落ちてしまうのですね。何とも言えない気持ちになりました。
小手鞠さんが、あるSNSにインコの写真を載せている浅井環那という女性が、SNSを更新していないのを気にしています。浅井環那は歩道橋で亡くなっています。目撃者は主婦の飯島智子です。
智子の証言では、環那は男性と揉めていたそうです。調べが進むと、矢坂美月弁護士が生前に環那と接触していたことが分かります。ですが、この矢坂弁護士も歩道橋の階段から足を滑らして亡くなっていることが明らかになります。
実は、環那は水口修也と協力して、女性の弱みを握り、脅していたのです。被害者は多数います。水口は犯人と目されますが、環那の殺人の犯人ではありません。矢板弁護士を殺したのは、浅井環那です。環那を殺したのは、目撃者の智子です。
飯島智子は、SNSで矢板弁護士のことを知り、協力していきます。そんな中、環那が矢坂弁護士を歩道橋の階段から突き落とします。智子は環那の犯行を突き止め、自首を進めて揉めている所で突き落としてしまいます。
特命係は、わざと智子に環那の偽のSNSアカウントを教えて誘導します。それがきっかけとなり、智子の犯行が明るみになります。特命係は今日も大活躍でした。右京さんは、早い段階で智子を疑っているようでした。
インコをSMSで上げていた美人人気ブロガーが血を流し路上に倒れていて、付きまとっていた溝口が容疑者に浮上しました。彼女を助けた矢坂弁護士も歩道橋の階段から落ちた事故で亡くなっていたと言う事件でした。
歩道橋に花を供えていた親子から矢坂弁護士が裏アカウントで事前に被害者の情報を得ていた可能性が浮上しましたね。ストーカーみたいで怖いですね。どのように情報を得るのかを青木が簡単に割り出していました。
こんなことが日常的に起こっているのかと思うとこわいですね。自分も気を付けなければと思ってしましました。改めてSNSの怖さを思い知らされました。しかしブロガーが溝口を脅していたのではないのかと仮説を右京達は立てましたね。そして伊丹達が溝口を捕まえました。
やはり脅されていましたね。人を揺すっていたなんて怖い人ですね。いう事を聞いて女性達を苦しめていた溝口も酷いと思いました。そしてブロガーの遺体を発見した主婦のところに右京達は訪ねました。どう考えても彼女が怪しいですよね。
彼女は矢坂の裏アカウントを発見して仕事に悩んでいた矢坂を助けようとしたのですね。正義感をもつのはいいのですが行きすぎてしまったのですね。矢坂と一緒に困っていた女性を助けたのですね。人の感情とは複雑で進む方向を間違えるとどこまででもこじれてしまうのだなと痛感しました。
男性が歩道橋から女性を突き落とし転落死させた場面を偶然目的した主婦、智子(藤吉久美子)のあまりにも流暢で的確な通報に疑念を抱いた右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、捜査に乗り出します。結論から言うと、犯人は智子。
彼女は理不尽な殺され方をしたある弁護士の死が、事件ではなく事故として片付けられていたことに不満を持ち、その犯人である女性を殺害し、事実を白日の下にさらそうとして、このような嘘の証言をしたのでした。右京と亘の相棒コンビは、何度も彼女のもとを訪れた挙句、巧みな話術で彼女を罠にかけて、事実をあぶりだします。
その過程が相変わらずお見事。また、サイバーセキュリティ―対策本部の青木(浅利陽介)が、相変わらずの性格の悪さ全開で、今回もいい味を出しています。青木をうまく転がしながら利用する相棒コンビとのやり取りも軽妙で、今回もくすっと笑える場面がいくつもありました。
残念な点をあげるとすれば、犯人役の藤吉久美子がわりと有名な女優さんなので、最初はちょい役のような扱いを受けていたにも関わらず、重要な人物なのだろうなと推測できてしまう点でしょうか。
このドラマは犯人役にあまり顔を知られていない俳優を使用することが多いのですが、起用する役者さんで先が読めてしまった今回は、ある意味特殊な回でした。さらに出演場面はあまり多くないのですが、相棒コンビと切手も切れない仲である捜査第一課に新しく赴任してきた出雲麗音(篠原ゆき子)が、適度な笑いを提供しており、回を増すごとに徐々に存在感を現し始めています。
長年放送されている番組なのに、視聴者を飽きさせない新たなキャラを常に提供し続け、ストーリー自体をマンネリにさせない技量はさすがです。ぜひ、多くの人に観て楽しんで欲しい作品です。
今回のタイトルは「超・新生」、一体どんなことが…と興味惹かれるタイトルです。
毎回楽しみにしているのですが、今回は内村部長が活躍するということで楽しみにしていました。
最近、部長の出番が減っていたので、もしかして部長このままいなくなってしまうのではないかな…と思っていたからです。
今回のテーマは部長と馴染みのあるヤクザの話。
もちろん、いつもの如く特命係の二人が嗅ぎつ回るので部長としてもなんとか二人を遠ざけたい。
そこで登場したのが、出雲さんです。
特命係に一時的にお手伝いという形で送りこみ、彼らが何をしているかを探ります。
探るだけでなく、当然抑止させるためです。
ヤクザのしのぎが時代と共にあれやこれやと変わって行くこと、それをやんわりと告げるも結局はヤクザと持ちつもたれずの関係でいる方が警察にとっても良い点もある。
この理論が通じないのが、特命係ですから、当然言う事は聞かないわけです。
そして、今回の目玉は何と言っても内村部長自ら現場にやってきたということです。
いつもの制服姿ではなく、スーツ姿の部長です!
格好良かったですし、また警察官なので当然といえば当然なのでしょうがちゃんとヤクザ相手に肉弾戦もできるんだ!
これだけでも、今回は本当に楽しい回でした。
ただ、この時に部長が頭を殴られ、意識不明になり病院に運ばれてしまいます。
不穏な空気が流れる中、特命係は事件について解明します。
ただ、解明しても、ヤクザには手を出さないという部長の言葉を他の人が守っているためただ解明しただけになってしまいます。
ここで、内村部長の容態が急変し、そのまま息を引き取ります。
医師は死亡時刻を告げ、その瞬間を見つめていた中園参事官。
その事実を他の人達にも告げ、一報を聞いた人達が集まる中、中園管理官が口を開きます。
「部長は確かに死んだ」
確かに、ここに引っかかりを感じた途端、すぐに管理官が続けます。
「だが、生き返った」
どういうこと!やっぱり!とテレビの前でこの流れに恐らく制作者側の予想通りの踊り方をしたと思います。
そして、なんとあの内村部長がヤクザと決別するような発言。
それにより、一気にヤクザ側も逮捕へと動き出します。
出世よりも悪事を防ぐことが重要、そんな言葉を口にして特命係と握手を交わす内村部長。
まさに、タイトル通り「超・新生」でした。
生まれ変わった内村部長…今後が楽しみな半面、また何か伏線が張られていているのかなと今後も追いかけていきたいと思います。
あの刑事部長、内村完爾(片桐竜次)の人格が一変してしまうという衝撃のラストシーンでした。最後のやり取りをみた限りでは、特命係に良い影響を与えそうにみえましたが、どうなのでしょうか。刑事部長に握手を求められた際に、右京さん(水谷豊)がとまどいつつ握手に応えようと手を差し出す際の絶妙な間が印象的でした。
視聴者ですら、こんなに戸惑っているのですから、あのいつも冷静沈着な右京さんといえども、戸惑わずにわいられなかったのでしょう。ストーリー自体は、さすが「相棒」ともいえる奇想天外でありながら説得力のある、とても楽しめる内容でしたが、今回は右京さんの活躍よりも、刑事部長の人格が一変することで事件が解決したとも言える回でした。
あと数回で、何かの拍子に刑事部長の人格が、もとに戻ってしまうようなことがないよう願いつつ、あの定番のやり取りがみられなくなり、もとに戻ってもらったほうが面白いかもなどと、特命係にとって不謹慎なことを考えてしまう自分がいます。
とにかく予想外で、いつもの相棒らしさも満喫出来た上、いわゆる「水戸黄門」のような相棒らしくない勧善懲悪の展開も同時に味わえた貴重な回でした。今後の相棒を楽しむうえでも、絶対に見逃してはならない回だとも言えるでしょう。
贋作を売っていた画商が自首したのちに自殺してしまいます。しかし、被害届は誰からも出ていません。絵を買った人たちは贋作であることを承知で買ったと言っています。
自殺した男は何か別の理由があって、警察に捕まることで保護されたかったのかもしれません。贋作を描いている男は、自分のオリジナルより贋作の方が売れていました。実は、自殺した男以外に贋作を売っている人がいたのです。
贋作を売って利益を得ていたのはヤクザでした。ヤクザの組長は売る相手を選んでいると言っていましたが、そうであっても詐欺であることに変わりありません。貧しいながらもまじめに働いている人たちも沢山います。刑事部長・内村は、組長から話を聞いて何とも思わないのでしょうか?内村から命令を受けた出雲は、特命係の右京と冠城の動きを探ることになりました。
出雲は一体どちらの味方なのでしょう。右京たちの味方であって欲しいのですが・・。ヤクザの工房を襲ったのは、半グレ集団の若者たちでした。自殺した男は半グレ集団の一人に贋作を売ってしまい、追い詰められて自殺したのです。半グレ集団とヤクザの違いが分かりませんが、ヤクザと同じくらい怖い集団であることは分かりました。
一度死んでから生き返った内村は、なぜか人が変わってしまいました。結果的に警察の上層部にいる内村が善良な人間になったわけですから、良かったと言っていいかもしれませんが、今までしてきた悪事はどうなるのか?と考えてしまいました。
角田課長が、姪御さんの結婚のご祝儀袋を落としてしまいます。角田課長に、国民定額給付金に関する電話がかかってきます。その話を特命係に話します。
内容を聞いて、右京さんと冠城さんは詐欺を疑います。冠城さんが角田課長の息子に扮し、鈴木という詐欺グループの一味の男性に会います。その後、冠城さんは鈴木に雇ってほしいと頼み込み、詐欺グループのアジトに潜入捜査をします。
一方で、青木は中岡という資産家の男性の誘拐事件の捜査をしています。国民定額給付金詐欺と誘拐事件が同時に発生しています。国民定額給付金詐欺の主犯格は、伝説の詐欺師Zです。伝説の詐欺師Zは、伝説の詐欺師Xを出し抜いて詐欺師のトップになったということです。この伝説の詐欺師のZは、白髪の老人で脚を引きずっていたことになっていましたが、詐欺グループにいる佐藤という未成年の男性です。佐藤の本名は、誘拐されていることになっている中岡です。
詐欺グループにいて、裏で詐欺グループを指揮しています。伝説の詐欺師のXは、鈴木です。鈴木は伝説の詐欺師Zに出し抜かれたことが気にいらなかったようで、佐藤と呼ばれている中岡を誘拐したことにし、資産家の中岡家から身代金をだまし取ろうとしていたようです。
とても面白かったです。事件内容が現代社会を反映しており、リアルで、よく出来た作品です。右京さんの推理力、洞察力は、今回も素晴らしかったです。
今回の相棒は、詐欺犯罪のグループに鏑木くんが潜入捜査を行なっているところから始まります。
そこで繰り広げられる杉下右京と鏑木くんの電話で、合言葉やヒントをもとに犯人を追い詰めていくシーンは見どころです。
この事件は、ただの詐欺犯罪の摘発ではなくその裏に隠れている本当のボス「伝説の詐欺師X」と「伝説の詐欺師ℤ」を暴くところにあります。そのの正体は、意外性がある部分と刑事ドラマの定番の展開が絶妙に織り交ざっていました。
こういった定番と意外性を混ぜるのが、相棒の面白さです。
給付金詐欺という、去年、実際によく事件として報道されていた題材をそのままドラマのネタにしてあり、改めて“うまい話にはウラがある”ということを肝に命じておかなければならないと感じました。
新型コロナウイルスの影響で、金銭的に困っている人も増えていると思うので、そういう人にも、このドラマを通して、注意喚起できたのではないかと思います。
それにしても、グレーのパーカー姿の反町隆史さんは、プライベート感が感じられて素敵でした。
角田は警察官なのに給付金詐欺に引っかかってしまいましたね。ちょっと間抜けで恥ずかしいです。警察官なのに気がつかなかったのでしょうか?亘が成り行きで潜入捜査をする羽目になってしまいました。
亘は有能ですからなにかをつかんでくれそうです。杉下と角田も協力して詐欺グループのボスの炙り出しにかかりました。もともとは角田がまいた種なんだから頑張って逮捕してほしいですよね。
一網打尽にするチャンスではありますが、潜入捜査がバレてしまわないかドキドキして見応えがありました。やはり右京の判断力と頭脳は頼りになりますね。少ない情報を冷静に分析して着実に詐欺グループの黒幕に近づいています。
今回は潜入捜査なので捜査一課の芹沢や伊丹達も巻き込まれてしまいましたね。捜査一課の慌てぶりが笑えました。そして潜入捜査はバレそうな時もありましたが何とか成功しましたね。
右京が声を変えたり、カルロス・ゴーンに祖そっくりの変装もなかなかで思わず吹き出しました。まさかのパロディでしょうか?そしてアジトにいた受け子の青年ですが、伝説の詐欺師Zを見たと言っていましたが実はあの青年が実は詐欺師だったなんてビックリしました。
人は見かけによらないのですね。理由がゲーム感覚でやったなんて怖いです。しかし、今回は思いもよらない展開で面白かったです。
今回の話は角田課長が給付金詐欺に遭うという話でしたが、角田課長がこんな詐欺に引っ掛かるのかな、と少し疑問に感じました。
内容としては相棒らしいもので良かったですが、暴力団関係の犯罪担当なのに詐欺と疑わないものなのかな?というところが気になった部分です。
それだけ詐欺犯罪が巧妙だったということだともとれますが、モヤっとしてしまいました。
オチはしっかりとついていますし、話としてもよくまとまっていました。
それでも、長く見ているせいか各キャラクターの性格のようなものがズレを感じてしまうとなかなか物語に入れなかったです。
しかし、自分がそう思っているだけで、他の方からすると角田課長は簡単に引っかかると思うのかな?と少し考えてしまう回でした。
今回はいつもに比べると少し評価が厳しくなってしまいました。
理由は角田課長らしさは随所にみられて良かったのですが、物語の導入が気になってしまいどうしても最後まで拭いきることができなかったからです。
こんなに長い間、放送されていて、そろそろネタがつきてくるのではないかと思っていましたが、まだ、こんな手法が出てくるのかと驚きを隠せません。
今回の犯人は、なかなか面白い相手でした。ただ、やはり1時間ものなので、ぎゅっと凝縮したようなストーリー展開であることは否めません。願わくば、2時間枠くらいにして、犯人と右京さんとのコミカルなやりとりを、もっと見せて欲しかったなあとも感じます。
オープニングも、視聴者をぐっと惹きつける予想外の内容で、なかなか見事でした。内村刑事部長の人格が激変したことによる混乱や、出雲巡査の単独行動と右京さんとのからみなど、これまでにない試みもみられて、ますます面白くなってきた本作、次は、どんな展開で私たちを驚かせてくれるのか、とても楽しみです。
落語界一スケベと言われている椿家團路。團路は、古典落語“死神”を披露している時に倒れて亡くなってしまいます。團路の死は病死とされましたが、右京だけはその死因に疑問を持っていました。
右京は独自の考察で犯人を割り出すのですが・・。團路の弟子の一人・路里多は、團路からセクハラを受けていました。團路から破門にされた弟子もいます。
そのため、團路は弟子たちから恨まれていた可能性がありました。しかし、弟子たちを一番悩ませたのは、團路が女性から不名誉な罪で訴えられていたことでした。
弟子たちは晩節を汚す前に、團路が天に召されて欲しいと考えたのです。團路はがんを患い余命宣告を受けており、いずれ近いうちに亡くなるはずでした。しかし、弟子たちは師匠である團路を手にかけてしまったようです。
落語界がどんな世界か知りませんが、自分の地位を利用して女性に手を出す團路は最低です。だからと言って、殺して良い訳ではありません。團路を殺めるという選択を誰も止めなかったのでしょうか。晩節を汚す前に師匠を殺そうと考えた弟子たちの選択は正しかったのでしょうか?少なくとも、團路が望んだ死に方ではなかった気がします。
今回は噺家の椿一門が事件の舞台で師匠の椿屋團路を笹野高史さんが演じています。
その師匠が一門会の公演中、最後のオチの所で倒れて動かなくなり、弟子たちの前で医師が死亡したことを告げます。
たまたま公演を見に来ていた杉下右京と冠城亘の特命係コンビは弟子たちの言動に不信を覚え、病気を抱えていた團路だが実は殺されたのではと疑問を持ちます。
お馴染みのパターンですが二人の訪れる所に事件が発生しますね。右京の気になることがあると確かめられずにいられない性格と冠城のちょっと引いたところから事件を観察して冷静に右京に協力していくのが観ていて、無茶するなというハラハラと守ってくれる解決してくれるという安心感に繋がって2人の魅了になっているのでしょう。
弟子役にも林家正蔵さんが演じた真打や新人の女性、突然破門になった若手や、テレビで活躍するイマドキ弟子など個性豊かな曲者ぞろいとなっています。
最後の予想できた内容でしたが、弟子の師匠を想う気持ちが間違った方向へ働いてしまって、悲しくなりました。
劇中、長くはないですが林家正蔵さんが落語を演じてる場面があります。
きちんと見たことのない私でも短い時間で引き込まれました。このはおススメのシーンです。
小手鞠が切り盛りする小料理屋に一人の男がやって来ました。その男は暴力団から追われており、逃げる際、小手鞠を道連れにしたのです。小手鞠は、そんな男に自首を勧めるのですが・・。
偶然、小料理屋にやって来た男は、小手鞠の高校時代の同級生・中迫でした。中迫は税理士で、知らずに暴力団関係の会社の顧問になってしまったのです。中迫は暴力団のお金に手を付けたせいで、命を狙われ逃げ回っています。
小手鞠は警察に行くことを勧めますが、中迫は大金を持って海外に逃亡しようと考えていました。小手鞠が中迫の説得を諦め警察に行こうとした時、暴力団に見つかってしまいました。
小手鞠を守るため暴力団に立ち向かっていく中迫。小手鞠は、悪に染まった中迫の中に、高校時代の中迫の面影を見たのです。中迫と暴力団は警察に捕まり、小手鞠は無事救出されました。中迫に自首を勧めながらも、警察には連絡しなかった小手鞠。
小手鞠はどんな気持ちで中迫と一緒にいたのでしょう。最後に中迫が善意に目覚めてくれたことで、小手鞠の思いが報われた気がしました。
森口瑤子さんは、水谷豊さんや反町隆史さんが、常連さんとして通ってくれているお店の女将をしているのに、どう考えても犯罪のにおいがする宮川一朗太さんに、ここまで協力的なのはちょっと不自然な気がしました。
でも、宮川一朗太さんが嘘をついていることに勘付いて、なんとか警察に行くように説得を始めたので、ようやく納得がいきました。ただ、私が森口瑤子さんだったら、ここまで付き合いよく、宮川一朗太さんの手助けをしてやる気にはなれないなと思いました。
いい年をして、「人生をリセットする」という寝ぼけたようなことを言う男に付き合っても何もいいことなんてないのに…と感じました。いいタイミングで、水谷豊さんと反町隆史さんが登場してくれて良かったです。
「こてまり」の女将さん、いくら同級生だったからって男性にひょこひょことついて行ったら危ないです。青木がストーカーまがいに右京を追跡して連写した写真がなかったら中迫とのつながりが分かりませんでしたよね。
青木の行動はまるでストーカーのようで気持ち悪いですが役に立って良かったですね。中迫はマネーロンダリングをしている会社の顧問税理士をしていて調べていることがバレて追われる身になってしまい、女将に協力を依頼しましたね。
素直に応じてしまうなんて女将は人がよすぎます。自分にも危害が及ぶかもしれません。私だったらお断りですね。ジムのロッカーの中にヤクザのところから持ち出したお金を持っているし、これはたたでは済むわけがないですよね。右京と鏑木が優秀で良かったですね。悪いお金には手を付けてはいけませんね。
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これを聞くと「ああ、相棒がはじまるな」って思えるほど洗脳されている曲ですね。
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