あひるの空（アニメ）見逃し無料動画配信情報！Netflixやhuluで見れる？

ほとんど部活に力の入れていない高校のバスケ部の物語となります。九頭竜高校、通称「クズ高」と呼ばれているだけあってガラは良くありません。その中でも不良が集まっていて活動実績のがないバスケ部。そんなバスケ部に身長150ｃｍもない主人公の車谷空が入部しようとやってきます。バスケを題材にしている物語でもこの低身長ではかなり現実離れしていますが、母親から教わったバスケを心から愛している空がやってきたことでバスケ部は活動することになります。バスケ経験者は空の他に双子の花園兄弟だけ。実はこの双子は凄いプレイヤーの資質を持っていて、空以上に存在感のあるキャラクターです。兄・千秋の個性の強さとキャプテンとなる弟の百春はこの作品の中心的人物とも言えます。都合が良すぎますが後にクズ高に在籍していた実力者2人も加わり戦力としてはまずまずとなります。しかし凄いプレイヤーが揃ったからと言って簡単に強いチームになるわけではないのがこの作品の特徴です。練習試合もあっさり負けます。活動したばかりの部活ですから当たり前なのですが、その当たり前のところを漫画でも容赦なく描くところが見所です。試合では諦めず最後まで泥臭く戦っていくのですがとにかく勝てません。後一歩のところまでいくのですが、もともと練習不足でスタミナがないという致命的な弱点を抱えているためどうしてもふんばれません。空のひたむきさがチームを何とか終盤まで立たせているのが実情でした。負けて悔しいのは当然のことでその部分の心理描写は共感するものが多いです。そしてアニメでの最後の試合。インターハイ神奈川代表の横浜大栄との練習試合。ここにたどり着くまでの経緯もこの作品の重要な要素でしたが、この試合にかけるクズ高メンバーの頑張りには素直に感動します。実力が離れすぎていてどうにもならなくても、絶望せず最後まで戦い抜いた事に意義のある内容だったと思います。華やかさはありませんが、努力とは何かを教えてくれる作品です。

この作品は漫画原作のアニメです。自分は漫画を好きで読んでいた方でアニメ化はしないと思っていたのでアニメで動いている主人公の空君を見れるのを楽しみにしていました。
主人公の空君が河原で不良にいじめられながらも、自分の大事なシューズの入ったバックを守っている所から始まります。いろんな理由からバスケ部として機能していない部に入ってしまう。自分で仲間を集め対立して協力して練習試合を繰り返し何度もバカにされたり、喧嘩を吹っ掛けられたり様々な困難に立ち向かいながら成長していく物語です。５人揃い初めての練習試合をした時は不良高校らしからぬ、高さだったり、スピード、ボールのコントロールを見せつけられ、ほぼ初心者の九頭竜高校は圧倒的な力の差を見つけられ、心が折れかかります。しかし空の頑張りを見た千秋が現れ追い上げを見せます。相手は手を弱めることなく最後まで戦ってくれ空を褒めます。空は自分の力がまだまだ足りない事をばねにより一層練習に励みます。トビ、マネージャーの七尾の加入により一層強くなった九頭竜高校。それでもまだまだ力不足なので合宿をやる事に
未経験者にはきつい練習、徐々にチーム内に変化が現れるようになる。それぞれのバスケへの気持ち、人間としての成長も見られる作品です。

日向武史さんのバスケットボール漫画が原作のアニメ。原作者がスラムダンクのファンだそうで、スラムダンクを彷彿とさせる描写が随所に見られる。
私もスラムダンクが好きだったので、どうしても比較してみてしまうのだが、全体的な完成度はスラムダンクの方が上だったように思う。ただ、スラムダンクのアニメは、アニメオリジナルエピソードを随所に挟んでいて進行がダレてしまった部分があったし、作画のレベルが残念な回もあり、アニメだけを比較するとあひるの空の方が上かもしれない。
私がスラムダンクと本作の大きな違いだと思うのは、バスケ以外の要素が強めなところ。スラムダンクでも、「あわや廃部の危機」とか「主人公の恋愛」、「主人公の家庭環境」とかの要素はあるにはあったのだが、本作の方が正面から取り上げられている。
アニメあひるの空は、現在のところ、一旦廃部になったバスケ部が復活できそうになったところで終わっているが、実際に廃部になってしまって、そこからの復活劇が描かれているというのは、他の作品ではあまりないはず。主人公や百春ら部員たちのバスケにかける思いが再確認されるエピソードだが、バスケの試合がない回が結構ある形になったので、この辺りのバスケ以外の要素がどこまで気に入るかによって、本作の評価が変わるのではないかと思う。個人的には嫌いではないが、「もう少しアップテンポで進めてくれた方がよかったかな」とは思う。この作品は、毎週見るよりも一気に見る視聴スタイルの方が合うのかもしれない。